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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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春たけなわの鎌倉・藤沢;釜浦中央公園・泉光院・御霊神社・弥勒寺周遊

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                              <上町屋天満宮>

     春たけなわの鎌倉・藤沢;鎌倉中央公園・泉光院・御霊神社・弥勒寺周遊
                  (独り散策)
            2018年3月15日(木) 晴・暖かい1日

<ルート地図>


←クリック拡大

<鎌倉中央公園>

▇寺分口から歩き出す
 今日も季節外れの暖かさである.
 実は4月初旬に開催される展覧会に出展する水彩画の仕上げがまだまだでノンビリとお散歩などしてはいられないのだが,こう陽気が良くなると,お散歩しないと大損をしたような気分になってしまう.そこで,絵のことは暫時忘れることにして,意気揚々,バカデジカメをひっさげて,お散歩に出掛けてしまう.
 今日の出発点は,何時もの出発点,淸水塚口とはちょっと離れたところにある寺分口である.

<寺分口から鎌倉中央公園へ> 

▇見納めの梅
 つい2~3日前まで見頃だった梅も,今日は大分寂しい状態になっている.季節が目まぐるしく移り変わっていく.
 ”これで,今年の梅も見納めだな…”
と思いながら,心を込めて梅の写真を撮る.

<鎌倉中央公園の梅>

<山崎(宝積寺跡)から切通へ>

▇江ノ島道標
 山崎口から公園の外へ出る.
 山崎の集落を抜けて三叉路へ到着する.何時ものようにこの三叉路をどちらに曲がるかで少々迷う.右に曲がれば水道山か台峰緑地方面へ向かうことになる.
 迷った末に,今日の所は上町屋方面を散策してみようかという気分になる.そこで三叉路を左折する.
 13時51分,江ノ島道標に到着する.ここで,ここから江ノ島道を通って富士塚でも訪れようかという気になる.
 ”でも,まてよ.…”
 やっぱり今日の所は宝積寺跡付近から切通を通って,上町屋へ行こう.
 この江ノ島道標には,文化八年…と刻字されている.『かまくら子ども風土記』(p.387)には,「文化8年(1811年),梅沢尋庸が「江ノ島道」の道標を山崎に立てた」という記述がある.梅沢尋傭は北野神社を修理した人物のようである(同書p.255).

<江ノ島道標>

▇宝積寺跡付近(バス停山崎)
 13時55分,宝積寺跡付近(バス停山崎)で,頭上に湘南モノレールの線路が敷かれている道路に浮き当たる.
 この道は鎌倉山を開発した菅原通斉に縁のある道路で,数十年前までは有料道路だった.
 信号を渡って,斜め左の路地に入る.

<宝積寺跡付近>

▇切通を越える
 見頃を迎えている早咲きの桜(かな?)を眺めながら,道幅が狭い坂道を登る.途中から階段道になるので,自動車で通り抜けることは不可能である.
 切通の坂道を登り切ると,西側の展望が開ける.
 目の前の某電機メーカーの大きな工場が広がっている.もし快晴ならば,ここから富士山が見えるはずだが,今日は残念!

<上り坂の先が切通になる>

▇切り通しを下る
 切通の峠を越えて反対側に下る.
 右手の山地は,天神山である.この山の中に四国八十八カ所巡りの石塔がいくつか残っている.坂を下りながら,この石塔を見に行きたいなと,ふと思うがやめておこう.
 そのまま坂道を下って,大きな工場の敷地沿いの道に突き当たる.ここで左折,上町屋方面へ向かう.
 進行方向,右手は工場,左手には民家が建ち並ぶ.何件かの民家の庭に咲き誇る草花が実に見事である.

<民家の庭滝>

<上町屋の社寺>

▇長島ふな公園
 湘南モノレールの湘南町屋駅に向かう登り坂を横切って,上町屋の集落に入る.
 この辺りは,某大手電機メーカーに関連のある企業の事務所や工場が建ち並んでいる.その先には,複雑に入り組んだ迷路のような細い道になる,
 今日は季節外れの暖かさである.歩いている内に,のどが渇いてくる.道端に設置された自動販売機で清涼飲料水を購入する.
 曲がりくねった道を通って,14時17分,長島ふな公園に到着する.
 公園のベンチに座り込んで,先ほど購入した清涼飲料水でのどを潤す.
 長島ふな公園に隣接して梅林がある.この梅林の花を見たかったが,すでに時期遅しである.

<長島ふな公園>

▇泉光院の裏山
 長島ふな公園から畑中の路地を抜けて泉光院へ向かう.
 途中,畑の向こうに聳えている泉光院の裏山を見上げながら,フト,キナバル山を連想する.
 キナバル山に登る前の日に,宿泊場所から見上げたキナバル山にとてもよく似ている.これから私はこの裏山のことを”上町屋のキナバル山”と呼ぶことにしよう(と勝手に思っている).

<畑の向こうに泉光院の裏山墓地> 

▇泉光院
 14時22分,泉光院に到着する.ここの別名は高音寺,真言宗.京都の大覚寺に関係のある寺だという(同書,p.258).
 本堂に向かって左手にある薬師堂と六地蔵を拝みながら,泉光院を後にする.

<泉光院本堂>

▇上町屋天満宮
 14時24分,上町屋天満宮に到着する.
 ここは藤沢村岡の平良文が平安時代天慶年間(938~946年)に天神を祀ったのが始まりだそうである(同書p,258).古くから泉光院が管理しているとのこと.
 人気が全くない神社をお参りしてから,さて,どっちへ行こうかと迷う.

<上町屋天満宮>

<上町屋から藤沢市へ>

▇深沢の運動公園
 上町屋天満宮から,成り行きに任せて,目の前の道を適当に歩く.
 14時27分,深沢運動公園の一角に到着する.目の前には,実に広々とした空間が広がっている.
 ”さて,これからどっちへ行こうか…”
 また,ここでも迷う.
 泣塔を拝みながら,深沢から鎌倉山方面に向かおうかなと思ったが,
 ”今日は久々に藤沢駅まで歩いてみよう…”
ということに決める.また,途中で気が変わるかも知れないが…
 
<深沢運動公園遠望>

▇神鋼橋を渡って藤沢市へ
 上町屋の集落の中を一回りするような感じで,再び泉光院裏山近くまで戻り,柏尾川沿いのバス通りに出る.
 14時37分,柏尾川に架かる神鋼橋を渡る.この橋を渡った先は藤沢市である.
 橋を渡った右手には,今話題の神戸鋼業の広大な工場が続く.

<神鋼橋を渡る>

<鎌倉権五郎の兜松と御霊神社>

▇鎌倉権五郎の兜松
 神戸工場の敷地沿いの道を歩く.
 14時40分,鎌倉権五郎縁の兜松が見える所に到着する.残念ながら,この遺構は神戸鋼業の敷地内にあるために近づくことができない,金網越しに眺めるしかない.
 傍らにある案内板には,後三年の役の後,鎌倉権五郎が戦勝記念としてここの岩に兜を祀ったというようなことが掛かれている(下の小さな写真をクリック).

←クリック拡大

▇鎌倉古道(上の道)
 兜松からすぐ先の三叉路を左折して坂道に入る.
 ここは鎌倉古道(上の道)がほんの少し残っている場所である.つい10年ほど前までは枝道に入るとすぐに山道だったが,いまは入口付近に住宅が建ち並んでしまい,往時の雰囲気は大分失われてしまった.残念だが致し方ない.
 暫く坂道を登ると舗装道路から土道になる.そこに「鎌倉古道(上の道),御霊神社裏参道」の案内板が立っている.

<鎌倉古道の案内板>

▇旗立山
 鎌倉古道から左折して御霊神社裏参道に入る.
 やや急な上り坂を数十メートル登って一番高いところに到着する.この左手が旗立山である.
 御霊神社の境内にある案内板の記事によると,前九年の役(1056年)のとき源頼義がこの山の頂に白旗を掲げて軍勢を募ったという.また,後三年の役(1086年)のときにも,源義家(頼義の子)が,またこの旗立山で白旗を立てて兵を募ったという.
 なお,鎌倉権五郎は,後三年の役のときに出陣したとこの説明板に書いてある.

<旗立山>

▇御霊神社
 沢山のアジサイが群生する間の道を下って,14時45分,御霊神社の前に到着する.
 神社を詣でてから,拝殿前のベンチで一休みする.

<御霊神社拝殿>

▇寿老人
 拝殿の脇に,村岡七福神の寿老人が祀られている.
 不遜な話かも知れないが,寿老人のお姿が,古くからの私の山の知人に何となく似ている.
 「…この頃,彼に会っていないな…元気にしているだろうか…」
とにわかに気になり始める.

<村岡父服地寿老人>

▇石段を下る
 参拝を終えて,拝殿前の石段を下る.
 参道の左手に大きなタブノキがある.藤沢市天然記念物である. 
 ”さて,ここかりどっちへいこうかな…”
 ここで,私はまたどこへいこうかと迷ってしまう.

<御霊神社の石段を下る>

<弥勒寺を経由して藤沢駅へ>

▇跨線橋を渡る
 私は迷った末に,”藤沢駅へ出よう”と決める.
 御霊神社参道を歩いて最初の十字路を右折する.住宅と農地が混じるのどかな散策路である.
 14時59分,東海道本線をまたぐ跨線橋に到着する.

<塔買う同本線跨線橋>

▇弥勒寺
 跨線橋を渡り終えてから,東海道本線沿いの道を藤沢駅方面に向けて歩く続ける.
 15時09分,弥勒寺に到着する.日蓮宗の寺である.
 手許の資料では,この寺につての由来などは不明.

<弥勒寺>

▇猫同居型アパート
 弥勒寺から藤沢駅に向かって淡々と歩きつづける.
 この間には特に見るべき社寺はないので,ただ,ただ歩き続けるだけである.単調な舗装道路が続く.
 途中,15時15分霧,猫同居型アパートの前を通過する.
 私も猫が好きである.
 ”なるほど! 猫同居か,これはいいな…”
 言われてみれば,今はどうやら猫ブームらしい.

<猫同居型アパートの案内>

▇踏切を渡る
 三叉路に突き当たる.
 そこを左折して,15時21分,東海道本線の踏切を渡って左折する.ここは道幅の狭い道だがバス通りである.
 やたらと交通量が多いので,せわしない気分で歩き続ける.

<東海道本線の踏切を渡る>

▇藤沢駅到着
 15時32分,無事,藤沢駅に到着する.
 さすがに藤沢は鎌倉より大都会である.駅近くに大きな書店有隣堂がある.折角,藤沢まで来たのだからということで,有隣堂に立ち寄る.
 沢山の書籍を立ち読みしながら店内をブラブラ.成り行きで一冊本を購入する.

<藤沢駅に到着>

▇無事帰宅
 藤沢から東海道本線の電車に乗って大船へ.
 大分時間が遅くなったので,路線バスを利用して帰宅することにする.
 バス停に向かう途中で,もと同じ勤務先で仕事をしていた仲間とバッタリ.彼の趣味も絵である.意気投合して立ち話.一本バスを乗り過ごしてしまう.
 でも,ナントカ夕方までには無事帰宅する.
 本日の総歩数は12,088歩だった(ウォーキング以外の歩数を含む).

<ラップタイム>

13:38  鎌倉中央公園寺分口歩き出し
13:51  江ノ島道標
13:55  宝積寺跡(バス停山崎)
14:17  長島ふな公園
14:22  泉光院
14:24  上町屋天満宮
14:27  深沢運動公園
14:37  神鋼橋を渡る
14;40  兜松
14:45  御霊神社
14:59  東海道本線跨線橋
15:09  弥勒寺
15:21  東海道本線踏切
15:32  藤沢駅到着

[ウォーキング記録]

▇水平歩行距離                6.0km

▇累積登攀高度                                               59m

▇累積下降高度                                               96m

▇所要時間(休憩時間込み)
 鎌倉中央公園寺分口歩き出し         13:38
 藤沢駅着                    15:32       
 (所要時間)                                  1時間54分(1.90h)
 水平歩行速度                       6.0km/1.90h=3.16km/h
                               (おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/972b7a2c8901b21ee06692cbd972a56e
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


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