<北国街道沿いにある同等衆の名刹>
早春の信濃路;旅情の小諸路;第1日目(3);親類縁者に囲まれて
(亡姉一周忌)
2017年2月5日(日)~6日(月)
第1日目;2017年2月5日(日)(つづき) 晴後雪
まえの記事
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/673696bf0abb2e380e4dfeaee0fafc9f
<某姉の一周忌>
■市内某禅寺
13時丁度から小諸市内某禅寺(曹洞宗)で,ごく親しい親族10数名が集まって,某姉の一周忌の法要をおこなった.
”もう,姉が旅立ってから1年も経つのか…歳月の過ぎ去るのは実に早いな”
を改めて実感する.
この寺は,小諸屈指の名刹である.
境内至る所に残雪がある.通路は凍結したままである.
<某禅寺の境内は残雪で覆われている>
■底冷えのする本堂
広い本堂に全員が集まる.勿論,暖房はしているが,高い天井で広い空間である.いくら暖房していても,底冷えがする.近くにある暖房器具から照射される輻射熱が一番の頼りである.
僧侶が登場する.
一言,口上があった後,読経が始まる.最初の読経が般若心経だとはすぐに分かったが,その後の読経は何かは全く分からなかった.
読経を拝聴しながら,一同焼香を終える.
その後,残雪の坂道を登って墓地へ.
何時の間にか雪が本降りになる.路面が凍結している.滑りやすいので緊張するが,参列者の皆様は,凍結した路など,馴れたもの.平気な顔で歩いている.
「…うう~っ! 寒い!」
と思わず独り言.
それを聞きつけた身内が,
「FHちゃん! 何言ってるの! 今日は暖かいよ」
確かに今日は暖かいようである.でも,最高気温はマイナス2℃.真冬日である.
最高気温がマイナス2℃でも暖かいとは!
今の私は気候が温暖な鎌倉に住んでいる.1年を通じて気温がマイナスになることなどほとんどない鎌倉である.もともと寒さには強いはずの私も,いつのまにか意気地なしになってしまったなと実感する.
寒さに耐えながら,姉の墓前に線香を供える.
<しめやかな会食>
■会場は某寿司店
法要を終えて.寺から400メートルほど離れた所にある会場(寿司店)まで徒歩で移動する.
小諸は坂道の街である.寺から寿司店までは,ほぼ水平方向への移動だが,それでもいくらかの上り下りがある.勿論,枝道の道路は路面は凍結したままである.
雪が降り続いている.ここでは雪の時は傘を差さない習慣がある.要するに傘は雨用.ここは寒冷地だから雪といえば粉雪である.だからたとえ衣服に雪が付いても,パッと振り払えば,どうということもない.そんなことから,雪でも傘を差さない習慣ができたのだろう.
でも,春が近い今日の雪は,幾分,水が含まれているらしく,一番外の防寒具は結構濡れている.
広間に入る.もちろん畳敷き.テーブルが一列に並べてある.その両側に適当に座る.ほとんどの参加者が三親等まで,一部四親等の方も居られる.
<会場の金寿し>
■途中から和やかになる
会食が始まる.
お互いに身内である.大半の身内は小諸在住である.遠方に住んでいるのは三親等では私だけ,すぐに場が和やかになり,私も小諸に住んでいるような気分になる.
美味しい寿司を賞味しながら,
”やっぱり私の精神的な基盤は信州だな…決して鎌倉ではないな”
を実感する.
確かに私は精神的にも生業的にも,生まれ故郷の信州に依存しているようである.
当日の食事を写真で記録しておこう.
<金寿しのめにゅー>
<無事1日が終わった>
■実家へ
16時頃,会食が終わる.
まだ,鎌倉のわが家に楽々帰れる時間だが,明日,ここでちょっとした所用があるため,小諸市内にある実家で1泊することにする.
会場から凍てついた坂道をそろりそろりと下って,実家に辿り着く.今はなき両親の息遣いが染みついている家である.愛煙家であった父が吸っていたタバコのヤニが天井や壁にまだ残っている.
父も母も60歳代後半で旅立ってしまった.当時としては平均的な寿命だったかもしれないが,息子の私は両親の享年を遙かに超えるほど長生きをしてしまった.
■疲労困憊の1日だった
毎日の古都ながら,20時を過ぎると,私は無性に眠くなる.折角,親族に会ったのだから,積もる話を深夜までしたいところだが,眠気にはどうにも勝てない.
20時半頃,就寝.
こうして,故郷で過ごす1日目は,慌ただしく過ぎ去った.
明日は,親類縁者の家を訪問したり,地元での所用を過ごしたりしてから,鎌倉のわが家に戻る予定である.
”ああ”,疲れた!
(第1日目終わり)
(第2日目に続く)
つづき(第2日目)の記事
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(執筆中)
「関東・伊豆箱根・上信越」の山旅の前回の記事
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「関東・伊豆箱根・上信越」の山旅の次回の記事
(なし)
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早春の信濃路;旅情の小諸路;第1日目(3);親類縁者に囲まれて
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