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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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春の丹沢;大野山ハイキング(2);昼食後大野山山頂から山北駅へ下山

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          春の丹沢;大野山ハイキング(2);昼食後大野山山頂から山北駅へ下山
                    (塔ノ岳常連グループ)
                   2018年3月7日(水) 曇 (つづき)
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 ↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5f7f59d64d30bb6399c8611072b2d062

<ルート地図> (前の記事掲載地図と同じ)



▇山頂の大ご馳走
 11時02分,大野山山頂に到着する.
 山頂を冷たい風が吹き抜けている.とにかく寒い.
 なるべく冷たい風が当たらないところを選んで,昼食を摂ることにする.
 ここからが,動く冷蔵庫さんことOTさんの真骨頂.手作りの料理が台の上に並ぶ.OTさんが朝早く起きて手作りしたものである.フキノトウの天ぷら,キャラブキ,ショウガなど自然の珍味がずらりと並ぶ.さらに,ISIさんが持参したフナやエビの佃煮,また,どなたかが差し入れてくれたチョコレートなどが並ぶ.

<OTさん他が持ち寄った珍味>

▇寒さ吹き飛ばす車座
 全員が車座になって,珍味を馳走になりながら,昼食を楽しむ.
 途中で,どなたかが差し入れたお酒で乾杯.
 その様子をNMさんがビデオに収めている.
 ちょっと寒いのが難点だが,実に愉しいひとときである.
 正確に計算したわけではないが,参加者の平均年齢は,多分,70歳代中頃.さすがに塔ノ岳の常連だけあって,一同,至って元気である.グルコサミンもヘッタクリもない元気な皆さんに接していると,私も引きずられるように元気な気分になるから不思議である.

<車座になって昼食>

▇下山開始
 昼食を終えて,11時52分,大野山山頂から下山開始.
 お腹が満腹になったためか,あまり寒いとは感じなくなっている.
 私たちは,これからJR山北駅に向かって,ゆっくりと下山する予定である.
 下山開始前に,山頂にある祠に無事下山を祈念する.この祠,なんだろう? 良く分からない.

<山頂の祠>

▇心地よい峠道
 歩き出してから,暫くの間は,心地よい峠道が続く.
 またもや足の速い人と遅い人との間が広がってしまう.もともと一匹狼風の方々ばかりなので,やむを得ないことかも知れないが,山学校でグループ行動の大切さをちょっぴり学んだ私は気が気ではない…が,黙っていることにする.

<心地よい遊歩道が続く>

▇長い階段道が連続する
 やがて階段道に差し掛かる.
 それほど急な階段ではないが,とにかく長い下り階段である.その長さは大倉尾根の花立階段の比ではない.
 もうかれこれ10年近く前に,山学校の仲間達と一緒に大野山に登ったことがある.そのときのことはすっかり忘れてしまったが,えらく長い階段を登ったことだけは何となく覚えている.
 ”ああ,あのとき登った階段を今降りているんだ…”

<長い下り階段>

▇山北駅と高杉・市間方面分岐
 12時09分,山北駅と高杉・水間方面分岐に到着する.
 私たちは,当然,山北方面の道を選ぶ.

<山北駅方面分岐>

▇薄暗い杉林の中
 やがて,薄暗い杉林の中の道に入る.ときどき小さな沢を渡る.
 やや急な下り坂が連続する.グループは徐々にばらけ始める.私も内心で,大丈夫かなとやきもきしている.
 丁度その頃,会長のTGさんが,先頭に少し待っているように言いましょうということになり,私は伝令役となり,先頭を追いかける.
 途中で二番手を歩くHNさんに追いつく.
 「ここ,先頭ですか…?」
 「いえ,もう少し先に2人居ます…」
 そこで,更に猛ダッシュ.やっと先頭の2人に追いつく.すでに200メートルほど間が空いている.
 「親分が,後ろの方が居着くまで待っててくれと言っていますよ…」

<薄暗い杉林が続く>

▇地蔵堂
 2人が立ち止まったところに,石を並べた登り階段がある.地蔵堂の参道入口である.後続の皆さんが到着する間を利用して,階段を登ってみる.
 階段道を20~30メートル登ったところに,小さいながら立派なお堂が建っている.歩の中に3体の地蔵が祀られている.その前に賽銭箱が置かれている.安全を祈願して合掌.
 暫くして,全員が揃う.
 ふたたび下山開始.
 暫くすると,何となく人里に近づいたような雰囲気になる.そして民家が見え始める.

<地蔵堂>

▇共和小学校跡
 13時04分,共和小学校跡に到着する.
 以前,ここを通過したときには,この小学校はまだ健在だったような気がしている.廃校とはちょっと残念.運動場入口に張ってある虎ロープ越しに二宮尊徳立像の写真を撮る.
 ”幼少の頃,私が通っていた国民学校にも二宮尊徳の立像があったなあ~”
 なんとも懐かしい!

<共和小学校跡>

▇梅の花咲く集落
 共和小学校前の三叉路を回り込むようにして山北駅方面へ向かう道に入る.
 13時10分頃,梅の花が美しい集落に入る.多分,鍛冶屋敷という集落だと思う.
 ”のどかで良いところだな…”
というのが私の率直な感想である.

<梅に花咲く集落>

▇立派な家屋が続く
 集落の中の曲がりくねった坂道を下る.
 道の両側には,こぎれいな住宅が建ち並ぶ.とにかく清潔.
 私はペルー,モロッコ,ネパールなどで通り過ぎた田舎のことを連想する.
 ”都会と田舎の集落との間に,格差がないのが日本の特徴だな”
という印象を持つ.


<こ綺麗で清潔な家が並ぶ>

▇馬頭観音
 13時17分,路傍の馬頭観音の前を通過する.
 なかなか立派な馬頭観音である.これまで街道歩きをしてきた癖で,どうしても路傍の石塔類の写真を撮りたくなる.

<路傍の馬頭観音>

▇古宿経由と深沢経由大野山分岐
 13時24分,古宿経由大野山と深沢経由大野山との分岐を通過する.
 私たちは古宿経由の道を下ってきた.
 今回の終着点,山北駅まであと少しである.

<古宿経由と深沢経由の分岐点>

▇自動車道に突き当たる
 13時46分,自動車道に突き当たる.
 作業中の男性が,
 「…山北駅はあっち…」
と私たちを指示する.
 ”指示されなくても分かっていますよ…”
と内心だけでちょっぴり反発する.

<自動車道に突き当たる>

▇御殿場線線路沿いの道
 13時48分,御殿場線に架かる跨線橋を渡る.そして,御殿場線の線路を右手に見ながら,線路沿いの道をひたすら歩く.
 道路に沿って桜並木が続く.
 桜が開花したらさぞかし見事だろうと想像しながら,歩き続ける.

<御殿場線線路沿いの道>

▇山北駅に到着
 14時05分,無事,山北駅に到着する.
 谷峨駅を歩き出してからの所要時間は5時間22分であった.全行程距離は11.5キロメートルなので,休憩時間込みの水平歩行速度は時速2.14キロメートルということになる.諸条件が異なるので一概に速い遅いは言えないが,街道歩きグループの皆さんよりは明らかにぐっと速いなという印象を持つ.
 山北駅ではSUIKAは使えない,また,構内に切符の自動販売機もない.仕方なく窓口で大船駅までの切符を購入することにする.ところが大船駅までの切符はないという.その代わりに藤沢駅までの切符は販売できるので,残りは大船駅で生産して欲しいとのこと.
 ”JR東日本とJR東海とまたがって切符を買うのは面倒だな…”

<山北駅に到着>

▇国府津で東海道本線に乗り換える
 山北14時11分発国府津行電車に乗車する.ベンチシートの電車である.
 私以外の参加者全員が松田駅で下車する.
 私だけがそのまま国府津まで乗車する.国府津で東海道本線快速アクティに乗り換える.後は睡魔と戦って,大船を乗り越さないようにしなければ…

<国府津駅に到着>

▇無事帰宅
 15時11分,大船駅に到着する.
 改札口の自動精算機に,山北駅で購入した切符を投入する.
 ところが,投入した切符が戻ってきてしまう.仕方なく有人改札口へ.先客が若干名居て,手続きに手間取るが,やっと生産を終える.
 大船も冷たい風が吹いていてとにかく寒い.
 ちょっとコーヒーでも賞味してから帰ろうかと思っていたが,余りに寒いので路線バスを利用して,まっすぐ帰宅する.
 とにかく眠くて仕方がないので,ちょっとばかりお昼寝だ.
 こうして暫くぶりの小野山ハイキングも無事終わった.

<ラップタイム>

  8:43  谷峨駅前から歩き出し
  8:46  酒匂川を渡る
  9:13  山道に入る
  9:29  大野山55分の標識
  9:40      都夫良野の頼朝桜
10:04  あずま屋
10;11  鹿よけ柵
10:40  山頂まで15分の標識
10:43  休憩所通過
10:49  山頂まで10分の標識
11:02  大野山山頂着
11:52    〃    発
12:09  高杉・市間方面と山北駅方面分岐
12:40  地蔵堂
13:04  共和小学校跡
13:17  路傍の馬頭観音
13:24  古宿経由・深沢経由大野山分岐
13:46  自動車道に突き当たる
13:48  跨線橋を渡る
14:05  山北駅着

[ハイキング記録]

▇水平歩行距離        11.5km

▇累積登攀高度        781m

▇累積下降高度                       841m

▇所要時間 (休憩時間を含む)
 谷峨駅歩き出し       8時43分
 山北駅着          14時05分
 (所要時間)                     5時間22分(5.37h)
 水平歩行速度       11.5km/5.37h=2.14km/h 
                             (おわり)

「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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