<アンディーノクラブホテルからの眺望>
アンデス・ブランカ山脈紀行;第3日目(4);高所順応日;ワラスからカルワスへ
(アルパインツアー)
2016年9月6日(火)~16日(金)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bf964182744a1b8a2eb4232ecdb6a09b
第3日目;2016年9月8日(木) 晴 (つづき)
<ルート地図>
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<専用車に乗ってワラスを出発>
■アンディーノクラブホテルから発車
アンディーノクラブホテルで休憩を終えた私達は,自分の荷物を全部持って,再び専用車に乗り込む.専用車はバン.専用車の後部は積み込んだ荷物で一杯になってしまう.
14時20分,アンディーノクラブホテルの前から発車する.
どこをどう通っているのか良く分からないが,ホテル前の坂道を少し降りて右折する.立派な歩道のある繁華街のような所を抜ける.
そこから先は何処をどう通ったか良く分からないが,すぐにユンカイ方面に向かう幹線道路に入る.
<ワラスの中心部を抜けて幹線道路へ>
■風光明媚な盆地を北へ
専用車はほぼ北へ向けて走っている.
この辺りは広々とした盆地になっているようである.私は専用車の右側の窓から移り変わる風景を楽しんでいる.
遠くには氷河を抱いた山が屹立している.手許の地図で,山の名前を確かめようとするが,どうも良く分からない.
盆地は緑豊かである.ユーカリと思われる木立も美しい.なかなか風光明媚な所である.
<車窓からの風景>
<悲劇があったユンカイ>
■旧ユンカイで休憩
14時51分,悲劇の跡地,旧ユンカイ(標高2,500メートル)に到着する.専用車を停めて,ここで休憩.ここはワラスから約55キロメートル離れた所である.
1970年5月,この辺りでマグニチュード7.8の大地震が起きた.この地震でワスカラン山で雪崩が発生.ワスカラン山から10数キロメートル離れた位置にあったユンカイは一瞬のうちに雪崩に巻き込まれた.このときの死者は2万人にのぼるという.
ワスカラン山では,前回ペルーを訪問したときに大変お世話になったMIさんや,現地ガイドのKDさんが,雪崩で帰らぬ人となっている.合掌.
<悲劇の現場;旧ユンカイ>
■ワスカラン山遠望
悲劇の現場,旧ユンカイから東を眺めると,旧領の向こうに氷河を抱く真っ白な山が見えている.ワスカラン山(標高6,768メートル)である.
”あんな遠くから,ここまで雪崩が一気に襲ったんだ…”
現場に立つて,この雪崩を想像すると,身の毛がよだつ.
<ワスカラン山遠望>
■慰霊公園のキリスト像
地震で埋まった旧ユンカイ村は,現在,慰霊公園(Campo Santo Yungay)として整備されている.
公園には,立派なキリスト像が立っている.
<慰霊公園のキリスト像>
<ユンカイからカルワスへ>
■空港脇を通過
14時57分,慰霊公園を出発する.
新しいユンカイ村は,悲劇があった場所から1.5キロメートルほど離れた所に作られているとのことだが,何処が新しいユンカイ村の中心部か分からないうちに,何となく通過してしまう.
14時58分,飛行場の脇を通過する.小さな飛行場である.金網の柵の向こうに滑走路が見えている.
飛行場の先には幾つのも尖鋒が連なっている.
手持ちの地図で飛行場の名前を確かめるが,良く分からない.
<飛行場の脇を通過する>
■カルワスに到着
15時10分頃,カラス(Carhuaz;標高2,650メートル)の市街地に入る.道幅が狭い道路の両側に,アドベ造りの建物がビッシリと軒を連ねている.
かなり大きな街のようである.ただ,手許にカルワスの市街地図がないので,今,カルワスのどの辺りを走っているのか定かではない.
<カルワス市内に入る>
<ホステル・エル・アブエロ>
■ホステル・エル・アブエロの客室
■ホステル・エル・アブエロに到着
13時12分,ホステル・エル・アエブロ(Hostel El Abuelo)に到着する.
事前に,ツアーリーダーのHKさんから.
「…カルワスで宿泊するホテルは,余り設備が良くないので,予めそのつもりで…」
というコメントを頂いているので,あまり期待はしていないが,玄関口での第一印象は,決して悪くはない.小綺麗でなかなかのものだと思う.
<ホステル・エル・アブエロに到着>
■ロビーでお茶
現地スタッフのEMさんと,ツアーリーダーのHKさんがチェックイン手続きをしている間,私達はマテ茶を飲みながら,ロビーの椅子に座り込んで休憩を取る.
やがてチェックイン手続きが終わる.
今日は,順番で私が1人部屋である.1人部屋は気楽で有り難い.
<ホステルレルアエブロのロビー> <マテ茶>
■客室は別棟
このホテルもアンディーノクラブホテルと同じように客室は別棟になっている.受付やレストランのある棟から,草花が雑然と繁茂している庭を抜けて,客室棟に入る.
私に割り当てられた部屋は3階にある.
今日は順番で私1人で1室を占有することになっている.
<客室は別棟>
■なかなか良い部屋である
私の部屋は2階.簡素でなかなか良い部屋である.
シングルベッドが2基並んでいる.さて,どっちを使おうかな.
ユーティリティをチェックする.バスタブはない.シャワーだけ.タオル,石けん類は最小限揃っている.
部屋にはテレビ,金庫,湯沸かし器,コーヒー類などの備品は,見事に一切ない.でも,返ってサッパリしていて気分が良い.
天井の明かりのシェードが日本風である.
<ホステル・エル・アブエロの客室>
■客室の窓からの風景
窓のカーテンを開けて外を眺める.このホステルは小高い所にあるらしく,幾重にも重なる山脈が見えている.
1人部屋の気楽さから,誰にも気兼ねせずに,まずはともかく,シャワーでも浴びようかと思う.
<部屋からの眺望>
(つづく)
つづきの記事
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(執筆中)
「ブランカ山群トレッキング」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/3ac14bd1d44b99a378555e26864f76b7
「ブランカ山群トレッキング」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9e3ba704d9bf4f7278473747420c4534
[参考資料]
ペルー周遊記(ピスコ山登頂);インデックス
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f78082280c7a6bb87b1810478b6786ea
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