<光照寺の吊るし飾り>
早春の鎌倉;鎌倉中央公園;ウメとサクラと吊るし飾り
(単独プチプチ散策)
2016年2月18日(木) 晴
<ルート地図>
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<鎌倉中央公園のウメ>
■ちょっとお散歩
この所,いろいろと雑務が重なって,さすがの私も何かに追いかけられる毎日がイヤになり始めている.そんなことを書くと,すぐに”そんなに嫌なら止めれば良いじゃないか…”といったコメントがすぐに来る(非公開にしているが…).まあそれはともかく,もう少し身辺を整理しなければダメだなと最近つくづく思うようになった.
”お前さん…また愚痴かい.いつも言うようにお前さんの性根が優柔不断だから,結局は時分の首を絞めているんだよ.もう少し毅然としなさい…”
と何時ものように,私の体内に巣喰っているもう一人の私が,頻りに私を責め立てる.
”いちいちうるさいな…お前さんの言うとおりかもしれないけど,そう簡単に引き受けたり断ったりはできないんだよ…しょうがないな.まあ,取りあえずは気分晴らしに散歩でもしてくるよ…”
ということで,もう一人の私との不毛なやり取りは止めにして,午後からプチプチお散歩に出掛ける.
今日は季節外れのポカポカ陽気である.気象庁の発表によると4月頃の気温だという.
お散歩に出掛けると言っても,特段にどこへ行くという宛もない.取りあえずは鎌倉中央公園をブラブラする積もりである.そうすれば足の向くまま,気の向くまま,きっとどこかへ行くだろう.
”そういえば,昔,ミスターブラウンというあだ名をもらったことがあったな…”
私は青臭くて若かった頃のことを,ふと思い出す.
あだ名のブラウンは,ブラウン運動のことである.今更ブラウン運動の説明をここでする気にはなれないが.要するに水面に浮かぶ細かい塵芥が勝手に動き回るように,私は行き当たりバッタリの行動を取りがちなのである.
思わず,話が長くなってしまった…
反省!
■清楚なウメの花に感動
下の写真は.鎌倉中央公園の休憩舎脇のウメである.清楚なウメの花に感動しながら何枚かの写真を撮る.
”ウメの花の絵を画いてみたいな…”
と,ふと思うが.この風情を絵にすることは私には一寸無理だな…
<休憩舎付近のウメ>
■ちょっと高い所から…
”階段があると登りたくなる.”
”山があると登りたくなる.”
こればミスターブラウンこと私の真骨頂である.
下の池の近くから寺分2丁目付近に登る急階段がある.ちょっと小高い所からウメを見たくなった私は,成り行きで階段を登ってみる.
案の定,ちょっと高い所からウメを眺めるのも,なかなかのものである.一人悦に入って,お気に入りの風景をデジカメに収める(下の写真).
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<おろちサクラ>
■急坂を登って尾根道へ
中央公園山崎口近くに「しし石」がある.なぜこんなところに大きな石があるかが良く分からないという.
しし石の裏手に回ると物置を兼ねた広場がある.広場の真ん中のベンチに腰掛けて,暫くの間,日光浴を楽しむ.その内に,何となく裏山に登ってみたくなる.そうなるともう止まらない.成り行きで,急坂のジグザグ草道を登る.
5分ほどで尾根道に突き当たる.この稜線の反対側に降りると魯山人窯跡がある.尾根道の三叉路を右折して稜線沿いに北の方向に歩き続ける.
鬱蒼とした草木に覆われた心地よい散策路である.
<尾根道をそぞろ歩き>
■荒れ地哀れ
暫く進むと,広場の脇に出る.
ここはつい最近まで畑として使われていたところである.今はもう雑草が繁茂する荒れ地に戻っている.もったいないなと思うがどうしようもない.
この荒れ地を過ぎると,尾根道も次第に荒れてくる.倒木があったり,木の根が露出する滑りやすいところがあったりで,歩きにくくなる.
<畑だったところを通過する>
■竹藪のトンネル
さらに先へ進むと,竹藪の中の小径に変わる.植物に疎い私には竹の種類は分からないが,細い竹が密集している.
竹のトンネルを潜って,先へ,先へと歩き続ける.
<竹のトンネル>
■おろちサクラ
やがて山桜の巨木が何本か生えているところに到着する.そのなかで特に立派で大きなサクラのことを,一部の方々は「おろちサクラ」と呼んでいる.
私には詳しいことは分からないが,多分,八岐大蛇(ヤマタノオロチ)のように1本のサクラの木が何本にも枝分かれしていることから,この愛称が付いたのだろう.
…ま,由来はともかく,このおろちサクラは好事家の間では有名である.
”でも,鎌倉検定では,このおろちザクラは出題されないだろうな…”
<おろちサクラ>
■鎌倉中央公園梶原口
おろちサクラから5分ほど歩くと,いきなり舗装道路に出る.この舗装道路の右手に下りの狭い階段路が分岐している.ここが鎌倉中央公園梶原口である.
”梶原口から自宅へ戻ろう…”
と,ここときは思っていた.
<いきなり舗装道路に出る>
<つるし飾の展示場へ>
■つるし飾りの広告
梶原口入口付近の民家で「第6回つるし飾り展」という案内を見付ける.
そういえば,一昨日(2月16日),鎌倉散策をしたときに,光照寺の山門につるし飾りが取り付けられていた(冒頭の写真).このとき,同行していたMDによると,このつるし飾りは北鎌倉固有の民芸品だという.
その話を聞いていたので,この展覧会場をちょっと覗いてみようという気になる.
案内板で展覧会場の場所を捜すが,この地図,南北が上下逆になっているので,頭の中がこんがらかる.
<つるし飾の案内>
■日当公園
山の上通りに出る.
日当公園に到着する.綺麗に掃除されていて,ゴミ一つ落ちていない.展覧会場はS字坂を下ったところにある京浜植物園の近くである.
日当たり階段から石段の坂道を下って,梶原3丁目の住宅地に入る.
<日当公園>
■展示会場に到着
先ほど見た案内地図が南北逆転していたので頭の中で地図を180度回転する必要がある.そのため頭の中がこんがらかるが,無事に会場らしいところに到着する.会場前の駐車場に先ほど見た案内のポスターと同じものが掲示されている.その上に「お気軽にお入り下さい」と手書きの案内が貼られている.
”ここだ! ここだ!”
私には,「つるし飾」の予備知識は全くない.私のような“ド素人”が会場に入って良いのかなと一瞬戸惑うが,まあとにかく拝見しようと思う.
<会場前の案内ポスター>
■残念! 閉まっている
恐る恐る入口の扉に手を掛ける.
開かない.
室内の照明が消されている.どうやら今日は閉館しているようである.残念! 入口の両側のガラス戸から展示物の一部が見えている.どうやら,昨日,光照寺の山門で見かけたつるし飾りに良く似ているようである.
”又の機会に寄せてもらおう…”
<残念ながら閉館している>
<桔梗山へ>
■京浜植物園から桔梗山へ
折角,ここまで来たのだから…ということで,桔梗山へ登ってみようかと思う.
桔梗山から源氏山公園,葛原岡神社を経由して帰宅すれば一寸したハイキングになるし,その程度歩いておけば,まあ,まあ,良いかナ,
京浜植物園前を経由して,バス通りを桔梗山方面へ向かう.
<京浜植物園前から桔梗山へ>
■”あっ…”バスが来た
バス停S字坂下に到着する.
丁度そのとき桔梗山発大船駅行の路線バスが,この停留所に到着する.条件反射的に,私はこのバスに乗車してしまう.
乗車してから,
”バカだな…オレは…! 一体何をしているんだ…!”
と私は時分の馬鹿さ加減に苦笑する.
<バス停S字坂下>
<再び鎌倉中央公園へ>
■どうしよう?
バスに乗車する.先客は1人.
バスが動き出してから,私は戸惑う.
”これからどうしよう…?”
このまま乗っていれば大船へ行ってしまう.歩いて大船まで行くなら意味があるが,バスで大船まで出るのでは意味がない.さてどうしよう?
戸惑っている内に,バスはドンドンと進む.
私は,バス停丸山4丁目でとにかくバスから降りる.
このまま家に帰ったんでは,少々運動不足である.そこで私は寺分口から再び鎌倉中央公園に入る.
園内を一巡して清水塚口へ向かう.
<鎌倉中央公園のウメ>
■再び清水塚口へ
寺分口から石段を降りて,鎌倉中央公園の休憩舎付近を一回りしてから,清水塚口を目指して緩やかな坂道を登る.
14時44分,出発点の清水塚口へ戻る.
こうして,今日の私のデタラメ散策は終わる.
<清水塚口の花壇>
<ラップタイム>
13:35 鎌倉中央公園清水塚口歩き出し
13:55 東尾根道に突き上げる
14:05 おろちサクラ
14:10 鎌倉中央公園梶原口
14:15 日当公園
14:26 つり飾展示場
14:33 バス停S字坂下着
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14:33 バス停S字坂下発(路線バス)
14:38 バス停丸山4番通り着
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14:40 鎌倉中央公園寺分口
14:44 〃 清水塚口
[散策記録] (バス停S字坂下まで)
■水平歩行距離 2.2km
■累積登攀高度 78m
■累積下降高度 95m
■所要時間 (休憩時間込み)
清水塚口歩き出し 13:35
バス停S字坂下着 14:33
(所要時間) 58分(0.97h)
水平歩行速度 2.2km/0.58h=3.79km/h
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/547244404f9bfde59fe6545dbbc12a84
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)
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春の鎌倉;鎌倉中央公園;ウメとサクラと吊るし飾り
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