<深坂峠>
信越トレイルトレッキング(セクション(4~6::第1日目(2);天水山から野々海峠まで
(アルパインツアー社
2017年10月14日(土)~16日(月)
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第1日目;2017年10月14日(土) 雨 (つづき)
<ルート地図>(再掲)
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<天水山から三方岳へ>
■天水山から歩き出す
登山口から歩き出した私たちは13時06分,天水山山頂(標高1,088メートル)に到着する.ここがセクション6の起点である.
天水山山頂での休憩を終えて.13時13分,いよいよセクション6を歩き始める.相変わらず雨が降り続いている.
”雨の中を歩くのか…ついていないな!”
愚痴を言っても仕方がないが,私は内心でブツブツ.
歩き出してすぐに,晴れていれば展望が良さそうなところを通過する.ただ,今は地殻の気が雨にけぶって見えているだけで,視界はほとんどゼロである.
<視界ほとんどゼロ>
■急な上り下りの連続
信越トレイルの特徴は,ほぼ忠実に尾根を伝っていることである.ピークがあれば,愚直にそのピークを越えるだけ.ピークの裾をトラバースして通過する道などほとんどない.だから,常に細かいアップダウンを繰り返す.
階段道などほとんどないので,泥んこの急坂を登ったかと思うと,その先には急な下り坂が待っているという調子である.
<急な上り坂>
■三方岳山頂
14時22分,三方岳山頂(標高1,138メートル)に到着する.
山頂にはちょっとした空間があるが,周囲は灌木に覆われていて,仮に晴れていてもそれほど視界は利かない山のようである.
相変わらず濃い霧が立ちこめている.
三方岳の道標の前で,それぞれが記念写真を撮る.
<三方岳山頂>
<三方岳から深坂峠へ>
■素晴らしい紅葉
休憩を終えて,14時25分,三方岳から歩き出す.
いきな急な泥んこの下り坂である.続いて登り返しになる.少し痩せた稜線が連続する.小さなアップダウンを何回も繰り返す.
霧が幾分薄くなり,近場の風景が見え始める.周囲の紅葉が素晴らしいもし晴天だったら,もっと素晴らしいに違いない.
<紅葉が素晴らしい稜線歩き>
■落葉を踏んで…
相変わらず小さなアップダウンを繰り返しながら,両川沿いの道を歩き続ける.登山道には階段など一切なく,人1人が通れるだけの道幅で切り開いただけの泥んこ道である.結構滑りやすく,歩きにくいので,以外に疲れやすい.
そんな泥んこ道が連続する中で,ときどき落ち葉が絨毯のように深々と貯まったところを通ることがある.こんなときは.
”ああ,良いな…税悪な絨毯だ…”
と感激する.
<降り積もる落ち葉を踏んで…>
■電波塔跡で立ち休憩
14時48分,「深坂峠0.7km」の標識が立っている場所に到着する.
この辺りはちょっとした広場になっている.現地ガイドの説明によると,ここには電波塔が設置されていたとのこと.
ここでは,ちょっと立ち休憩を取っただけで,すぐに歩き始める.
<電波塔跡>
■薄紫の花に魅せられて…
私には花のことは全く分からないので,間違ったら恥ずかしい.だから花の名前は書かないが,薄紫の花の美しさに魅せられる.
グループの最後尾を歩いている特典で,立ち止まって写真を何枚も撮る.
<薄紫の花に魅せられる>
■見事なブナ林
相変わらずの天気なのが残念だが,見事なブナ林の中を歩き続ける.
現地ガイドが,ブナの幹の太さから樹齢を水泳する計算式を教えてくれる.間違って引用したらまずいので,ここでは式を披露するのを差し控えるが,幹の直径が40センチメートルのブナは樹齢約200年とのこと.この計算式が,種類が違う丹沢のブナに適応できるかどうかは分からない.
広場を通過してからも,細かいアップダウンが連続する.
<ブナ林の中を歩く>
■舗装道路へ飛び出る
14時56分,滑りやすい急坂を下って,飛び出るようにして舗装道路に到着する.
深坂峠である.
<舗装道路に飛び出る>
<深坂峠から野々海峠へ>
■濡れた舗装道路
飛び出た舗装道路は平坦道である.
”舗装道路は歩きやすいなあ~…”
が率直な感想である.
現地ガイドが,
「時々自動車が通りので注意して下さい…」
と私たちを諭す.
右折して舗装道路を少し歩いて,すぐに左折する.
<深坂峠の舗装道路>
■深坂峠の立派な石碑
左折したところが広場になっている.広場の小高いところに,大きな石碑が置かれている(冒頭の写真).石碑の前で休憩を取る.
雨は止んでいるが,相変わらず辺り一面に濃い霧が掛かっている.
<深坂峠の広場>
■紅葉の森
休憩を終えて,15時08分,深坂峠から歩き出す.
ここから先,見晴は利かないが,山深い登山道が続く.いかにも自然に囲まれているという感じの道が続く.
アップダウンもこれまでに比べると,幾分楽になり,実に良い気分で歩き続ける.
<深い森に囲まれた登山道>
■自然のままの樹木
道路は全く自然のままの樹木の間を縫うように作られている.
現地ガイドの話によると,人が歩ける最低限度の空間だけを切り開いてあるとのこと.そのためか前方,頭上,足下に絶えず注意して歩く必要がある.私は注意しているにも関わらず,幾度となく枝に頭をぶつけてしまう.
<密林のような樹木>
■晴れていれば見晴最高の場所
15時29分,腫れていれば見通しの良さそうなところを通過する.もちろん今日は何も見えない.実に残念!
ただ近場の紅葉が実に綺麗に見えているのが嬉しい.
<晴れていれば新潟県側が良く見える場所を通過する>
■あまり美しくないものも共存している
信越トレイルには,見て心地よいものだけが存在しているわけではない.なんとなく薄気味悪いものももちろん自然の一部である.見た目には少々グロテスクなキノコのようなものも沢山自生している.
このキノコみたいなもの一体何だろう?
<気持ちの悪いキノコ>
■野々海峠まで0.9キロメートル
15時47分,「野々山峠 0.9km」の標識を通過する.
ここから先は,ほぼなだらかな下り坂が多くなる.
<野々海峠まで0.9キロメートル>
■素晴らしい散策路
15時50分頃,木の枝を潜りながら,曲がりくねった道が連続するようになる.素晴らしい散策路である.どうやら,あともう少しで野々山峠に到着である,
後ろを歩いている私たち3人は,
「…こんなに綺麗なところをサッサと通り抜けるのはもったいないな…」
と言いながら,ちょっとゆっくりペースで歩き続ける.先を行く人達とはちょっとだけ間が空いてしまう.
”ありゃ~っ! いけない”
ちょっと歩行速度を上げて,先頭グループの跡を追う.
<心地よい散策路>
■野々山峠に到着
やや急な坂道を下って,16時02分,舗装道路に降り立つ.野々山峠である.ここが,1日目の終着点である.
終日,お天気には恵まれなかったが,まあまあ綺麗な紅葉を見ることができたので,これで良しとしよう.
<野々山峠に到着>
■野々山峠の案内標識
舗装道路に降り立ったところに野々山峠の標識が立っている.
私たちの専用車が近くに停まっているはずである.現地ガイドの先導で,舗装道路に沿って歩き始める.
現地ガイドが,
「…この道路は意外に自動車が多く通りますので注意して下さい」
と私たちに注意を促す.
<野々山峠の案内標識>
■専用車に乗車
専用車はすぐ近くで私たちの到着を待っていた.
各自,軽くクールダウンストレッチをして,専用車に乗車する.
これから今夜の宿泊場所であるムーンベイ25へ向かう.
<出迎えの専用車>
(つづく)
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(執筆中)
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信越トレイル(セクション1~3)
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信越トレイル(セクション4~6)
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