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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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ヒョンなことから,鎌倉お散歩クラブ(仮称)が出来ちゃった!

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   ヒョンなことから,鎌倉お散歩クラブ(仮称)が出来ちゃった!

2016年7月14日(木)

 私,今はサンデー毎日の身だが,サラリーマン現役の時代,勤務先の所在地の関係で鎌倉に移り住んだ.あれから幾星霜.かれこれ50年ほども鎌倉に住んでいる.
 これだけ長い間鎌倉住民を続けると,さすがに鎌倉に愛着を感じるようになる.
 ご存じの通り,鎌倉は日本三大古都の一つである.ただ,街の規模,社寺の数など,どんな指標を取っても,京都の約10分の1.規模や歴史的な重みなど,とても,とても,京都や奈良には較べるべくもないが,ただ,京都や奈良にはない唯一の鎌倉の強みは,市街地の直ぐ近くに海があることぐらいだろう.
 そんな規模の小さな鎌倉だからこそ,小回りが利いて,1日歩き回る間に山も社寺も海も一辺に楽しむことができる.これは規模の大きな京都や奈良では味わえない気安さだろう.
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 ところで,鎌倉に50年も住んでいると,鎌倉って一体どんな所だと理解したら良いんだろうということが気になり始める.
 もし「鎌倉学」という学問があるとすれば一体どんな体系になるんだろう?
 …こんな,どうでも良いことが,私には気になって仕方がない.そこで,鎌倉商工会議所が実施している鎌倉検定なるものの3級だけは取っては見たものの,内容は飽くまで観光文化が視点なので,私が知りたい「鎌倉学」とは肌合いが違う.
 そんなことを考えていたときに,橫浜にある関東学院大学公開講座で『鎌倉学』という講座が開設されていることを知った.
 早速,昨年春からこの講座を受講し続けている.
 さて,件の『鎌倉学』については,別途稿を改めて色々書きなぐることにして,今回は,この講座を受講したことが切っ掛けで,「鎌倉お散歩クラブ」(仮称)が誕生してしまったことを,記事にしてみたいと思う.
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 『鎌倉学』の受講者は約30名.ほぼ全員が中高年である.その中には後期高齢者も少なからず居られる.受講生の大半は橫浜市内か近隣の方だが,遠く小田原からわざわざ来られている熱心な方も居られる.
 受講者の男女比は,ほぼ3対7という所か.私が知る限り,お散歩や絵画などのグループでは,どこでも男女比は大体こんなもの,どこへ行っても女性軍が大勢を占めている.
 さて,最初の内はお互いによそよそしかったが,回を重ねるごとに顔見知りになり,講義が終わった後,たまたま一緒になった方達と,途中で「お茶」をしてから帰ることもしばしば…ということになる.
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 そんなある日,お茶をしている途中で,私が鎌倉に住んでいることから,何人かの方から,
 「是非,鎌倉の案内をして下さい…」
という要望が私にある.
 勿論,私はただ鎌倉に住んでいるだけで,案内のプロではない.私などに到底十分な案内などできるはずもない.私は,お引き受けするのを,多少,躊躇はしたが,もともと優柔不断で,他人から依頼されるとなかなか断れない性分である.
 「…ン~じゃぁ…まあ,来週の授業までに,叩き台みたいなものを作りましょう…」
ということで,消極的ながら,安請け合いをしてしまう.
 叩き台を作る期限は1週間.
 私には,依頼された方々のバックグラウンドや足腰の強さも全く分からない.こんな訳の分からない状態で,一体,どこを,どう,案内したら良いんだろうと,迷いに迷った.
 ”まあ,一回目は,お見合いみたいなもの…鎌倉の小町,雪の下辺りにある社寺,遺構などを中心に,2~3時間歩くコースを設定しよう”
と心に決める.
 こう腹を括ってしまえば,後は気楽である.
 そこで,
 ■かまくらお散歩クラブ(仮称)の運営方法(案)
 ■初夏の鎌倉;小町・雪の下の社寺探訪案内(鎌倉お散歩クラブ第1回例会)
 ■今回の見所
 ■ルート地図
の4種類の資料をパソコンを使って纏め,5~6部ほどプリントアウトする.
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 7月11日(月),春学期の最後の授業の後,先週,お茶を御一緒した方々に,この叩き台を説明する.ところが,説明会には,噂を聞きつけた方が10名近くお集まりである.それも全員が女性.男性は見事にゼロ.これには,さすがの私も参った.
 ”せめて,1~2人の男性が居てくれれば有り難いのに…”
 …ま,それはともかく,近々,鎌倉の小町,雪の下界隈を,沢山の女性軍を引き連れて案内することになった.嗚呼!
 もっとも,このグループ,何時まで続くかは,今のところ未知数である.ただ,鎌倉には人を惹き付けて止まない魅力,というよりは魔力がある.
 多分,2~3回,鎌倉を案内したら,殆どすべての方が鎌倉贔屓になることは自明である.
 一人でも鎌倉を贔屓にしてくれる方が増えれば,鎌倉市民の一人として望外の幸いと言える.
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ふと,私は考える.
 ときどき,趣味を一緒に楽しむ仲間が居なくて困るという愚痴を伺うことがある.でも,自分が興味のあることに没頭していると,自然に仲間ができてくることも事実である.
 自分のことは口幅ったいが,現在,私は登山,絵画,街道歩き,故郷の同窓生など,何時の間にか,いくつかのグループに属していて,結構,愉しく忙しくやっている.
 仲間が居ないと愚痴る方は,この記事を読まれる方には居ないだろう.でも,万一,居られたら,自分が興味を持っていることにトコトン没頭すれば,きっとお仲間が増えるでしょうとアドバイズしたい.
 今は,鎌倉お散歩の会が開催される日の天候が雨ではなく,できるだけ涼しくなることを天に祈念している.
                                  (終わり)
(本稿の初出は趣味人倶楽部である)

「閑話休題;その他」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8698dc07e68319e9af0d391ea2758394
「閑話休題;その他」の次回の記事
(なし)

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 記事の正確さは全く保証しません.
 この記事は,あくまで,個人的趣味.仲間達と情報を共有することを目的としています.第三者の方々を読者の対象とはしていません.
 誤字,脱字,転換ミス,引用ミスなどあって当然ということでご覧下さい.ご不快に思われる方は,当ブログへのアクセスはご遠慮下さい.




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