<心地よいシタンゴ山の稜線>
早春の丹沢;宮地山・シタンゴ山縦走とロウバイ・河津桜見物(2)
宮地山山頂からシタンゴ山山頂
(塔ノ岳常連会[仮称])
2017年2月8日(水) 晴
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4cc424c47d426a54a3b705db19f6b8cb
※ルート地図は前の記事参照
<シタンゴ山へ>
■宮地山山頂から歩き出す
宮地山山頂での休憩を終えて,8時53分,シタンゴ山へ向けて歩き出す.なだらかな下りの尾根伝い道が続く.周囲はブナなどの闊葉樹林帯である.実に心地よい散策路である.どなたかが,
「…気持ちの良い道ですね…」
と言っている.同感!
<静かで心地よい稜線歩きが続く>
■大寺・休養村管理センターへの分岐
8時57分,「シタンゴ山,宮地山,大寺・休養村管理センター」と記された道標に到着する.ここが大寺・休養村管理センターへ下る道の分岐である.
私達はY字型分岐の左側のシタンゴ山へ向かう道に入る.ここから登り坂になる.上り坂に入ると,足の速い人と,遅い人との間の距離が少しずつ広がりはじめる.
9時12分,壊れた道標の前を通過する.地面に転がっている板切れには「シタンゴ山,池ノ中」と書いてある.
<休養村分岐> <池ノ中分岐>
■コルを通過
9時19分,杉林の中のコルを通過する.
9時21分,「シダンゴ山30分」の標識の前を通過する.
何時の間にか,私は,YDさん,TBさんと一緒に先頭を歩いている.フト気が付くと,後続の方々が視界から消えるほど距離が開いている.平素のグループ登山では,前後の人達との距離が開かないように細心の注意を払っているが,塔ノ岳常連の皆様は個人行動が前提なので,
「一本道の間は,先に行っちゃいましょう…」
ということで,そのまま3人で先頭を歩き続ける.
<コルを通過> <シタンゴ山30分の道標>
■林道と合流
9時25分,突然前方に送電鉄塔と白い物が見える.
「…あれっ…! あの白い,物なんでしょう?」
近づいてみると.舗装道路である.
<送電鉄塔と林道>
■林道で視界が開ける
林道との合流点にベンチが設けられている.このベンチに座って,後続の皆さんが揃うのを待つ.
林道の先には,何処の山か良く分からないが,大きな尾根が見えている.上空には薄雲が掛かっているようである.この林道は出来たてのホヤホヤらしく,路面のコンクリートが真っ新である.
私達3人より5分ほど遅れて,9時30分に後続の方々が次々に到着する.
休憩を終えて,9時32分,舗装された林道歩きを開始する.
<林道に合流する>
■シダンゴ山稜線下のトラバース道
ここから先は緩やかな登り坂になる.進行方向右上には,杉林の間から,シダンゴ山の稜線が見え隠れしている.ところが登山道はかなり長い間稜線沿いのトラバース道になっている.
「…変だな.シダンゴ山の山頂がだんだん後ろになってしまうような気がするが…」
と先頭を行く私達2~3人で話し合う.
でも,登山道は明瞭だし,枝道もないので,そのまま歩き続ける.
9時39分,シダンゴ山の道標の前を通過する.
「やっぱり,この道で良かったんですね…」
と先頭の三人は顔を見合わせてニッコリする.
<シダンゴ山の方向を示す道標> <歩き易いトラバース道>
■皆さんとても良く歩いている
9時39分,後ろを振り返って見る.少々列は長くなっているが全員が快調に登っている.さすがに塔ノ岳の常連である
私は内心で,他のグループの皆さんと,どうしても比較してしまう.
”やっぱり山歩きは,塔ノ岳グループの皆さんが一番強いな…”
<皆さんバッチリ歩いている>
■男坂と女坂
9時47分,シダンゴ山の稜線に出る.稜線にはシダンゴ山山頂の方向を示す案内杭が立っている.この杭の所で鋭角に右に曲がって,稜線歩きが始まる.先ほどまで進行方向右手に見えていた稜線である.
9時50分,男坂と女坂の分岐に到着する.
”どっちを登るんだろう…?”
近くの人の様子を伺うが,あまり反応がない.
「…ん,じゃあ…折角だから男坂を登りましょう…」
と勝手に決める.どうせ山頂で一緒になるんだから,どっちでも同じことである.
男坂は階段道である.多分,山頂まで直登するんだろうなと推察する.
<稜線上の案内杭> <男坂と女坂の分岐>
<シダンゴ山山頂>
■シダンゴ山山頂に到着
男坂を登り切って,9時57分,シダンゴ山山頂(標高758メートル)に到着する.山頂は日当たりの良い広場になっている.
山頂の標識の直ぐ側に小さな祠2基が祀られている.その脇にシダンゴ山の由来などが書かれている石造りの案内板が置かれているが,何となく読む気になれない.そのためか,残念ながら,説明板の写真を撮るのを忘れてしまう.
<シダンゴ山の山頂> <山頂に祠2基>
■シダンゴ山山頂から富士山を望む
シダンゴ山山頂からも,勿論,富士山が良く見える.ただし,一部だけ.
肉眼では,この写真よりずっと鮮明に見えるが.どういう訳か,私のデジカメで写真を撮ると富士山の影が薄くなる.
”このバカカメラめ! 少しはちゃんと仕事をしなさい….”
と自分の写真術の未熟さを棚に上げて,自分のカメラを叱り飛ばす.
<シダンゴ山山頂から富士山を望む>
■動く冷蔵庫OTさんのご馳走
シダンゴ山山頂のテーブルで昼食を摂る.
例により,動く冷蔵庫さんことOTさんのお手製のネーベンが,テーブルの上にドッサリと並ぶ.
私はネーベン全体の写真を撮りたいと思うが,わたしが写真を撮ろうとしてモタモタしている内に,早くも廻りからに沢山の手がネーベンに延びてくる.その手が一段落するまで写真が撮れないので,下の写真は,残念ながら,量が少し減ってからの写真である.
毎度,OTさんの料理には感服するが,原材料はすべて自家製で,ハイキングの当日は,夜中に起き出して料理しているようである.”感謝! 感謝!”である.
<OTさんの手料理>
<下山開始>
■杉林の中を下山
昼食を終えて,10時41分,下山開始.
下山道は杉林の中の歩き易い草道である.先頭はTGさん.その後適当な順番で下り続ける.
暫くの間は緩やかな勾配の下り坂が連続するが,やがてやや急な勾配にジグザグ道が連続するようになる.
ジグザグ道を少し下ったところで,下り坂が滅法速いISIさんが先頭に出る,内心でもう少し速い速度で下りたいなと思っていた私は,思わずISIさんの後に突いて列の先頭に出てしまう.その後,ISIさんと私は,少々後ろめたい気分のまま,”ダ,ダ,ダッ…”と下り続ける.すぐに後続との距離が広がる.
「…(距離が広がるのは)ちょっとまずいですね…」
「でも,分岐もない一本道なので,このまま,もう少し先まで行っちゃいましょう…」
<杉並木の中の下山道>
■分岐
11時02分,Y字型の分岐に到着する.右側の道は登り坂のような感じがするので,状況的には左側の下り坂へ進みたくなる…が,近くに立っている案内板は,一見登り坂風の右側の道を行くように指示している.
地図で確かめると,左側の道は林道で,途中から舗装道路になるようである.どちらの道も先の方で再び合流する,したがって,どっちの道でも構わないと言えば構わないが…
私達は,この分岐で後続の皆さんが到着するのを待ってから,案内板の通り右側の道に入る.
<分岐> <案内板>
■防護柵を通過
11時10分,「寄自然休養村管理センター30分,シダンゴ山35分」の案内板の前を通過する.
続いて.11時13分,防護策に到着する.防護柵の扉を開けて通過する.
<寄まで30分> <防護柵>
■視界が開ける
11時14分,突然,目の前の視界が開ける.眼下に寄(やどろぎ)の集落が見えている.その向こうに見えている尾根は,一体何処だろう? 鍋割山の尾根かな? 地図を見ないとハッキリ分からないが,確かめるのが面倒である.
”まあ,どこでもイイカ…”
で確かめるのをサボる.
いずれにしても,後もう少しで,本日のハイキングは終わりである.
<視界が開ける>
<バス停「寄」へ>
■寄の集落へ
緩やかな下り坂を進む.
11時23分頃,畑の中を抜けて寄の集落に到着する.広い茶畑の先に寄の集落が広がっている.
川を挟んで対岸の中腹に沢山のロウバイが咲いているのが見える.
「あそこがロウバイ祭の会場らしいですね…」
「うへェ~…,あんなに高い所まで登るの…!?」
<茶畑が広がる寄の集落>
■橋を渡りバス停寄に到着
集落の中に入る.その途端に細かい枝道が分岐する.
”あれえ…どっちだろう?”
と迷うと,そこには案内板が必ず取り付けられている,案内板の指示通りに歩いて.11時29分,中津川に架かる橋を渡る.
11時24分,橋を渡ったところにあるバス停寄に無事到着する.
<寄の集落の中の案内標識> <中津川に架かる橋を渡る>
<ラップタイム>
8:00 バス停田代向歩き出し
8:18 土道(林道)に入る
8:29 林道から分岐して登山道へ
8:39 「宮地山10分」の道標
8:46 宮地山山頂(8:53まで休憩)
9:27 林道と合流
9:47 稜線に出る
9:50 男坂.女坂分岐
9:57 シダンゴ山山頂(10:41まで昼食)
11:02 分岐
11:13 防護柵を通過
11:23 寄の集落に入る
11:25 バス停寄到着
[ハイキング記録]
■水平歩行距離 6.5km
■累積登攀高度 656m
■累積下降高度 613m
■所要時間(休憩時間込み)
バス停田代向発 8:00
バス停寄着 11:25
(所要時間) 3時間25分(3.42h)
水平歩行速度 6.5km/3.42h=1.90km/h
(ハイキング終了)
(寄ロウバイ祭の記事に続く)
つづき(寄ロウバイ)の記事
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(執筆中)
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