<展望台からの眺望>
伊勢志摩;お伊勢参りの旅;第1日目 (6);鳥羽展望台
(塔ノ岳常連グループ)
2018年2月7日(水)~8日(木)
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第1日目;2018年2月7日(水) (つづき)
<ルート地図>
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<海の博物館から鳥羽展望台へ>
▇日が傾く
海の博物館の見学を終えた私たちは,専用車に乗車して,16時29分,海の博物館駐車場から出発する.
これからパールラインに沿って,鳥羽展望台まで移動する予定である.
すでに冬の太陽は西に傾き始めている.車窓からは寒々とした海が見下ろせる.
私のカメラも,疲労し始めたのか.折角撮った写真も随分とボケてしまった.
”おいっ…! シッカリしろよ…”
とカメラを叱咤する.
もちろん,このぼけの原因はカメラではないことは百も承知である.
リアス式海岸が見え隠れしながら延々と続く道路を南南東に向けて走り続ける.
先ほどから,私は何となく疲労感があり,ついついウツラウツラと居眠りをする.
<日が傾き始めた車窓>
▇鳥羽展望台に到着
16時36分,鳥羽展望台駐車場に到着する.
専用車から下車.
途端に冷たい風.気温が何度か分からないが,とにかく刺すような寒むさである.
「TOBA TSNBOUDAI 鳥羽展望台」と大書した案内板が立っている.
この案内板のローマ字の表記がどうしても気になる.もちろん,音訓式のローマ字ならば”TENBOUDAI”でも間違いではないが,できれば"TEMBOUDAI"と表記した方が良いなと,私は勝手に思っている.というのも,p,b,mの前のnはmと表記するのが一般的ではないかと思うからである.
”結論は.そんなことどうでもいい…”
だが…
どうせならオブザベトリーと英語で表記してしまった方がスッキリするなあ~…
<鳥羽展望台に到着>
<鳥羽一郎ゆかりの展示>
▇鳥羽一郎の人形
私には演歌の興味はないが,この辺りはどうやら鳥羽一郎の生まれ故郷のようである.
今日は売店は閉まっているが,売店のシャッター前に等身大の鳥羽一郎の人形が置かれている.
何人かの方々がこの人形の脇に立って写真を撮って貰っている.
私?
全然興味なし.
それにしても,長袖シャツ一枚の鳥羽一郎は,見るからに寒そうである.
<鳥羽一郎の人形>
▇「兄弟酒」歌碑
展望台広場の先端に「兄弟酒」の歌碑がある.
この歌碑は分厚い本を開いた形をしている.とてつもなく大きな石で作られている.
演歌に興味が無い私には「兄弟酒」と聞いても,ピンと来ないが,だれかがこの歌を歌い出した途端に,何となく聞いたことのある曲だなと思う.
ますます西へ傾いた態様が,長く寒々とした影を落としている.
<「兄弟酒」の歌碑>
▇もう一つの歌碑
展望台のような建物がある.
今日はあいにくの休館.
建物の前に歌碑が立っている.
この歌碑には,
”差し出でて
時々迎ふ
初日の出”
という句が刻字されている.ただ作者の名前が私には読めない.作者は「▇子」という方である.
<もう一つの歌碑>
<寒々とした海の展望>
▇広場の先端で海を眺める
寒いけど,折角なので広場の先端まで行ってみる.
幹事がここで,集合写真を撮るという.写真のできあがりが楽しみである.
<広場の先端で海を眺める>
▇夕暮れの海
広場から海を見下ろす.
遠くに知多半島方面と思われる方向にいくつもの島が並んでいるのが見える.遠くの方は霞んでいるので良く見えないが,広大な風景である.
上空には大分雲が湧いてきたようである.
もう夕方である.薄暗くなってきた雲の縁だけが西日を受けて白く見えている.
”それにしても寒いなあ…!”
<寒々とした展望>
▇駐車場へ戻る
「そろそろ,自動車に戻りましょう…」
と幹事が言う.
余りに寒いので,近くの自販機で暖かいミルクティを購入してから,駐車場へ戻る.
専用車に乗車.
暖房が利いている車内に入って,何だかホッとした気分になる.
自席に着席してから,今買ったばかりの暖かい飲み物をユックリと飲む.生き返った気分になる.
16時44分,私たちを乗せた専用車は鳥羽展望台から発車する.
これで第1日目の観光は全て終わりである.
後は民宿「丸善」で,ゆっくりと1日の疲れを取るだけである.
<駐車場に戻る>
(つづく)
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