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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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素晴らしい富士山を眺めながらもう体力の限界かなと思いはじめた丹沢;塔ノ岳(2019年2回目)

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                                   <塔ノ岳山頂から富士山を望む>

     素晴らしい富士山を眺めながらもう体力の限界かなと思いはじめた丹沢;塔ノ岳(2019年2回目)
                         (単独山行)
                    2019年1月19日(土) 快晴
▇朝はやっぱり寒い
 天気予報では,今日も快晴,日中は比較的暖かだという.でも,そうは言っても朝は寒い.
 何時ものように4時10分に家を出発する.この時期,朝の内は尻の辺りが寒くて仕方がないので,防寒用の股引を履いてでかける…が,どうせ登山途中で熱くなって困るに違いないと予め分かっている.
 今年になっての塔ノ岳詣では今日で,やっと2回目.やっぱり年ごとに出掛けるのが億劫になっているのが分かる.
 何時もの通りに電車を乗り継いで,6時11分に渋沢駅に到着する.渋沢付近は,海沿いの地域に比較してことさらに底冷えがする.
 やがてバス待ちの列が長くなり始めるが,どうやら臨時バスは出ないようである.
 1番バスは乗り切れないほどの大混雑である.乗り合わせた常連は毎日登山のTGさん,AIさん,YDさん,MDさん,IIJさん,KM夫妻,IWIさんなど多数.
 路線バスは7時過ぎに大倉に到着する.

▇大倉から歩き出す
 7時08分,常連も混じって三々五々,大倉から歩き始める.
 背後から冬の朝日が眩しく背中に当たる.今日も天気が良さそうである.
 毎度のことながら,歩き出しはとても体が重く感じるので,登り出しは,極々,ゆっくりペースで歩き続ける.
 7時16分,登山口を通過する.

<塔ノ岳登山口>

▇丹沢ベース
 克董窯を通過して直ぐに山道になる.このところ雨が降っていないので,空気だけでなく地面も乾燥している.
 7時21分,丹沢ベースを通過する.
 まだ登山口からいくらも歩いていないところだが,ここで早くも衣服調整をしている人達が居る.この付近の登山道は下の写真からも明らかなように,歩けば土埃が立ちそうなほど乾燥している.

<丹沢ベース>

▇日の当たる坂道
 丹沢ベースを通過して暫くすると,礫や石を敷き詰めた道から普通の土道に変わる.途端に歩きやすくなる.
 やがて日の当たる坂道に差し掛かる.今日も良い天気なので右手から眩しい太陽が射し込んでいる.
 7時35分,観音茶屋を通過する.

<日の当たる坂道>

▇見晴茶屋
 観音茶屋からのジグザグの登り坂を通過して,7時53分,見晴茶屋に到着する.
 太陽が眩しい.眼下に相模湾と秦野の街が広がっているのが見える.

<見晴茶屋>

▇見晴階段
 見晴階段に差し掛かる.ここで何時ものように階段を見上げた写真を撮る.沢山の登山客の後ろ姿が写っている.その中に常連のMDさんの後ろ姿も写っている.
 今日は体が重く感じるので,自重しながらユックリと登り続ける.
 無事に見晴階段を登り切って,モミジ坂に差し掛かる.
 後もう少しで一本松というところで,後から歩き出した女流韋駄天YDさんに追い抜かれる.舞殿パターンだが,納得しながらも口惜しい.

<見晴階段>

▇駒止茶屋を通過して尾根道へ
 8時11分,一本松を通過する.大倉からの所要時間は1時間03分.最近の私には,1~2分早すぎる感じである.
 引き続く平坦な尾根道を通過して,駒止階段に差し掛かる.この階段,ちょっとでも無理をして登ると,後で必ずバテること必定.そんなこと百も承知だが,どうしても速く登り切りたいという気持ちが抑えられない.この辺りに修行の未熟さがある.
 階段を登り終わる直前,MTさんが,
 「…FHさん.今年も宜しく…」
と私に挨拶しながら,私を追い抜いていく.
 ”あの俊足,羨ましいな”
と思いながら,だんだんと小さくなっていくMTさんの後ろ姿を見送る.

<駒止階段>

▇駒止茶屋
 駒止階段も何とか登り切って,8時20分,駒止茶屋を通過する.大倉からの所要時間は1時間12分.今の私には歩行速度がちょっと速すぎるなと思いながらも,平坦道に差し掛かる.
 ここまで登ると,何となくホッとした気分になる.ここから先,暫くの間は平坦な尾根道が続くからである.

<駒止茶屋>

▇堀山の尾根道からの富士山
 堀山の標識手前で,富士山が少し見える場所で,富士山を眺める.版もした木の間から富士山が見えている.でも,デジカメで写してみると,どうもはっきりしないとは写っていない.
 8時16分,堀山の標識を通過する.

<駒止階段前の平坦道>

▇小草平(堀山の家)
 堀山周辺の尾根道は,大倉尾根で一番心地よいところである.周囲の雰囲気を楽しみながら,ノンビリと歩き続ける.
 やがて鞍部を越えて登り返しになる.登り坂はノンビリ,ユックリ登って,9時43分に小草平に到着する.大倉からの所要時間は1時間35分.今の私には3~4分速すぎる.
 小草平からも富士山が良く見えているが,わざわざベンチの先まで行って撮るのが面倒なので,写真を撮らずにそのまま登り続ける.たまたま目の前には堀山の家に立ち休憩を取っていたMTさんとKIさんのお二人が,私のすぐ前を登っている.お二人の後を付いて登ろうかと思ったが,そんなことをしたら途中で自沈してしまうので.意識してゆっくりペースで登り続けることにする.

<小草平に到着>

▇鍋割山稜と富士山
 小草平からのガレ場を登り始めて直ぐに富士山が良く見える場所がある.今日も,ここから富士山が良く見えている.雲一つない.
 早速デジカメを引っ張り出して富士山の写真を撮る.

<小草平上からの富士山>

▇萱場平
 富士山の写真を撮っている間に,KIさんとMTさんの後ろ姿がぐっと遠のいてしまう.もう後を追うのは諦める.
 その後も,ジャストマイペースで登り続けて,9時08分,萱場平に到着する.ここで定点観測用の写真を撮るが,自分の影が画面に映り込んでしまう.

<萱場平>

▇花立階段下からの富士山
 その後も,随分とゆっくりペースで登り続ける.少々疲労感があるが,まあ,惰性で登り続ける.
 9時26分,ようやく花立階段下に到着する.富士山が良く見えている.早速,ここでも立ち止まって,富士山の写真を数枚撮る.

<花立階段下からの富士山>

▇花立山荘
 花立階段をひたすら登り続ける.長い階段はバテそうになるが,我慢しながらユックリ,ユックリと登る.
 後もう少しで階段を登り切るところで,NMさん等の常連に追い越されてしまう.
 長い階段を漸く登り切って,9時37分,やっと花立山荘にたどり着く.花立階段を登るのに何と11分も掛かっている.つい数年前は「後七分坂」なんていうあだ名を付け,7分で登れたのに…何という体たらくなんだろう.
 大倉からの所要時間は,2時間29分.小草平から54分も掛かっている.花立山荘の気温は8℃.やっぱり山登りにはちょっと高温である.
 版建て山蒼からも富士山が良く見えているが,休憩を取っている登山者が多いので,どんな構図で富士山を撮っても,沢山の人影が映り込んでしまう.ここでの富士山の写真は諦める.
 ふと,ベンチを見ると,私より先に大倉から歩き出したTGさんが休憩を取っている.私は挨拶をして,先に行かせて貰うが,結局は金冷シ付近でまた追い抜かれてしまう.

<花立山荘>

▇花立山
 花立山荘から先の荒れた階段道が実にシンドイ.
 階段道を過ぎてガレ場に入ると,級に視界が開け,気分も爽快になる.ところが直ぐ先に見えている花立山の山頂までなかなか届かない.
 途中から富士山と南アルプスの山々が見え始める.ここまで登ると,今日も塔ノ岳に来て本当に良かったなと心底から思うようになる.
 写真を撮りながら登って,9時49分,花立山山頂を通過する. 

<花立山からの富士山と南アルプスの眺望>

▇残雪
 花立山の山頂を過ぎると気候が一変する.日陰には薄らと残雪があり,凍り付いている.この辺りまで来るには少々暑いなと思っていたが,今はすっかり汗も引っ込んでしまい寒くなる.でも,ここまで登れば塔ノ岳山頂まではあと僅かである.

<薄らと残雪>

▇金冷シ
 9時58分,やっと金冷シを通過する.後山頂までは15~20分である.
 ”遅れ序でに,ゆっくり写真でも撮りながら登ろう…”
 金冷シから最初の階段を登っている途中で,下山してくるMGさんとすれ違う.
 「例のバス(13時10分発)に間に合うように下山します」
とMGさんにお伝えしてから登り続ける.

<金冷シを通過>

▇枯れ木の間の富士山
 冬枯れの木の間から富士山が良く見えている.これも風物詩である.結構,良い景色だなと思いながら,同じような写真を何枚か撮る.



<枯れ木の間から富士山を望む>

▇塔ノ岳山頂に到着
 山頂近くで次々に下山してくる常連とすれ違う.私,自分の足の遅さに,正直なところ,ガッカリ,ガックリ.もっとも,そうガッカリすることもないよと自分を慰める.とにかく山頂まで無事登れたんだから…
 10時20分,ようやく塔ノ岳山頂に到着する.山頂の気温はマイナス1℃.登山には絶好の気温である.
 大倉からの所要時間は3時間12分.10年前の記録より50分ほど余計に時間が掛かっている.
 まあそれはともかく,とにかく何とか山頂までたどり着いた.
 尊仏山荘に入りたいところだが,山荘立ち寄ると腰が長くなるのと,暖かい山荘の中から外へ出たときの温度差が年寄りには禁物である.そこで,吹きさらしの山頂で,オニギリ1つだけ頬張ってから,下山することにする.

<塔ノ岳山頂からの眺望>

▇眺望を楽しみながら下山開始
 10時30分,下山開始.
 目の前には,光る海が広がっている.相模湾である.
 10時43分,金冷シを通過する.
 花立山の手前で,山旅スクール5期のTBさんと,山仲間のKIさんのお二人とバッタリ.ここで5分ほど立ち話をする.
 TBさんから,今度の月曜日,二宮へ行かないかと誘われる.勿論,二つ返事で,
 「参加します…」
結構,やらなければならない仕事が沢山あるのに…
 11時02分,花立山荘を通過する.山荘前のベンチは登山者で鈴なりである.

<花立山山頂から光る海を見下ろす>

▇観音茶屋のお汁粉
 11時43分,堀山の家に到着する.
 ”急げば11時38分のバスに間に合うかな…”
と思った私は,少し急ぎ足で下山し続ける.本当は堀山の家にちょっとだけ立ち寄りたかったが…
 前後して,TTさん,MTさんが下山している.
 14時57分,駒止茶屋を通過する.駒止階段を慎重に下って,平太位置に降りてから,まだ急ぎ足で歩く.
 12時07分,一本松を通過する.
 ”こりゃあ,駄目ダ.次の13時10分のバスにしよう…”
 これ以上急ぎ足で下山するのは無駄なので,ゆっくり歩行に戻る.
 12時32分,観音茶屋に到着する.勿論,観音茶屋に立ち寄って,名物のお汁粉300円也を所望する.冬の間はお汁粉が一番である.

<観音茶屋のお汁粉>

▇無事下山
 お汁粉を食べ終えて,12時45分,観音茶屋から歩き出す.
 ごくゆっくりペースで下り続けて,12時59分,バス停大倉に到着する.
 待合室には,私より先に下山したMGさん,YDさん,AIさんが屯している.
 私は13時10分のバスに乗りたいなと思っている.
 「…まだ,下山してこない人が沢山居るので,もう一本後のバスにしましょう…」
ということなので,私はひとまず先にバスに乗り,ミスタードーナッツでコーヒーを飲みながら皆さんの到着を待つことにする…が,ミスタードーナッツに入ってみると適当な空席がない.では仕方がないなで,直帰することにする.

▇久々に見る富士山と矢倉岳
 渋沢13時32分発小田原行快速急行に乗車する.たちまちの内に眠くなるが我慢,我慢.
 新松田を過ぎて暫く経ったところで,富士山と矢倉岳が重なるのを見る.早速写真に収める.日が中区なれば往路の電車の中で見ることができるが,今の時期,往路では真っ暗で何も見えない.
 富士山の山裾にちょっぴり雲が湧いているが,それでも良く見えるので感激する.

<車窓から富士山と矢倉岳が重なるのを見る>

▇無事帰宅
 小田原で,14時04分発特別快速高崎行に乗り換える.暖かい車内.たちまちのうちに睡魔が襲っている,眠らないようにしているのが一苦労である.ついついウトウトしてハッと目が覚める.そんなことを繰り返しながら,14時33分,大船に到着する.
 路線バスを利用して15時前に無事帰宅.
 早速,着衣を着替えて,汗の登山着は選択に.
 ”やれやれ疲れた…”
ということで,直ぐに昼寝.夕食と風呂に入るのに1時間ほど目覚めていたが,また熟睡.
 こうして今日一日は無事終えた.

<ラップタイム>

  7:08   大倉歩き出し
  7:26  観音茶屋
  7:51  見晴茶屋
  8:22  駒止茶屋
  8:43  堀山の家
  9:37  花立山荘
  9:58  金冷シ
10:20  塔ノ岳着
10:30     〃 発
10:43    金冷シ
11:02    花立山荘
11:53  堀山の家
11:57  駒止茶屋
12:18  見晴茶屋
12:32  観音茶屋(12:45まで休憩)
12:59   大倉着

[山行記録]

▇水平歩行距離        7.0km(片道)

▇累積登攀下降高度        1,269m

▇上り所要時間(休憩時間込み)
 大倉発           7:08
   塔ノ岳着              10:20 
    (所要時間)         3時間12分(3.20h)
  水平歩行速度       7.0km/3.20h=2.18 km/h
  登攀速度         1,269/3.20h=397m/h

▇下り所要時間(休憩時間込み)
  塔ノ岳発          10:20  
  大倉着             12:59
   (所要時間)         2時間39分(2.65h)
 水平歩行速度         7.0km/2.65h=2.64 km/h
 下降速度          1,269m/2.65h=479m/h
                                   (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/171490e0752e06650db72c4eba1618d2
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


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