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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初夏の鎌倉;仏行寺・鎌倉山・檑亭のアジサイを楽しむ(後編)

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                                                                                    <檑亭本館前からの眺望>

           初夏の鎌倉;仏行寺・鎌倉山・檑亭のアジサイを楽しむ(後編)
                (神奈美会員・鎌倉学有志合同)
               2019年6月5日(水) 曇
前編
 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1e08cd3324c9707f5fe1288c48b63072
※ルート地図は前編に投稿済み

<鎌倉山碑から檑亭へ>

▆鎌倉山碑脇のベンチで長い休憩
 曇り空ながら少々蒸し暑い天候である.
 12時48分,やっと鎌倉山碑脇(夫婦池公園入口)のベンチに到着する.皆さんヘタヘタという感じでベンチに座り込む.どうせ急ぐ旅でもないので,存分の休憩を取ることにする.
 休憩中に,先日,東京六本木にある国立新美術館で開催されていた太平洋展のことが話題になる.さすがに神奈美の皆様である.何人かの方がこの展覧会を見に行ったとのこと.一隅に私の絵も飾られていたが,素晴らしい絵の間に挟まった私の絵は何ともひどい見劣りがするような気がして気恥ずかしい.とはいえ,神奈美の皆様に見て頂けたのは無上の光栄である.明治美術会以降115年の歴史を持つ由緒ある展覧会に出展できたことは嬉しい極みである.でもなんとも肩が凝って仕方がない.
 ”神奈美は,やっぱり,肩が凝らず居心地が良いですね・・・”
と思わず本音が出る.
 今日は絵の仲間が主体のグループなので,私は太平洋展の図録を持参している.この図録を披露しながら,秋の会員展のことなどで雑談が盛り上がる.

▆檑亭に到着
 長い休憩を終えて,13時10分,鎌倉山碑前から檑亭に向けて歩き出す.
 鎌倉山碑から檑亭は直ぐ目と鼻の先である.13時12分,檑亭に到着する.
 入口で,500円/人の入場料を支払って檑亭に入る.なおこの入場料は食事代に充当することができる.
 なお入口の山門は,鎌倉雪の下にあった高松寺から移築したものだという(『かまくら子ども風土記』).

<入口で500円/人の入場料を支払う>

<まずは遅めの昼食>

▆高台にある本館
 まずはともかく昼食を摂ろうということで,食堂のある本館へ直行する.山門から起伏のある庭園の中を歩いて,13時18分,本館に到着する.
 この本館の建物は関東大震災で倒壊した横浜の養蚕農家を移築したものだという(『前掲書』).
 本館前で後ろを振り返る(冒頭の写真).
 素晴らしい展望である.広場の向こうに八角堂の屋根が見え隠れしている.その向こうに薄霧に霞む相模湾が見えている.もし晴れていれば多分箱根か丹沢の山々が見えるのかも知れない.
 「昼食後,お庭をゆっくり拝見しましょう・・・」
ということにする.

<本館に到着>

▆私は「ぶっかけそば」
 もう昼時のピーク時が過ぎているので,館内は空いている.私達はほぼ一カ所にまとまって座る.着物を着た店員から,慇懃な調子で,いきなり,
 「お会計はお一人ずつではできませんので,まとめてお願いします・・・」
と言い渡される.
 ”別にこちらの方から一人ずつ支払いたいなんて言っていないのに・・・”
 私は店員のやや高圧的な物言いに不快感を覚えるが,この不快感は密かにぐっと飲み込んでしまう.
 どなたかが「ぶっかけそば」を注文する.別に何でも良かった私を始め大多数が付和雷同で同じ物を注文する.勿論,美味しく頂戴する.
 食事も超ユックリで味わう.話題はもちろん絵のことが多いのは宜なるかなである.
 食後,残り汁をそば湯で割って全部飲んでしまう.勿論,塩分の取り過ぎは承知の上である.

<ぶっかけそば>

▆一次解散
 14時24分,漸く昼食を終える.
 ここで一次解散.10名ほどの方々が,近くのバス停に直行し,鎌倉行のバスに乗車するとのこと.私は残りの5名の方々と一緒に檑亭の庭園を一回りすることになる.

<檑亭庭園散策>

▆八角堂
 起伏に富んだ広い庭園である.起伏のある散策路が所々で分岐しながら迷路のように曲がりくねりながら続く.庭園をくまなく歩く余裕はないので,庭園の一部を一回りしてみる.適当に歩いて最初に突き当たったのが八角堂である.先ほど本館の庭先から屋根が見えていた建物である.
 この建物の由来などは分からないがとにかく写真だけは撮っておく.

<八角堂>

▆立像と座像群
 続いて,何体かの立像,座像,仏像などがあちこちに置かれている.目に付いたものをデジカメに収める.




<立像,座像の数々>

▆茶室前で一休み
 散策の途中,甘味処の前の広場にあるベンチで一休み.アジサイやモミジの青葉がとても美しい.どなたかが,
 「ここで一日スケッチ会をやったら良いですね・・・」
という.なるほど周囲には枝振りの良いモミジや,竹林の中を曲がりくねって進む小径など,画題になりそうなところが沢山ある.
<甘味処前で一休み>

<鎌倉山散策>

▆展望の鎌倉山
 14時57分,檑亭の外へ出る.ここで二次解散,
 残ったOM先生と私は引き続き鎌倉山裏道を深沢まで散歩することにする.OM先生は山男.歩行速度を気にすることもないので,二人の速度で往路をスタスタと歩いて先ほどの鎌倉山碑を通過する.その先,100メートルほど先の右手にある石段を登って,鎌倉山の尾根まで登る.ここから暫くの間は砂利道である.
 進行方向左手の視界が開ける.眼下に七里ヶ浜,藤沢方面が見下ろせる.晴れていれば箱根,伊豆.富士山が良く見える場所だが,今日は曇り空.残念.


<鎌倉山からの眺望>

▆ローストビーフ鎌倉
 さくら通りの裏道を通って,15時12分,ローストビーフ鎌倉の前を通過する.
 その直ぐ先から細い道に入る.この道は直ぐに竹林沿いの砂利道になる.砂利道の左手は山,右手には深沢,大船方面の住宅地や山が見え隠れする.

<ローストビーフ鎌倉>

▆鎌倉山の西端から笛田の谷戸へ
 細い路地を抜けて,15時23分,鎌倉山の一番西にある駐車場に到着する.ここから,いままで歩いてきた鎌倉山が目の前に見えている.谷間には萩郷の住宅地が広がっている.
 この駐車場から細い路地を笛田の谷戸まで一気に下る.

<駐車場から鎌倉山を望む>

<笛田の谷戸を深沢へ>

▆笛田川沿いの散策路
 道幅が狭くて急な坂道を下って萩郷住宅地入口に到着する.ここからバス通りに沿って200メートルほど歩いたところで左折して笛田川右岸沿いの細い道を歩く.ここも野趣豊かな心地よい散策路である.
 やがて湘南記念病院の脇に到着する.

▆バス停深沢で解散
 ここで右折して病院の前を通過し,直ぐの所の十字路を左折.直進して藤沢鎌倉道路に突き当たる.突き当たりの交差点を渡って,モノレール下のバス通りにあるバス停深沢に15時52分に到着する.
 「ここから大船までは頻繁にバスが通っていますよ・・・」
とOM先生に説明する.言葉通り3~4分待っていると大船行のバスが到着する.
 OM先生を見送って解散.

<バス停深沢>

▆帰宅まで山一つ登る
 OM先生を見送って私の役目は終わる.
 ちょっとした「やれ,ヤレ感」が残る.気疲れである.ここから自宅までまだ一山登らなければならない.でも独りなので歩行速度に気を遣う必要が無いので実に気楽である.坂道をサッサと登って,数分後に無事帰宅する.
 長く歩いた感じがするが,今回の歩行距離は約5.4キロメートルに過ぎない.それに累積標高も僅か167メートルに過ぎない.
 ”それにしては随分と疲れたな・・・”
 これ実感である.・・・が,ともかく無事に終わったので”ホッ”とした.
 幸いにも今回の鎌倉散策も,まあ,好評のようだった.
 ただ,次回の開催については具体的な要望がなかったので,今回が一区切りということになるだろう.

<ラップタイム>

10:26  湘南深沢駅歩き出し
10:32  相鉄ローゼン(10時42まで買い物トイレ休憩)
10:42  亀山(10:52まで見物)
11:00  路傍の稲荷社
11:11  仏行寺着
11:30  源太塚(11:45まで休憩)
11:52  仏行寺発
11:57  三嶋神社参道
12:02  笛田公園入口
12:27  しのぶ塚
12:48  鎌倉山碑・夫婦池公園入口(13:10まで休憩)
13:13  檑亭(14:24まで昼食)
14:24  一次解散(解散後檑亭庭園散策)
14:57  檑亭入口で二次解散
15:12  ローストビーフ鎌倉
15:52  バス停深沢着(解散)

[散策記録]

▆水平歩行距離      5.39キロメートル

▆沿面歩行距離      5.40キロメートル

▆累積標高(+)     167メートル

▆累積標高(-)     167メートル

▆所要時間(休憩時間・食事時間を含む)
 湘南深田和駅歩き出し  10:26
 バス停深沢着      15:52
 (所要時間)     5時間26分(5.43時間)
 水平歩行速度     5.39キロメートル÷5.43時間=993メートル/時
                           (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/83fa680de7bfb0ffd89abcf0ac41ffcb
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.





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