Quantcast
Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

歩いて巡る甲州道中四十四宿(第7回);第2日目(1);信玄公像と舞鶴公園

$
0
0

                                     <武田信玄公像>

  歩いて巡る甲州道中四十四宿(第7回);第2日目(1);信玄公像と舞鶴公園
             (五十三次洛遊会)
       2013年11月16日(土)〜18日(月)

第2日目;2013年11月17日(日) 晴

<ルート地図>

■第2日目ルート地図


■甲府駅・舞鶴公園ルート地図


<甲府の朝>

■寒々とした朝
 何時もの私なら,旅に出ても夜眠れないで困ることは殆どないが,昨夜だけはどうも調子が良くなかった.ベッドに潜り込んで直ぐに眠ってしまったのは良かったが,夜中の1時30分頃,ふと目が覚めたのを切っ掛けに,もう眠れなくなってしまう.こんなとき,一人部屋の気安さから,直ぐに起き出して,部屋の電気を煌々と照らしてから,テレビのスイッチを入れる,
 テレビでは,丁度,大相撲ダイジェストを流している.私には特段にひいきにしている力士は居ないので,何となくボンヤリとした気分で,各取り組みを眺めながら時間を潰す.それにしても中入り後の全取り組みが,わずか30分の長さにダイジェストされてしまうのは驚きである.中継ならば,午後の数時間,テレビに釘付けにならなければ全取り組みは見られないのに…随分と不思議な気分である.
 大相撲ダイジェストが終わってから,今日歩く予定の地図を取り出して,頭の中でシミュレーションを繰り返す.その内に,少しの間,ウトウトと睡ったり,また起きたりしながら時間を過ごす.
 やがて6時を過ぎる.外が少し明るくなる.部屋には暖房は入れていないが,窓ガラスにビッシリと水滴が付いている.今日も天気は良さそうだが,どうやら外はかなり冷え込んでいるようだ.

<今朝も寒そうだ>

■パンだけの朝食
 6時50分,朝食を摂るために,1階の食堂へ.
 ワシントンホテルの朝食はパン食だけ.ご飯がないので少々物足りない気もするが,食べてみると,このパンは柔らかで,風味があってなかなか美味しい.食べ物に卑しい私も直ぐに満足する.
 “たまにはこんな朝食も良いな…”
と直ぐにごはん党からパン党に宗旨替えしてしまう.
 7時20分に朝食を終えて,一旦自室へ戻る.

<ワシントンホテルの朝食>

<甲府駅と信玄公像>

■立派なアーケード街
 8時にワシントンホテルをチェックアウトする.
 甲州街道の続きを歩く前に,甲府駅,信玄公像,舞鶴公園を一回りする予定である.私たちは,ホテルロビーの一角に荷物を預け,身軽なまま甲府駅に向かう.一回りするルートは甲州街道ではないので,どこを通っても構わない.私ごときが出る幕ではないので,先頭はリーダーとABさんにお任せする.
 駅までのルートは,上記の地図の通りである.
 すばらしいアーケード通りを通過する.田舎者の私は,素晴らしい街並みにビックリする.

<素晴らしいアーケード街>

■立派な甲府駅
 8時18分,甲府駅前に到着する.先頭グループの歩く速度が速いので,ロートルの私は付いて行くのが大変である.駅前には沢山のバス停が並んでいる.さすがに県庁所在地だけあって,甲府は大都会である.
 先頭グループに遅れないように,汗ばみながら急ぎ足で駅前の歩道を通り抜ける.

<立派な甲府駅前>

■格好いい交番
 甲府駅に向かって左側にとんがり帽子の格好いい交番が建っている.私はこういうのが大好きである.みんなから遅れそうになるが,立ち止まって交番の写真を撮る.
 “そうだ! これから変わった建物の交番を見つけたら写真を撮ろう”
と妙な思いつきをする.

<格好いい交番>

■武田信玄公像
 8時20分,信玄公像の前に到着する.
 資料3によると,この像は「川中島の陣中を模し,昭和44年に設置された」もの.従って歴史的価値は評価できないかもしれないが,武田信玄の威風堂々の雄姿を現していると思う.
 私たちは,法寺の都合で2日目から参加するHTさん(愛称アンパンマンさん)と合流する.
 全員が集まったところで,リーダーのONさんから,2日目の挨拶がある.

<信玄公像の前で2日目の挨拶>

<舞鶴城公園散策>

■舞鶴城公園へ
 朝の挨拶を終えて,8時25分,信玄公像の前を出発,舞鶴城公園に向かう.ほんの3分ほど歩いただけで舞鶴公園に到着する.舞鶴城は甲府城の別名である.
 資料3によると,「ここは江戸時代に柳沢吉保が城主となって,甲府城下は繁栄したという.城の姿が,まるで鶴が羽ばたく姿のように美しかったことから舞鶴城と言われるようになった.現在は稲荷櫓と鉄門が復元され」ている.
 まずは公園内を一回りすることにする.

<舞鶴城公園全体図;公園内の案内板より引用>

■天守櫓跡
 8時31分,天守櫓に到着する.公園の中で,どうやら,ここが一番高いところのようである.
 “ついでだから,上まで登るか…”
 
<天守櫓跡>                                   <エッチラホッチラ登る>

■天守櫓からの眺望
 天守櫓からの360度の展望が素晴らしい.
 暫くの間,全員で天守櫓からの眺望を楽しむ.

<天守櫓からの眺望>

■鉄門から城外へ出る
 8時41分,鉄門から城趾の外に出る.立派な門である.
 鉄門の側に説明文が掲示されているが,やや詳細にわたるので,ここでは引用を省略する.

 
<黒門>                                     <立派な城壁>

■ワシントンホテルに戻る
 8時45分,立派な石垣を眺めながら舞鶴城公園を後にする.その後,適当に街中を歩いて,8時56分にワシントンホテルに戻る.
 ホテルのロビーに預かっ貰っていた荷物を受け取る.その後,一休みしてから,いよいよ甲州道中2日目の旅の始まりである.

<甲府ワシントンホテルに戻る>

[参考文献]
資料1;完全踏査街道マップシリーズ「ちゃんと歩ける甲州道中四拾四次」五街道ウォーク事務局
資料2;今井金吾,1998,『今昔三道中独案内 日光・奥州・甲州』日本交通公社
資料3;甲府市観光課「甲府市ガイドMAP」
                                         (つづく)

「甲州道中」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/af59416a3c46c903ff33137ae7f8a402
「甲州道中」の次回の記事
(編集中)
「甲州道中」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a622a87fbc7f4454e3e837fc990ece58

※お願い
 この記事はあくまで個人的趣味,仲間との情報共有を目的としたものであり,第三者を読者の対象にはしておりません.
 記事の正確性は保証しかねます.なるべく誤字脱字転換ミスは少なくするように努力しますが,不具合は多々残っているでしょう.これらがご不快に思われる方は,どうぞ当ブログへアクセスしないようにお願いします.




Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

Trending Articles