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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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信越トレイル(セクション4~6):第2日目(2);幻の池から関田峠へ

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                             <ブナ話を行く>

       信越トレイル(セクション4~6):第2日目(2);幻の池から関田峠へ
               (アルパインツアー)  
         2017年10月14日(土)~16日(月)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8538e12de62663b728809f72fd66f4df

第2日目;2017年10月15日(日) 雨 (つづき)  

<ルート地図>


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<宇津ノ俣峠を通過>

■木の枝を潜りながらのアップダウンの連続
 雨の中,幻の池近くの登山道で立ったまま昼食を食べおえた私たちは12時40分,幻の池から歩き出す.
 いよいよ,午後の部の始まりである.でも,ここから先も小さな上り下りが連続する.しかも,木の枝は最小限度しか伐採されていないので,足下に注意をしながら木の枝に頭をぶつけないように絶えず注意をして歩かなければならない.ところが,どんなに注意をしていても,結果的には何回となく木の枝に頭をぶつけてしまう.その内に,頭の中に何時までも鈍痛が残るようになる.これは決して良いことではない.
 ”ヘルメットを持ってくるべきだったなぁ~”
 今頃,後悔しても始まらないが,とにかく頭をぶつけてしまうのが辛い.

<何十回となく木の枝を潜る>

■宇津ノ俣峠
 13時14分,宇津ノ俣峠に到着する.
 案内杭が立っている.この案内杭によると,ここは伏野峠から4.5キロメートルの①になる.ここから先の牧峠まではあと5.4キロメートル.まだまだ先は長い.
 ここで,3~4分,立ち休憩を取る.
 しつこい雨はず~っと降り続いている.晴れていれば,多分,ここから日本海側の絶景が楽しめるだろうに…
 MSガイドの話によると,戦後の混乱期にこの峠を越えて越後から信州へ闇米が運ばれたという.
 その他,江戸時代から明治に掛けての越後側と信州側の住民間の争いごとなど興味深い郷土史の一端を伺う.MSガイドの知識の豊富さにビックリ,感動する.
 
<霧が立ちこめる宇津ノ俣峠>

■風雪に耐えたブナの大木
 立ち休憩を終えて,13時17分,宇津ノ俣峠から歩き出す.相変わらずブナの枝をくぐり抜けながら凸凹道を歩き続ける.
 13時35分,大きなブナの木の脇を通過する.このブナの幹はS字型に大きく屈曲している.MSガイドの説明によると,この木は降り積もる雪の重さで一旦倒されてしまったものの,その後立ち直って成長したために,幹がS字型になってしまったという.
 「過酷な風雪にも負けずに生き続けているところが凄いです…」
 私も同感!

<風雪に耐えたブナの大木>

<花立山へ>

■牧峠まで後2.7キロメートル
 13時41分,「宇津ノ俣峠0.7km,牧峠2.7km」の道標を通過する.
 相変わらずしつこい雨が降り続いている.雨に濡れっぱなしで歩いていると,なんとなく思考停止しているような感覚に陥る.ただ,ただ,トボトボと歩いている自分に気がつく.
 相変わらずちょっと油断すると木の枝に頭をぶつける.
 ”なにが楽しくて,こんな雨の中を歩いているんだろう…”
と妙な疑問が頭の中を過(よ)ぎる.

<牧峠まで後2.7km>

■花立山山頂
 14時05分,花立山山頂(標高1.069メートル)に到着する.
 これまで歩いてきたいくつかの小ピークと大差ない山頂である.山頂周辺は草木に覆われていて特に眺望が良いというわけでもない.
 山頂の空き地で5分ほど立ち休憩を取る.
 NSガイドによると,この辺りには四季折々に色々な花が咲くようだが,折角聞いた花の名前は,すぐに忘れてしまい,私の脳裏には収まらない.なんとももったいない話である.

<花立山山頂>

<三角山と牧峠>

■三角山を通過
 花立山から稜線伝いに西へ進む.どうやら雨雲の真っ直中を歩いているらしくて,辺りは濃い霧に覆われている.地図を見るとこの辺りはやや痩せた尾根のようである.
 私は相変わらず列の一番最後について黙々と歩き続ける.
 14時31g分,NSガイドが,
 「ここが三角山の山頂です…」
という.
 手持ちの地図には三角山(標高1,010メートル)の表記はないが,等高線を見ると,三角山の①が確認できる.

<三角山付近;雨雲の中を黙々と歩き続ける>

■牧峠まで後400メートル
 14時37分,「牧峠0.4km,宇津ノ俣峠3.5km」の標識を通過する.地図で現在地を確かめる.今朝,野々海峠から歩き始めて,随分と長い距離歩いたなと思う反面,まだまだ先は長いなと,少々ウンザリ.
 とはいえ,牧峠まで後400メートル.もう一息で牧峠である.

<牧峠まで後400メートル>

■旧牧峠で休憩
 14時36分,旧牧峠に到着する.ここでちょっと立ち休憩しながら,MSガイドから牧峠の説明がある.説明の内容は,ここに立っている案内板に描かれている内容と同じである(下の写真).
 14時38分,説明が終わって,再び歩き始める.

←クリック拡大

■牧峠
 急な坂道を下って,14時47分,いきなり舗装道路に飛び出る.ここが現在の牧峠である.下の写真で真ん中に立っているのが名ガイドのMSさんである.
 周囲の掛かる霧が一層濃くなってきた感じである.

<牧峠>

<梨平峠へ>

■関田峠まで4.5キロメートル
 牧峠での休憩を終えて,14時48分,歩道道路を斜めに横切って,また泥んこ道に入る.入口に「関田峠4.5km」の道標が立っている.
 いきなりの急登である.雨でぬるぬるになった急坂を滑りそうになりながら懸命に登る.
 ”それにしてもひどい道だな…丹沢の塔ノ岳に登っている方がよっぽど楽だな”
 私は奇妙な比較をしながら.泥の坂道をよじ登る.女性の参加者の中には,この泥道がなかなか登れなくて,四苦八苦している人がいる.
 いくら自然が大切とはいえ,ここは階段を作らなければダメだなと,心の中で密かに思う.
 ”それに,信越トレイルに来られる方はヘルメットを持参して下さいと注意しなければダメだな”

<関田峠まで4.5km>

■牧の小池
 ちょっと痩せた尾根道を上り下りして.15時19分,牧の小池(標高1,024メートル)に到着する.進行方向左手に小さな池が見えている.
 ここで5分ほど休憩を取る.
 何時の間にか雨足は大分弱くなっている.

<牧の小池>

■三角点
 15時59分,登山道の真ん中に設置された三角点に到着する.
 三角点の写真を撮るために,数分経ち休憩を取る.
 三角点の近くに,「関田峠2.4km,牧峠2.1km」の案内標識が立っている.

<三角点>

■梨平峠
 16時12分,梨平峠(標高1,200メートル)に到着する.ここで5分ほど立ち休憩を取る.相変わらず辺りには濃い霧が立ちこめている.相変わらず霧雨が降っている.近くの木も霧で霞んでいる.
 近くに「関田峠1.7km,牧峠2.8km」の標識が立っている.

<梨平峠>

<関田峠へ>

■関田峠まで後600メートル
 休憩を終えて,16時17分,梨平峠を出発する.相変わらず上り下りが連続する道が続く.木の枝に頭をぶつけそうになることも度々である.
 16時56分,「関田峠0.8km,梨平峠1.1km」の標識を通過する.
 ”関田峠まで後600メートルか.もう少しだな,ガンバレ…”
 雨の中の長距離歩行で.半ば嫌になり始めた自分を”もう少しだ”と鼓舞する.
 ところが,ここからが結構長い.

<関田峠まで600メートル>

■関田峠に到着
 17時08分,急坂を下って舗装道路に飛び出る.ここが2日目の終点,関田峠である.
 ”やれやれ!…やっと終わったナ!”
 これが第一印象である.今日も終日雨野中のトレッキングだった.昨日も雨だったので,連続2日間,雨に祟られっぱなしである.ついていない.
 でも,まあ,難とか2日目の長旅も無事終わった.
 現地ガイドによると,明るい内に,関田峠に到着できれば健脚だとのこと.
 さて,これから…
 クールダウンストレッチを済ませてから,出迎えの専用車に乗って,今夜のお宿であるムーンベイ25へ戻る予定である.       

<関田峠に到着>
                                                        (つづく)
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(執筆中)

目次
信越トレイル(セクション1~3)
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/6c7399815acf657f2d74b5c98ac275b2
信越トレイル(セクション4~6)
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8d8c46ebc82b0e8dab5e4c4322e53bdc

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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