<英虞湾クルーズ>
伊勢志摩;お伊勢参りの旅;第2日目 (2);賢島の遊覧船「エスパランサ」
(塔ノ岳常連グループ)
2018年2月7日(水)~8日(木)
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第2日目;2018年2月8日(木) 晴 (つづき)
<ルート地図>
▇民宿「丸善」→賢島
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▇エスペランサ;あご湾遊覧
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<海女の宿「丸善」から賢島へ>
▇海女の宿「丸善」を出発
8時27分,予定時間の3分前に,私たちを乗せた専用車は海女の宿「丸善」前から発車する.
第2日目,最初の目的地は賢島である.
賢島は半世紀以上前に,私が新婚旅行で訪れた思い出の場所である.新婚旅行以来,賢島へは一度も訪れたことがないので,今回の賢島への旅は本当に懐かしく嬉しい.もっとも,あれから幾星霜,私には賢島の記憶は殆ど残っていない.一帯どんなところだったんだろう.
”賢島へは,できれば,連れ合いと2人だけで来たかったな…”
専用車はパールロードを軽快に走り続ける.
<専用車に乗って出発>
▇賢島に到着
パールロードは海岸線から少し離れた高いところを通っているようである.右側の車窓から,ときどき入り組んだリアス式海岸が見下ろせる,素晴らしい景色の連続である.
9時丁度に橋を渡って,賢島に入る.
橋の上から牡蛎の養殖棚が見える.
”さあ,懐かしの賢島に着いたな…”
9時01分,海に面した道路で専用車が停まる.専用車から下車.
賢島へ到着である.
<橋を渡って賢島へ;右手が賢島>
▇観光船が停泊している
少し離れたところに観光船らしい船が停泊している.
今回の旅は全く幹事任せなので,これから賢島で何をするのか,全く分からないが,目の前の観光船を見て,
”ああ,私たちはこれから観光船に乗るんだな…”
とやっと理解する.
乗船場に行ってみる.
観光船の係員らしい男性が,乗船時間まで,まだ間があるとのことなので,乗船口と道を挟んで反対側の土産店に入って時間つぶしをする.
<停泊中の観光船>
<賢島エスパーニャクルーズ>
▇土産店で時間待ち
土産店に入らずに,その辺りを散策しようかなとも思ったが,とにかく風が冷たい.
私も引きずられるように土産店に入る.
店内には,もちろん,ご当地の真珠の装飾具が沢山陳列されている.今更,真珠の指輪もないし,何となくボンヤリとしたまま時間を過ごす.
<土産屋で時間つぶし>
▇エスパランサに乗船
9時23分,観光船エスペランサに乗船する.
二人の係員が,
「足許に気を付けて,乗船して下さい」
と繰り返し注意をする.
船内に入る.
意外に広々としている,何よりも暖房が効いていて暖かいのが有難い.
<エスパニアに乗船>
▇取りあえずは客室で落ち着く
取りあえずは客室に入る.一同,三々五々,適当な席に座る.もちろん私たち以外の観光客も居られる.
客室入り口に売店がある.
山行までに値段表を見る.コーヒーと紅茶が400円,ココア450円,オレンジジュース,コーラ,ウーロン茶が400円,グレープフルーツが450円と結構なお値段である.
私は,
”ハハ~ン…山小屋並みのお値段だな…”
と心の中で密かに思う.
仲間の方々は,あちらこちらで,コーヒーなどを注文している.
マイザーFHは,何だか割高感が災いしたのか何も注文しない.
<暖かい船内は居心地が良い>
▇ロープワークサンプル
たまたま近くの席に座った皆さんと雑談を楽しむ.
暫くすると,登山学校の同級生,TBさんが私の所へ来て,
「…FHさん.ちょっとこっちへ来て見て…」
と私を誘う.
「えっ!…何?」
と私は訝る.
「いいから早く来て…」
とせかされる.
誘導されるままに,客室の壁に飾られてるロープ結びの展示まで行く.そこには帆船などで使われている様々な事例が展示されている.
これらの中には,登山学校で習ったロープワークと通じるものがいくつかある.
”なるほど! これは懐かしい…!”
私も興味津々で見始める.
「…ロープワークの話が通じるのは,この中でHさんだけ…良かった」
とTBさんが言う.
しばしの間,登山学校の思い出話が弾む.
<ロープ結びの事例>
▇甲板で英虞湾を見物
どなたかが,
「…折角だから,上の甲板に行ってみましょう…」
と近くの方々を誘う.
なるほど,折角,遊覧船に乗っているのに,甲板から景色を眺めないのでは始まらないということで,一同ぞろぞろと階段を登って甲板に出る.
甲板は冷たい風が吹いていて,正直,寒い.
甲板から,英虞湾を実際に見回すと,予想以上に案外広々としているのに気がつく.
入り組んだ入江がとても美しい.正に景勝の地だなと実感する.
<甲板から見物>
▇のどかな風景
湾内は凪いでいる.観光船は養殖棚の間をユックリとした速度で移動し続ける.
周りには岡のような低山がうねうねと続いている.
山の上にはホテルらしい大きな建物がいくつか見えている.
私が半世紀前に新婚旅行で訪れたときも小高い丘の上のホテルに宿泊した,
”一体,あのときのホテルはどこだったんだろう…”
全く思い出せない.
もう50年以上も前のことなので,あのとき宿泊したホテルなど,とっくに取り壊されているのかな.それとも,今見えているホテルのどこかに宿泊したのかな?
”あのときも,確か遊覧船に乗ったなあ…”
私はとても懐かしい気分で,すっかり様変わりしているに違いない辺りの風景を楽しむ.
<のどかな風景を楽しむ>
▇御木本真珠養殖場
観光船は何時の間にかぐるりとターンして,船着き場の方向に向かっているようである.
9時56分,左舷に,御木本真珠養殖場の建物が見え始める.
港の清潔感は,どこかヨーロッパの港を遊覧しているような錯覚に陥りそうである.
<御木本真珠養殖場を眺めながら…>
<真珠モデル工場見学>
▇真珠モデル工場に立ち寄る
ボンヤリと外の景色を眺めている内に,10時04分,遊覧船が波止場に到着する.
係員に誘導されるままに下船する.
先ほど乗船したところと,どうやら違うところで下船したようである.
”あれぇ…,どうしたのかな”
事情が分からない私は少々戸惑う.
係員が,
「…10分程度で,船に戻って下さい…」
と言っている.
ここで,私はやっと真珠モデル工場という所に立ち寄ったんだなと理解する.
まずはともかく,下船して,真珠モデル工場の建屋に入る.
<真珠モデル工場で下船>
▇核移植作業実演
館内に入って最初に目に付くのが,核移植作業の実演である.
二人の女性が実演をしている.
”なるほど! これが真珠に育つのか…”
何人かの方々が熱心にのぞき込んでいる.
<真珠の核移植作業実演>
▇様々な展示物
建屋の中に入る.
様々な貝類,真珠製品などが沢山展示されている.
今更,結構指輪に縁のない私には,真珠などあまり関心はないが,女性群の中には,ここで買い物をしている方も居られる.
…ま,ともかく,展示室を一回りする.
<様々な展示物>
▇真珠の首飾りを装着した座像
展示場の一角に真珠の首飾りをまとった女性の像が飾られている.この像が持っている皿の上には沢山の小銭が寄進されている.小銭の大半が1円玉である.
これを見た某さんが,
「あっ!…これ××さんに似ている…!」
と叫んで,わざわざ××さんを像の前に連れてくる.
「何よ! 1円玉ばっかり貰って…」
ということで,××さんを含めて大笑い.
結局,この座像の由来などを聞くのを忘れてしまった.
<真珠の首飾りをした座像>
▇美しい海女さん
展示室には美しい海女さんの立像が2体展示されている.
”こんなに綺麗な海女さんなら,オレも一緒に海に飛び込んでも良いぞ…”
と余計なことを連想する.
この海女さんの立像を見ていると,東郷青児の絵を連想してしまう.
<美しい海女さんの立像>
<クルーズを終える>
▇再び乗船
どのくらい時間が経ったんだろうか.係員が,
「そろそろ船に戻って下さい…」
と私たちを促す.
”なんだ! ここが終点ではないんだな…”
と私は始めて理解する.
10時13分,再び同じ船に乗船する.
10時15分,出港.
先ほどまでのクルーズでは,船の2階の客室で繕いでいたが,今度は1階の客室に入ってみる.
2階の開放的な雰囲気の客室とは違って,こちらはボックス席が主体である.もう甲板で風景を眺めるのは寒いのでヤメである.
<1階の着室>
▇クルーズ無事終了
10時23分,私たちを乗せた遊覧船は,出発点の賢島エスパニアクルーズ乗場へ,無事,帰港する.
「ありがとうございました.足許にお気をつけ下さい」
という係員の声を聞きながら下船する.
こうして,賢島での最小の観光を終える.
(つづく)
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(執筆中)
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