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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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ピレネー山小屋縦走トレッキング;第5日目(1);ガバルニーの朝

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                               <ホテルの窓からの眺望>

      ピレネー山小屋縦走トレッキング;第5日目(1);ガバルニーの朝
              (アルパインツアー)
          2018年8月18(金)~27日(日)
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  ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/dd6d13bd3be1ee95dc8b9c9ce314bb1b

第5日目;2017年8月22日(火)   晴

<ガバルニー散策地図>

■早朝のガルバニー散歩道


■メモ帳より

※右が北.赤が歩行ルート

<早朝散策>

■もう5日目だ
 時間が経つのは早いもので,今回,旅に出てもう5日目の朝を迎えている.
 どうやら時差も感じなくなったらしく,昨夜は,まあ,まあ,よく眠れた,正直に言えば,時差が感じなくなったのではなく,日頃からふしだらに昼寝をしたり,夜中に勝手に起きたりして,リズム感に欠けるふしだらな生活をしている証なのかもしれない.
 …まあ,それはともかく,夜中に1度,トイレに行っただけで,気持ちよい朝を迎える.
 7時にモーニングコールがある.
 部屋の窓を開けてみる.
 真ん前に三角に尖った山が見えている.もちろんピレネー国立公園の一角にある山に違いないが,山の名前は分からない(冒頭の写真).
 「素晴らしい風景が見えますよ…」
と同室のSIさんに,外を眺めるように促す.
 まだ,朝食前に1時間ほど空きがある.どちらからともなく,
 「…ちょっと外を散歩しましょうか…」
ということになる.

■ちょっとお散歩
 7時29分,SIさんと一緒にホテルマルボーレから歩き出す.
 「…昨日はホテルから(坂の)下の方に歩いたので,今日は上の方に行ってみましょう…」
ということで,緩やかな坂道にそって歩き出す.

<ホテルマルボーレから歩き出す>

■何気なく左折
 街の目抜き通りを歩き始めてすぐに,左に枝道を分岐する三叉路がある,未舗装の下り勾配の枝道である.
 「…面白そうな道ですね.ちょっとだけ降りてみましょう…」
とSIさんを促す.
 急な下り坂をほんの20~30メートル下ると,小さなな川が流れてる.川に架かる橋の上に立って,ホテルの方を見ると,残雪のある峻険な峰々が朝日を浴びて輝いている.
 ”いゃ~…素晴らしい!”
 私はすかさず何枚かの写真を撮る.

<朝日を浴びる峰々を橋の上から撮る>

■滝のような小川
 橋の上から小川をのぞき込む.
 川幅が狭いが,滝のような急流である.
 ”う~ん…,これは絵になるな…”
 水彩画が趣味の私は,すぐに絵のことを連想する.
 この川が,今日,トレッキング予定のガバルニー大圏谷のシルク小屋辺りから流下する川だとは,この時点では気がつかなかった.

<谷間をサクサクと流下する小川>

■裏側から見たホテルマルボーレ
 橋を渡ると川沿いの小径に突き当たる.右折して川上の方へ向かう道は,そのまま山地に分け入る感じなので敬遠して左折.川の右岸沿いの道を川下に向かってあるくことにする.
 「10分ほど歩いて,埓があかなかったら,引き返しましょう…」
ということで,石ころ混じりの土道を先へ進む.
 すぐに,ホテルマルボーレの裏手に到着する.私たちの部屋がある側とは反対側の客室が見えている.川側から見ると,川沿いの急峻な石垣の上に迫り出すように建てられた危なっかしく見える建物である.川底から立ち上がった何本かの細い柱の上に建物が乗っかっている.
 ”地震があったら怖いな…”
と地震大国に住まいする私は,余計な心配をする.

<裏手から見たホテルマルボーレ>

■三叉路を左手に曲がる
 土道はほぼ水平なので,滝のように流下する小川よりちょっと高いところを歩くことになる.
 ”ありゃりゃ~ぁ…,これはちょっと不味いな,引き返そうか…”
と思ったときにY字型の分岐に到着する.
 近くに,案内標識が立っているが,英語ではないので何となく読めるような読めないような,要するにピンと来ない.
 左手の道は,やや急な下り坂になっている.
 「…こっちを行くと川に出られそうですよ…こっちへ行ってみましょう…」
とSIさんを半ば強引にお誘いする.
 ”なんでこんなときだけ積極的になるんだろう…”
 私は自分自身を不思議に思う.いつもぐうたらと後ろから金魚のウンコみたいにくっついていくだけなのに…

<良くわからない案内標識の側のY字分岐を左へ>

■舗装道路に降りる
 7時38分,飛び出るような感じで舗装道路に降り立つ.
 ここで左折して,登り坂をちょっと歩けばホテルマルボーレへ戻れることは確実である.まだ,朝食の時間までたっぷり余裕がある.

<舗装道路に降り立つ>

■橋を渡る
 7時38分,ガバルニーゲデレ(GAVARNI=GEDRE)などと書いてある案内標識が近くにある立派な橋を渡る.
 "GEDREって何だろう…? ゲレンデのことかな?"
 私は分かったような分からないような英語でない標識に,たまらなく焦れったさを感じる.
 橋の上から川をのぞき込む.相変わらず滝のような水が激しく流下している.

<橋を渡る>

■誰だか分からない男性の座像
 7時39分,誰だか良くわからない男性の座像の前を通過する.
 座像の傍らに説明文がある…が,コンテヘンリー7ラッセル(C?te Henry Russel)という人物らしい.あとは何が書いてあるのか全く分からない.
 ”まあ,いいか…なんだか知らないが,この街に貢献した偉い人なんだろう…”
 当職のときに,現地ガイドのPBさんに,ヘンリーラッセルさんのことを伺ったが,拝聴した内容をしっかりメモしなかったので,すっかり忘れた.要するにガバルニーの開発に多大な貢献をした偉人である.
 7時49分,無事,ホテルマルボーレに戻る.


<ヘンリーラッセルの座像>

<朝食はバイキング>

■フレッシュブレックファスト
 部屋には戻らずに,朝食が始まるまでロビーで待機する.
 7時55分から朝食である.
 バイキング方式.
 私のメニューは下の写真の通りである.
 まずはモーニングコーヒーで落ち着く.
 その後はオレンジジュース,オートミール,ハム,ヨーグルト,フルーツ,バナナぐらいかな.ちょっとカロリー不足かもしれないが,まあ,いいか…
 でも,目玉焼き食べたいな.
 パンはなかなか美味.

<私の朝食>

■ランチボックスを受け取って一旦部屋へ
 8時20分,朝食を終えてからランチボックスを受け取り,一旦部屋に戻る.
 今日のランチボックスの中身は下の写真の通りである.
 ビニール袋の中に,ポカリスエット,銀紙に包まれたサンドイッチ,オレンジ,ポテトチップス,スナック菓子が無造作に放り込まれている.
 ”デリカシーもクソもあったもんやないな…”
 別に不満があるわけではないが,私はちょっと寂しい気分になる.
 ”見た目も美しくて,味も繊細な日本の駅弁は,やっぱり最高だな…”
 これ,余計な感想だが…

<今日のランチボックス>
                                        (つづく)
つづき(5日目)の記事
  ↓
(執筆中)

「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/e982fb31374fcc1a1d2c50a93cc7d960
「ピレネー山小屋縦走トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5112bb15f11338411dd77a26b2c1d70a


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