<ニブレットからガレ場を下る>
アシニボイン紀行;第4日目(3);ニブレットトレイル散策(2)
<アシニボインロッジ2日目>
(アルパインツアー)
2015年9月21日(月)~29日(火)
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第4日目;2015年9月24日(木) 晴 (つづき)
<ルート地図>
※再掲
<三つの湖を望む>
■ニブレットのコルを出発
ニブレットのコルでの休憩を終えた私達は.12時40分にコルから下山を開始する.暫くの間は,眺望の良い稜線歩きが続く.
進行方向左手前方にはサンバーストレイクが見下ろせる.
<心地よい稜線歩き>
■三つの湖が見える絶景ポイント
12時48分,眼下に三つの湖が見える絶景ポイントに到着する.
一番右に見える湖がセルリアンレイク(Cerulean Lake;標高約2,275メートル),そして中央がサンバーストレイク(Sunburst Lake;標高約2,250メートル)である.画面左端にレイクマゴグ(Lake Magog)の西端がちょっと写っている.
中央に聳えている三角錐の尖鋒がMt.アシニボイン(Mt.Assiniboine;標高3,618メートル)である,
Mt.アシニボイン
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レイクマゴグ サンバーストレイク セルリアンレイク
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■セルリアンレイクを目指して急降下
12時50分,なだらかな稜線の終端に来る.前方の急斜面は見えないが,その先の眼下にセルリーンレイクが見えている.
ここからガレ場の急降下が始まる.
<ガレ場の急降下が始まる>
■ガレ場のスイッチバック
スイッチバックを繰り返す急な下り坂に差し掛かる.やっと登山道らしい歩きごたえのあるトレイルに差し掛かる.折角山に来ているのだから,少しは山道らしいところを歩かないと,どうも気が抜けた気分になってしまう.その意味からも少しでもこんな所が歩けると満足した気分になる.
結構長い下り坂を下り続ける.
<ガレ場のスイッチバック>
■セルリアンレイクの絶景
13時06分,セルリアンレイクの絶景ポイントに到着する.
眼下に紅葉が美しい樹林帯がある.そのさきにセルリアンレイクの全景が見える.セルリアンレイクの湖畔からいきなり屹立しているマッシブな山の名前は,地図には書いてないがMt.サンバースト(Mt.Sunburst)というらしい.この山はウエッジウッドピーク(Wedgwood Peak;標高3,024メートル)から北に延びる稜線の終端に位置している.
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■ガレ場のトラバース道
13時12分,ガレ場のトラバース道に差し掛かる.落石が多そうな所である.山学校で,このようなところを通るときは,十分に注意するように,口酸っぱく注意されている.私以外の人は,落石など全く気にしないで歩いているが.私はそうはいかない.もし上から石が転がってきても,オレだけは絶対に除けるぞ…と思いながら,自由が利くように前の人と間隔を空けて歩く.
”ここは絶対に危ないところだ…”
と思いながら渡っているのは私だけだろうか.
<落石の危険がありそうなトラバース道>
<湖畔沿いの道>
■見上げると今下った道が見える
急坂を一気に下って樹林帯に入る.樹林帯まで入り込めば落石の危険も殆どなくなる.
ホッとしているのは私一人だけだろうか.
13時34分,樹林帯の中で,5分ほど,立ち休憩を取る.後ろを振り返ると,樹林帯の上に,今下ってきたガレ場が見えている.
”ちょっとの間に,随分と下ったなあ…”
というのが私の率直な印象である.
<見上げると今下った道が見える>
■セルリアンレイク湖畔で一休み
13時52分,セルリアンレイク湖畔に到着する.
小さなベンチが設置されている.何人かの方々が倒れ込むようにベンチに座り込む.まだ風が少し強いので湖面に小さな波が立っている.
<セルリアンレイク湖畔に到着>
■まるで電線スズメ
長いベンチにほぼ全員が座り込む.まるで電線雀のようにユーモラスに見える.思わず写真を撮る.
「集合写真を私のブログに載せて良いですか…」
と皆さんの了承を取る.向かって右端がガイドのクロードさん.
クロードさんと雑談.
この冬,クロードさんは北海道のニセコへ行くとのこと.私は何だか不思議な気分になる.だって,こんなに素晴らしいアシニボインにいるのに,なんで狭苦しい日本くんだりまで,わざわざ出掛けるんだろう?
クロードさんは以前に日本を旅したことがあるとのこと.
「東京の地下鉄はこんがらかっていてダメ,きらい…」
とのこと.私も同感.私にも東京の地下鉄を乗りこなすのはムリである.
<セルリアンレイク湖畔にて>
■サンバーストレイクに到着
セルリアンレイク湖畔で休憩を終えた私達は,14時05分,歩き出す.
途中,樹林帯やメドウを通り抜けて,14時23分,サンバーストレイク湖畔に到着する.
ここからも,まるで絵はがきのような美しい風景を楽しむことができる.
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■湖畔沿いを歩く
サンバーストレイクの湖畔をノンビリと歩く.
前方には氷河を抱く山が見えている.やっぱり絵はがきのような素晴らしい風景が連続する.
<湖畔沿いの道>
■サンバースト避難小屋
14時25分,サンバースト避難小屋に到着する.
ここでまた避難小屋のデッキに座り込んで休憩を取る.またまた電線雀状態である.
ここは冷たい風も吹かないし,日光がポカポカで何とも気分が良いところである.慈顔が許すならば,何時までも昼寝をしていたい気分である.
<サンバースト避難小屋>
■ブッシュの中を適当に歩く
14時32分,サンバースト避難小屋を出発する.
出発してすぐにトレイルから外れて,ブッシュの中に入り込む.ブッシュに入った途端に,私の頭の中はこんがらかって,どこを歩いているのか分からなくなる.
でも,自然の中を適当に歩くなど,日本の山では考えられないことなので,何とも嬉しい.
<途中からブッシュの中をショートカット>
■シリーピングメドウ
14時41分,ブッシュを抜けて広々とした場所に飛び出る.昨日,クロードさんがスルーピングメドウと洒落た名前を付けたところである.
「…昨日も来たところですね…」
とどなたかが言う.
「まだ,時間があるので,ここで休憩しましょう…」
直ぐ側に,例の崖が屹立している.
適当な所に座り込む.
”結構,こう言うのも良いな…ノンビリしていて…”
私もメドウで仰向けに寝転ぶ.太陽が眩しい.
<スリーピングメドウ>
■レイクマゴグの湖畔を歩く
休憩を終えて,15時丁度にスリーピングメドウから歩き出す.ここからは昨日のハイキングと同じコースを辿る.
レイクマゴクキャンプ場を経由してから,2ヶ所の木橋を渡る.
15時30分,レイクマゴグの湖畔に到着する.あいかわらず美しい湖である.湖畔をゆっくりと歩く.
<レイクマゴグの湖畔を歩く>
■アシニボインロッジに帰着
レイクマゴグ湖畔から,短い坂道を登って,15時47分,無事,アシニボインロッジに帰着する.何となくホッとした気分になる.
ツアーリーダーが挨拶がある.
「…クロードさんが,すぐにサウナの準備をするそうですので,16時頃からシャワーとサウナが使えます.サウナを利用する人は,水着を着用して下さい.男女共用で,私たち以外の方々も一緒になるかもしれません.夕食は18時30分からです…」
ひとまず私は自分の部屋に戻る.
<アシニボインロッジに戻る>
(つづく)
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(編集中)
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「カナダアシニボインハイキング」の索引
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お断り;
これらの記事は,私の趣味仲間を読者対象としたものであり,一般の読者を対象としていません,したがって,まったく個人的なものです.また十分に時間を掛けて編集していませんので,記事は正確とは言えないし,誤字脱字転換ミスも多々あると思います.このことを前提にしてご覧下さい.
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アシニボイン紀行;第4日目(3);ニブレットトレイル散策(2)
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