<観光客で賑わう鶴岡八幡宮>
秋たけなわの鎌倉;鶴岡八幡宮・源氏山・鎌倉中央公園周遊
(独り散策)
2016年10月19日(水) 晴
<散策地図>
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<鎌倉駅から若宮幕府跡へ>
■鎌倉駅前が出発点
所用があって,朝,鎌倉駅付近まで出掛ける.
本当は用事が済んだらすぐに帰宅して仕事をしなければいけないのだが,そこはブラブラ歩きが趣味の私のこと,そうは問屋が卸さない.
”昼飯までに帰宅すれば何とかなるさ…”
で,あちこちブラブラ歩きながら帰宅することに決める.お散歩ルートは例によって足任せ.足に聞いてくれである.
…ということで今日の起点は鎌倉駅東口である.毎度お馴染みにしていた鎌倉駅構内のBeck'sは閉店,その後は何とかという洒落たコーヒー店に変わっている.高級感があって,庶民派の私には入りにくいし,お値段も高い.残念!
今日は平日.でも天気が良いせいか,鎌倉駅周辺は観光客で混雑している.
■段葛から宇津宮稲荷へ
10時10分,段葛に到着する.段葛を鶴岡八幡宮に向けて,すこし歩いたところで,右折して枝道に入る.段葛が整備される前には,この右折場所に宇津宮神社の案内板があったが,今はもうない.だから地理を知らない人はちょっと迷うかもしれない.
10時14分,宇都宮稲荷に到着する.宇津宮稲荷については当ブログでも何回も解説しているので,今回は省略するが,宇津宮幕府があったところだといわれる.
宇津宮稲荷からは閑静な住宅街の中を抜ける細い道を北に向けてゆっくりと歩く.
<段葛入口> <宇津宮稲荷>
■大佛次郎邸と若宮幕府跡
10時19分,大佛次郎邸前を通過する.大佛次郎著『ネコの居る日々』を読むと,家の前の路地の真ん中をネコが悠々と歩いている情景が出てくる.私は個々を通る度に,この情景を連想する.
10時30分,若宮幕府跡を通過する.ここから東勝寺に追われて自決した北条は,この辺りの道を伝って逃げたんだろうか.
<大佛次郎邸> <若宮幕府跡>
<鶴岡八幡宮>
■源平池 と肉弾三勇士碑
10時24分,橫浜国大附属中小学校側の鳥居から鶴岡八幡宮の境内に入る.
まずは源平池越しに旗上弁財天を眺める.ここは毎年正月に七福神巡りで訪れることにしているところである.
続いて白旗神社方面に向かう.途中,右手にある肉弾三勇士碑が気になるので写真を撮る.
<源平池の源氏池> <肉弾三勇士碑>
■白旗神社付近の紅葉
10時27分,白旗神社付近の紅葉を眺める.
例年,この辺りの紅葉は,とても美しいが,今年は未だ少し色付き始めたばかりである.
白旗神社の手前から休憩所に入る.休憩所でセンベイとアイスココアを購入して,10分ほど休憩する.
10時46分,正面鳥居から境内を出る.
<白旗神社付近の紅葉>
<窟小路を寿福寺へ>
■川喜多映画記念館と岩屋不動
10時49分,鉄の井に到着.ここから小町通りに入る.すぐに右折して,10時51分,川喜多映画記念館の前を通過する.記念館には殆ど人が入って居ないようである.閉鎖にならなければ良いなと余計な心配をする.ここで和辻哲郎も居を構えていたことがある.和辻哲郎と鎌倉の関係も少し調べてみたいなと思う.
つづいて,10時53分,岩屋不動前を通過する.参拝は省略.
<川喜多映画記念館の黒塀> <岩屋不動>
<寿福寺>
■源氏山の碑から寿福寺へ
10時55分,横須賀線踏切を越えて,寿福寺境内入口にある源氏山の碑に到着する.
三門を潜って,石畳の参道を進む.この石畳の中央の敷石の乱れが"f分の1”になっているので,石畳を歩いていると心が落ち着くという説を聞いたことがあるが,本当だろうか.
理屈はともかく,参道を歩いているとだんだんと落ち着いた気分になる.
<寿福寺の参道>
■寿福寺の紅葉
参道突き当たりを左折して道なりに歩いて裏手の墓地に向かう.
寿福寺の木々の紅葉もまだまだ先のようである.
<寿福寺の紅葉>
■デベッカ家墓と太田道灌墓
求愛坂の階段を登って,墓地の一段と高い所にあるデベッカ家の墓を詣でる.デベッカ家と大佛次郎の関係については,当ブログですでに記述したことがあるので,今回は省略する.
デベッカ家の墓の裏手には,源氏山公園に向かうハイキングコースがある.取りあえずは,この道をたどって,源氏山へ向かう.
<デベッカ家墓> <太田道灌墓>
<源氏山公園>
■了得院殿墓から源氏山へ
太田道灌墓のすぐ先の左手が英勝寺の墓地である.道路沿いのバラ線の向こうに繁茂する竹藪の中に了得院殿墓が確かにある.数年前にこの竹藪が綺麗刈り取られたときに,ここに了得院殿墓があることを確かめている.
それ以来,ここを通る度に了得院殿墓を見ようと努力している.今回も,竹藪の中に見えたような気がしたので,写真を撮るが,どうもハッキリしない(左下の写真).錯覚だろうか.
<竹藪の中の墓標(?)> <源氏山公園入口>
■源頼朝像
11時16分,源頼朝像の前に到着する.この辺りの紅葉は,例年,とても見事だが,今年はまだまだ見頃は先のようである(例年12月初旬頃が見頃).
遠足で鎌倉を訪れた小中学生のグループがいくつか,芝生で休憩を取っている.トンビに襲われなければ良いが…
ここから先,どのルートで帰宅しようかと少々迷う.
<源頼朝像> <源頼朝像付近の紅葉>
■葛原岡神社
どこへ行こうかと迷った末に,葛原岡神社方面へ向かう.当たりの木々の紅葉は,まだ,まだ,ずっと先のようである.
沢山のハイカーが歩いている.
11時24分,葛原岡神社に到着.
<元山の紅葉> <葛原岡神社>
<山ノ内を散策>
■緑の散策路
葛原岡神社から山ノ内方面に向かう.ここは木々の緑に覆われた心地よい散策路である.途中で鎌倉三大緑地の一つである常磐緑地が見える.
<緑の散策路> <常磐緑地遠望>
■日当公園手前で右折
11時34分,山ノ内ポンプ場前を通過する.引き続きレストラン「ブランデルブ」前を通過する.通称「山の上通り」と呼ばれている道である.桜並木の道.
ちょっと急な下り坂を進むと,前方に日当公園が見え始める.その手前の三差路を右折,さらに20~30メートル進んだところの三差路を左折する.道路の両側に住宅が建ち並ぶが,数十メートル進むと,右側の住宅がなくなり,谷戸の上を通る.その先に三差路を右折して谷沿いの道をたどる.緩い登り坂になる.左側には住宅地が続く.この住宅地が途絶えたところに,鎌倉中央公園梶原口がある.
<日当公園遠望> <鎌倉中央公園梶原口>
<鎌倉中央公園>
■谷戸の紅葉
11時49分,鎌倉中央公園梶原口に到着する.梶原口から公園に入ると,いきなり急傾斜の下り階段がある.ちょうどそのとき年配者の集団が,この階段を,息を切らせながら登って来る.
解散を下ると右手に梅林がある.その先は手つかずの谷戸が残っている.
谷戸の紅葉は,まだ始まったばかりである.
<谷戸の紅葉>
■稲刈りが終わった田圃
自然のままの谷戸を下ると田圃が広がる.すでに稲刈りが終わっている.
この風景も,秋の風物詩である.
そういえば,今度の日曜日,10月30日には中央公園のお祭りがある.残念ながら私は信越トレイル縦走中で見物できない.
<稲刈りが終わった田圃>
■上の池
しし石,山崎口を経由して,上の池に到着する.毎度,この池の写真を撮っているので,今日も儀式として,馴染みの写真を撮る.
大分秋めいてきたとはいえ,紅葉の見頃はもう少し先のようである.ただ,今年はすぐに落葉してしまうような感じがしている.例年のように紅葉を楽しむことができるか心配である.
<上の池>
■寺分口から清水塚口へ
上の池からちょっと戻って,寺分口まで階段道を駆け上がる.一旦,寺分口から公園の外に出る.そして,大平山丸山住宅地の中を通って,12時丁度に終点の清水塚口に到着する.
こうして,今日の足任せデタラメ散策は,無事,終わった.
<ラップタイム>
9:50 鎌倉駅前歩き出し
10:10 段葛
10:14 宇津宮稲荷
10:19 大佛次郎邸
10:20 若宮幕府跡
10:24 鶴岡八幡宮(10:45まで)
10:49 鉄の井
10:51 川喜多映画記念館
10:53 岩屋不動
10:55 寿福寺
11:03 デベッカ家墓
11:07 太田道灌墓
11:10 源氏山公園
11:16 源頼朝像
11:24 葛原岡神社
11:34 山ノ内ポンプ場
11:49 鎌倉中央公園梶原口
12:00 〃 清水塚口
[散策記録]
■水平歩行距離 5.5km
■累積登攀高度 153m
■累積下降高度 108m
■所要時間(休憩時間込み)
鎌倉駅歩き出し 9:50
鎌倉中央公園清水塚口着 12:00
(所要時間) 2時間10分(2.17h)
水平歩行速度 5.5km/2.17h=2.53km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/45a24b1edc3ecb3625606e7f0bc6b504
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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秋たけなわの鎌倉;鶴岡八幡宮・源氏山・鎌倉中央公園周遊
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