<氷川丸の一等客室>
司馬遼太郎で学ぶ三浦半島の歴史(第3回);橫浜散歩フィールドワーク
(2016年秋学期KGU公開講座)
私の遊学事始め
2017年1月20日(金) 曇・寒い1日
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/325883db9e41aead7f10dd631430ac8a
この記事の内容は感想文だけで,講義内容は全く記載しておりません.
記事の中の説明文は現地の案内板の記事インターネット,あるいは参考文献から引用したもので,講義内容から引用したものではありません.念のために申し添えます.
<関内地区地図>
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※JR関内駅掲載の地図を撮影
<橫浜へ>
■最終回だ!
この公開講座は全部で3回開催される.今回はもう最終回のフィールドワークである.フィールドワークの対象地区は橫浜ミナトミライ地区と氷川丸見学である.
講義内容を記述するのは差し控えるが,平素,何回も訪れている場所を,また,違った目で見るのはとても面白いなという印象を持った.
それはともかく,今日はとても寒い1日だった.天気予報では時々雨ということだったが,なんとか雨は降らなかっただけでも,まあ,良かったナ…としておこう.
そういえば,春学期のこの講義でのフィールドワークでは,雨の中を金沢文庫と称名寺を歩いた.どうやら,当講義のフィールドワークは,悪天候がつきもののようである.
さて,今回は,講義内容は別にして,歩いている途中で写した関内地区の由緒ある建物の写真を順不同で収録しておこう.
昨日までは割合に暖かな日が続いていたが,今日は朝から冷たい風が吹いている.年のせいか,今年の寒さは例年になく身に堪える.
■ギリギリに集合場所へ
年を取ると,判断力が鈍る…というか,一旦思い込んでしまうと,その思い込みが間違っていても,間違いに気が付くのが,ずいぶんと遅くなる.情けないけど現実である.
本日の集合場所・時間はミナトミライ線馬車道駅,13時00分.それを端から13時30分だと思い込んでいた.多分,鶴見大学の公開講座の開始時間が13時30分だったので,それが頭の片隅に残っていたのが原因だろう.
私は,13時30分に遅刻しないように十分余裕を持って家を出た.
”まだ大分時間があるな…”
と安心しながら,大船駅前の某丼物食堂で早めの昼食を済ませる.そして,大船ルミネをすこし見回ってから,橫浜駅に12時40分頃到着するように東海道本線の電車に乗り込んだ.
電車が橫浜駅に近付く頃,念のため開催案内書を見て集合場所と時間を確認する.
ナント! 集合時間は13時00分ではないか.
慌てる.
橫浜駅で下車してから,何回も何回もエスカレーターを乗り継いでミナトミライ線のホームに到着する.丁度そのとき元町・中華街駅行の電車がホームに入ってくる.
”よかった! 間に合うぞ”
と喜んだが,この電車は特急.集合場所の馬車道駅には停まらない.
地団駄踏みながら,次の電車を待つ,
馬車道駅に着いたのが集合時間ギリギリ.
幸いなことに(?),私以外に遅刻者が数名居たので,参加者に迷惑を掛けるには至らなかったが,日頃から”パンクチュアルであれ”を標榜する私は誠に汗顔の至りである.
結局,無断欠席の方が何人か居られたが,13時05分,馬車道駅から歩き出す.歩行ルートは明らかにできないが,主として関内地区をグルグル回って,14時30分にお開きになる.
以下は途中で見かけた風物,建物の写真である.
<神奈川歴史博物館>
■風格の建物だ
ここは旧橫浜正金銀行本店本館である.国指定受容文化財である.今は神奈川歴史博物館になっている.
残念ながら今日は休館日.建物の中を見学することはできない.
なかなか風格のある建物である.
■正面玄関
正面玄関の写真を撮る.私には建築のことは分からないが,どこか東京駅の建物と似ているような感じがする.
玄関入り口には「国指定重要文化財旧橫浜正金銀行本店本館」と刻字された石柱が立っている.
■この建物の由来
建物の脇に,「旧橫浜正金銀行本店」という案内板が立っている(下の写真).
橫浜正金銀行は,外国貿易関係業務を専門とし,大正8年には世界3大為替銀行になったというから凄い.
建物はドイツの近代洋風建築の影響を受けているとのこと.なるほど!
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<関内をブラブラ>
■ランドマークタワー
ビルの間からランドマークタワーが見える.
■橫浜第2合同庁舎
橫浜第2合同庁舎の前を通る.このビルのただずまいに何となく惹かれて,思わず写真を撮る.
もちろん,私にはこのビルの由来などは全く分からないが,何だか良いなという感じがする.だから写真を撮る気になる.
■赤レンガ倉庫
赤レンガ倉庫に立ち寄る.
私も,この辺りは何回となく訪れたことがあるが,今日は寒いためか何時ものような賑わいはない.
改めて赤レンガ倉庫の外観をシゲシゲと眺める.建物の屋根がとても凝った造りになっていることに改めて気が付く.素人目ながら,この建物はやっぱり凄いなと思う.
■赤レンガ倉庫の内部
建物の中には沢山のお店が並んでいる.
何時もは沢山の若い人達で賑わっているが,今日は閑散としている.
司馬遼太郎が『街道を行く』を書いた頃の赤レンガ倉庫とは様変わりしていることが分かる.
ちょっとしたスナック菓子が食べたくなる.そこで,赤レンガ倉庫の近くになる「鍋小屋2017」に入って見る.建物全体に焼き肉の匂いが立ちこめている.
中央の広い客席を囲むように焼き肉屋らしいテンポがズラリと並んでいる.
”どこかにセンベイでも売っていないかな…”
と思いながら店内を一廻りするが残念!
<赤レンガ倉庫の内部> <鍋小屋2017の内部>
<山下公園>
■キングの塔遠望
山下公園方面へブラブラ.
途中,ビルの向こうに「キングの塔」が見える.キングの塔は神奈川県庁の庁舎である.
■赤い靴を履いている女の子
山下公園の中をそぞろ歩き.
「赤い靴を履いている女の子」の像の前で立ち止まる.童謡を思い出す.
<氷川丸>
■氷川丸の雄姿
氷川丸の雄姿を写真に収める.太平洋航路,引き揚げ船として活躍した有名な船である.
今回は入場料を支払って,船の内部を見学する.
■社交室
なかなか豪華な造りで感心する.壁に飾られている大きな絵がとてもモダンに感じる.
急に昨年泊まったカナダのアシニボインロッジを連想する.なぜ連想したんだろう? 自分でも分からない.
■船内の通路と丸窓
船だからやむを得ないが,通路が狭くて閉塞感がある.これで何日も旅をするのは,ちょっとイヤだな思う.
通路の両側に客室が並んでいる.
ところどころに丸窓がある.丸窓の向こうにミナトミライ地区が見えている.
<船内の通路> <丸窓>
■一等客室,特別室,喫煙室
一等客室はさすがに立派(冒頭の写真).一等特別室はオシャレである.
つづいて一等喫煙室を覗いてみる.ちょっと古風に感じるがそれは当然.「喫煙室」という名称に時代を感じる.
<一等特別室> <一等喫煙室>
■ダイニングルーム
随分広いなと思ったら,壁に大きな鏡がはめ込んである.
■操舵室
<無事終わる>
■秋学期公開講座修了
14時30分頃,フィールドワークが終わる.解散.
この講座は,2017年度春学期にも開講されるとのこと.それまではお休みということになる.
たった3回程度の授業では,特に親しく話をする仲間もできないので,そのまま最寄りの駅へ急ぐ.とにかく今日は寒い.早く帰宅したい.
最寄り駅から根岸線の電車に乗車する.車内は暖房が利いていて心地よい.
今回の公開講座の内容も,なかなか面白かった.ハッピーエンドである.
(2015年度秋学期終わり)
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(2017年春開講予定)
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司馬遼太郎で学ぶ三浦半島の歴史(第3回);橫浜散歩フィールドワーク
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