<プレッシュドローランからの展望>
ピレネー山小屋縦走トレッキング;第6日目(3);圧巻のプレシュドローラン
(アルパインツアー)
2018年8月18(金)~27日(日)
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第6日目;2017年8月23日(水) 姉のち曇り
<ルート地図>
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<雪渓と岩場>
■展望の良い平場で休憩
ザラドウ小屋で10時30分まで小休止する.
その後は岩礫の斜面にのこるかすかな踏み跡のような登山道を登り続ける.相変わらずかなりゆっくりペース,私は最後尾で写真を撮りながら付いていく.
10時56分,標高2,720メートル地点で休憩を取る.ここはちょっとした平場で,素晴らしい眺望が開けている.手前にはエルタイロン(El Tailon;標高2,976メートル)が見える.その先には厳しい岩山の尾根が幾重にも重なっている.
上空のあちこちに青空が見えるが,相変わらず雲が多い.
<平場で休憩>
■大きな笠を付けたストック
休憩を終えて,11時05分,平場から歩き出す.
ここから先,暫くの間,岩礫の間を縫うように登り続ける.そろそろ雪渓に突き当たるというので.私は念のためリュックにくくりつけていたストックを取り出す.もちろんストックには雪渓を渡ることを想定して,直径10センチほどの雪用の大きな笠が付いている.たまたま,私のストックを見た女性が,
「…それ,冬用の笠でしょう.夏は小さい笠ですよ…」
と私に注意する.
「でも,これから雪渓を渡るんでしょう.小さい笠だと雪に埋まっちゃいますよ」
と返事をする.
「あっ…! そうですね.雪渓には大きな笠が必要ですね,あなたが正解です…」
と苦笑する.
これでシャイな私も一目置かれるようになった.以後私に中途半端な山の知識をひけらかすことはなくなった.私は内心ではホッとしている.
■残雪が予想以上に少ない雪渓
11時06分,雪渓の縁に到着する.現地ガイドのPBさんによると,今年の残雪は随分と少量のようである.もし悪天候で見通しが悪くて残雪が多いことを想定して,6本爪以上のアイゼンを持参することにしたとのこと.
ところが,幸いなことに今日は霧も掛からず見通しが良いし,残雪も少ない.もちろん,この程度の残雪ならアイゼンは不要である.
FBさんが,
「アイゼンなしで歩きましょう…」
と判断する.
幸いなことに雪渓はmまあ,まあ,平坦である.それに雪が固まっているので,歩き易い.もちろんストックなしでも十分に歩ける.
雪渓横断はほんの数分で終わる.
<雪渓を渡る>
■ちょっとした岩場
雪渓を越えてから岩礫混じりの斜面を登り続ける.
11時18分,ちょっとした岩場に差し掛かる.三点確保で慎重に登ればなんと言うところでもないが,岩場に馴れている人と,馴れていない人の差が歴然とする.岩登りに手こずっている人も若干居るので,この岩場を全員が通過するのに随分と時間が掛かる.
もちろんしんがりに居る私も順番が来るまで大分待たされる.
言いたくないけれども,私も岩場が苦手である.
<ちょっとした岩場だが通過に時間が掛かる>
<圧巻のプレシュドローラン>
■プレシュドローランに到着
11時28分,ようやく岩山の裂け目のようなプレシュドローランに到着する.
昨日ガバルニー大圏谷トレッキングの途中で,私がFBさんに,
「あの山の裂け目みたいなところを通り抜けた人が居ますか…」
とトンチンカンな質問をしながら見上げていたところに,今,到着した.感激.
登ってみると,裂け目の幅は意外と広い.
裂け目の先には,これから下る谷が見えている.反対側のスペイン側も幾重にも重なる尾根が見下ろせる.
<プレシュドローランに到着>
■まずは記念写真
裂け目の両側は,鋭く尖った岩山が屹立している.超広角のレンズを装着しているカメラでないと,屹立した様子を一つの画面に言えることは無理である.
まずは,ツアーリーダーのHDさんにシャッターを押して貰って記念写真を撮る.
<プレシュドローランで記念写真>
■怖い顔をした狛犬に見える
私が写っている写真の背景は登り愚痴から見て右手の岩壁である.
反対側の岩壁を見上げる.仰角が大きいので首が痛くなりそうである.
”あっ…! 険しい顔をした狛犬実見えるぞ…”
と一瞬思う.
ついでに,狛犬に見える上の方だけを写した写真を披露しよう.
<狛犬に似た厳しい岩山>
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<見晴らしを楽しみながら昼食>
■スペイン側のトラバース道
11時40分,プレッシュドローランでの休憩を終えて.スペイン側の下り坂に向けて歩き出す.
何時,落石があってもおかしくないような岩礫の斜面沿いのトラバース道が続く.
<反対側に下山開始>
(つづく)
■平場で昼食
11時48分,標高2,700メートル地点の足場の良いところで,休憩を取る.ここで,昼食を摂る.全員が同じメニューの昼食である.そんなこと当たり前だが,ちょっと,奇妙な感じがする.
こういうところで食事をするときには,なるべく岩陰に座って,上の方から落石がないが絶えず注意していなければならないが,まあ,いいか.
12時06分に昼食を終える.
いよいよ午後の部の始まりである.
<見晴らしを楽しみながら昼食を摂る>
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(執筆中)
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
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「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
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