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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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早春の丹沢;宮地山・シタンゴ山縦走とロウバイ・河津桜見物(1)

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                                  <宮地山山頂>

   早春の丹沢;宮地山・シタンゴ山縦走とロウバイ・河津桜見物(1)
         バス停田代向から宮地山山頂へ
             (塔ノ岳常連会[仮称])
             2017年2月8日(水) 晴

<ルート地図>


←クリック拡大

<出発点のバス停田代向へ>

■新松田集合
 数日前に,常連のMGさんから,突然,今回のハイキングの呼びかけがあった.もちろん,最優先で,参加する旨,返信する.
 そして,一昨日まで,私は所用があって生まれ故郷の信州小諸に趨いていた.このときの様子は別スレットで現在当ブログに連載中である.そして中1日だけ間を空けただけで,今日のハイキングに参画する積もりである.
 こんなに毎日のように出掛けていたら,いくら脳天気の私でも諸事が滞ってしまい,心配が絶えないが,まあ,なるようになれである.
 集合場所,時間は,新松田駅改札口前,7時20分である.
 私は塔ノ岳に出掛けるときよりも1時間以上遅い5時10分に自宅を出発する.湘南モノレール,東海道本線,小田急線を乗り継いで,7時丁度に新松田駅に到着する.
 何時もより1時間遅いので,東海道本線に乗車している間に夜が明ける.小田急線電車が新松田に到着する少し前に,真っ白に雪化粧した富士山と矢倉岳が重なるのが良く見えている.何時も塔ノ岳に登るときにはこの辺りは未だ真っ暗.久々に朝の富士山を眺めて新鮮な気分になる.ただ,例によって私のバカカメラでは,そう簡単に富士山は写らない.だから,今日の富士山の写真も,肝心の富士山が写っているのか,いないのか判然としない.でも,まあ,いいかで, 掲載しておく頃にする.
 まだ集合時間の20分前だというのに,もう数人の参加者が集まっている.
 結局,本日のハイキング参加者は21人の多きに達した.主な参加者は,毎日登山のTGさん,MGさん,YMさん,TZさん,YZさん,ISIさん,IWIさん,TBさん,AIさん,HNさん,IIJさん,HMさん他である.
 
<富士山と矢倉岳>                            <新松田着>

■路線バスで登山口へ
 新松田駅前7時30分発寄(やどろぎ)行路線バスに乗車する.バスは沢山の立ち席が出るほど混雑している.もっとも私達21人が乗車しているので,何時もより随分と余計に混雑しているに違いない.
 路線バスがどこを通ったのか良く分からないが,7時56分,バス停田代向に到着する.ここで下車.私達21人が下車するとバスは立ち席もなくガラガラになったようである.
 
<バス停田代向着>                           <田代向から歩き出す>

<宮地山を目指して出発>

■バス停田代向から歩き出す
 今回は事前にストレッチをすることもなく,8時丁度にバス停田代向から歩き出す.
 暫くの間は,歩道道路が続く.
 8時06分,「宮地山,シタンゴ山」と書いてある道標の前を通過する.同表から先も,緩やかな上り勾配の舗装道路が続く.
 私は例によって,歩き出し直後は速歩で歩くと息が切れてシンドイので,集団の一番後ろに付いてノソノソ歩きを続ける.そのため,歩き出し直後はどうしても集団から後れてしまう.
 私より少し離れたところを歩いている集団は,道一杯に広がったまま歩いている.この様子を見て,私は率直に,
 ”だらしない集団だな…”
と思う,
 この辺りの感覚が,昭和一桁生まれの焼け跡派の私と,戦後生まれの方々との感覚の差だなと内心では思っている.
 ”でも,まあ…いいか,どうせ人影まばらな路だから…”
 
<シタンゴ山道標>                            <舗装道路が続く>

■双体道祖神
 緩やかな登り坂が続く.
 9時10分,路傍に祠があるのを見つける.どうせ一番後ろからノソノソと歩いているので,多少皆から遅れても大差なかろうということで,立ち止まって道祖神の写真を撮る.
 道祖神の石塔には2体の神が刻りこまれている.これも双体道祖神というのだろうか.素人の私には良く分からないが,双体が彫り込まれているので.双体道祖神だと勝手に判断することにする.
 ただ,信州で良く見掛ける若い男女2体を彫り込んだ双体道祖神とは趣が異なり,どうやら成人男性2体が彫られているいるようである.私にとっては,初めて見る面白い道祖神である.面白い.
 こんな道草をしている内に,ついに集団の後ろ姿が視界から消えてしまう.
 ”どうせ一本道だから,まあ,いいか”
 9時20分,「田代向5分,宮地山・シタンゴ山ハイキングコース」と書いてある道標の前を通過する.
 
<双体道祖神>                              <宮地山・シタンゴ山ハイキングコースの道標>

■いよいよ土道
 8時18分,舗装道路の終点に到着する.ここから先は土道の登山道になる.
 土道への入口で立ち休憩を取り,衣服調整をする.
  すぐに出発.いよいよ土道である.
 出発から約20分経過している.この程度の時間を歩き続けていると,私の身体もようやく”静止モード”から”歩きモード”に変わる.”歩きモード”になれば,このロートルの私でも,何とか皆さんに付いて行けるようになる.

<ここからいよいよ土道だ>

■小さな祠2基
 8時22分,路傍に小さな祠が2基,並んで祀られている.
 石とコンクリートで作られた℃台の上に二つの祠が並んでいる.近所の住民によって大切に守られているのが良く分かる.
 この祠が,どんな神様を祀っているのか分からないが,素朴な信仰心に触れたような気がして,清々しい.

<小さな祠2基が並ぶ>

<分岐で林道から宮地山登山道へ>

■分岐点の地図
 分岐点に掲示されている地図.
 この地図を見ると,ここから宮地山山頂までジグザグに曲がりくねった路が続いていることが分かる.

←クリック拡大

■林道から登山道へ
 8時29分,林道との分岐に到着する.
 ここで右折して,宮地山登山道へ入る.なお,林道は宮地山を迂回して,宮地山山頂を越えたところにあるコルで再び登山道と合流する.
 宮地山登山道に入ると,いきなり階段道になる.

<林道から分岐して宮地山登山道に入る>

■杉林と「宮地山10分」の道標
 薄暗い杉林の中の路を登り続ける.過ぎの枯れ葉が降り積もった道は,柔らかいクッションになっていて,足に心地が良い刺激を与える.
 8時39分,「宮地山10分」の標識を通過する.
 ”もう少しで宮地山山頂だ…”
 
<杉林の中の登山道>                            <宮地山10分の道標>

■雑木林の坂道
 宮地山10分の道標を通過する辺りから上は,これまでの杉林からブナなどの雑木林に変わる.枯木を通して,弱々しいが暖かい日差しが降り注いでいる.
 ”実に気持ちの良い所だな…”

<雑木林の坂道を登る>

■宮地山山頂に到着
 8時46分,宮地山山頂(標高512メートル)に到着する.
 山頂には比較的新しい道標が立っている.山頂の周囲はちょっとした広場になっているが,広場の廻りには杉林と雑木林が広がっていて,眺望は殆どない.
 バス停田代向を歩き出してから暫くの間,私は列の最後尾を喘ぎながら登っていたが,気が付くと何時の間にか先頭の集団に入っている.

<宮地山山頂>

                                        (つづく)
(つづきの記事)
   ↓
(執筆中)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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