<十里木関所跡>
富士山すそ野一周ウォーキング(全17回);6回目(3);十里木別荘地から勢子辻へ
(クラブツーリズム)
2018年9月13日(木) 曇
前の記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3b4998b7e4e1845975e337a9e618d9e8
<ルート地図> ※再掲
←クリック拡大
<富士遊湯の郷>
▇アクセスマップ ※パンフレットより引用
▇八幡神社前から大野路へ
午前の部のウォーキングを終えた私たちは,八幡神社駐車場に駐車中の専用車に乗車,11時21分に発車する.専用車は,ほぼ午前中に歩いた道順に沿って,須山浅間神社方面に向かう.
11時33分,富士遊湯の郷「大野路」に到着する.
大野路は食事処のほかにパターゴルフ場.グラウンドゴルフ場,釣り堀,日帰り温泉場などの設備が整ったところで,東名高速道路裾野ICEから車で10分程度のところのようである.
私たちは添乗員の誘導で,食堂に案内される.
<大野路に到着>
▇大野路の昼食
ST講師が,
「…玄関前に,大きなカエルの置物がありますよ.棒で背中をこするとゲコゲコと啼きますよ…」
と言う.
何のことだろうと思いながら,玄関前に到着する.
なるほd,大きな木彫りのカエルが置かれている.カエルの頭にギザギザがある.このギザギザを棒で擦るとその音がくりぬかれたカエルの腹でガラガラと響く構造になっている.なかなか面白い.
<木彫りのカエル>
▇大野路の昼食
大野路の昼食のメニューは下の写真の通りである.ご飯のお替わりは自由である.美味しく頂戴する.
<昼食のメニュー>
▇園内散策
昼食は30分程度で終わる.出発時間まで少し余裕があるので園内を散策する.
食事処より少し低いところに広々とした広場,駐車場,ゴルフ場などが広がっている.その周辺に売店や足湯などの施設が並んでいる.
今日は平日にもかかわらず,かなり多くの観光客が散策を楽しんでいる.
<大野路の観光施設>
<森の中の歌碑と頼朝の井戸>
▇八幡神社前から歩き出す
大野路での昼食を終えて専用車に乗車,12時17分に大野路駐車場を発車.往路を戻って12時29分にもとの八幡神社駐車場に到着する.
出発準備を整えて,12時32分,八幡神社駐車場から歩き出す.午後の部の開始である.
八幡神社前から,いきなり森の中に入る.舗装道路と違って,歩き具合が実に心地よい.
<森の中をノンビリと歩く>
▇水原秋桜子句碑
12時35分,水原秋桜子句碑の前に到着する.
浅学無知の私は水原秋桜子なる人物のことは全く知らないが.傍らに立っている説明文によると,東京帝大医学部卒の産婦人科医で馬酔木の主宰者だった人物のようである.
句碑には,
”ほととぎす
朝は童女も
草を負う”
という俳句が刻字されているようである.
←クリック拡大
▇頼朝の井戸
句碑の前を通過した後も,森の中のなだらかな草道が続く.実に心地よい場所である.
ST講師が,
「もうすぐ頼朝の井戸があります.特にどうと言うこともないただの井戸ですよ…」
と私たちがガッカリしないように予防線を張る.
12時37分,頼朝の井戸に到着する.
平素,鎌倉市内で古井戸を見馴れている私には,ここの頼朝の井戸は,建屋や柵が実に立派に見える.鎌倉にも歴史的にゆかりのある井戸が沢山あるが,この井戸ほど立派な建屋が付いている井戸はないように思える.
この井戸の由来は傍らに設置されている案内板に詳しく書いてある(写真参照).
←クリック拡大
<国道469号線>
▇十里木関所跡
12時42分,頼朝の井戸のすぐ先で舗装道路に突き当たる.ここで草道は終わりである.右折して舗装道路歩きが始まる.
12時44分,関所跡に到着する.『伊豆・駿河観光ガイド;駿河百景』によると「富士宮から足柄峠へと続く国道469号線、通称「十里木街道」沿いにある関所跡。十里木街道は、小山町の竹之下までの道のりが約10里だったことからそう呼ばれだし、古くは源頼朝が巻狩りの際にも利用したルートだと伝わっている。」とのことである.
ST講師によると,ここは古東海道の道筋になるとのことだが,私としては未確認である.
<十里木関所>
▇愛鷹山登山口
12時48分,見覚えのあるところを歩いている.6月に塔ノ岳グループの皆さんと登った愛鷹山登山口である.早速,歩きながら写真を撮るが,ご他聞に漏れずまたもやブレまくる.ブログに収録するのも烏滸がましいが記録に残しておくことにする.
ブレまくっているが,これがST講師が言うベンチマークの塔である.ただし,この塔はなにやら無線用の塔らしく,一般人は近づけない.
<ベンチマークの鉄塔>
▇裾野市から富士市へ
囶津469号線に沿って,西南西の方向に歩き続ける.少々交通量が多い道路である.私たちは道路の右側に一列になっておとなしく歩き続ける.
12時5分,裾野市と富士市の市境を越えて,富士市に入る.富士市があったり富士宮市があったりで,私のような余所者には紛らわしい.
<市境を越える>
<富士山こどもの国周回の路>
▇林道富士山麓線
12時53分,標高860メートル地点にある十字路を右折する.道幅は狭くなるが,自動車の往来はほとんどない閑静な路になる.進行方向左手は富士山こどもの国である.林の向こうに大きな広場があるのが見える.
<富士山こどもの国沿いの路を歩く>
▇なだらかな上り坂
13時06分,十里木カントリクラブ入口を通過する.この辺りから,なだらかな上り坂が続く.
先頭を行くST講師が,
「…これが今日最後の上り坂ですよ…もう少しだから頑張りましょう」
と私たちを励ます.
平素山登りをしている人間には平らな道としか感じないが…
<今回最後の上り坂>
▇逆さ富士
13時10分,三叉路に到着する.この三叉路が本日の最高地点である(標高約940メートル).三叉路を直進すれば林道富士山麓線である.私たちはこの三叉路を左折するとのこと.
三叉路で5分ほど休憩を取る.
ST講師が,これから下る路を指さしながら,
「…どうです.この風景,逆さ富士に見えるでしょう.私発見したんです」
と説明する.
伺った一瞬,なんのことだか分からなかったが,要するに両側を森で覆われた空が富士山を逆さにしたように見えるということである.
”なるほど ちょっと無理だが…なるほど”
私は無理矢理納得する.
<逆さ富士に見える交差点>
[こういうことかな] 上の写真を逆さまにして,左右に引き延ばすと富士山に見える
<林道坂小屋線を下る>
▇子どもの国西口
立ち休憩を終えて13時15分,三叉路から歩き出す.この道は林道坂小屋線.緩やかな下り坂の連続である.
ST講師が.
「…この道は舗装されていますが,人も車もほとんど通りません.道幅いっぱいに広がって歩いて頂いて結構です…」
と言う.ありがたい.自動車が通らないのが何よりである.それに適度な下り坂なのでとても歩きやすい.一同の歩行速度がかなり速まる.
13時23分,富士山こどもの国西門に到着する.ここで数分立ち休憩を取る.
<子どもの国西口>
<勢子辻>
▇明治の林
13時27分,富士山こどもの国西門前での休憩を終えて歩き始める.
単調な下り坂が連続する.途中駐車中の軽トラックを1台見ただけで,車にも人にも会わないまま歩き続ける.
13時43分,進行方向右手のちょっとした空き地で立ち休憩をとる.近くに「明治の林」という看板が立っている.看板には「植付明治四十年枝打最終平成元年十二米」と書いてある.
<看板「明治の林」>
▇再び国道469号線へ
休憩を終えて,13時46分,歩き出す.
なぜか,この辺りから道幅が狭くなっている.相変わらず車にも人にも会わないまま下り続けて,14時02分,再び国道469号線に突き当たる.ここで右折.国道に入る.途端に交通量が多くなる.
<国道469号線に突き当たる>
▇春耕道しるべ第16号
14時05分,「春耕みちしるべ第16号」に到着する.
ST講師の説明によると,この辺りで道に迷う人が多かったので,辺り一帯に百ウン十本(聞いたが忘れた)の道標を立てたとのこと(詳しいことは忘れた).
<春耕道しるべ第16号>
▇今回の終点勢子辻
14時05分,今回の終点,三叉路勢子辻に到着する.
旅行社が配付した資料によると,「源頼朝が催した富士の巻き狩りのときに,勢子達の集結,待機場所であったと思われるが,後に十里木街道の宿場となった.富士宮(大宮)への分岐点であった」とのこと.
私たちの到着を待っていた専用車の脇で,ST講師の音頭に合わせて軽くクールダウンストレッチを行ってから専用車に乗車する.
<勢子辻で専用車に乗車>
(つづく)
つづきの記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f73509183b2bb5625a65248da5632140
「富士山すそ野一周ウォーキング」の目次
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8e5951273a0b396d3b3d0f180c72e619
「富士山すそ野一周ウォーキング」の索引
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/210a8c83dd3a264ceb474ac6fe94a290
お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願いします.
↧
富士山すそ野一周ウォーキング(全17回);6回目(3);十里木別荘地から勢子辻へ
↧