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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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花立山荘まで往復してから神奈美会員展を訪れた丹沢;塔ノ岳(今年今年38回目)

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<                             <小草平からの保持さん>

   花立山荘まで往復してから神奈美会員展を訪れた丹沢;塔ノ岳(今年38回目)
            (神奈美会員展訪問者に同行)
           2017年11月17日(金) 晴

<ルート地図>


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■朝の寒さに閉口
 このところ,土曜日の天気が悪い週が連続している.もともとは,18日の土曜日に塔ノ岳を往復してから,私の絵を見てくださる方々と一緒に神奈川美術協会会員展の会場を訪れる予定だったが,雨ではどうにもならない.そうかといって,塔ノ岳詣での間を空けてしまうと,次回の塔ノ岳がしんどくなる.そんな諸々を考えて,私はもともとの計画を1日早めて,今日塔ノ岳を往復することに決めた.そして,土曜日は塔ノ岳には登らずにまっすぐ展覧会場に行くことにした.
 何時ものように4時10分に自宅を出発して,2キロメートルほど離れたところにある大船駅に向かう.
 外に出た途端に,グッと寒いのには閉口する.もちろん外は真っ暗.つい数週間前までは賑やかに啼いていたコーロギももう居なくなったらしく,沿道の草むらも静まりかえっている.
 大船から東海道本線下り初電に乗車する.小田原についてもまだ真っ暗.小田急電車に乗り換えて渋沢駅に到着する頃,やっと夜が明け始める.
 今日は平日.電車の中で早朝出勤のサラリーマン諸氏が沢山乗車してくる.この早朝の寒い時間にご苦労なことだなと同情する.
 渋沢から大倉行1番バスに乗車する.明日の土曜日が雨という予報のために,一日繰り上げて塔ノ岳に登る人が多いらしく,バスは平日にしては随分と混雑している.乗り合わせた常連は毎日登山のTGさん,TNさん,NGさん,女性のTNさん,HMさん,HNさんなど結構多数居られる.
 常連の中で,TGさん,HNさん,女性のHMさんの3人が,塔ノ岳登頂後,神奈美員展を見に来てくれるとのこと.

■常連の皆さんと一緒に歩き出す
 7時11分,TGさん,HMさん,IIJさんなどと一緒にバス停大倉から歩き出す.今日は皆さん全員が塔ノ岳山頂までは登らずに途中で下山すると言っているので,なんだか私も気勢が上がらなくなる.弱気はすぐに伝染するようである.
 ”そんならオレも今日は途中で下山しよう…”
 毎度のことながら,歩き出しはノロノロ歩きだが,その後も一番足の遅い方に合わせてノソノソ歩きを続ける.
 7時29分,登山口を通過する.ここから先も暫くの間はお互いに雑談をしながらゆっくりペースで登り続ける.
 7時35分,丹沢ベースを通過する.何時もなら高速でドンドンと先を行くTGさんが,今日に限って,ゆっくりペースである.どうやら,そう毎日塔ノ岳山頂で頑張っていたら体が持たないので,今日はゆっくりペースで途中まで登って下山するとのこと.
 ほどなく日の当たる坂道に到着する.今日は天気が良いので,進行方向右手から爽やかが朝日が射し込んでいる.
 7時44分,観音茶屋を通過する.
 いくら何でも少々鈍足過ぎるので,私は少しだけ歩行ピッチを上げる.すぐに一同との間が開く..

<日の当たる坂道>

■光る海
 8時02分,見晴茶屋に到着する.
 空は幾分雲が多いが,眼下に態様の光を反射して海が光っているのが見える.毎年,コーロギが啼き終わると,海が光り出すような気がしている.光る海も忘れられない風物詩であり.
 ここで数枚の写真を撮ってから,見晴茶屋前を通過する.

<見晴茶屋前から相模湾を見下ろす>

■見晴階段
 見晴階段に差し掛かる.
 何時ものように,階段下から階段を見上げた写真を撮る.
 今日は登山者の後ろ姿が全く見えない.全く人気のない坂道になっている.こんなことは滅多にない珍事のように思える.私の前後に人影がなければ,追い越した追い越されたのストレスが全くない,とても有難いことである.
 私は心安らかにマイペースで登り続ける.

<見晴階段>

■一本松
 見晴階段を登ってからモミジ坂に差し掛かる.
 モミジ坂も,全くのマイペー津で登り続けて,8時20分,ようやく一本松を通過する.一本松付近の紅葉がそろそろ見頃である.
 今日の大倉から一本松までのラップは1時間10分.
 ”こりゃぁ~…! もうダメだな!”
 私は塔ノ岳山頂まで登らない勇気が湧いてくる.

<一本松>

■駒止茶屋
 モミジ坂を登り切って,平坦な道になる.ひとまずホッとする.気分を癒やしながら,ごくゆっくりのペースで歩き続ける.今日は大分気温が低いらしく,汗をかく心配もなさそうである.
 やがて駒止階段に差し掛かる.この階段は,とにかくユックリ,ユックリと登るのが”こつ”である.
 階段を半分ほど登ったところで下山してくるKSさんにバッタリ.
 「今日の山頂は霜が降りていて真っ白ですよ.気温は4℃.富士山が良く見えますよ…気をつけて行ってらっしゃい!」
 今日もKSさんに勇気を貰う. 
 長い階段を登り切って,8時36分に駒止茶屋に到着する.大倉からの所要時間は1時間26分.何時もより12~13分余計に時間が掛かっているようである.
 ”これでは駄目ダ…!”

<紅葉の先に駒止階段>

■堀山の尾根道からの富士山
 今日は久々の晴れである.
 尾根道からも富士山が良く見えている.早速,富士山の写真を何枚も撮る.
 8時47分,堀山の標識を通過する.

<堀山の尾根道からの富士山>

■小草平
 8時58分,漸く小草平に到着する.大倉からの所要時間は1時間48分.超ノロノロ.ここは1時間30分ぐらいのラップで登りたいところである・
 今日は平日なので,堀山の家は休業である.玄関前の寒暖計は7℃を指している.
 どうせ塔ノ岳山頂まで登らないんだったら,後ろを歩いている常連の皆さんを待つことにする,

<小草平の「堀山の家」>

■萱場平
 小草平のベンチで常連の皆さんが到着するのを待つ.
 大倉から一緒に歩き始めた常連さんの内,HDさんともう一人名前をしらない方の2人が小草平に到着する.9時12分,この2人と一緒,つまり3人で小草平から歩き出す.
 9時37分,小草平に到着する.ここで定点観測の写真を撮ろうとしたが,デジカメの電池が消耗していて撮れない.
 ”まあ,いいか”
で写真を撮らないまま萱場平を通過する.

■花立階段下からの富士山
 ようやく花立階段下に到着する.
 多少雲が掛かっているが,相変わらず富士山が見えている.立ち止まって,デジカメから乾電池を取り出して,両手で挟んでスリスリする.こすることによって,乾電池の温度を上げて,ちょっとだけ寿命を延ばそうという試みである.
 その結果,やっと富士山の写真を撮るが,はっきりとは写っていないのが残念である.

<花立階段下からの富士山>

■本日の終点花立山荘
 10時00分,花立山荘に到着する.ここが今日の終点である.花立山荘の気温は5℃.
 大倉から花立山荘までの所要時間は2時間49分.惨憺たるラップである.こんな数字,見るからに嫌である.とにかく今日はここが終点である.
 山荘前のベンチで休憩.また乾電池をスリスリして,騙し騙し撮ったのが下の写真である.富士山はほとんど雲の中である.

<花立山荘前から富士山を望む>

■下山開始;萱場平で休憩
 休憩を取っていると,どこからともなくHMさんが現れる.
 「山頂まで行かれたんですか?」
と伺う.
 「いえ,ここが終点です」
とのこと. HMさんは,暖かい萱場平で昼食を摂るので一足先に下山するとのこと.
 10時14分,HMさんを追うようにして,HDさんと一緒に下山開始.
 塔ノ岳山頂まで行かずに下山すると何ともあっけないほど体力的に楽である.
 10時32分,萱場平に到着する.
 萱場平のベンチには,IIJさんとHMさんが居られる.私たちもお二人に合流する.ここで暫くの間休憩.
 
■駒止茶屋付近の紅葉
 休憩を終えて,10時39分,萱場平から歩き出す.
 今回は駒止茶屋周辺の紅葉が見頃を迎えている.ここでも乾電池をスリスリして,やっと紅葉の写真を撮る.これがスリスリ写真の最後となる.これ以降は乾電池の消耗はいかんともしがたく,今回の写真はこれで終わりとなる.

<駒止茶屋付近の紅葉>

■無事下山
 下山途中で,集団がばらける.
 大倉へ真っ先に下山したのが,萱場平を先に出発したHDさん.
 続いて,HMさんと私が⑿時13分に大倉に到着する.
 一本松から先に下山していたTGさんが,
 「展覧会を見に行くメンバーが揃ったので,⑿時22分のバスに乗っちゃいましょう…」
ということなので,IIJさん達の下山を待たずに,バスに乗車する.

[神奈美会員展第4日目に続く]

前の記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9184b3506e869d16203d606dd8b90314

■渋沢から電車を乗り継いで会場へ
 渋沢駅から小田急線で海老名へ.海老名から相鉄線特急で横浜駅へ.横浜駅から根岸線に乗り換えて桜木町に到着する.
 桜木町から坂道を登って,展覧会場の横浜市民ギャラリーに到着する.
 リュックを背負った登山の服装をした年配者が何人も会場に入ったのでちょっと異様な感じもするが,わざわざ見に来ていただいたので,出展者としても大変嬉しく有難い.
 今日ご一緒いただいた皆さんは,皆,登山愛好家である.したがって,私が自分の絵に託した意図を,非常にストレートに理解していただける.そこがまたとても嬉しいところである.私は自分の絵の未熟さはさておいて,自分の思いを,意気揚々,饒舌に語る.さぞかし迷惑だっただろうと思うが,寛容に濃い居ていただき本当に有難いなと思っている.
 この場を借りて深甚なる謝意を表する次第である.

■無事帰宅
 小一時間で塔ノ岳の皆さんはお帰りになる.
 その後,暫くの間,会場に残って,同じ建物の中で同時開催中の他団体の展示場も見て回る.沢山の素晴らしい作品から強烈な刺激を受ける.
 ”もう少し真剣に頑張らなければ…”
                                                (つづく)
つづき(5日目)の記事
  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/0ab879bfb75cfdc4a348e45851e49354                  

<ラップタイム>

 7:17  大倉歩き出し
 7:44  観音茶屋
 8:02  見晴茶屋
 8:32  駒止茶屋
 8:55  堀山の家(9:12まで待機)
10:00  花立山荘着
10:14     〃  発
10:32  萱場平(10:39まで昼食)
10:68  堀山の家
11:17  駒止茶屋
11:44  見晴茶屋
11:56  観音茶屋 
12:13   大倉着

[山行記録]

■水平歩行距離        5.4km(片道)

■累積登攀下降高度     1,059m

■上り所要時間(休憩時間込み)
  大倉発             7:17
    花立山荘着          10:00 
    (所要時間)         2時間49分(2.82h)
  水平歩行速度       5.4km/2.82h=1.91km/h
  登攀速度         1,059m/2.82h=375m/h

■下り所要時間(休憩時間込み)
  塔ノ岳発            10:14 
    大倉着            12:134
   (所要時間)         1時間59分(1.98h)
 水平歩行速度      5.4km/1.98h=2.73km/h
  下降速度         1,059m/1.98h=535/h
                                                                                  (おわり)
「丹沢の山旅」(塔ノ岳)の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a32e0ab057f1c3164d073bb9467fce33
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)

「セピア色の画集」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e8408ca710a63ba5a5606fc86513e1e3
「セピア色の画集」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します




 


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