<モダンなキャンパス>
Web学習も素晴らしいが,やっぱりリア充が励みになることを実感した.
(閑話休題・日々雑感)
2018年10月21日(日) 秋晴れ
<遅ればせながら…生涯学習だ>
▇人生100年時代だ
人生100年時代が喧伝されているのに刺激を受けたこともあって,今年4月から,京都にある工芸芸術関係の某大学芸術教養学科に3年次入学をした.この大学の特徴は,すべてWeb上の授業だけで,卒業までの単位が取得できることである.
入学する決断が遅れ,締め切り日ギリギリに入学手続きをやっと完了した.…というのも,3年次編入に必要な出身大学からの卒業証明書や成績証明書を取り寄せるのに少々躊躇いもあったのもあったから.
…で,実際にWebを使って授業を受け始めたのは5月に入ってからだった.
授業内容は予想していた以上に充実していて,しかも内容が並のテレビを見ているより,ずっと面白いので,ついついのめり込んでしまう.
授業は春,夏,秋,冬の4学期制になっている.卒業に必要な単位は3年次入学の場合62単位である.この年になって,いまさら大学を卒業する必要もないが.5月から受講を開始して夏学期までに結果的に16単位ほど取得できた.つまり半年で16単位と言うことは,2年間で,16単位×4=64単位と言う計算になるので,この調子で進めば2年で卒業も手に届くという計算になる.ただし成績は芳しくない.それこど60点台から90点台まで成績は実にバラバラ.
▇やっぱりWebだけでは不安
さて,そこで…まあ,まあ,順調(?)とはいえ,WEb上の受講では,当初,Webの構造や操作が訳分からなくて,四苦八苦が連続する.”独りぼっち”学習の弱みである.ちょっとした操作が分からなかったり,大切な事項をよみおとしたり,あるいは,重要な事項をさらりと読み落としてしまったりというトラブルが連続する.直接話を伺えばどうということもない些細なことも,Webだけに頼っているとこれが一大事になってしまう.こればかりは”独りぼっち”学習では避けて通れないことだと実感した.
そんなある日,大学からのWeb上の連絡事項に,10月新入生ガイダンスが開催されることを知った.私は4月新入生だが,入学時期がギリギリだったために,このガイダンスを受けるやりくりが付かなかった.それでも,
”まあ,そんなガイダンスなんて受けなくてもいいや.講義の内容さえ分かればそれでOKだ…”
と思っていた.
でも,いざ受講を初めてみると,そんなわけにはいかないし,4月新入生も参加OKということなので,少々億劫だなとは思いながらもとにかく出掛けてみることにした.
<ガイダンスに参加しよう>
▇まずは信濃町界隈の散策だ
会場は東京の中央線信濃町駅近くにある「東京・外苑キャンパス」で午後から開催される.
久々の東京である.ちょっと億劫.サラリーマン時代,丸の内に何年か通勤していたが,東京はそのころと比較して随分とオシャレに変身している.私は少し時間に余裕を持って自宅を出発.ついでに信濃町周辺を少しばかり散策した.
明治記念館と憲法記念館の前を通る.広い道を挟んで反対側には国立競技場の森が見えている.随分とオシャレなところである.田舎者の私は地図を頼りに,東京外苑キャンパスを目指す.信濃町から歩いて5分ほどのところにこのキャンパスがあることがすぐに分かった.大学のキャンパスにしては随分と小規模だなというのが私の第一印象である.ただ,建物の外観はいかにもモダンで素晴らしいなと思う.
まだ,少々時間に余裕があるので,周囲を少しばかり散歩してから,集合時間15分前にキャンパスに入る.
<明治記念館と憲法記念館>
▇素晴らしいロケーションにあるキャンパス
キャンパスの建物に入る.ちょっと狭いなと感じる入口を入ると,数十人の学生が屯しているロビーがある.ロビーの右手には事務室,左手に教室がL字型の廊下に沿って幾つか並んでいる.私が受講する入学ガイダンスが行われる教室は少し奥まったところにある.
<外苑キャンパス>
▇オリエンテーション
教室に入る.50~60人ほど入れる中規模の教室である.受付も何もないので,だまったまま空いている席に黙ったまま座る.教壇付近では,Web上でご尊顔をたびたび拝見している女性の学科主任教授が準備に忙しそうである.Webでお見かけするよりも,少し太られたかな(失礼!).
定刻にガイダンスが始まる.
あまり克明に記録するのはまずいなと思うので,ここでは極々簡単に差し支えない範囲で記録しておこう.
最初に教務から一般的なガイダンスが行われる.
つづいて3時間ほどのワークショップと学科ガイダンスが行われる.
ワークショップのやり方がとても参考になったが,残念ながら当ブログへの詳細な記録は差し控えることにしよう.ただ一言,集まった学生は,ティーンエージャーから私ごとき老人まで様々,男女比は? 女性の方がちょっと多いかな.
<オリエンテーションを受ける>
▇ワークショップ
ワークショップは1チーム6人.チームの作り方が秀逸だったが,これもノウハウなので記述は差し引けある.私のチームは男性3人,女性3人,計6人.一番若手が多分30歳代の男性,女性3人は多分40~50歳代,私を覗く残り1人の男性は,多分,60歳代でまだ現役.とにかくワークショップを通じて,とにもかくにも6人の知人ができた.お互いに名前を確認して,「これからもよろしく」ということになる.
<ワークショップ発表会>
<懇親会に参加>
▇続々と集まる先輩
17時過ぎにガイダンスが終わる.
18時から懇親会が開催されるという.懇親会があるとは予想していなかったが,折角のチャンスなので私も出席することにする.稲に電話して「夕食不要」と連れ合いに伝える.
17時30分頃,懇親会に出席する先輩学生が十数人ほど会場に入ってくる.会費は塔ノ岳詣で1回分程度.
<続々と集まる先輩>
▇懇親会場「ロータスラウンジ」へ
17時40分頃,主任教授を先頭にぞろぞろと懇親会場へ向かう.街灯が点々と一直線に点る夜道をひたすら歩く.多分南へ向かっているようだが,周囲は林の中.やがて賑やかなとおりに突き当たって右折する.
”ここは一体どこだ…?”
返りのことがちょっと心配になる.
”JRでも地下鉄でも良いから,最寄りの駅は何処だろう?”
私の隣を歩いている中年の新入生に,今の居場所を伺うが,町名を聞いても私には一体どこかどうも判然とはしない.その内に地下鉄外苑前の入口を通過する.
”ああ,やっと居場所が分かったぞ…”
18時少し前に懇親会場のタイ料理店に到着する.
<懇親会場のロータスラウンジ>
▇和やかに懇親
狭い階段を登って,会場に入る.私達20名余りで会場はほぼ満席になってしまう.
私達新参者は意図的にバラバラに着席させられる.その周囲を先輩が囲むという図式である.
学科長の挨拶と乾杯の音頭で宴会が始まる.
料理は下の写真の通りである.
料理を楽しみながらの雑談が弾む.ほぼ同じ内容を学習しているので,話が共感を持って大いに弾む.これは実に愉しい経験である.私の隣にたまたま座った方が山梨在住の裏千家講師.たまたま松花堂弁当の話で盛り上がる.私も芸術教養講座で茶道の歴史を学習し終えたところだった.また,私が鎌倉在住ということから,是非,鎌倉を案内してくれということになり,ここでも新しいグループが誕生しそうである.
私は,現在,山仲間,街道歩き仲間,絵の仲間,大学公開講座仲間など毛色の変わった幾つかの仲間に加わって,一緒に活動しているが,それぞれの仲間に特徴があって実に面白く愉しいなと思っている.
<まずは乾杯>
<次々と料理;途中で中座したので,これが全部ではない>
<無事帰宅>
▇途中で中座
私は20時頃,宴会の途中で中座し,帰途につく…というのも,そろそろ中座しないと,大船からの終バスに間に合わなくなるからである.
先ほど確かめた地下鉄外苑前から銀座線で渋谷へ.渋谷から乗換一回だけ,湘南新宿ラインで大船へ戻る.バスの待ち合わせ時間も10分ほどで,意外に楽に帰宅する.
▇やっぱり「リア充」が大切だ!
今回,思い切ってガイダンスを受けてとても良かったなと思う.その理由は二つ.
第一にWebだけでは,見落としていたことが幾つか分かったこと.
第二に,ガイダンスと懇親会を通じて,新しい学習仲間が増えたことである.
”やっぱり「リア充」って大切だな”
と実感した次第である.
(おわり)
「閑話休題・日々雑感」の前回の記事
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「閑話休題・日々雑感」の次回の記事
(なし)
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Web学習も素晴らしいが,やっぱりリア充が励みになることを実感した.
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