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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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ノルウェー紀行;第11日目;帰国(1);コペンハーゲンでトランシット

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    ノルウェー紀行;第11日目;帰国(1);コペンハーゲンでトランシット
             (アルパインツアー)
        2013年8月19日(月)〜8月30日(金)

第11日目;2013年8月29日(木) 晴

<ルート地図>





<オスロの朝>

■心地よく目覚める
 いよいよノルウェー滞在11日目の朝である. 11日目ともなると,時差ボケもすっかりなくなり,現地の気候風土にも馴れてきた所だが,残念ながら今日は帰国の日.長いような短いようなノルウェー滞在もいよいよ終わりである.
 幸いなことに,昨夜はグッスリと良く眠れた.そして,5時頃自然に目が覚める.外を眺めると,まだ薄暗くて,十分に夜が明けていない.わずか10日余りの滞在の間に,日の出が随分と遅くなったようである.
 昨日は帰りが遅くなったので,風呂には入らずにシャワーを浴びただけだったので,堂も気分が落ち着かない.そこで,6時頃,バスタブに少し熱めの湯を張って,朝風呂に入る.風呂に入ると,気分がシャキッとする.
 まだ朝食時間まで小一時間もあるので,テレビをオンにして,CNNのニュース番組を見ながら,パッキングの採集チェックを行う.
 “テレビを見ながら”なんて言うと,格好が良い…が,実は英語のヒアリングが苦手な私には,CNNの英語は速すぎてほとんど分からないに等しい.ただ,薄らボンヤリと何が話題になっているかを類推するだけである.沢山のニュースの中で,日本での出来事など,殆どないので.帰国したら,多分,今浦島太郎のような状態になっているかもしれない.これが一寸怖い.
 テレビでの日本関連のニュースで頻繁に取り上げられているのは,「フクシマ」.日本にじぃおうに,世界の眼は福島原発の動静に関心が強いようである.

<早朝のメモ>

■モーニングコーヒーと朝食
 朝食には,まだ,時間がある.
 部屋備え付けのコーヒーを賞味しながら,オスロー出発までの暫しの時間を過ごす.
 6時50分,食堂に赴いて朝食.バイキング形式.
 昨夜のナイトクルーズでたらふく食べたエビが,まだ喉につかえているような気がして,それほどの食欲はない.ゆで卵,ソーセージ少々,小さなトマト2個,それにコーヒー程度で軽く済ませる.
 食堂は沢山の宿泊客で混雑している.窓際の席に一人で座って食事を始めると,長野県から参加したSIさんが私の隣の席に座る.同じ長野県出身という同郷のよしみで,会話が弾む.
 残念ながら,食事のときにカメラを持参するのを忘れてしまったので,オスロにおける最終の食事の写真はない.
 8時頃,朝食を終えて,自分の部屋に戻る.
 
<ホテルの部屋でコーヒーを賞味する>

■暇を持て余す
 朝食を終えて,8時05分,自室へ戻る,
 出発まで,まだ,まだ,時間があるので,“テレビでも見るか…” BBC,CNNなど見るが,英語をハッキリ聞き取る濃緑がないので,放送内容は薄らボンヤリとしか分からない.ただ,画面下のテロップにはFukushimaの字が絶えず流れているので,福島原発のことが,日本で想像している以上に,大きな話題になっていることが分かる.

<オスロ国際空港>

■専用バスで出発
 所在ない長い時間を過ごした後,10時15分にバゲージダウン.
 機内持込のリュックを背負ったまま,テレビを見ながら時間を潰して,10時40分に集合場所のロビーへ降りる.
 既に私たちが乗車する専用バスが到着している.10時55分,専用バスに乗車.すぐに出発する.
 「忘れ物有りませんか…パスポート持っていますか.肩に掛けるポーチなど有りますか…今ならまだ引き返せますよ…」
とツアーリーダーが一同に注意を促す. 

<専用バスで空港へ>

■オスロ国際空港に到着
 11時36分,専用バスはオスロ国際空港に到着する.バスの時計は11時39分を指している.私の時計と3分ほどの誤差がある.
 いよいよノルウェーの旅も終わりになる.
 専用バスから降りて,自分の荷物を自分で引きずりながら,空港内のカウンターへ向かう.
 2人のツアーリーダーが自動チェックインの機械を使って,参加者全員のチェックインをしてくれる.私たちは,面倒な手続きは,すべてツアーリーダーに任せっきり,実に楽だが,これではますます一人旅ができなくなる.
 
<オスロ国際空港着>                             <自動チェックイン>

■空港内待合室
 私たちはオスロ空港13時45分発スカンジナビア航空SK1460便コペンハーゲン行に登場する予定である.
 24番ゲートからの登場である.まだ,搭乗開始まで少し時間があるので,空港内を散策しながら24番ゲートを目指す.

<オスロ空港の待合室>

■一寸したお土産とクローネを円へ
 手許にまだ大分クローネが残っている.というのも,旅行中,倹約をして殆ど何も買わなかったし,余計な飲食もしなかった.
 旅の始めに成田空港内の銀行で35,000円だけクローネに換えたが,旅行中の大きな出費は昨日のクルーズ代だけ.手許には日本円に換算して,2万円ほどのお金が残っている.
 そこで,空港内の免税店で,なにがしかの一寸した土産を自宅と子供達の家に1個ずつ購入することに決める.高いものは買えないし,嵩張るものも困るので,中味がビッシリと詰まっていて重たい感じがするチョコレートを幾つか購入する.これでお土産はおしまい.
 残りの1万数千円を,空港内の銀行で円に交換する.ところがこの銀行が何となく大雑把で,交換で出た端数をどうしたのか分からないが,1万円札1枚と千円札数枚をポンと私に手渡す,交換レートを書いたバウチャーもない,でも,成田に着いてから,ゴタゴタと銀行に立ち寄るのも面倒,それに交換レートにそれほどの差さはないと思うので,ここで円に換えてしまう.
 手許にクローネがなくなると,何となく寂しいような,すっきりしたような気分になる.

<チョコレート>

<コペンハーゲンへ>

■コペンハーゲン行飛行機に搭乗
 12時25分,コペンハーゲン行SK1,460便に搭乗する.
 登場までにセキュリティチェックがあるだけで,出国手続もなく,国内路線の飛行機に搭乗したような感じである.
 飛行機のことは良く分からないが,中央の通路を挟んで3列,3列の客席が並んでいる.比較的小さな飛行機である.私の席は21c.通路側である.かなり後ろの方の席である.
 12時35分,自分の席に座って,やっと落ち着いた気分になる.
 13時578分,私たちが搭乗した飛行機は,オスロ国際空港を離陸する.

■コペンハーゲン空港でトランシット
 14時47分,コペンハーゲン空港に到着する.トランシットの時間が押している.ツアーリーダーから,
 「トランシットの時間がとても短いので,トイレにも行かないで,大急ぎで移動をお願いします」
という注意がある.
 14時50分,ディセンバーグ.
 15時02分,イミグレーション.
 一連の手続きを忙しく終えて,15時15分,コペンハーゲン15時45分発東京(成田)行SK983便に搭乗する.私の席は46B.一番後の通路側の席である.トイレも近いし良い席なので助かる.

<成田空港を目指して>

■コペンハーゲン空港を離陸
 15時50分,東京(成田)行SK983便はコペンハーゲン空港から出発.16時丁度に離陸する.
 暫くして飛行機は水平飛行になる.やっと,落ち着いた気分になる.
 私の席の周囲には,一緒に旅をした皆さんが座っている.私の席の隣も旅行中ずっと一緒だった方である.
 隣同士で雑談をしている内に,この方がマウントエルバートに登頂したときに,私のブログ記事を見ていたとのこと.
 「あの記事を書かれていたのが貴方ですか!…あら,どうしましょう」
と仰る.私も,“あら,どうしましょう”である.

■機内食(夕食)
 17時10分,夕食が始まる.
 食事の内容は下の写真の通りである.チキンがメインである.このパン,結構美味しい.下戸の私の飲み物はスプライト.それにコーヒー.
 パンは結構美味しい.
 30分ほどで夕食を終える.

<機内食>

■夜が更けて
 夕食後,映画を眺めながらボンヤリと時間を過ごす…というより映画を見ながらうたた寝をして時間を過ごす.
 私と同じように時間を持て余したのか,同行のTBさんが私の席の側に立ったまま,10分ほど雑談.所在ない時間を過ごす.
 18時30分頃,キャビンアテンダントの指示で,窓のブラインドを下ろす.畿内は暗くなり,夜モードになる.モニター画面を見ると,飛行機はウラル山脈の西側,地上10,663メートルのところを,時速933キロメートルで飛行している.
 機内の気圧が下がっているためか,やたらにオナラがしたくなる.なるべく音がしないように注意しながら,素知らぬ顔で何発も…でも,不思議なことに殆ど臭気はない.
 21時20分頃,トイレ.
 ウトウトとうたた寝をしている内に,ツアー10日目も機中泊で終わる.
                                      (つづく)

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