<八景島遠望>
『鎌倉学』2016年春(第6回);川端康成の古都
川端はどのようにして鎌倉に住みはじめたのか
(KGU公開講座)
2016年7月12日(月) 晴猛暑
この記事の内容は感想文だけで,講義内容は全く記載しておりません.
記事の中の説明文は現地の案内板の記事インターネット,あるいは参考文献から引用したもので,講義内容から引用したものではありません.念のために申し添えます.
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/918398acf609ac695942528919062d08
■まだ梅雨の最中なのに蒸し暑い
2016年度春学期の『鎌倉学』の講義も,今回が最終回である.毎回愉しい講義が連続していたので,今回で終わりかと思うと,なんとも寂しい気分になる.
それにしても,まだ梅雨が明けていないというのに連日蒸し暑い日が続いている.今朝も朝から湿気が強くムシムシとしている.こんな悪条件の中を,出掛けるのは少々辛いが,そんなことを言っていたら,身体がますます鈍るだけである.
毎度のことながら,授業開始まで十二分に時間を取って,10時頃自宅を出発する.
今日の会場は,何時ものようにKGU橫浜金沢八景キャンパスである.大学に行く以上,余りだらしない格好をしたままでは,担当される講師や大学の関係者にも申し訳ないので,一応,きちんとした服装と黒い革靴を履くという出で立ちである.”馬子にも衣装”とは良く言ったものである.サラリーマン風の服装にすると,「山登りスタイル」のFHとは,異なった人物のFHに化けるから不思議である.
■金沢八景へ
例によって,自宅近くのバス停から鎌倉駅西口まで路線バスで出る.鎌倉駅前で金沢八景行きバスに乗り換えて,11時20分頃,金沢八景駅に到着する.
バスを降りるとムッとする蒸し暑さが,いきなり身体に纏わり付く.猛暑の頃になると,いつも感じるのは,同じ三浦半島の一角でも,鎌倉と金沢八景ではかなり気温が違うということである.とにかく金沢八景は鎌倉に較べて,夏は暑く,冬は寒い.
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金沢八景駅でバスを降りた瞬間,
”とにかく涼しい所へ行こう…この蒸し暑さはかなわん…!”
私は瀬戸神社を型どおり御参りしてから,瀬戸神社の先にある大型量販店をめざす.
<瀬戸神社>
■大型量販店にて
冷房の利いた大型量販店の店内に入ってホッとする.同時に,
”オレも蒸し暑さに弱くなったな…”
実感する.同時に,弱くなるとは情けないなと心底から口惜しい思いが湧き上がる.
”こんなことでは,夏山なんて無理だな…”
余り混雑しない内に…と思って,地下一階のフードコートへ.
余りこってりしたものは食べる気がしないので,テリヤキバーガーなるものとサラダだけの軽食で昼食代わりにする.
仕上げは同じ量販店内にあるコーヒー専門店でホットコーヒーである.
■枇杷島神社参道
講習会場のあるKGUに向かう途中で,枇杷島神社に立ち寄ろうと思う.
量販店前から交通量の多い国道16号線の陸橋を,海側の道路に渡る.道路から左折して白い鳥居が立っている参道に入る.三度に入った途端に,国道16号線の騒音から解放される.
鳥居を潜って,山道を辿る.海に突き出た参道である.
■橫浜金沢七福神
参道左手に横浜金澤七福神弁財天の石像が安置されている.
この石像を拝見して,初めて橫浜金沢七福神なるものがあるのを知る.
”七福神か…,これはナントカ御参りしたいな.どこに七福神があるか調べなければ…”
と妙に焦りに似た気分になる.
■枇杷島神社本殿
参道の一番奥に枇杷島神社の本殿が建っている.取りあえずは,作法通りに参拝する.
境内に立っている案内板の記事によると,枇杷島神社は北条政子が竹生島弁財天を勘定したものだという.
室町時代は船寄弁財天,江戸時代には立身弁財天と呼ばれていたようである.
■参道は瀬戸神社まで真っ直ぐだ
枇杷島神社前から参道を振り返る.すると参道の先に瀬戸神社本殿が見えている.ここから先は,私の勝手な連想だが,もし国道16号線がなかったら,この辺りは素晴らしい景観だったろうなと思う.
近代文明は古いものを破壊する宿命を持っているなとつくづく思う.
■東京上空に積乱雲が湧いている
枇杷島神社参拝を終えて,KGU金沢八景キャンパスに向かう.
海沿いの道を歩くと,幾分涼しい感じがする.八景島上空に積乱雲が湧き始めている.多分,東京の上空である.東京のどこかでかなり激しい雨が降っているように思える.
積乱雲を見上げながら,いよいよ夏本番だなと心を引き締める.
■最終講義は実に面白かった
教室に入る.
社会人の皆様は大方の大学生と違って,教室の前の方から順に座っている.皆さん随分と熱心だなと,いつも感心する.
今日のテーマは,川端康成である.
何時ものように講師から新奇な内容の講義を受ける.ここでその内容を披露するわけにはいかないが,
”なるほど,なるほど,…そうだったのか…!”
と感銘を受けながら拝聴する.
■鎌倉お散歩クラブ(仮称)発足
かねてより,私が鎌倉在住だということもあって,『鎌倉学』受講者数名から,
「鎌倉を案内して下さい…」
という要望が複数の方々からあったので,とりあえず1年間に数回お散歩の案内をすることに覚悟を決める.
『鎌倉学』の授業終了後,ご希望のあった皆様に集まって頂く.先生にも同席して貰う.
私の腹積もりでは希望者は4~5名程度かと思っていたが10名近くの方々が集まる.しかも全員が女性.男性が居ないのに私は辟易とするが.そのうちに男性にもさんかしてもらえるものと信じて,近々第1回の散策をすることに決定する.
正直なところ,ただでさえ雑務に追われている私には,ちょっと荷が重いなと思うが,できるだけ沢山の方々に鎌倉の良さを知って貰うチャンスだと考えて,何とか続けることにしたいナと思っている.
(春学期終わり)
『鎌倉学』続きの記事
↓
なし
(次回は秋学期)
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『鎌倉学』2016年春(第6回);川端康成の古都
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