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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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10年前を振り返る;やっぱり愚痴っていたけど輝いてもいたな

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                             <10年前;ペルー・ピスコ山山頂にて>

   閑話休題;日々雑感;10年前を振り返る;やっぱり愚痴っていたけど輝いてもいたな
                  (10年前の記録帳より)

2018年7月1日(日) 晴れ

 2018年も早々と半分過ぎてしまった.正に”光陰矢のごとし”である.
 昨日(6月30日),猛暑の中,塔ノ岳に登ったので,今日は遠出は控えて,近場の鎌倉中央公園をブラブラと歩き回っただけ.後はノンビリと自宅で過ごす.
 どうやら今日の東京は32℃を越える猛暑のようである.早々と梅雨が明けてしまい,随分と早い猛暑の到来で,体が気温の変化に上手に付いていけないような感じである.
 夕方,2階ベランダで涼しい海風にあたりながらボンヤリと涼を楽しむ.
 ついでに,今から10年前の記録帳を引っ張り出して,斜め読みする.
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 10年前の私.塔ノ岳に61回登っている.そして,”今年は塔ノ岳に登る回数がやけに少なかった…”と愚痴っている.10年後の今は,6月終わりまでにまだ19回しか登っていない.この調子だと年間せいぜい40回程度だろう.
 10年前には,塔ノ岳の他にも彼方此方の山に頻繁に登っていたようである.また,毎月1回,小田急トラベル主催の歩いて巡る東海道五十三次に参加していた.そしてその年の10月に,無事,京都三条大橋に到着している.現在も活動をしている五十三次洛遊会はこのときのメンバが集まったグループだが,このグループの第1回目の定例化はこの年の12月15日(月)に開催されている.
 海外へも出掛けている.
 7月1日(火)から22日(火)までの21日間,山旅スクールの仲間およびその知人と一緒に手作り旅でペルーを訪れている.そのときブランカ山脈のピスコ山(標高5,750メートル)に登頂したのも,このときだった.12本爪アイゼンとピッケルを持って,現地ガイドにザイルで確保して貰いながら,氷河と雪のヤセ尾根を登った.これが私の最後の高山ピークハントになった(冒頭の写真).
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 10年間にはいろいろと変化があった.
 毎年盛大に行っていた高校同窓会もメンバーが少なくなり,さらにお互いにボケだしたので,2~3年前に消滅した.
 あの頃,さかんに活躍していた山旅スクール同窓生の湘南カラビナ隊も何時しか自然消滅した.
 一時,十王岩グループで一緒に山歩きをしていた”仙人”,”お師匠さん”も山から離れてしまった.ただ,ARENAオフミだけは,大分メンバーが入れ替わったものの,何とか現在も続いている.
 3親等以内の親族も4人あの世に旅立った.
 私自身も,膝,足の裏の故障とリハビリ,白内障と胆石の手術などを経験した.
 こうしてみると,1年ごとの変化はさほどないように見えるが,10年を積算してみると10年間の変化は実に大きい.だから10年は短いようでずいぶんと長い.「たかが十年されど十年」である.

尊仏山荘のミャ~君
 10年前の尊仏山荘営業部長ミャ~君は健在だった.懐かしい.
 
 


 鹿にも出会った.今は居なくなった.
 

 修行僧に出会った(2008年6月)


 10年前の萱場平にはまだ木道がなかった.泥んこがひどかった.

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データは語る
 参考までに2011年の塔ノ岳登頂実績を見てみよう.今から7年前のこと.遠い過去のようで,それほど遠くもない過去の実績である.
 まず最初は登頂順に従って大倉から塔ノ岳山頂までの所要時間と塔ノ岳山頂の気温(到着時)をプロットしたものである.大雪か途轍もない高温のとき以外は,およそ2時間20~50分の間の所要時間で登っている.10年前より大分登るのが遅くなった感があるが,まだまだ救えそうである.
 今年は?
 まあ,同様のグラフは造ってはいるが恥ずかしくて披露できない.

←クリック拡大

 ついでに,塔ノ岳山頂の気温と所要時間の関係をプロットしてみると,次の図のようになる.山頂の気温が0℃ぐらいのときが一番調子よく登れるようである.この傾向は今でも同じである.

←クリック拡大

 さて,2008年の塔ノ岳の記録を振り返ってみよう.
 2008年6月16日(月),私は独りで塔ノ岳に登った.この年54回目の塔ノ岳である.そのときのラップタイムは次の通りだった.この日も蒸し暑かったようである.
   7:31  大倉から歩き出し
   8:37  駒止茶屋
   8:54  花立山荘
   10:00  塔ノ岳山頂
  (所要時間 2時間24分)
 当日は尊仏山荘に立ち寄って,山猫ミャ~君,小屋番ONさんに会っている.
 記録帳には,”今日の登り所要時間は2時間20分をきれなかった.口惜しい”と愚痴っている.
 大倉から塔ノ岳山頂まで,2時間20分で登るなんて…今の私には”夢のまた夢”,無理の三乗である.今は確実に3時間10分はかかってしまう.
 ”ここ10年の体力の減退は目に余る…ガックリ”
が率直な感想である.
 一方では,
 「その年で塔ノ岳に登れるだけでも良いじゃないか! 贅沢言うな!」
と良く言われる…が,
 当の本人は,どうも合点がいかない.
 ”そんなの人それぞれではないか.10年前に2時間20分で登れたところを,1時間も多い3時間20分も掛けないと登れなくなったんだよ.”
と愚痴る.

 結論
 ”ああ.あ…オレの人生は愚痴ってばかりだな…”
                              (おわり)
「閑話休題・日々雑感」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/af6f3582c5711cb51265399bde6774c6
「閑話休題・日々雑感」の次回の記事
(なし) 

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.;
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