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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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紅葉と山ネコ”ミー君”に出会った丹沢;塔ノ岳(今年22回目)

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                            <久しぶりに会ったミー君>

   紅葉と山ネコ”ミー君”に出会った丹沢;塔ノ岳(今年22回目)
           (リハビリ単独登山)
       2015年10月31日(土) 曇やや寒し

   ******************************
    今年の3月5日(水),私は何時ものように塔ノ岳に登った.今年11回目の
   塔ノ岳詣でであった.下山の途中,戸沢分岐を少し過ぎたところで,突然,
   右膝に激痛が走った.暫くの間,全く動けないほどの痛みであった.原因
   は右膝半月板損傷.
    それ以来,私はひたすら治療に徹した.そして,医師の診断を受けなが
   ら,7月18日(土)から少しずつ山への復帰を続けてきた.
    塔ノ岳山頂まで登るのはリハビリ登山9回目からである.リハビリ期間中の
   体力の減退が著しかったので,登りの所要時間はまだ惨憺たる有様,それ
   に下りも2本ストックを使ってオッカナビックリである.
    とはいえ,とにかく山頂まで登れるようになったのは,望外の幸いと言えよ
   う.
   *******************************

■朝大分寒くなった
 ここ2週間ほどは,いろいろな行事があって,折角のリハビリ登山も2週間ほど間が空いてしまった.
 何時ものように早朝3時頃起床する.この頃,秋も大分深まり,朝晩がめっきり寒くなってきた.こうなると,丹沢へ出掛けるのがどうしても億劫である.暫くの間,”行く”,”行かない”を繰り返した後,4時10分,ようやく重い腰を上げて自宅を出発する.
 外は真っ暗,何時ものように大船駅までの約2キロメートル強の道をトボトボと歩く.道路端草むらからコーロギが弱々しく啼いているのが聞こえてくる.
 ”お前さん達,まだ生きていたのか…”
 私は,ホッとしたような寂しいような複雑な気分になる.
 大船駅前のコンビニで,朝食用のサンドイッチと昼食用のオニギリ,それに若干の飲み物を購入.大船5時10分発東海道本線初電熱海行に乗車する.車内では4人掛けボックス席を1人で占領して,サンドイッチを頬張る.電車が小田原駅に到着する頃,やっと辺りが明るくなりはじめる.
 小田原駅で小田急線新宿行急行電車に乗り換える.毎回,車窓から富士山と矢倉岳が重なって見える風景を楽しみにしているが,今日は空一杯に雲が湧いていて富士山は完全に雲の中,残念.

■見晴山荘
 6時11分,渋沢駅に到着する.
 そのまま大倉行バス停に向かう.すでに先客が1人,私は前から2人目.柱の陰でウオームアップのストレッチをしながら大倉行バスが到着するのを待つ.
 6時32分,大倉行臨時バスが出る.結構混雑している.臨時バスに乗り合わせた常連は毎日登山のTGさん,韋駄天のKMさん,IsIさん他.6時41分にバス停大倉に到着する.
 TGさんとIsIさんは,定時バスに乗車している常連の皆様が到着するのを待つとのこと.どうせ私はリハビリ慎重登山,到底,皆様と一緒にサッサと登るのはムリ,6時47分,私は独り登山を開始する.
 この所,カナディアンロッキーを歩いた後,引き続き善光寺街道を歩いていたので,少々足への負担が重なっている.私はムリしないを大前提に登る積もりである.内心では,まあ萱場平ぐらいまで登れれば”御の字”だなと思っている.
 常連の皆さんは,多分,7時5~10分頃歩き出すだろう.私との差は約20分,多分,萱場平か花立山荘ぐらいで私に追い付くだろう.
 気温は暑からず寒からず,登山には最適の気温である.このところ雨が降っていないのか路面もよく乾いていて歩き易い.私は”これなら結構歩けるな”と思いながら,厳格にマイペースを守りながら登り続ける.
 6時55分,登山口に到着する.大倉からここまで既に7分もかかっている.”まあ,いいか.”
 7時05分,丹沢ベースを通過する.そろそろ常連の皆さんも登山開始かなと思いながら登り続ける.
 若手の登山者が次から次へと私を追い抜いていく.
 7時34分,見晴茶屋に到着する.天気予報では今日は晴の筈だが,雲が低く垂れ込めていて,見晴茶屋からの眺望は今ひとつだ.そうは言っても,すすきの向こうに鈍く光る相模湾の眺望は,季節感があってなかなかなものである.
 見晴茶屋の主人がテラスに座ったっまま,通過する登山客に,
 「おはよう…」
と挨拶している. 

<見晴茶屋から相模湾を望む>

■見晴階段
 大倉尾根最初の難所,見晴階段に差し掛かる.何時ものように沢山の登山客の後ろ姿が見えている.見晴階段を力んで登ると後が続かなくなるので,ジックリとマイペースで,一段一段丁寧に登り続ける.
 見晴階段を登り切る頃,韋駄天のKMさんが私を追い越して行く.

<見晴階段>

■モミジ坂の紅葉は未だ先
 見晴階段を登り切ってモミジ坂に差し掛かる.この辺りのモミジはまだ青々としている.
 7時15分,一本松を通過する.
 一本松のすぐ上にある2台のベンチは,休憩を取る登山者で一杯になっている.先ほど,私を追い越して行った若者数名も,ベンチに腰掛けて汗を拭っている.
 私は休憩など取らずに通過する.

<モミジ坂のモミジはまだ青々としている>

■駒止階段
 駒止階段に差し掛かる.相変わらず登山者の後ろ姿が列になって見えている.ここもユックリと焦らないように注意しながら,息が切れない速度を保ち続ける.
 8時15分,駒止茶屋を通過する.大倉からの所要時間は1時間28分.せめて1時間10分台で登りたいものだと思うが,今の私の脚力ではちょっと無理.ただ疲労感は全くない.

<駒止階段>

■小草平
 堀山の尾根道に差し掛かる.毎度のことながら,ここまで来るとホッとした気分になる.
 富士山が見える場所で,今日も見えない富士山の写真を撮る.富士山が見えても見えなくても,ここで写真を撮らないと気分が悪い.
 8時43分,小草平に到着する.堀山の家の温度計は10℃を指している.結構,寒い.
 小草平のベンチも登山客で一杯である.私は,休憩を取らず,そのまま登り続ける.

<堀山の尾根から見えない富士山の写真を撮る>

■紅葉が綺麗だ
 小草平から先の急登のユックリ登り続ける.綺麗な紅葉が見え隠れする.
 まだ紅葉していない木も沢山残っているので,この辺りの紅葉は暫くの間楽しめそうである.

<表尾根方面の紅葉を楽しむ>

■戸沢分岐
 ノソノソ歩きでも,時間が経てば,結構高い所まで登っている.
 もう少しで戸沢分岐というところで,KIさんとMTさんが私に追い付く.
 「あれ,FHさんだ…随分と早いね」
と私に話しかける.私は内心で,
 ”そりゃそうでしょう.だって皆さんより15分ほど早く歩き出しているんだもの”
と思ったが,説明するのが面倒なので,ニヤニヤしながら受け流す.今の私はとても,とても,お二人と一緒の速度で登ることなど不可能なので,お二人には先に行ってもらう.
 8時58分,戸沢分岐に到着する.分岐手前の紅葉は今が見頃である.思わず立ち止まって,写真を何枚か撮る.

<戸沢分岐付近の紅葉>

■萱場平
 9時00分,萱場平に到着する.例によって定点観測用の写真を撮る.
 ”この調子だと塔ノ岳山頂到着はは10時10分ぐらいになるかな…”
と皮算用.
 木道の間のアザミがすっかりしおたれている,秋もいよいよ深まったなと実感する.
 ここも休憩を取らずに通過する.

<萱場平>

■後七分坂
 また急坂の連続である.9時04分,次のバスで来られたMGさんが私に追い付く.
 「…常連の皆さんは,ここから5~10分ぐらい後に居ますよ…」
とのこと.
 9時15分,後七分坂(花立階段)に到着する.この階段を見上げるとウンザリするが,一段,一段,なるべく足元だけを見て登り続ける.
 階段を半分ぐらい登ったところで,
 「おや,FHさん…」
と後ろから話しかける人が居る.韋駄天のTTさんである.
 「…後10分坂に名前を変えてもらいたいですよ…」
と冗談を言う.そして軽々と私を追い越して行く.

<後七分坂に到着>

■花立山荘
 9時25分,ようやく花立山荘に到着する.後七分坂を10分掛けて登ったことになる.
 大倉からの所要時間は2時間38分,小草平からの所要時間は50分.共に何とも情けないラップである.
 ”今はリハビリ,リハビリ…”
ということにしておこう.
 山荘前のベンチで若い登山者が数名休憩を取っている.私はここでも休憩を取らずにそのまま登り続ける.

<花立山荘>

■花立山
 花立山荘から先では,気温が一段と低くなる.
 暫くの間,急な登りの階段道が続く.ここを登るのが結構辛い.
 やっと階段道を抜けるとガレ場になる.すぐ目の前に花立山の山頂が見えているが,山頂まで辿る着くのが結構大変である.
 花立山荘から11分も掛けて,9時36分に漸く花立山山頂を通過する.
 残念ながら,辺り一面に霧が湧いていて,富士山はおろか,塔ノ岳山頂も全く見えない.ただただ寒いだけである.

<花立山山頂>

■馬の背の紅葉
 紅葉の写真を撮りながら花立山の尾根道を先へ進む.
 馬の背付近の紅葉の写真を何枚か撮るが,ちょっと冴えない.やっぱり,2週間前が一番見頃だったようである.

<馬の背付近の紅葉>

■金冷シ
 9時43分,金冷シを通過する.霧がますます深くなる.多分雲の中に入っているのだろう.
 ”もう,ここまで来れば,塔ノ岳山頂に到着したのと同じだな…”
とホッとする.相変わらずユックリと登り続ける.

<金冷シ>

■木道の新設工事
 金冷シから最初の階段を登り切る.その先の窪地で木道の新設工事が進んでいる.冬の間は雪の吹き溜まりになり,梅雨時には泥濘になるところである.ここに木道ができるのは有り難いことである.作業をしている人達に
 「…ご苦労様です」
と挨拶しながら,工事現場を通過する.

<木道の新設工事>

■山頂付近の改修された階段
 金冷シから2番目の階段を登っているときに,下山してくるMGさんとすれ違う.
 「…山頂は霧で何も見えないし,寒いです…」
とのこと.
 「では,私も山頂に着いたらすぐ下山します…」
ということでお別れする.
 山頂直下の階段を登っていると,後ろからNMさんとそのお友達が私に追い付く.NMさんとは久しぶりの再会である.ここから先,山頂までは,お二人の速度に合わせて登る.私にはちょっと速すぎるが…
 山頂付近の階段が全面的に改修され,見違えるように立派になっている.

<山頂付近の改修された階段>

■塔ノ岳山頂
 10時02分,塔ノ岳山頂に到着する.お二人のやや速い速度を合わせたので,予定より幾分早めに山頂に到着する.
 山頂は冷たい霧がかかっている,気温6.4℃,風は殆ど吹いていないが,とにかく寒い.眺望は残念ながらゼロ.
 大倉からの所要時間は3時間15分,超ノロノロ.花立山荘からの所要時間は36分.これも時間の掛かりすぎだ.
 私は尊仏山荘に寄らずに下山する積もりだったが,同行のお二人に誘導されて尊仏山荘へ向かう.

<霧の塔ノ岳山頂>

■尊仏山荘
 尊仏山荘に入る.
 何時もの場所にMTさん.TTさん,KIさんが座っている.
 小屋番は,WBさん,WDさんなど3人体制.オーナーのHDさんは見えないようである.久々に立ち寄ったので,ちょっと懐かしい気分である.

<賑わう尊仏山荘>

■華伊達美弥雄さん
 私は,小屋番のWBさんに,
 「ネコ,生きていますか…」
と伺う.
 「ここに居ますよ…まだ殺さないで下さいよ…」
 なるほど,華伊達美弥雄さん(ネコのこと)は,カウンターの近くに座り込んでいる.相変わらずオットリとしているが,また一段と老け込んだ用にも見える.

<相変わらずオットリとしたミー君>

■フランス土産と差し入れ
 私は早めに下山したいので,短時間で飲めるオレンジジュースを所望する.
 洋行帰りのNMさんからお土産を頂戴する.またNMさんのお友達からハロウィン(?)特製と思われる手作りのおつまみを頂戴する.どちらも美味しく頂戴する.
 暫くするとSSKさんが尊仏山荘に到着する.さらに5分ほど遅れてIsIさんとTGさんが到着する.小屋の中がますます賑やかになる.
 
<オレンジジュースとフランスの土産>                <おつまみの差し入れ>

■新しい木道の渡り初め
 10時17分,
 「…足が遅いので,先に下山します…」
と常連の皆さんに挨拶して下山を開始する.
 KIさんが,
 「…じゃあ,FHさんと一緒に私も下山するかな…」
と言う,
 「私はリハビリ中で足が遅いですよ…」
とお断りするが,ユックリで良いとのこと.
 「本当にユックリ下山ですよ!」
 勿論,リハビリ中の私には下山こそ,100パーセントの要注意である.もちろん2本ストック完全使用である.そうはいっても,リハビリ登山も9回目ともなれば,下山にも大分馴れてくる.慎重さには変わりはないが,そこそこの速度で歩けるようになる.
 ときどき登って来る登山者とすれ違いながら下山し続ける.
 10時26分,登りのときは工事中だった木道に到着する.たった今,出来上がったばかりのブランドニュー木道である.木道の傍らで作業員が工具類を片付けている.
 「(木道を)渡って良いですか…?」
 「どうぞ!,どうぞ!…」
 私の渡り初め.
 新しい木道を渡りながら,これからは泥んこに悩まされることがなくなるなと思う…と,同時に,来年の雪や泥んこの季節まで,ちゃんと登れるだろうかと不安になる.
 同行しているKIさんが,
 「折角,木道を作ってもアイゼンを履きたい連中が沢山いるから,すぐにダメになっちゃう…」
と独り言のように言う.
 ”そういえば,KIさんは凍結した残雪があってもアイゼンを使わないな…”
と真冬のことを連想する.
 ”ということは,このオレもアイゼンを履きたい輩(やから)の一人ということか! なるほど!”
と思いながら,心の中で苦笑する.

<ブランドニューの木道>

■紅葉とチャンピョン
 金冷シ手前の階段で,大きな荷物を背負ったチャンピョンとすれ違う.
 「ああ…FHさんですね…」
と自分の記憶を確かめるように,チャンピョンが私に挨拶する.
 うまい具合にチャンピョンの後ろの紅葉が見頃である.
 私が,
 「後ろの紅葉を入れた写真を撮らせて下さい…」
とお願いする.
 チャンピョンがポーズを取る.そこで撮ったのが下の写真である.
 KIさんが,
 「今日の荷物は(ガサはあるけど)それほど重くないでしょう…」
とチャンピョンに質問する.
 KIさんによると,チャンピョンの足の運びを見ると,背負っている荷物が重いか軽いか分かるとのこと.なるほど!
 KIさんは博識である.

<紅葉とチャンピョン>

■日本独特の紅葉
 10時32分,金冷シを通過する.
 ところどころに美しい紅葉がある.私は一々立ち止まって写真を撮る.赤と黄色が混じった紅葉の美しさは,つい先日訪れたカナディアンロッキーの紅葉とは,また別の美しさがある.あらためて日本の山の美しさを再確認じながら下山し続ける.
 私がときどき道草をするけれども,KIさんは私の歩行速度に合わせてくれる.
 11時02分,萱場平を通過する.
 ほどなく,私が3月5日に右膝を負傷した箇所を通過する.私は負傷したときのことを思い出しながら一層重に下り続ける.

<赤の黄色の紅葉が美しい>

■堀山の家
 11時17分,堀山の家に到着する.小草平のベンチは登山者で一杯である.
 3週間ぶりに堀山の家に立ち寄る.女主人のなっちゃんが愛想良く私達を出迎える.
 客室の隅っこに先客が座っている.誰かなと覗き込む.鬼神出没の三角髭TDさんである. 今日は何処をどう歩かれたんだろうか.

<小草平の堀山の家>

■沢山のご常連と一緒に…
 私はコーヒーを所望する.山で飲む珈琲はまた格別である.
 「今日,編集長のYKさんや,ImIさんは来られましたか?」
と女主人に伺う.
 「ImIさんは先ほどまで居られました.暫くの間,YKさんが登ってこないかなと待ってましたよ…」
とのこと.
 小屋の入口が急に賑やかになる.
 常連のTTさん,MTさん,韋駄天のKMさん,NMさん達がドヤドヤとご到着である.
 私は,沢山のご常連と一緒に雑談できることの素晴らしさを身に染みて感じる.山に登れなければ,こんな場面には決して遭遇しないからである.

<堀山の家のコーヒー>

■集合写真
 私は,大倉発13時10分のバスに乗りたい.
 そこで,11時35分頃,
 「そろそろお先に失礼します…」
と皆さんに挨拶する.
 すると女主人が,集合写真を撮りましょうという.それでは…,ということで,全員がストーブの廻りに集まる.
 この写真は,多分,堀山の家のHPに来週木曜日に掲載されるだろう.もし掲載されていたら,この場所に集合写真を転載するつもりである.
    ↓
  (堀山の家のHPから転載の予定)

■またまた常連の皆さんとご一緒に…
 11時39分,堀山の家を出発.独り旅である.
 11時55分,駒止茶屋を通過する.駒止階段を慎重に下りて平坦な道を歩き続ける.一本松に差し掛かる頃,後ろからヒタヒタと私に近付く足音が聞こえる.先に行ってもらおうとして歩行速度を落とすと,後ろのヒタヒタ音も遅くなる.
 突然,後ろから,
 「…FHさんは,何か食べ物に気を遣っていますか…」
とどなたかに話しかけられる.振り向くと韋駄天のKMさんである.ヒタヒタ足はKMさんだった.
 「いえ,特に何も…かみさんが作った食事を淡々と食べているだけです.」
 「サプリメントなど利用して居ますか?」
 「いえ,全然…」
 雑談をしている内に,私が通院していた大船の某整形外科医の電話番号を披露することになる.
 12時03分,一本松に到着する.そこで立ち止まって,整形外科医の電話番号などを紹介していると,NMさんご一行が私達に追い付く.
 ここからは,何人かの常連と一緒に下山し続ける.
 歩きながら,NMさんからは,スイスの貴重な体験談を伺う.NMさんからの質問にお答えしているうちに,10年近く前に私が登ったモンブラン,メンヒ,ユングフラウなどのことなどを披露する.

■観音茶屋を通過
 12時35分,観音茶屋を通過する.
 先頭は三角髭のTDさん,それに続いて常連さん.観音茶屋は申し訳ないけれども通過.店内にはご主人が座っている.
 「スミマセン…今日は通過します」
 3度に1回ぐらいは立ち寄らないと,なんだか申し訳ないような気がするが,バスの時間が気になって,なかなか立ち寄れない.
 KMさんは…?
 何時の間にか消えてしまった.多分,ずっと先を歩いているんだろう.

<観音茶屋を通過する>

■無事下山
 ここから先は消化試合のようなもの,淡々と下り続ける.前方にSTさんとIIJさんの後ろ姿が見え出す.これまでお目に掛からなかったので,多分,山頂まで登らずに途中かが下山したんだろうと勝手に想像する.
 12時41分,丹沢ベースを通過する.足元の敷石が乾燥しているので,いつもより歩き易い.足の膝に注意しながらの私には,有り難いことである.
 12時55分,無事,バス停大倉に到着する.
 下り所要時間は,休憩時間込みで2時間38分.堀山の家での道草時間を除けば2時間16分.これなら,まあ,まあ,許容範囲のラップである.
 バス乗り場には10名ほどの列ができている.列の先頭にはMGさん,その後ろにHNさん,STさん,IIJさんが並んでいる.IMさんも,バス停で私達をお見送りである.

<常連と一緒にノンビリ下山>

■渋沢駅でお茶
 大倉発13時10分のバスで渋沢へ.
 例によって,渋沢駅ビル1階のミスタードーナッツで,NGさん,NMさん,HNさん,STさん達と一緒にお茶.暫く経った頃,この近くにお住まいのImIさんが,自転車に乗って到着する.
 私は渋沢発13時57分の電車に乗りたいので先に失礼する.私と入れ代わりに,次のバスで来られたSSKさんがご到着.
 小田急電車,東海道本線の電車ともに満ち足りた気分で乗車する.途中で居眠り.大船駅で寝過ごしそうになるのが欠点だが,実に良い気持ちである.
 こうして私の第22回塔ノ岳詣では無事終わった.

<ミスタードーナッツでお茶>

<ラップタイム>

 6:47  大倉歩きだし
 7:15  観音茶屋
 7:34  見晴茶屋
 8:15  駒止茶屋
 8:35  堀山の家
 9:25  花立山荘
10:02  塔ノ岳山頂着
10:17     〃   発
10:44  花立山荘
11:17  堀山の家(11:39まで休憩)
11:55  駒止茶屋
12:21  見晴茶屋
12:35  観音茶屋
12:55  大倉着

[山行記録] 

■水平歩行距離      7.0km(片道)

■累積登攀高度      1,269m

■累積下降高度             1,269m

■登り所要時間(休憩時間を含む)
 大倉発             6:47
 塔ノ岳着           10:02
 (所要時間)        3時間15分(3.25h)
 水平歩行速度     7.0km/3.25h=2.15km/h
 登攀速度        1,269m/3.25h=390.5m/h

■下り所要時間(休憩時間を含む)
 塔ノ岳発        10:17
 大倉着         12:55
 (所要時間)      2時間38分(2.63h)
 水平歩行速度     7.0km/2.63h=2.66km/h
  下降速度        1,269m/2.63h =482.5m/h
                                                                          (おわり)
「丹沢の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/619b9534f87aa701ce5666a03bd5b077
「丹沢の山旅」の次回の記事
(なし)



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