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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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第115回2019記念太平洋展(4);明治記念館で盛大な懇親会

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                                    <明治記念館の懇親会場>

             第115回2019記念太平洋展(4);明治記念館で盛大な懇親会

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 https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/433726c5e9da2ec443c2cc050b902a77

<懇親会会場へ>

▇太平洋美術会神奈川支部に挨拶
   表彰式終了後,神奈美の先輩会員で,今回太平洋美術会の会友になられたKGさんが,私を太平洋美術会神奈川支部の幹部の方々に紹介して頂く.まことに有難いことである.
 15時30分頃,KGさんと一緒に国立新美術館の外へ.これから懇親会が行われる明治記念館まで移動することになる.
 私は,一般公募で,やっと入選したばかりの新参者.とてもではないが懇親会に出るなんて気後れがして恐ろしい.でも,私と太平洋展では先輩のKGさんの後について行くので心強い.

▇専用車で明治記念館へ
 芸術館脇から,明治記念館の専用車に分乗して,明治記念館へ移動する.周囲には偉そうな方々ばかりが乗車されているので,私はまるで借りてきたネコ状態である.もし私がネコなら.耳を伏せて背中の毛を逆立てているだろう.そして尻尾を訳もなくバタバタと左右に振り回しているだろう・・・なんて,馬鹿なことを連想する.
 その内に,専用車がつい最近何となく見たことのある場所を走っているのに気がつく.そう・・・数ヶ月前に来たことのある京都工芸芸術大学の東京芸術学舎近くを走っている.これでやっと明治記念館の場所が分かる.途端に,気分が少し落ち着く.
 ”そういえば,現役時代に知人,友人,部下などの結婚式で,明治記念館には,何回も来たことがあるな・・・”
と現役時代のことを懐かしく思い出す.
 ”オレが雇われ仲人をした,彼奴,今頃何しているんだろう? 最近音沙汰無いなあ・・・”
なんて余計なことを思い出す.
 10~15分ほどで,専用車は明治記念館に到着する.

<国立新美術館から明治記念館へ>

<明治記念館に到着>

▇まずは受付で手続き
 明治記念館に到着する.皆さんの後に付いて受付へ.
 受付は少々混雑している.会費10,000円を支払って,領収書兼入場券を頂戴する.有難く拝受して首にぶら下げる.
 座るテーブルは籤で決めるとのことで,まずは籤を引く.籤は小さな紙切れ.その紙に「わ」と画いてある.テーブル「わ」に座れとのことらしい.田舎者で人見知りをする私は,一体,どんな方と隣り合わせになるのかいささか不安である.
 同行のKGさんが,私の不安下の様子を察してか,
 「テーブル「わ」ですか・・・私,隣のテーブルです.宴会が始まったら,側へ行きますよ・・・」
と私を慰める.

<領収書兼入場券>

▇見事な庭園
 懇親会が始まるまでまだ少々時間がある.その時間を利用してロビーをウロウロ.ロビーから庭園が見渡せる.手入れが行き届いた立派な庭園である.もう誰の結婚式か忘れてしまったが,私は現役時代に,ここで挙式した部下の雇われ仲人をして,この庭園のどこかで新郎新婦と仲人夫妻が並んで写真を撮ったことがある.私達の周りに居合わせた数人の外国人が集まってきて,私達の写真を盛んに撮っていた.そのとき私は内心で,
 ”新郎と仲人がモーニング姿なのに新婦は高島田に打掛和服,仲人婦人も和服,洋の東西が入り交じっていて珍妙だと思っているだろうな・・・”
と思っていたことを,ふと思い出す.
 ”一体,誰の仲人をしたんだったかな・・・”
 この肝心なことが思い出せない.
 とにかく現役時代は,何組となく多くの結婚式で雇われ仲人をしていた・・・そんな取り留めもない昔のことを回想しながら庭園を見下ろす.

<見事な庭園>

▇横山大観の絵
 ロビーにひときわ大きな富士山の絵が飾られている.作者は横山大観.何とか絵全体を写真の取ろうとしたが,明るい外の光が反射して旨く映らない.仕方なく,是非真似をしてみたいと思う山麓の松林の部分を何とかデジカメに収める.
 ”よお~しっ・・・,こんどこの松林の描き方を真似してみよう!”
<横山大観の絵(部分)>


<懇親会が始まる>

▇素晴らしい会場
 懇親会場に入る.明治記念館では一番廣くて豪華な会場とのことである.私は指定されたテーブル「わ」の空いている席に座る.一つのテーブルに5~6人するようになっている.互いに知り合いの方が居られるらしく,すぐに雑談が始まる・・・が,私は初参加なので知人は1人も居ない.まるで”借りてきたネコ”状態である.正直な気持ちを言えば,一刻も早くこの息が詰まりそうな会場から抜け出したい.
 緊張しながら会長他お歴々の挨拶を拝聴する.その後乾杯.やっと,会場が少し和らいだ雰囲気になる.私は人知れず大きなため息.
 ”何で私は,こんな窮屈な場所に居るんだろう…”
 私は早くこの場から逃げ出したいという衝動に駆られるが,周りの方々が気を遣ってくれるのか,私に話しかけてくれる人もチラホラ.少しアルコールが入った頃(私はアルコールは飲まないが・・・),いくらか雰囲気が和らいでくる.それでも,周囲に居る方々は皆立派な芸術家である.そうなると新参者の私は,ますます小さな殻に引きこもってしまい,その場の空気が堪らなく窮屈に感じてしまう.この気持ちは,結局,懇親会が終わるまで,ずっと引きずったままであった. 

<立派な会場>

▇高級な中華料理
 料理は高級中華である.次から次へと提供される料理を小皿に取り分けてから,記録用の写真を撮るつもりだったが,その内に何回となく撮るのを忘れてしまう.でも,折角撮った写真なので不完全なこと承知の上で,記録として投稿しておこう.

<中華料理の一部>

<初日が無事終わる>

▇帰りのルート
 懇親会は2時間ほどで終わる.正直,ホッとする.
 会場近くの地下鉄を利用して,でKGさんと一緒に新宿へ出る.ここでKG③とはお別れである.
 私はJR新宿駅から湘南新宿ラインの電車に乗車する.
 電車か混雑していて座れない.でも,渋谷を過ぎる頃から次第にすき始め,首尾よく座れる.もっとも,無理に座らなくても良いなとは思ってはいるが…
 この頃いくら日が長くなったとはいえ辺りはすっかりと暗くなっている.暗いときは無理をしてでも自宅に居たい私は,夜の町歩きは余り好きではないが,今夜ばかりは致し方ない.
 大船駅からは帰宅するサラリーマンに混じって路線バスを利用する.

▇無事帰宅
 21時前に無事帰宅する.
 こうしてやたらと長かった1日が何とか終わった.疲れた.気疲れが大半である.でも,私の拙い絵も何とか国立新美術館の一角に飾ってもらえたのは何よりの光栄である.
 なお,入選した作品の紹介は,次回の記事として投稿することにしよう.
                                (つづく)
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(執筆中)

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