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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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中央沿線:九鬼山山頂から富士山を望む

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                                <九鬼山山頂から富士山を望む>

                中央沿線:九鬼山山頂か富士山を望むる
                    (塔ノ岳常連グループ)
                  2018年4月27日(金) 晴れ

<ルートマップ>


←クリック拡大

<富士急行線禾生駅へ>

▇朝の時間を持て余す
 塔ノ岳常連の皆さんと中央沿線にある九鬼山に登る日である.
 舞う週土曜日に登っている塔ノ岳に出掛ける時間より1時間ほど遅い出発で十分間に合う筈だが,そこはセッカチが身についてしまった私は,どうもゆっくりとしていることができない.結局は早すぎる時間に自宅を出発してしまう.
 もうそろそろ湘南モノレールの始発電車が動き出す時間だがどうしても待てないので,大船駅までの2.5キロメートルの道のりを歩くことなる.
 大船駅手前の小袋谷跨線橋を渡っている頃,六国見山の方向から朝日が登り始める.今日の天気も上々の用である.
 大船駅5時22分発の東海道本線上り電車に乗車する.通勤時間帯までには少し時間があるので,座席に座れないにしても,それほどの混雑ではない.
 横浜駅で下車して,京浜東北線の電車に乗り換える.さらに,東神奈川へ鉾浜線の電車に乗り換える.もちん座れる.そして,ひたすら居眠りしながら,終点の八王子駅へ.

<大船駅近くで日の出を迎える>

▇禾生駅に到着
 6時50分,八王子駅に到着する.ここで中央線下り電車に乗り換えて高尾駅へ.実に面倒だ.
 高尾駅で,大分時間を潰して,7時45分発河口湖行き電車に乗り換える.車内で同行予定の10名ほどの皆さんと一緒になる.
 余計なことだが・・・
 中央線高尾駅までは片側4カ所ドアーの車両だったが,高尾以西の車両は3カ所ドアーの車両に統一されているように見受けられる.
 電車はJRから富士急行の線路に入り,8時47分,壬生駅に到着する.

<富士急行の車内>

<壬生駅から登山道へ>

▇壬生駅前集合
 8時50分,壬生駅前に集合する.
 今日の参加者は総勢16人.内,男性8人,女性7人.このグループは珍しく男性優位である.
 9時02分,壬生駅前から歩き出す.
 まずは国道(県道かな?)139号線に沿って,北東の方向に向かって歩き始める.

<壬生駅前から歩き出す>

▇右折して登山道へ
 139号線を暫く歩くと,前方にリニア-モーターカーの線路が見え始める.
 9時16分,右折して落ち合い橋を渡って登山道に入る.途端に,鬱陶しい自動車道から野趣豊かな田舎道になる.
<自動車道から右折して枝道へ>

▇落合用水路を潜る
 前方に煉瓦造りの落合用水路が見えている.いつ頃,建造されたものか良く分からないが,威風堂々の眼鏡橋である.
 私たちは落合橋を潜った先で,道なりに左折して,やや急な坂道を登る.そして,愛宕神社からの道と合流してから右に曲がる.この辺りから土道のやや本格的な登山道になる.

<落合用水路>

<弥生峠から富士見平へ>

▇緑陰の登山道を登る
 9時18分,「登山道」の標識を通過すると緑深い登山道になる,V字型の谷間の細い道が連続する.やや急な登り坂である.
 リハビリ中の方を先頭に,ややゆっくりペースで坂道を登り続ける.
 進行方向右手の谷沿いに,落ち葉が降り積もった登山道が続く.丹沢の大倉尾根の岩礫混じりの登山道と比較すると,ここは大半が土道なので,足の裏に易しいし歩きやすい.
 暫くの間,同じような雰囲気の道を登り続ける.
 9時44分,登山道が大きく右カーブするところで,2分ほど休憩を取って,水分補給をする.
<森の中の登山道に入る>

▇小川を徒渉
 9時27分,小さな川を徒渉して谷の左岸に渡る.
 ここから先は,登り勾配が少しきついジグザグ道が連続する.
 今日の参加者は塔ノ岳の常連だけあって,終始ほとんど変わらない歩行速度で登り続ける.私は内心で,
 ”他のグループとは歩き方が違うな,さすが塔ノ岳常連だなあ・・・・”
と感心している.

<小川を徒渉>

▇弥生峠
 10時25分,ようやく稜線に突き上げる.ここが弥生峠である.ほぼ朽ち果ててしまったような板切れに墨字で弥生峠と書いてある小さな案内板があるだけ.何となく越され果てた案内杭のように思える.
 ここで給水のために休憩を取る.
 地図を見ると,ここから九鬼山山頂までは両川沿いに道を登るようである.


<弥生峠>

▇久美山
 休憩を終えて,10時31分,弥生峠を出発する.
 ここからはずっと稜線沿いの登り坂になる.稜線の幅が広くて,とてものびのびとした雰囲気である.実に心地よい登山道が続く.
 10時55分,久美山に到着する.山頂にはカタカナの「イ」の字のような分岐がある.私たちは鋭角に察せ津する.
 地図を見ると,組③③兆まではあと僅かである.

<久美さん山頂に到着>

▇富士見平
 久美山は休憩を取らずに通過する.ここからはごく緩やかな下り坂になる.
 10時58分,富士見平に到着する.緩やかな下り坂が終わって登り返しになる所に位置している.ここから左に分岐する道がある.私たちも下山のときに,この道を通る要諦である.
 ここにも「富士見平」と墨書した板切れが置かれている.この板切れも半ば朽ち果てている.

<富士見平に到着>

▇富士見平からの富士山
 「一体,どこから富士山が見えるんだろう…」
と訝りながら,何となく後ろを振り返る.
 ”ナ,ナんと! 富士山だ!”
 雪を頂いた富士山が大きく見えている.
 ”なるほど! 確かに富士見平だ!”

<富士見平からの富士山>

<九鬼山山頂>

▇九鬼山山頂に到着
 富士見平で和つぃたちと別ルートで登ってきた男性高齢者4~5人のパーティとバッタリである.ここから先,九鬼山山頂まではこのパーティとほぼ一緒に登り続ける.
 なだらかな坂道を登って,11時05分,九鬼山山頂(標高970.8メートル)に到着する.
 壬生駅から九鬼山山頂までの所要時間は2時間03分.かなりゆっくりのペースである.

<九鬼山山頂に到着>

▇九鬼山山頂から富士山を望む
 九鬼山山頂から富士山がとても良く見える(冒頭の写真).
 富士山の左手手前に見えているトンガリ山はどこだろう? 多分,登ったことのある山には違いないが,ちょっと良く分からない.
 まずは,ISIさんのデジカメで,全員の集合写真を撮る.

←クリック拡大

▇山頂で昼食
 山頂で昼食を摂る.
 今日は残念ながら出席不能だった「動く冷蔵庫」さんから差し入れのあった山菜の珍味や,ISIさんからの佃煮などが提供される.これが楽しみである.
 毎度のことながら,早朝にこれだけの料理を作るのは大変な手間が掛かるに違いない.感謝,感謝である.

<動く冷蔵庫さん他提供の料理に舌鼓>

<急坂を下って札金沢へ>

▇急坂を下って池ノ山を通過
 山頂での昼食を終えて,12時丁度に下山開始.
 九鬼山山頂から富士見平までは往路を戻る.
 12時02分,富士見平に到着.分岐を右折して下山道に入る.いきなり急な下り坂が連続する.木の根が無数にある土道の下り坂である.転倒しないように注意しながら下り続ける.急坂はナなり長い間連続する.
 12時37分,池ノ山(標高532メートル)を通過する.

<池ノ山>

▇リニア新幹線を見下ろす
 連続する坂道を急降下して,12時47分,展望の良い場所に到着する.眼下にリニア新幹線の実験線が見えている.これまでもリニア新幹線が通過する音がかなり頻繁に聞こえていた.
 眼下のリニアレールを見ているときに,たまたま列車が左から右へ走っていくのが見える.ラッキーだった.
 ここでリニア新幹線見物のために数分の休憩を取る.

<眼下にリニア新幹線の実験線が見える>

▇札金沢を渡る
 13時06分,札金沢に突き当たる.
 札羽根沢を徒渉して,土手を林道まで這い上がる.
 これで登山道は終わるである.

<札金沢を徒渉>

<札金温泉跡から田野倉駅へ>

▇林道を下る
 徒渉した場所は札金峠コースとの分岐を示す道標が立っている.
 徒渉した跡は舗装道路を淡々と下り続ける.

<札金コースとの分岐>

▇札金温泉跡
 13時10分,札金温泉跡を鵜羽化する.鉄筋に廃墟が痛々しい,


<札金温泉跡>

▇中野の集落
 13時15分頃,中野の集落に入る.のどかな雰囲気のところである.ここまで来れば,今日の終点の田野倉駅ももうすぐである.
 歩いている道の右側には富士急の線路が見えているので,もう迷う心配もない.私たちは田舎の風情を楽しみながらゆっくりと歩き続ける.

<中野の集落に入る>

▇田野倉駅到着
 13時29分,田野倉駅に到着する.
 私たち以外に誰も居ない小さな閑静な駅である,でも無人駅ではない.
 今度の大月方面の電車は14時04分発である.大分待ち時間がある.その間に,何人かは近くのコンビニで用足しをしているようである.
 私は駅前の広場の片隅でボンヤリとした時間を過ごす.

<田野倉駅>

<横浜線経由で無事帰宅>

▇綺麗な電車
 14時04分発大月行電車に乗車する.改札口ではSUICAが使える.電車もなかなか立派.JRに遜色ない.良く見えないが4両編成かな.
 一同,同じ車両に乗車する.車内はほどほどに空いていて全員が座れる.

<田野口駅で乗車>

▇大月で中央線電車に乗り換える
 14時10分,大月駅に到着する.
 14時15分発高尾行きの電車に乗り換える.電車は意外に混雑していて座れない.無理して座りたいとも思わないが…
 高尾で中央線快速電車に乗り換える.さらに八王子で,快速電車桜木町行に乗り換える.実に面倒.
<大月駅>

▇無事帰宅
 横浜線の電車にほぼ全員乗車する.全員が座れるがバラバラ.
 町田駅で大半の同行者が小田急線に乗り換える.半ばウツラウツラしている内に,私一人になる.
 折角,桜木町行の電車に乗っているんだからということで,面倒な横浜駅乗換は止めて,終点の桜木町まで.
 桜木町で大船行の電車に乗り換える.この電車は混雑していて,本郷台まで座れない.でも,16時37分,無事,大船駅に到着する.
 大船駅からは路線バスを利用して無事帰宅する.
 明日は,某グループの鎌倉散策にお付き合いする予定である.
 ”こんなに,毎日,遊び歩いていて良いのかな…”
とチョッピリ反省する.

<ラップタイム>

  9:02  禾生駅歩き出し
  9:16  登山口
  9:44  右に大曲する谷(9:46まで休憩)
10:25  弥生峠(10:31まで休憩)
10:55  久美山
10:58  富士見平
11:05  九鬼山山頂着
12:00    〃  発
12:02  富士見平
12:25  分岐
12:30  標高637m峰
13:06  登山口
13:29  田野倉駅
 
[ハイキング記録]

▇水平歩行距離       6.2km
 禾生駅→九鬼山山頂    2.9km
   九鬼山山頂→田野倉駅   3.3km

▇累積登攀高度       581m

▇累積下降高度       611m

▇登り所要時間(休憩時間込み)
 禾生駅発          9:02
 九鬼山山頂着                   11:05
 (所要時間)                 2時間03分(2.05h)
 水平歩行速度      2.9km/2.05h=1.41km/h
 登攀速度        581m/2.05h=283m/h

▇下り所要時間(休憩時間込み)
 九鬼山山頂発                   12:00
 田野倉駅着                      13:29
 (所要時間)                1時間29分(1.48h)
 水平歩行速度     3.3km/1.48h=2.23km/h
 下降速度       611m/1.48h=413m/h

▇全行程所要時間(昼食時間・休憩時間込み) 
 禾生駅発                           9:02
 田野倉駅着                      13:29
 (所要時間)                 4時間27分(4.45h)
 水平歩行速度             6.2km/ 4.45h=1.42km/h
                           (おわり)
「中央沿線」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/fa6297c7e6b53a2de7a8126023005ff0
「中央沿線」の次回の記事
(なし)




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