<ワスカラン遠望>
アンデス・ブランカ山脈紀行;第8日目(3);トレッキング4日目;
カシャパンパからワラスへ
(アルパインツアー)
2016年9月6日(火)~16日(金)
第8日目;2016年9月13日(火) (つづき) 晴
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/33b96bd927f606875f40e3db9b577fe0
<ルート地図>
■タウリパンパ→カラス
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■カラス→ワラス;アンディーノクラブホテル
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<未舗装の道路を専用車で下り>
■カシャパンパを出発
カシャパンパ(標高2,900メートル)で4日間連続のブランが山群トレッキングを終えて,いよいよ専用車で,本日の宿泊地ワラスへ向けて移動する.
昼食を終えて,13時09分,専用車に乗り込む.
13時13分,私達を乗せた専用車は,カシャパンパを出発する.やっと山の中から人里に戻れる.今夜はテント泊ではなく,ちゃんとしたホテルのベッドでユッタリと眠れる…それだけで,期待感で一杯である.
専用車は未舗装の道路をガタガタと揺れながらユックリと下り坂を進む.車窓からの眼下に広がる谷間の眺めを楽しみながら,ユッタリとした時間を過ごす.
トレッキング中は,生活感のある風景は殆ど見る事ができなかったが,今,車窓に広がる風景は森があり,畑があり,集落が見えている.
”ああ,やっと人里まで降りてきたな…”
という実感がある.
<生活を感じる谷間>
■尖鋒はサンタクルスだ
14時12分頃,進行方向左手の車窓から,真っ白な尖鋒が見える.凄く切り立った真っ白な三角錐である.
”凄い山だ! 簡単には人を寄せ付けない厳しい山だな”
と思いながら,この山の写真を撮る.
ツアーリーダーに山の名前を伺うと,名峰サンタクルス(Santa Cruz;標高6,259メートル)とのこと.凄い山である.
<名峰サンタクルスの頭が見える>
■未舗装の道路
未舗装の道路を延々と下り続ける.
カシャパンパを出発して約1時間,14時13分頃から,道路の両側に民家が見え始める.何となく懐かしさを覚える風景である.
”幼少の頃,住んでいた信州の田舎風景にそっくりだな…”
私が子どもの頃住んでいたところは信州佐久.浅間山山麓の小さな集落だった.集落を貫くように未舗装の道路が通っていた.あの頃の様子を連想させるような風景が暫くの間つづく.
<集落の中を貫く未舗装の道路>
<ハイウェーをカラスへ>
■ハイウェーに入る
14時15分,ハイウェーに突き当たる.左折してハイウェーに入る.勿論,ハイウェーは綺麗に舗装された道路である(8年前は未舗装だったように記憶している).
ハイウェーに入った途端に,専用車の揺れがおさまり,ガタガタという騒音がウソのように静かになる.
沿道の緑も随分と増える.
道路沿いに電信柱が延々と突いている風景に文明を感じる.
<綺麗に舗装されたハイウェー>
■カラスを通過
13時22分頃,カラス(Caraz;標高2,290メートル)に到着する.とある信号機の向こうに,ワンドイ(標高6,395メートル),ワスカラン(標高6,789メートル)などの名峰が車窓から見えている.凄い風景である.
<ワラスの市街地;進行方向左手にワンドイとワスカランが見える>
■カラスの中心街
ほどなくカラスの中心街に入る.中央分離帯のある広い道路になる.道路の両側には商店が建ち並ぶ.なかなかの大都会である.
山の中で1週間過ごした私の眼には,カラスが素晴らしい大都会に見える.
<カラスの中心街を行く>
<ワンドイとワスカラン遠望>
■ワンドイ山群
14時34分,ワンドイが良く見えるところで,写真撮影のために専用車を停めて下車する.
目の前に切り立ったワンドイの山群が見えている.
多分,一番左のピークが東峰(標高6,000メートル),その右が6,395メートル峰,次の一番高く見えているのが西峰(標高6,356,メートル),そして一番右手が南峰(標高6,356メートル)であろう(間違っているかもしれない).
<ワントイ山群を望む>
■ワスカラン遠望
14時38分,ユンカイ(Yungay;標高2,500メートル)を通過する.
14時40分,ワスカランが良く見えるところで,また,駐車する.希望者は専用車から下車してワスカランの写真を撮るために臨時休憩をとる(冒頭の写真).
<ワスカラン遠望> ↑
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<カルワスで休憩>
■ホステル・エル・アフエロで休憩
ワスカランの写真を取り終えて,15時00分,再び専用車に乗り込む.
15時08分,専用車はカルワス市内に入る.
15時10分,ホステルアフエロ(Hostel El Abuelo)に到着する.第3日目の宿泊したホステルである.
ここでトイレ休憩である.ホステルの中に入る.
見覚えのあるフロント係が私達を迎え入れる.
<ホステル・エル・アブエロ>
■変わったトイレ
トイレの入れ代わりが随分遅いなと感じながら順番を待つ.
トイレに入って,「大」と「小」との間に間仕切りがないのに,ちょっとビックリする.なるほどこれでは折角便器が2個あっても,一度に1人しか使えない.念のため,手前は「小」用.手洗いではない.
トイレに大きなゴミ入れが置いてある.どうやら使用済みの紙はトイレに流さないことになっているようである.先日,このホステルに宿泊したときには,そんなことに気が付かずに紙を流してしまったが,大丈夫だったんだろうか.ちょっと心配になる.
尾籠な話だが…本日の「大」も異常なし.
<間仕切りのない変わったトイレ>
■定番のアイスクリーム
休憩を終えて,15時19分,専用車に乗車する.
ツアーリーダーのIBさんが,
「…ちょっとアイスクリーム屋に立ち寄りましょう」
と提案する.勿論異論などない.
15時21分,ホテル近くの広場で下車,お馴染みのアイスクリーム屋に立ち寄る.
ここは数種類のアイスクリームの中から,適当なものを選ぶ仕組みになっている.私は,2段重ねのアイスクリームを所望する.アイスクリームの名前は最初から覚えるつもりがないので分からない.ただ,甘みも控えめでなかなか美味しい.
<アイスクリーム屋> <私が所望したアイスクリーム>
<ワラスに到着>
■大都会ワラス
15時30分,アイスクリーム屋を出る.すぐに専用車に乗り込んで出発する.
16時14分,賑やかなワラス中心街に到着する.しばらく山の中で過ごしてきた私の眼には,ワラスが途轍もなく立派で賑やかな大都会に見える.
広い道路には沢山の自動車が往来している.歩道を散策する沢山の人.賑やかな商店.どれをとっても,ワラスは大都会である.
<大都会ワラズ>
■アンディーノクラブホテルに到着
16時10分,今夜の宿泊ホテルであるアンディーノクラブホテルに到着する.
ホテルの玄関に,あの懐かしい牛の立像が立っている.
”やれやれ,やっと着いた.今日はユックリと風呂に入って,1週間の垢を流すぞ,髭も剃るぞ…”
これが実に嬉しい.
<ホテルに到着> <牛の立像が出迎える>
(つづく)
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(執筆中)
「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534
[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea
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アンデス・ブランカ山脈紀行;第8日目(3);トレッキング4日目;カシャパンパからワラスへ
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