<カジノの中を通過する>
グランドキャニョン谷底往復;第1日目(4);
ラスベガスの夜;1日目の纏め
(アルパインツアー)
2017年2月28日(火)~3月7日(火)
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第1日目;2017年2月28日(火) (つづき)
<ラスベガス中心部地図>
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<ホテル;モンテカルロにチェックイン>
■ホテルの外観
(引用)資料1
■客室のレイアウト
■ダブルベッド2基の客室
ラスベガス空港から専用車に乗車した私達は,ラスベガス市内観光をしたあと,15時30分にl今夜の宿泊ホテルのモンテカルロに到着する.
ツアーリーダーのHDさんが,男性3人にジャンケンをするように促す.ホテルは2人部屋である.男性は3人,したがって,1人は1人部屋に宿泊できることになる.
ジャンケンの結果,私は不幸にして私はビリ.したがって,今夜は一番勝ちのTGさんが1人1室.KMさんと私が一緒に1室に宿泊することに決定する.私達の部屋は7-124,つまり7階の124号室ということになる.
荷物を引きずって,エレベーターで7階まで登る.エレベーターホールから3方向に廊下が分かれている.少々わかりにくい構造である.私達の部屋は,廊下をかなり先まで歩いたところにある.
部屋には大きなダブルベッドが2基並んでいる.同室となるKMさんと相談して私はユティリティに近い側のベッドを使用することに決まる.
<モンテカルロの客室>
■まずは風呂だ
ひとまず部屋に落ち着くが,私は何をさておいても,風呂に入って,体中に纏わり付いている旅行中のネチャネチャを洗い直したい.そこで,同室のKMさんにお断りして,先にバスルームを使わせて頂く.
ここはさすがに先進国アメリカのホテルである.風呂の給湯器のハンドルを回すと,温かいお湯が迸るように出てくる.ただ残念なのは,お湯を一番熱くしても,せいぜい40℃程度以上にはならないことだ.これは風呂文化が日米で違うので致し方がない.
もう一つ,ちょっと残念なのはバスタブの形状である.ご存じの通り,欧米のバスタブは寝転んで入るようにできているので,とにかく浅い.だから肩までトップリ浸かって暖まることができない.これも異国の旅の空だ,やむを得ない.
バスタブに浸かりながら,ふとわが家の風呂のことを連想する.
”ひょっとしたら,わが家の風呂やトイレの方が,このホテルよりハイテクかも知れないぞ…”
と気が付く.
わが家は築10数年.家電メーカーP社製のP***ホーム製のごく普通の家屋である.
でも風呂はスイッチを押すだけで,予め設定してある41℃のお湯が自動的に給湯され,お湯がバスタブに一杯になると勝手に給湯が停まる.だから,このホテルのように,
”お湯がオーバフローしないかな…”
と絶えず見守る必要もない.
それにトイレ.勿論,わが家も人並みに温水洗浄装置付きである.ただ,便器の蓋が勝手に開いたり閉じたりするのは余計だが…
そんな馬鹿なことを考えながら,ユックリとバスタブに浸かりながら,髭を剃る.
<カジノを通ってレストランへ>
■カジノの中を抜けて…
さて,夕食の時間である.
ロビーに18時00分に集合して,ちょっとは馴れたところにあるレストランへ行って夕食を摂ることになっている.
遅刻してはまずいので,私は17時45分頃,1階ロビーへ向かう.
ロビーでは既に3人の方が待っている.毎度のことながら,日本人はとてもパンクチュアルだなと感心する.
ロビーからS字を長く延ばしたような長い通路を歩く.どうやら私達が宿泊しているホテルの建物の1階が続いているようである.この通路の両側には夥しい数のスロットマシンや賭け事をするブースが並んでいる.各ブースには係員(ティーラーって言うんだろうか)が1人座っている.この係員に対面するように数名が座れる椅子がある(冒頭の写真).
”なるほど! これがカジノというところか…!”
カジノというと”賭博”というちょっと嫌なイメージがあるが,こうして現物を眺めると,怖いというイメージは全くない.
あちこちのブースで,客がギャンブルと楽しんでいる.
一見したところ,日本のパチンコ屋よりもずっとアットホームな感じがする.
現地ガイドのADMさんが,
「…ここに両替所がありますよ.とても良いレートで円からドルに交換できますよ.でも,ドルから円には交換できません…」
と説明する.
つまり円をドルに換えてどんどん賭けに使って下さいということらしい.
<カジノの一角にて>
■レストラン”THE BUFFE”に到着
カジノの途中から左折して,18時09分,レストラン”THE BUFFE”に到着する.
THE BUFFEの前は,数十人の長蛇の列ができている.受付の前には.空港で良く見掛ける移動式の柵が設けられている.待ち行列の客は,辛抱強く自分たちの番が回ってくるのを待っている.
”何だか入国審査を待っているような雰囲気だな…”
と私は心の中で苦笑する.
日本のレストランだったら,もう少し丁寧な対応をするだろうなと密かに思っている.もっとも,性根が短気な私は,どんなに美味しい店でも食事のために並ぶことはない.多少味がどうでもすぐに食べられるところにしか行かないので,たかが食事に塗擦場の牛のように待たされるのは御免被りたいところだ.
<カジノの中にあるレストラン>
■やっと席に着く
数分待って,やっと私達の番が廻ってくる.
何だか,飛行機の搭乗手続と全く同じような気分になる.受付を済ませると,通路に立っているフロアーアテンダントが,
”あそこへ座れ…”
と私達に指示する.
随分と広いフロアーである,多分,百人ぐらいは楽々座れそうである.私達の席は奥まったところの一角である,なかなか落ち着いた雰囲気の席である.
<レストランの受付>
<夕食はバイキング>
■ドリンクしながら明日の打合せ
ここでの夕食はバイキングである.
早速,どんなものがあるか偵察に行く.結構,メニューは豊富である.残念ながら和食や中華料理はなさそうだが…
まずはドリンク.
大半の方々はアルコール類を注文する.私はアルコール類は飲む気にならないので,コーヒーと清涼飲料水で乾杯.
つづいて,ツアーリーダーのHDさんから明日の行動予定と注意事項の説明がある.
明日は,
6時00分,モーニングコール,
7時00分,朝食.
8時30分,専用車で出発,グランドキャニョンのサウスリム近郊にあるツサヤンまで移動する
とのこと.
なお,明日は,
*ツサヤンに置いて置く荷物(専用車に積んだままにしておく荷物)
*谷底までミュールに運んでもらう荷物(8キログラム/人まで)
*リュックにれて自分で背負う荷物
の3種類に分けておくように,
とのこと.
<まずはドリンク>
■私の夕食
私が選んだメニューは下の写真の2皿のような結果になった.
結局,野菜とご飯物が中心になってしまった.結構,美味しそうな肉類が沢山あったのに,どうも肉類には気乗りがしない.
”折角,アメリカに来ているのに,こんな食事なんて…バカみたい”
と自分でも感じるが,でもまあ,これでいいかなと思う.
結構,美味しく頂戴する.
<私の夕食>
<コーヒーブレーク>
■日本の食べ物は世界一旨い?!
コーヒーを賞味しながら雑談.
アメリカに来ると,太った人が多いことが話題になる.
「…日本では太った人は余り見かけないけど…」
「やっぱり,日本食の方がカロリーが少なくてすむのかな.日本へ来たら痩せるかも…」
すると,現地ガイドのADMさんが,
「逆ですよ! 日本へ行くと太りますよ!」
「エッ…!? 本当ですか?」
「だって,日本は食べ物が世界一美味しいところなので,どうしても食べ過ぎちゃいます.だから,日本へ行くと太っちゃうんです…」
日本の食べ物が世界一美味しいなんて,私には予想外のことである.勿論,私は日本人なので,生まれたときから日本食を食べている.だから,小さいときから,口に馴れている日本食が美味しく感じるのは当然.同じように外国の方々も自分が生まれ育ったところの食事が一番美味しいと感じているに違いないと信じていた(いや,信じている).
ADMさんに伺うと,ADMさんは中華ソバ,納豆大好き.くさやも最初戸惑ったが今は大好き,カレーライスも美味しい…と,日本食を褒めちぎる.彼は私以上に日本人ではないかとサ錯覚する.
■アメリカでも日本に関心を持つ人が増えている
AMDさんの日本食礼賛が続く.
彼によるとニューヨークなどでも以前から日本食を扱うレストランがあったが,日本人以外の極東の人が経営するところ多かった.これまでは,日本食”的”レストランでも,応分に客が入っていたが,本物の日本食がだんだんと知られるようになってから,”的”レストランは客の入りが少なくなったという.
食べ物以外でも,例の東日本大震災以降,日本に関心を持ち,日本を見直す人が増えたという.その理由は,あれだけの災害に遭いながら,暴動が全く起きなかったことだとのこと.
「あんなパニックのときに,暴動が全く起きないなんて,一般のアメリカ人には信じられないよ…」
と彼は言う
<長い1日だった>
■部屋に戻る
19時55分,夕食を終えて解散となる.
私は,もう少しコーヒーが飲みたかったので,一人だけレストランに残ってコーヒーを賞味し続ける.そして,メモ帳に書いていた今日一日の出来事を振り返る.
実に長い一日だった.それもその筈,日本とラスベガスではマイナス17時間もの時差がある.17時間と言えば,ほぼ1日近く時間がずれたことになる.
”これじゃあ,まるで徹夜したみたいだ…”
8時10分頃,私もコーヒーブレークを終えてレストランを出る.そして,相変わらず賑やかなカジノの間を抜けて,8時15分に自室に戻る.
同室のKMさんは,夜のラスベガスの見物に出掛けたらしく留守である.
■明日の準備
就寝前に,明日に備えて,荷物の整理をする.
リュックには雨具,ヘッドランプ,防寒具,手袋,サングラス,水筒,カメラ,筆記用具,洗面用具,救急用医薬品などごく少量の必需品だけ.
なお,明日から始まるトレッキング中は軽登山靴を履くことにする.
ミュールに運んでもらう物は,着替え一組(結局使わなかった),テント泊用マット(これも使わなかった),菓子類若干,防寒具,事務用品一式など.4~5キログラム.
その他の荷物,着替え,筆記用具,街歩き用靴などはスタッフバッグに入れたまま専用車に積んでおく(大した量ではないが…).
■やっと1日が終わった
20時30分頃,就寝.同室のKMさんはまだ帰ってこない.電気は点けっぱなしで…
時差があるため,身体は疲れているが,なかなか眠れない.仕方なく,羽田空港で購入したIoTの本を斜め読みする.
この本には,IoTを利用する50歳代の男性の日常が例示されている.読んでいる内に,なんともむなしい気分になってくる.何だかビッグデータとIoTに飼い慣らされた生活を送っているような気がしてくる.
”こんなんで,本当に良いの…?”
という疑念が沸々とわき上がる.
そんなことをボンヤリと考えている内に,何時の間にか寝込んでしまう.
こうして,グランドキャノン谷底トレッキングの初日は無事終わった.
”めでたし,めでたし”
[1日目の纏め}
<ラップタイム>
13:25 東京(羽田)国際空港集合
15:55 〃 発
9:03 ロサンゼルス空港着(時差マイナス17時間)(トランシット)
11:27 〃 発
12:08 ラスベガス空港着
12:51 〃 発(専用車)
15:30 ホテル「モンテカルロ」着
<行動記録>
■移動距離(概算)
東京(羽田)空港→ロサンゼルス 8,800(km)
ロサンゼルス→ラスベガス 400
------------------------------------------------
合 計 9,200(km)
■所要時間 (トランシット時間を含む)
東京(羽田)空港発 13;26
ロサンゼルス着 12:08(時差17時間)
-------------------------------------------------
合 計 15:42(15.70h)
■ 移動速度 9,200km/15.70 h=586km/h
[参考資料]
資料1;http://4travel.jp/os_hotel_each-10118533.html
(1日目終わり)
(2日目に続く)
つづき(2日目)の記事
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(執筆中)
「グランドキャニョン谷底往復」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/5af65f36dc434f32b7f18600720f25c7
「グランドキャニョン谷底往復」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c18667bacc5d6d7634fb6ebe265177b2
お断り;
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グランドキャニョン谷底往復;第1日目(4);ラスベガスの夜;1日目の纏め
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