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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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伊勢志摩;お伊勢参りの旅;第1日目 (1);伊勢市駅集合

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                       < 新幹線車窓から富士山を望む>

        伊勢志摩;お伊勢参りの旅;第1日目 (1);伊勢市駅集合
               (塔ノ岳常連グループ)
             2018年2月7日(水)~8日(木)
前(ダイジェスト版)の記事
 ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/7436e53a80ad8af52063ac7bd762b89e

<ルート地図>

▇全体図

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第1日目;2018年2月7日(水) 晴・冷たい風

<久々の東海道新幹線>

▇土地勘のない場所
 2月6日,かねてより幹事から連絡を頂いている伊勢志摩の旅の前日である.
 今回の旅は,伊勢神宮の参拝と賢島見物が主目的である.私には土地勘が”殆ど”と言って良いほど無い場所を一泊二日でる旅をする.
 ”殆ど”と画いたのには,実は理由がある.
 今を去る半世紀以上前のことになるが,私は新婚旅行で賢島を訪れている.でも,今の私には,何だか高いところから入り江が入り組んでいたなぐらいしか頭に残っていない.まさに茫洋とした昔々のことである.
 それでも,何とか昔のことを思い出そうとしたが,干涸らびてしまった私の頭の引き出しにはほんの僅かな記憶しか残っていない.
 …まあ,それはともかく,取りあえずは明日からの旅行に備えて,列車の切符ぐらいは購入しなければ…ということで,午後から大船駅に出掛ける.
 大船駅の窓口は,意外にも空いている.
 ”ならば(有人の)窓口で買おう…”
ということにする.
 「あのう…,スミマセンが,JRに伊勢っていう駅,ありますか?」
 まあ,何だか勝手が良くわからないまま,とにかく東海道新幹線で小田原から名古屋へ,名古屋から紀勢本線と参宮線を経由して伊勢市駅までの往復乗車券を購入する.

<往路の切符>

▇小田原駅の暇つぶしコーヒー
 何時もの塔ノ岳詣での時よりも1時間以上も遅い時間に自宅から出発する.
 東海道本線下り大船駅6時30分発の電車に乗車する.今日は平日.通勤客で混雑している.何とか座席に座れる.
 周囲を見渡すとスーツ姿の男性や,きちんとした身なりの女性,それに高校生などが殆どである.薄汚い身なりの私は何となく違和感を感じっぱなしである.
 ”そういえば,私もサラリーマン時代に,たまたま乗り込んでくる老人がうさんくさく見えていたな…”
と通勤電車時代を思い出す.
 ”それが,今や自分がうさんくさい老人になっている…!”
 当たり前と言えば当たり前だが,何となく自分が哀れっぽく感じてしまう.
 それはともかく,大分早い時間に小田原駅に到着してしまう.
 小田原駅で途中下車して,コーヒーでも賞味したいところだが,一旦,外に出ることもできないので,新幹線乗り換え改札口を通り抜けて,一旦,新幹線待合室に入る.もちろん,まだ仲間は誰も居ない.
 待合室は出張支度のサラリーマン風の方々がおよそ90パーセント.私ごとき風来坊的出で立ちの人はごく少数派のようである.
 ”う~ん…,まだ時間があるなぁ~”
 私は一本前の「こだま」に乗ってしまおうかと,随分迷ったが,幹事に心配を掛けたら悪いな…で,そのまま待ち続ける.
 時間を持て余すので,暇つぶしに売店でコーヒーを所望する.
 その内に,山旅スクール同級生で塔ノ岳グループでも一緒のOTさん,TBさん,私より30分後の東海道下り電車でこられたYDさん,さらに小田急電車で来られた方々が続々と現れる.

<小田原駅新幹線待合室でコーヒーだ>

▇「こだま」でノンビリ名古屋まで
 この時間,小田原から名古屋まで行くには二通りの方法がある.第1は小田原8時03分発の「こだま」で各駅に停車しながらノンビリ行くか,あるいは,第2の方法として,このこだまからほんの数分後に小田原を発車する「ひかり」に乗ってノンストップで名古屋まで行くかである.「ひかり」に乗車すれば約1時間早く名古屋に到着する.
 どちらの電車で行こうが,名古屋から先,伊勢市までは,「みえ5号」に乗ることになる.つまり,1時間を電車の中で過ごすか,あるいは名古屋駅で過ごすかの違いである.
 昔から鈍行が好きな私は,何の迷いもなく「こだま」に乗車する.同行者の半分以上は私と同じように「こだま」に乗車したようである.
 予想したとおり,「こだま」は空いている.私は富士山が見えることを期待して進行方向右側,窓際の席に座る.

<新幹線「こだま」の車内>

▇車窓から富士山が見える
 8時25分頃,車窓から富士山が見え出す. 私は急いでデジカメを取り出して富士山の写真を撮りまくる(冒頭の写真).
 雲一つない青空に雪を抱いた富士山が屹立している.素晴らしい風景である.
 手前の建物群の中に「日本大学××学部」と大書した広告がちらりと見える.
 …ということは,今,列車は三島辺りを通過中なんだろうなと勝手に想像する.

<三島付近を通過>

▇回想の「こだま」
 「こだま」は各駅停車.小田原を過ぎると熱海,三島,…というように東海道を代表する場所に停まりながら先へ進む.もうかれこれ10年近く昔のことになるが,五十三次洛遊会の皆様と一緒に,江戸日本橋から京都三条大橋まで歩いたことがある.あのときに通過した懐かしい地名が次から次へと現れる.
 さらにその昔,もうかれこれ30年以上も前のことだが,私が現役サラリーマン時代には,仕事で何時もこの辺りを行き来していた.
 私は車窓からの景色を眺めながら,企業戦士だった頃のことを懐かしく思い出す.
 ”今年の1月4日に,旅立ったNO先生と一緒に「こだま」に乗ったこともあったな…あのとき先生は次から次へとビール缶を空けていたなあ…”
 私はほぼ下戸だが,お付き合いにビール1缶だけご一緒したっけ…
 NO先生とは,ここ3年間,同じ研究プロジェクトでご指導いただいていた.このプロジェクトも,今年3月末日で終わりになる.
 そんな諸々を回想しながら,名古屋までのひとときを過ごす.
 「こだま」は駅に停車する度に,光などの上級列車2本に追い抜かれる.これらの列車が追い抜く度に「グワ~ン…」という鈍い音と一緒に車体がぐらぐらと横揺れがする.
 いくつかの駅に停まりながら,10時15分,無事名古屋駅に到着する.

<名古屋から参宮線伊勢市駅へ>

▇快速「みえ5号」に乗車
 名古屋駅で,「ひかり」号で先に到着していた皆さんと合流する.
 そして在来線ホームへ移動する.
 私たちは,快速「みえ5号」に乗って,関西本線,紀勢本線,参宮線を経由して伊勢市まで行くことになっている.
 「みえ5号」は4両編成.3両が自由席,1両が指定席である.私は常に自由席派である.多くの仲間達と一緒に,同じ車両に乗り込む.

<快速「みえ5号」に乗車> 

▇快適な車内
 車内に入る.なかなかデラックスで快適な車内である.
 各自適当な席に座る.私はたまたま居合わせたYMさんと2人で4人掛けワンボックスにゆったりと座る.
 「みえ5号」は,10時37分に名古屋駅を発車する.
 関西本線は電化されているが,私たちが乗車した列車はどうやら気動車.ということは途中から非電化区間になるということである.案の定,列車が走り出すと,床下から「ガーガー…」と,ジーゼル車特有のうるさい音が響いてくる.同じジーゼル車でも小海線を走るジーゼル車よりも,こちらの方が大分うるさい感じがする.
 やがて大きな川を渡る.
 「すごい川ですね.何川なんでしょう?」
と居合わせたYMさんと話し合う.
 多分,木曽川か長良川だろうと思うが,どちらの川を渡っているのか良くわからない.

<みえ5号の車内>

▇弁当が配られる
 「みえ5号」に乗車してまもなく,駅弁が配られる.お茶付きである.
 用意周到な準備にただただ頭が下がる.
 駅弁は八角形の容器に入っている.表には「松浦特製なごや」と印刷されている.
 余談になるが…
 私は若い頃,駅弁にかぶせてある表紙を集めるのが趣味だった.当ブログでその一部を紹介中である.もっとも今は敢えて編めることはしていないが,今日の駅弁の表も,収集の一環として,食べ終わった後,捨てずに持ち帰るつもりである.
 駅弁の内容は下の写真の通りである.
 美味しく頂戴する.


<駅弁「なごや」>

▇雪を抱く山並み
 やがて,進行方向左手の車窓から雪をかぶった大きな山脈が見え始める.
 ”一体,どこの山なんだろう…”
 この辺りに土地勘のない私は不思議がる.どうせトンチンカンだろうが,
 ”鈴鹿山脈だろうか…? 養老と滝って,あの辺りのどこかだろうか?”
と連想をたくましくする.
 いずれにしても,とても魅力的な山のように思える.
 反対側の車窓には,広々とした田園がどこまでも広がっている.

<白い山脈が見える>

▇伊勢市駅到着
 「みえ5号」は,途中の駅で列車交換のために何回か停車する.どうやら単線のようである.立派な本線なのに単線とは少々不思議に思う.どうやら所々複線になっているものの単線区間が結構多いようである.
 伊勢市駅まで意外に時間が掛かるのに驚くが,12時12分に,無事,伊勢市駅に到着する.
 ここから先,4両編成の車両の内,2両は伊勢市駅で切り離しになり,2両で運転するようである.関東地方で10両,15両編成に電車に馴染んでいる私には,ちょっとした違和感があるが.逆に親近感も増してくる.

<伊勢市駅到着>

<伊勢市駅集合>

▇待合室で集合
 改札を出て待合室で一旦集合する.
 狭い待合室は,私たちの仲間だけで賑やかになっている.
 ”やっと,念願の伊勢神宮に来たな…”
 正に感無量である.

<同じ列車で来た仲間達>

▇待合室をウロウロ
 ちょっとの間,待合室をキョロキョロ,ウロウロ.
 私の興味は,列車の時刻表である.目ざとく時刻表を見つけて,まずは写真を撮る.
 どうやら,朝夕1時間に3本,日中は2本の運転のようである.2本の内,1本は快速のようである.
 案外,列車の本数は多いなという感じである.

<伊勢市のJR時刻表>

▇「赤福」の看板
 待合室の高い天井の待合室である,ちょっと狭い感じがする.鴨居の上に「赤福」の看板と,緯線神宮(外宮)と大書した案内板が掲げられている.
 待合室の外には,関西方面から来られた仲間達が何人か待っているようである.

<伊勢市駅待合室>

▇全員集合・開会式
 伊勢市駅前に全員集合.
 塔ノ岳常連と関西方面からの参加者が,駅前広場で全員集合.
 取り纏めをされているTGさん(以下会長と呼ぶ)から,開会の挨拶がある.
 いよいよこれから第1日目のスケジュールが開始される.
 まずは,これから伊勢神宮外宮に向かう.

<伊勢市駅広場で開会式>
                            (つづく)
つづきの記事
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(執筆中)

「伊勢志摩・お伊勢参りの旅」の目次
(未着手)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します






















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