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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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第39回2016神奈美展出品作品(1);プロローグ;私のメモ帳

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                    <私の旅日記の例>

   第39回2016神奈美展出品作品(1):プロローグ;私のメモ帳
              (出展作品のメモ帳)
     2016年5月5日(木;こどもの日) 晴れ

■私の旅日記
 昨日は慌ただしく故郷の信州小諸を往復した.
 正直なところ疲れた.でも,連休を利用してわが家に遊びに来ている次女一家と戯れている内に疲労もすっ飛んでしまう.
 今日の午前中は,多忙だった毎日を何とか乗り越えたご褒美に,自分自身に与えた休息日である.私は2階にある自分の書斎兼アトリエの部屋と,孫達が賑やかに過ごしている1階の間を気ままに往復しながら,このブログ記事を書いている.まさに珠玉のひとときである.
 こんなリラックスした時間を利用して,今回私が出展した絵の背景などについてメモにして残しておこうと思い立つ.
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 まずは,これらの絵が,どこの媒体から引っ張り出されたかについて,一寸だけメモしておこうと思う.
 まずは冒頭の写真である.
 私は,自分で言うのもオカシイかも知れないが,ひょっとしたら無類のメモ魔かもしれない.
 メモ魔といっても,自分が興味を持っていることしかメモをしないので,正確には天の邪鬼なメモ魔なのかもしれない.
 私は一寸した旅行(特に海外旅行)に出掛けるときには,何時も無地ざら紙でできるだけ枚数の多いノートを持参している.このノートを旅行中の四六時中持ち歩いて,何でもかんでも書いてしまう.使用する筆記用具は太さ1.6mmφの極太ボールペンが主題である.その他にごく少数の色鉛筆.
 厳しい山に登るときには,この種のノートは邪魔になるので,極々小さなノートと短いボールペンだけを持参する.そして登山途中で書き留めたメモを下山してからノートに転記するようにしている.
 このようにして書き留めたノートの最新版は,今年(2016年)1月に旅をした「香港トレイル50km大縦走」のノートである.
 私は古いノートから順に,代表的なスケッチ画を水彩画に仕上げるように心掛けている.そんな経緯から今回は2006年1月のスイスベルナーオーバランドのメンヒ・ユングフラウ登頂記から2作品,2008年のペルー訪問記から1作品を水彩画に仕上げて出品することにした.

■旅日記の中を一寸だけ…
 メモ帳の中身をほんの少しだけ披露しよう.
 下の2例は,ペルー訪問記を適当に開いたページの例である.
 私の場合,このようなノートを開き,そのときの感慨などを思い起こしながら,絵の制作に没頭するようにしている.
 「こんな面倒なことをしないで,写真を撮れば良いじゃないか…」
という質問をしばしば受けることがある.
 でも,私の場合は,明確に,
 「それは違いますよ…」
と言える.
 ほんの一寸で良いから,現場でスケッチすると,スケッチの対象を凝視することになる.すると,写真を撮っただけでは見落としてしまうような細々したことが頭に入るし,後日,このメモを見ると,そのときの情景を実にありありと思い起こすことができるからである.
 つい先日,つまり今年1月に香港トレイルに出かけたときも,ある男性からエラソーに,
 「何でそんなことをするの…写真を撮れば良いじゃないか…私は写真だけ撮っていますよ…」
と私を馬鹿にする.
 ”何をしようと,人それぞれではないか…何ぬかしやがる”
と腹が立つが,荒立てても仕方がないので,ジッと我慢する.
 こんなことを言われたのを,今,,思いだしても腹が立つ.もっとも反論するのも面倒なので,苦笑いしただけで済ませてしまったが…そんなこと,どうでもいいかと思い直す.


<メモ帳の内容>

■今回の出展作品
 ここ数年,最新の出来事の水彩画化をできるだけ早く試みたいと思っているが,現在っやっと2008年代に辿り着いたばかりである.今年はもう2016年も半ばに達しようとしている.それなのに,まだ8年も前の記録に終始しているようでは,実に困ったものである.
 8年前と言えば,私は70才台中頃.振り返って見ると,この頃,私の体力は一番充実していたように思える.振り返って見ると,あの頃は,大倉から塔ノ岳山頂まで2時間10分台で軽々と登っていたんだものなあ~.
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[スイスオーバーランドの旅から2枚] 
 今から一昔前,つまり10年前に山旅スクール5期同級生数名で旅をした.私が丁度70才台中頃のことである.
 最初にメンヒ山(標高4,099m)に登った.
 重登山靴に12本アイゼンを履いて,現地山岳ガイドにザイルで確保して貰っての登頂であった.
 無我夢中で登った.いわゆるピストンで往路を下った.
 その途中,前方に前方にアイガー南壁を眺めながら休憩を取った.その休憩の最中に,ごく小さなメモ用紙に,ほんの20秒程度の時間で,印象をメモした.このときボールペンは寒さで固まって上手く画けないので鉛筆を使用した.
 その夜はメンヒヨッホ小屋に宿泊した.
 就寝前に,登山途中で書いたメモを,下の写真のノートに転記し,さらに登山途中の記録を整理した.
 このときの記録と記憶を頼りに,今回次の2枚の絵を仕上げた.
   作品1『山頂を目指して(メンヒ山)』40号
   作品2『山小屋に到着(メンヒ山)』20号

[ペルーのブランカ山脈から1枚]
 山旅スクール5期縁の方々やその勤務先知り合いの方々と一緒に,約3週間の手作りの旅を楽しんだ.勿論,旅の間にマチュピチやナスカ地上絵も楽しんだが,最大の目的はブランカ山脈のピスコ山(標高5,750メートル)登頂であった.
 このときも,重登山靴に12本アイゼン,それにピッケルという出で立ちである,現地ガイドにザイルで確保され,難行苦行を重ねてベースキャンプから山頂までをピストンした.
 そのときの記録から,ピスコ山山頂に到着したときの様子を絵にしようと思った.
 今回は,次の絵を出展した.
   作品3『ピスコ山山頂(標高5,750m)』20号
 ところが,何を勘違いしたのか,私はピスコ山山頂の標高を1,000メートルも低い4,750メートルと書いて事務局に提出してしまった.
 ピスコ山はキリマンジャロ山より50メートルほど低い山である.そしてモンブラン山(標高4,800メートル)より1000メートルほど高い山.私の頭の中で,キリマンジャロとモンブランがゴチャゴチャになってしまい,ウッカリ1000メートル低い表題にしてしまった.
 ”標高が1000メートルぐらい違っても,まあ,良いか”
ということで,間違ったままにしてある.

<左から順に作品2,作品1,作品3>

■鎌倉中央公園の鯉のぼりはそろそろ見納めかな
 さて,今日はこどもの日で休日.
 ひょっとしたら,私の知り合いの方々が,会場にお越しになるかも知れない.だから.本来ならば展覧会場に詰めていなければならない.
 ところが,昨夜から次女一家がわが家に泊まり掛けで遊びに来ている.可愛い孫達と過ごす魅力に勝てずに,会場詣ではお休みにする.
 私が不在中に会場にお越し頂いた知人.友人の方々には,この場を借りてお詫びする次第である.
 昼下がりに,お散歩を兼ねて,近くの鎌倉中央公園を一回りする.多分,今日がみおさめになる鯉のぼりが,五月の薫風を浴びて泳いでいる.中には昨日の強風で泳ぎ疲れた鯉のぼりが,綱に引っかかって,一休みしているのも居る.
 日差しも穏やかな休日である.沢山の家族連れで賑わっていた,

<5月5日の鯉のぼり;鎌倉中央公園にて>

■次回から”自画自賛?”
 次回から,自分の絵3枚について,

   *なぜ,この絵を選んだか

   *この絵で何を訴えたかったか

   *この絵の良い所,悪いところの自己評価

   *今後何を画こうとしているか

などについて,自己評価することにしたい.
                                (つづく)
続きの文章
  ↓
(執筆中)

「セピア色の画集」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d8bfc93d5609d4b3dc6e424a6b1dbcdd
「セピア色の画集」の次回の記事
(なし)

お断り;
 これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
 また,当ブログ記事を読んで,不快になられた方は,以後,当ブログへアクセスされないようにお願い致します.


   














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