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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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初夏のような三浦半島;三浦按針縁の社寺と塚山公園散策

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                                    <港が見える丘からの眺望>

             初夏のような三浦半島;三浦按針縁の社寺と塚山公園散策
                    (ノンビリお散歩)
               2019年5月27日(月) 晴(季節外れの猛暑)
<ルート地図>

▇逸見・塚山公園周辺地図

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▇お散歩地図

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<鹿島神社と浄土寺参拝>

▇京急逸見駅から歩き出す
 まだ5月である.それなのにこのところまるで猛暑のような蒸し暑い日が続いている.天気予報によると季節外れの猛暑も今日辺りでそろそろ終わりになりそうだが,とにかく今日はメチャクチャに蒸し暑い.
 こんなとんでもない猛暑日に京急逸見駅から歩き始めて,塚山公園を一蹴するお散歩に出掛けた.
 水平歩行距離が僅か3.2キロメートルのプチプチお散歩である.ただ,プチプチと言っても,そこは坂の街横須賀である.累積標高は140メートルほどもある.
 昼過ぎに京急逸見駅から歩き出す.ただ,短時間のお散歩なのでラップタイムは記録しない気楽なお散歩である.
 今,季節は春の終わり.本来なら”風薫る5月”,とても気持ちが良い季候の筈だが,どうした訳かここ数日は正に盛夏.太陽がジリジリと照りつける中でのお散歩になってしまった.

▇まずは鹿島神社
 駅前を出て直ぐに賑やかな商店街に突き当たる.ここを左折し,さらにその先の十字路近くにある鹿島神社を詣でる.全く人気が無い閑静な神社である.
 この神社の由緒は,境内に掲示してある説明書きの通りである(下の写真).


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▇浄土寺
 つづいて,鹿島神社の直ぐ近くにある浄土寺を訪れる,資料1によれば,ここは浄土真宗本覚寺派の寺である.また,三浦按針の菩提寺であり,按針が寄進した念寺仏観音像などを所蔵しているとのことである.

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<県立塚山公園>

▇長い登りの階段道
 浄土寺参拝を終えて,塚山公園内にある按針夫妻の墓(安針塚)へ向かう.
 直ぐに長い階段道になる.階段を登るにつれて進行方向左手の視界が広がり始める.それほどきつい階段ではないが,それでも途中で登るのが飽きてしまうほどの長い階段が連続する.
 階段道を登り切ると,自動車道路に突き当たる.この三叉路を左折し,さらに緩やかな登り坂を進むと,県立塚山公園に到着する.入口には塚山公園と刻字された立派な石塔が置かれている.

<県立塚山公園入口>

▇港が見える丘
 この石碑の前を鋭角に右折し尾根沿いの道をほんの30~40メートルあるくと「港の見える丘」である.ここからの眺望はなかなかなものである(冒頭の写真).
 土地勘のない私には眼下に見える建物がどこかは知るよしもないが,前方に見えて売る島が猿島ぐらいのことは分かる.

<港が見える丘からの眺望>

▇三浦按針夫妻の墓(按針塚)
 公園内の散策路を道なりに進むと,上り傾斜が少しきつくなり,進行方向左手にある長い階段の登り口に到着する.数十段の長い階段を登ったところに,立派な宝筐印塔が2碁並んで祀られている.階段下にある説明文によると,向かって右が按針,左が妻の墓だという.また,この墓は按針の遺言によって,江戸が見える方向に向けて設置されているとのこと.


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▇三浦按針の略歴
 三浦按針の略歴を記した案内板が立っている.
 この説明文には三浦按針が来日した目的から死去するまでの略歴が縷々記されているので,参考のためにブログに投稿しておこう.

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<往路を辿り横須賀駅へ>

▇土地勘のない場所で緊張する
 十年ほど前に,安針塚経由で大楠山に登ったことがあるが,どこをどう通ったのか殆ど覚えていないので,この辺りの土地勘は皆無に近い.
 ”海の方へ降りていけば横須賀線のどこかにぶつかるだろう・・・”
ということで,取りあえずは鹿島神社までは往路をそのまま辿る.そこから先は,タワー状の大きなマンションを目印に適当に歩き続ける.大きなマンションは多分駅のそばの建っているだろうと思ったから・・・
 案の定,ほぼ海岸に近いなと思われるところで,交通量の多い幹線道路に突き当たる.突き当たりに目印にしていた大きなマンションが建っている.駅へは多分右折するんだろうということで右折.歩道をそのまま進むと前方にトンネルが見え出す.
 ”ありゃ,歩道はトンネル入口で終わりかな”
と不安になる.でも前方から平気な顔をした人が何人かポツポツと歩いてくる.
 ”どこかに抜け道でもあるのかな・・・”
と訝りながら歩き進むと,立派な地下道に突き当たる.

<トンネル前の地下道入口>

▇JR横須賀駅
 地下道を通り抜けると,いきなり見覚えのある風景が目の前に広がる.JR横須賀駅前の広場である.目の前がウェルニー公園である.これですべてOK.この辺りは何度も来たことがあるので,正に”ホタルのお尻”.地理に明るい.
 私の家の最寄りの駅は鎌倉か大船.横須賀駅からせいぜい20~30分の距離である.ここまで来れば家に帰ったのも同然である.

<階段のない駅;横須賀駅>

▇逗子で乗り換え
 何気なく改札を抜けてホームへ.
 ”ありゃぁ~・・・っ! 随分と本数が少ないなあ~”
 少し前に上り電車が発車したばかり.結局20分近く待って到着した電車が4両編成の逗子行である.愚痴を言っても仕方がないが,
 ”面倒くさいなあ~”
 電車は立ち席が出るほどの混雑である.平日のこの時間の乗客は地元の高校生が多い.ここには名門の横須賀高校がある.
 ”ひょっとしてあの子,横須賀高校の子かな?”
 本当は何処の高校の生徒か分からないが,なんとなく皆が秀才に見えてしまう.
 逗子で跨線橋を渡って,湘南新宿ラインの電車に乗り換える.乗り換え時間が10分弱.結構,時間が掛かる.

▇鎌倉駅から路線バスで・・・
 こちらの電車も結構混雑している.鎌倉駅で観光客がドッと乗り込んでくるに決まっているので,私は鎌倉駅で下車してしまう.
 接続時間10分で市役所前から鎌倉中央公園行の路線バスに乗車する.こちらは快調に走ったので,程なく自宅へ戻る.
 私の留守中に,長男の嫁が来ていて,家の中のことをいろいろと手伝ってくれていたようである.このところほぼ毎日のように子ども達が家事手伝いに来てくれるので大変有難い.老妻が,
 「苦労して子ども達を育てた甲斐があったね・・・」
としみじみと述懐する.私もその通りだと思う.

[補足]
 引用したパンフレットを読むと,按針について,いろいろと面白いことが書いてある.これらの記事の項目だけでも列挙しておこう.詳しいことは引用文献参照.
 *按針は数々の戦いで徳川方に勝利をもたらした.
 *按針は徳川家康の家庭教師だった.
 *日本初の洋式帆船を建造し,家康の力を国内外に誇示した.
 *日本を侵略から守った外交顧問だった.
 *日本に最初にさつま芋をもたらしたのは按針だった.
 *ガリバーは按針がモデルだった.
 なお,逸見は歴史上日本で唯一外国人が領主となった地だとのこと.つまり按針は家康に天下を取らせた男だった. 

 [引用資料]
パンフレット「イギリス人侍ANJIN」,2018,逸見地域運営委員会・逸見観光協会
                             (おわり)

「関東・伊豆箱根・上信越」の前回の記事
  https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7d05b97a1b2fce9a96f3acc4e2a5dcf7
「関東・伊豆箱根・上信越」の次回の記事
(なし)

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 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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