<六国見山遠望>
春たけなわの鎌倉;おろち桜・台峯緑地・山崎周遊
(独り散策)
2019年3月22日(金) 晴・暖かい一日
<ルート地図>
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<鎌倉中央公園>
▇淸水塚口から歩き出す
13時42分,鎌倉中央公園淸水塚口から歩き出す.
入口近くの桜が咲き始めている.坂道を少し下ったところにある「Christmas Rose Garden」は綺麗な花が見事である.さらに土手の桜が咲き始めている.
何時ものように何となく大船駅までブラブラ歩きをしてコーヒーでも飲んで帰ろうかと思っていたが,桜の花を見て急にお散歩の行き先を「おろち桜」に変えることにする.おろち桜を見てからの先のことは,追々適当に考えることにして,まあともかく公園内を山崎口方面へ向かう.
<淸水塚口近くのクリスマスローズガーデン>
▇上の池の畔に咲く桜
上の池の対岸に真っ白な桜が咲いている.実に綺麗である.いよいよ春本番だなと実感する.
”はてさて,おろち桜の辺りは今どんな具合だろう…”
と期待する.
<上の池にて>
▇山崎口近くの広場
橋は4月下旬並みの暖かさとあって気分最高.何時もより公園を散策している人が多いようである.
広場の縁を通って,しし石に
<山崎口近くの広場>
▇しし石から山道へ
13時49分,しし石の裏手から山道に入る.
一歩山道に入るとそこはもう野趣豊かな自然琳が広がる.ジグザグの急坂を登って尾根を目指す.
<しし石の裏手から山道に入る>
<おろち桜の尾根道>
▇尾根の休憩所
13時56分,尾根道に合流する.右折して尾根道に入る.ほぼ水平な尾根道を梶原口方面へ向けてのんびりペースで歩き続ける.
13時58分,尾根の休憩所(正式名称不明)に到着する.ここはちょっとした広場になっている.広場の中央にベンチ代わりに大きな枯れ木の幹が2本置かれている.
休憩所の先に大きな山桜が空一杯に枝を広げている.もうそろそろ咲き始めているかなと思ったが,花が咲き始めるのはもう少し先のようである.
<尾根の休憩所>
▇竹のトンネル
14時丁度に竹のトンネルを潜る.
<竹のトンネル>
▇山桜の巨木林立
やがて山桜の巨木が沢山自生している尾根道に入る.正に深山の趣がある山道である.ここが喧噪の鎌倉のど真ん中にあるとは信じられないほどの静けさである.
桜の巨木の造形は正に芸術的である.自然に勝る芸術家は居ないなとつくづく思う.
<桜の巨木が立ち並ぶ山道を行く>
▇おろち桜
14時05分,おろち桜に到着する.木の幹が何本分かれているのか数えるのも面倒だが,地面からクネクネニョキニョキと沢山の幹が勢いよく立ち上がっている様は正に「おろち」である.誰が命名したかは知らないが「おろち桜」とは良く言ったものである.
大きな木なので,全体像は一枚の写真には収まらない.梢を見上げるがまだ開花していないようである.一応写真は撮ったが,細かい木の枝が空をバックにシルエットになって散らばっているだけなので,ブログに軽視するのはやめにしておこう.
<おろち桜>
▇おろち桜以外の巨大山桜
おろち桜を過ぎると,ちょっとした登り坂になる.この辺りにはおろち桜に引けを取らないほど大きな山桜が何本かある.何れものびのびと枝を広げていて見るからに爽快である.
”すごいなぁ…”
を心の中で連発しながら,山道を歩き続ける.
<巨大な山桜>
<梶原口から矢戸池入口へ>
▇梶原口に到着
14時10分,鎌倉中央公園梶原口の少し手前で山道は終わりになり梶原の住宅地に入る.
写真中央に移っている白壁の家の手前に梶原口がある.
”さて,どうしよう…”
毎度のことながら,これからどっちへ行こうかと迷う.梶原口から鎌倉中央公園を抜けて帰宅すれば,15分か20分程度で無事帰宅できるが,ちょっと物足りない感じがする.
”ならば取りあえず台峯の展望台まで言ってみるか…”
<中央公園梶原口手前に飛び出る>
▇矢戸池を目指して
日当公園近くで北鎌倉に抜ける自動車道路に合流する.
レストラン「ブランブルグ」前の三叉路を左折する.何時もは突き当たりから始まる山道には入らずに右折して山ノ内配水池に沿って尾根筋に出ているが,今日はちょっと気が変わって,写真に写っている山道に入ってみることにする.どうせ矢戸池は立入禁止になっているのは承知の上である.
<谷戸への入口>
▇竹林の中
山道を下り始めると,長い階段道になる.周囲は竹林である.山道は意外に手入れが行き届いていて歩きやすい.
いくつかの歓談を下り終えると谷戸の右岸沿いの土道が続く.途中の枝道に入る急坂に新しい階段が取り付けられている.久々にこの谷間を下るが見覚えのある所を通るので懐かしい.
<谷戸に下る竹林>
▇立入禁止
14時25分,立入禁止の立て札が経っている場所に到着する.多分,ここから矢戸池までは100メートルほどしか離れていないだろうと思うが,この立て札を無視して先へ進むほどの勇気は私にはないので,残念ながらここで引き消すことにする.
<立入禁止の立札>
<台峯の展望台へ>
▇途中まで往路を引き返す
往路を途中までまで引き返す.
途中から左手に分岐する道に入る,分岐に取り付けられた新しい数段の階段を登ると,その先は従来通りの山道が続く.ただ,新しい木柵や階段が設置されていて,随分とわかりやすく歩きやすくなっている.
<だんだんと整備が進む山道>
▇台峯の展望台
14時37分,台峯の展望台に到着する(冒頭の写真).
目の前に六国見山が聳えているが,山麓の山桜は,まだ何となく花の色っぽくなってはいるものの,山桜の見頃はもう少し先のようである.
<台峯の展望台から六国見山を望む>
<台峯の尾根道を楽しむ>
▇北鎌倉女子学園グラウンド上
14時41分,北鎌倉女子学園グラウンド上に到着する.晴れていれば山桜が咲いている辺りからちょっと右側に見えるはずだが,今日は花曇りのため富士山はおろか,丹沢の山波も薄く見えるような見えないような感じである.
<北鎌倉女子学園グラウンド上から丹沢方面を望む>
▇心地よい尾根道
北鎌倉女子学園グラウンド沿いの尾根道に入る.殆どが極なだらかな道である.風通しの良さそうな道が連続する.
ところどころにキンランが咲くらしく,近くの小学校の児童が作った「キンランを採らないで…」と書いてある小さな立て札があちらこちらに立っている.
”丹沢のように鹿が生息していたら,全て食べられてしまうな…”
と奇妙なことを連想する.
<心地よい散策路が続く>
▇登山口に到着
14時54分,山道が終わって,舗装道路に変わる.ここが山崎側の登山口である.もう登山口とはちょっと残念だがやむを得ない.
ここから先,やや急な下り坂になる.
<登山口に下山>
<山崎切通を通って出発点の淸水塚口へ>
▇神明神社を見下ろす
山崎切通前の三叉路に突き当たって,この舗装道路は終わりになる.目の前には神明神社の社殿が見えている.
”さて,ここからどこを通って帰ろうかな…?”
一旦,神明神社参道まで降りて,台の住宅地を抜けて大船駅に出るのも良いだろう.あるいは水道山を登り下りして薬師堂跡付近に下津のも良いな…でも,もう15時近いので,あまり時間がない…ならば,山崎小学校前を通って帰ろう…ということにする.
<神明神社を見下ろす>
▇山崎切通
14時58分,山崎切通と山崎小学校正門前を通過する.
時間が遅いせいか,学童の姿がない.もう春休みになったのかな.賑やかな子どもの声が聞こえないのは寂しいが,山崎小学校沿いの道を山崎方面に向けて歩く.
<山崎切通>
▇石塔群
15時04分,石塔群の前を通過する.
15時06分,薬師堂跡で三叉路に突き当たる.左折.さらにその先の三叉路で左折する.
<石塔群>
▇再び鎌倉中央公園へ
山崎の集落沿いの道を歩く.小さな小川の右岸沿いの道路を遡る.途中で小川は暗渠潜るので左岸沿いの道になる.
15時13分,鎌倉中央公園山崎口に到着する.
園内の花を眺めながら,ゆっくりと歩いて,15時21分,出発点の淸水塚口に戻る.
<鎌倉中央公園にて>
<ラップタイム>
13:42 鎌倉中央公園淸水塚口歩き出し
13:49 山道に入る
13:56 尾根道に合流
13:58 尾根の休憩所
14:00 竹のトンネル
14:05 おろち桜
14:10 梶原口
14:17 谷戸入口
14:25 立入禁止の立て札
14:37 台峯の展望台(14:40まで展望休憩)
14:41 北鎌倉女子学園グラウンド上
14:54 登山口
14:58 山崎切通・山崎小学校
15:04 石塔群
15:06 薬師動跡
15:13 鎌倉中央公園山崎口
15:21 〃 淸水塚口
[散策記録]
▇水平距離 4.62km
▇沿面距離 4.66km
▇累積標高(+) 179m
▇累積標高(-) 179m
▇所要時間 (休憩時間込み)
鎌倉中央公園淸水塚口発 13:42
〃 着 15:21
(所要時間) 1時35分(1.58h)
水平歩行速度 4.62km÷1.58h=2.92km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6679a1850111cc11112f48b52d42a563
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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春たけなわの鎌倉;おろち桜・台峯緑地・山崎周遊
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