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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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善光寺街道;第1回;第3日目(2);平原から乙女湖公園へ

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       善光寺街道;第1回;第3日目(2);平原から乙女湖公園へ
                 (五十三次洛遊会)
    2015年8月25日(火)~2016年8月27日(木)

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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/84c1dd71ec08964656841d27e32fd6d3

第3日目;2015年8月27日(木) 曇

<ルート地図>

■第1回3日目全体図

←クリック拡大

■乙女湖公園・小諸宿

←クリック拡大
※この地図は後刻訂正版に差し替えます

<小諸グランドキャッスルホテルの朝食>

■バイキング方式の朝食
 早朝独り散策からホテルへ戻った私は,一旦部屋に戻り,部屋の後片付けと,出発準備を整えてから,再び1階のロビーへ戻る.
 7時からロビー脇のレストラン「千曲」で朝食である.
 朝食もバイキング方式.窓際の明るい席に座って朝食を摂る.

<窓際の明るいテーブルで朝食を摂る>

■私の朝食
 私が選んだ朝食のメニューは,下の写真の通りである.
 どうやら私は食べ物に卑しいところがあるのか,それとも,戦争中の食糧不足のときに何時も空きっ腹を抱えていたトラウマが残っているのか,この年になっても,どうもバイキング方式だと,欲張っていろいろ取ってしまう傾向がある.
 下の写真のメニューも,自分としては随分抑制して取り分けたつもりである.これで一体何カロリーぐらいあるんだろうか.また,栄養的にバランスが取れているんだろうか.塩分が多すぎるかな…まあ,何でもいいや,美味しければ…

<私が選んだ朝食>

<しなの鉄道で平原駅へ>

■小諸駅
 7時55分,全員がホテルのチェックアウトを済ませて,ロビーに集合する.集合時間の5分前に全員が揃う.
 時間がまだ少々早いが,ホテルを出発する.
 小諸義塾の校舎近くにある大きな跨線橋を渡って,8時03分に小諸駅に到着する.
 駅の改札口を抜けて,跨線橋を渡って3番線へ.丁度そのとき,軽井沢方面から2両編成の電車が到着する.数十人の高校生やサラリーマンらしい人たちがドッと降りてくる.どこでも見かける朝の通勤ラッシュである.
 小諸8時14分発の軽井沢行の電車に乗車する.
  
<大跨線橋を渡る>                             <小諸駅3番線へ>

■平原駅へ
 車内はほどほどの混雑である.勿論全員が座れる.
 進行方向右手を小海線の線路が暫くの間並行して走っている.
 8時18分,平原駅に到着する.平原駅の小さな建物は貨車をそのまま転用したもの.待合室には幾つかの椅子が置いてあるだけで,何だか殺風景な雰囲気である.
 駅周辺には,私たち以外,誰も居ない.
 
<平原駅到着>                                <平原駅の待合室>

<善光寺街道から乙女駅方面へ>

■急坂を登って国道18号線へ
 まずは駅前広場で,ウォームアップストレッチを行う.
 8時22分,平原駅前から歩き出す.平原駅前からいきなりの急坂である.
 毎度のことだが,朝の内の元気が良いときに,どうしても速歩になる方が居られる.成り行きに任せると,後半で必ずバテるので,例によって,私は,
 「ユックリ登りましょう…」
を連呼する.
 道幅が狭い坂道を,ときどき,自動車が通る.どうやら,もうすぐ到着する小諸行の電車の時間に合わせて,生徒を駅まで運ぶマイカーが大半のようである.
 8時33分,信号平原で国道18号線に突き当たる.右折して国道18号線,つまり善光寺街道に沿って小諸方面に向けて歩き始める.なだらかな下り勾配の道が続く.立派な道にしては自動車の交通量はそれほど多くないなという印象を受ける.
 
<伊良原駅前の急坂>                        <信号平原>

■信号四ッ谷東から旧道へ
 畑と森林が広がる浅間山の裾野を西へ向かって歩き続ける.
 8時53分,進行方向左手にある大きな工場の脇を通る.ここは元ルネッサンステクノロジー,今は小諸村田製作所に変わっている.ここを通ると,日本の半導体産業の栄枯盛衰を垣間見るような気分になる.
 ”そういえば,旧制中学~高校時代の同級生で村田製作所に勤務していた人が居たな…勿論もうとっくに退職しているけど,元気だろうか,生きているだろうか…”
などと,私は独り密かに連想する.今度の10月に中学~高校同級会(というか同期会)がある.そのとき彼の動静を確かめてみよう.
 8時54分,信号四ッ谷東に到着する.ここはY字型三差路である.右は小諸バイパス.私達は左折して旧道に入る.
 
<長野村田製作所>                            <信号四ッ谷>

■タダのキュウリ
 8時59分,農家の庭先に沢山のキュウリを入れたボール箱が置いてある.ボール箱に,
 「規格外で売り物にならないキュウリです.タダで持って行って下さい」
という主旨の張り紙がしてある.
 勿論,私も遠慮なく数本のキュウリを頂戴する.後で食べたが,形は良くないけれど,勿論,美味しいキュウリである.
 9時04分,四谷公会堂を通過する.
 9時09分,信号四ッ谷から乙女橋方面へ向かう細い道路に入る.
 
<タダのキュウリ>                              <信号四ッ谷>

<乙女湖公園>

■乙女湖公園地図

←クリック拡大(北の方向に要注意)
※現地の立看板を撮影

■乙女湖公園へ
 信号四ッ橋を横断して,すぐに乙女橋を渡る.私達は佐久甲州街道の西側をほぼ並行に走る道路を南へ向けて歩いている.
 9時19分,しなの鉄道と小海線の跨線橋を渡る.眼下に小海線乙女駅が見える.
 跨線橋を渡りきって,9時20分,乙女湖公園入口に到着する.入口には信濃仏舎利塔東参道の大きな案内板が立っている.この案内板のところで右折する.
 
<乙女橋から小海線乙女駅が見える>                  <乙女湖公園入口>

■案内板の前で立ち休憩
 乙女湖公園入口に,公園の案内板が立っている.この案内板を眺めながら,数分経ち休憩を取る.
 この看板から先はちょっときつい登り坂が続く.
 私は小諸生まれで,高校を卒業するまでは小諸育ちである.就職は残念ながら東京だが,折に触れて帰郷しているが,乙女湖公園が何時頃できたのかは全く知らなかった.したがって,私にとっても,乙女湖公園はどんなところか興味津々である.

<乙女湖公園入口にて>

■文化センターで一休み
 ちょっと急な上り坂を通過して,9時26分文化センターに到着する.ここでトイレ休憩を取る.
 まだ時間が早いせいか,ここを訪れているのは私達だけ.広いロビーでユックリとした時間を過ごす.
 
<文化センターに到着>                         <文化センターで休憩>

■乙女湖湖畔
 休憩を終えて,9時38分,遠路を辿って乙女湖湖畔に到着する.それほど大きな湖ではないが,湖を横断する遊歩道が設置されているなど,なかなかのものである.
 案内役の私にも園内の勝手は全く分からないが,まあ,ともかく乙女湖の湖畔沿いの道を道なりに歩くことにする.

<乙女湖湖畔>

■野鳥の森
 公園の奥に進むとテニスコートやゲートボール場などの運動施設が並んでいる.こんな立派な施設があるとは…地方都市の文化度の高さが羨ましい.もっとも私自身はテニスもゲートボールもやらないが…
 9時49分,野鳥の森入口の階段に到着する.
 地図を見ると,この階段を稜線まで登ると仏舎利塔があるらしい.
 ”よおしっ…! 折角だから仏舎利塔を拝んでこよう”

<野鳥の森入口>

■長い階段道を登って仏舎利塔へ
 ”折角だから,仏舎利塔まで登りましょう.”
と皆さんを誘う.
 結局,私と一緒に登ったのはAKBご夫妻だけ.このお二方は足も丈夫なので,私も遠慮することなくマイペースで階段道を登り続ける.階段道と言っても雑草だらけの山道である.結構急でジグザグに曲がりくねった道が連続する.
 途中から.
 ”ありゃ~っ! 随分長いな.仏舎利まで往復する時間があるかな…”
と迷いながら登り続ける.
 9時54分,いきなり視界が開けて広場に到着する.広場の中央には,強大な仏舎利塔が建っている.かなりカメラを引いた位置から仏舎利の写真を撮るが,仏舎利全体が入らない.

<仏舎利塔>

■日本山妙法寺
 仏舎利の前の広場で一休みしたいが,立ち止まると蚊に刺されそうなので,一時も立ち止まらずに仏舎利を一回りしてみる.
 仏舎利の裏手に日本山妙法寺の本堂が建っている.
 仏舎利塔浦の妙法寺と反対側に,何か大きな石碑が立っている.どうやら一茶の句碑のようである.
 ”精霊に 立つ■■色か 月夜哉”
と酷似してあるようだが変体仮名混じりなので,私ごとき現代っ子には良く読めない.
 
<日本山妙法寺本堂>                             <一茶の句碑>

■吾妻屋で休憩
 10時01分,下山開始.
 山頂から少し下ったところで,登って来るHTさんとバッタリ.AKB夫妻には先に下山してもらい,私はHTさんに同行して,もう一度仏舎利まで戻ることにする.
 HTさんと一緒に,もういちど仏舎利を一回りしてから下山を開始する.
 10時15分,一同が待っている夜中の森入口の吾妻屋に無事到着する.
 
<下山開始><吾妻屋で一休み>                     <吾妻屋で休憩>

■乙女湖の鯉
 ほぼ往路を辿って乙女湖に到着する.乙女湖を横切る橋の上から,私達の方へ近寄ってくる鯉を眺めながら,また,立ち休憩を取る.それにしても,膨大な数の鯉である.
 その後,文化センター前を通過して,10時34分,乙女湖公園から外へ出る.
 
<乙女湖にて>                                <鯉乱舞>

<小諸宿へ>

■乙女橋を渡る
 往路を辿って,10時38分,乙女橋を渡る.橋から東側を見下ろすと,しなの鉄道(元信越本線)と小海線が,乙女橋の下で分かれているのが良く分かる.左側の複線がしなの鉄道,右にカーブしている単線が小海線である.
 線路を見下ろしていると,かつて特急列車が頻繁に通っていた信越本線時代を沸々と思い出す.あの頃の小諸は,今と比較すると確かに賑やかだった.

<乙女橋からしなの鉄道と小海線を見下ろす>

■平和公園
 乙女橋を渡ってすぐの所にある三差路を左折する.先ほどの乙女湖公園に向かうために左折した道路に戻ったことになる.
 10時50分,再び国道18号線に合流する.合流点のすぐ先に「TSURUYA」と青地に白の文字で書いた看板が見える.私は,
 ”あそこで,トイレ休憩を取ろう…”
と決める.
 10時52分,平和公園の前を通過する.ここには殉国観音像があるはずだが,交通量の多い国道18号線を渡らないと平和公園へ行けないので,残念ながら通過する.
 横断歩道を渡って,10時54分,TSUTAYA小諸東店に到着する.
 
<平和公園>                                <TSURUYA小諸東店>

■TSURUYA小諸東店でコーヒーブレーク
 店内に入る.
 外が蒸し暑かったので,冷房の利いた店内に入ると生き返ったような気分になる.休憩室でベンディングマシンのコーヒーを飲みながら,10分あまり休憩を取る.
 私は気が弱いせいか,買い物客でもない私達が,休憩場一杯に広がって我が物顔で休憩を取るのにいささか気が引ける.私の気持ちとしては,全員が片隅に纏まって遠慮しながら休憩を取って貰いたい.でも,それは,
 ”多分,私が気を使いすぎるんだろう…”
と自分自身に納得させる.
 …ま,いずれにしても,疲労気味のときに飲むコーヒーはまた格別である.
 コーヒーを飲みながら,これからの行動予定と所要時間を,頭をクルクル回しながら,思案する. 
 
<TSUTAYAで休憩>                                               <ベンディングマシンのコーヒー>

[参考資料]
資料1;完全踏査街道マップシリーズ『ちゃんと歩ける善光寺街道』五街道ウォーク事務局
資料2;今井金吾,1994,『今昔中山道独案内』日本交通公社
                                        (つづく)
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(執筆中)

「善光寺街道」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/d34e361d25dde7b588c7d9c4ec9c18e4
「善光寺街道」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/8c004862363c76427109d9a7c4030243

【参考資料】
「善光寺西街道」の目次
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/33d3e4a1fc9831ac17b48baa1b527962
「善光寺西街道」の索引
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f71644979892cd488cd56360b380d188

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