<内藤家墓所>
『鎌倉学』(第4回)フィールドワーク(鎌倉;光明寺・寿福寺)
(KGU公開講座)
2015年6月22日(月) 曇
『鎌倉学』の前回の記事
↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/66974f72f8467036d61e3b92c21eca46
<ルート地図>
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<光明寺>
■路線バスで光明寺へ
今回の参加者は10名余り,電車遅延で2人ほど集合時間に遅れる.この2人には後から来て貰うことにして.10名ほどの参加者は,鎌倉発12時06分逗子行のバスに乗車する.
バスはほどほどの立ち席が出る程度の混雑である.
12時17分,バス停光明寺に到着する.
講師のUM先生が,予め内藤家墓所の見学を申し入れていたので,先生が社務所に立ち寄って,墓地に入る鍵を拝借する.
<光明寺>
■記主庭園と大聖閣
下足を脱いで本堂に入る.お参りを済ませてから,記主庭園を拝見する.
光明寺の社務所で頂戴した案内書によると,この庭園は小堀遠州の流れを汲むという.手前の蓮が有名な大賀蓮である.
<記主庭園と大聖閣>
■三尊五祖之石庭(枯山水)
続いて三尊五祖之石庭(枯山水)を拝観する.
丁度,庭の手入れが行われている最中らしく,脚立やシート類が庭の中に置かれていて,ちょっと興ざめ.
傍らにある案内板には.それぞれの石が,三尊五祖のどなたかを表現しているかとい説明書きがある.
私達が庭園などを拝観している内に,遅刻した2人も,無事,光明寺に到着「する.
<三尊五祖之石庭>
■アジサイの小径を経て裏山へ
12時45分,本堂前から裏山へ向かう.アジサイが咲き誇る小径である.ここは一寸した坂道である.講師の先生から,地元の私が先頭になって登れとのご下命がある.足の弱い方が居られるので,その方の歩行速度に合わせて登りつづける.
すると,案の定,どなたかが,
「もっと速く,自分の速さで登らないと草臥れるわ…」
という.私は内心で,
”ヤッパリ出たか…!”
と思う.
こんな場面では,この種の意見が必ず出ることを,私はこれまでの経験から先刻分かっている.
「足が弱い方が居りますので,ユックリ歩きましょう…早く歩きたいのでしたら,別の機会に歩きましょう…」
<アジサイの小径>
■神奈川景勝50選の風景
12時55分,神奈川景勝50選に選ばれている「光明寺裏山」に到着する.ここで,暫くの間,展望を楽しむ.
<光明寺裏山からの展望>
■内藤家墓所
再び往路を下る.
そして,13時01分,岩船地蔵脇の幼稚園を通り抜けて,内藤家墓所に入る.
私も外からはこれまで何回ともなく内藤家墓地を拝見しているが,墓地の中に入るのは今回が初めてである.これは大感激! これだけでも,この講義を聴講した価値があるなと思う.
大きな石塔が立ち並んでいる.詳細な記録はこのブログの中では記述できないが,とにかく圧倒される.ここでも沢山の写真を撮らせて貰う.
<内藤家墓所>
■内藤家墓所全景
13時17分,小高い所から内藤家墓所の全景を拝観する.
手前のアジサイが丁度見頃を迎えている.
<内藤家墓所全景>
<寿福寺>
■鎌倉駅から寿福寺へ
バス停光明寺13時32分発鎌倉駅行の路線バスに乗車する.バスは結構混雑している.バスは,13時42分に鎌倉駅に到着する.
相変わらず鎌倉駅前は観光客で混雑している.
ガード下を潜って,鎌倉駅裏口へ出る.
今小路を経由してオーソドックスな道順で寿福寺へ向かう.
途中,巽神社前を通過するが,講師からは何の説明もなし.鎌倉住民の私としては一寸残念,
13時52分,寿福寺山門に到着する.参道の写真を撮るが,残念ながら同行者の姿が映っているので,ここで収録するのは諦める.
■まずは政子,実朝墓
まずは,墓地奥にある北条政子,実朝の墓を詣でる.
さすかにここは鎌倉観光の名所である.私たち以外にも,ちらほらと観光客が訪れてくる.
<政子墓> <実朝墓>
■高濱虚子墓
次いで高濱虚子の墓を詣でる.
高濱虚子は,私の故郷である小諸に住んでいたことがあるので,親近感が湧く.余談だが,善光寺街道を歩く途中で高濱虚子縁の場所を尋ねるのを,今から楽しみにしている.
続いて星野立子墓を詣でる.私は星野立子の名前ぐらいは聞いたことがあるが,作品などは全く読んだことがない.赤面の至りである.
<高濱虚子墓>
■大佛次郎墓
続いて大佛次郎墓を詣でる.
ここで,講師の方から種々の説明を受けるが,内容をここで披露することは差し控える.
<大佛次郎墓>
■再びデベッカ墓
14時27分,再びデベッカ墓を詣でる.
講師から話を伺っている間にも,墓の裏手の登山道をハイカーが何人も通り過ぎる.『鎌倉学』の講義で拝聴した内容を思い出しながら,改めてデベッカ家の墓を眺める.
なおデベッカ氏については資料1に詳しく紹介されている.
<デベッカ家の墓>
<鎌倉駅へ>
■トンネルを潜って旧古賀邸へ
14時35分,寿福寺見学を終える.
講師が,
「…取って置きの所を案内しますよ…」
という.期待大である.
寿福寺から小さなトンネルを潜って,再び今小路に出る.そして,今小路を鎌倉駅方面へ向かう.
途中で右折する.
「…一体何処へ行くんだろう」
私は興味津々である.このまま行ったら,宇賀福神社方面に向かうことになるが…
14時37分,旧古賀邸に到着する.取って置きの場所とは古賀邸のことだった.つい1~2ヶ月前(もっと前だったかな…)の鎌倉広報か地元の新聞で,古賀邸が一般開放されるという記事を読んでは板が,それっきり忘れていた…
折悪しく,入口付近の補修工事をしているので,中に入ることはできないので,入口から建物の写真を撮るだけにとどめる.
門の壁に小さな案内文が掲示されている.この案内文によると,どうやらここでレストランが開業されているようである.
でも,鎌倉の植物,衣類,食べ物のことが,からきし分からない私には,正確なことは分からない.
<旧古賀邸>
■古賀邸前で解散
14時52分,古賀邸前で解散となる.次回の講義は,7月6日(月).座学である.
私は,ちょっとお茶を飲みたいという方をお誘いして,小町通り「モア」に向かうことにする.
皆さんとお別れして,小町通りに向かう.小町通りは相変わらず観光客で賑わっている.
そういえば,開店早々に何回か訪れた「ドミンゴスさんのコーヒー」も閉店してしまった.思え返せば,店を閉めてしまった馴染みのお店は,「陶季」をはじめ随分沢山あることに気がつく.
■小町通り「モア」
15時02分,「モア」に到着する.幸いなことに参加者6人全員が座れる場所が空いている.
馴染みのウエイトレスが,笑顔で迎える.
「…暫く振りですね.お元気かどうか心配していました…」
「何回かここへ来ていますよ.あなたが居なかっただけ…」
…ま,ともかく,ここで一休み.注文するメニューを考えるのが面倒なので付和雷同.その結果,下の写真のような組み合わせになる.
「ウェー…! ヤケに甘いな…」
同行の皆さんは,「モア」が初めて,
「お値段がリーズナブルで,ここ良いですね…やっぱり地元の人と来なければ…」
との感想だ.
誉められればそりゃ嬉しい.でも,実のところ,私はどこにどんな飲食店があるのかなんてことは,からっきし知らない.要するにケチをして自分が行けるところにしか行っていないというのが真相である.
<「モア」で一休み>
■鎌倉市役所前から路線バスで帰宅
15時45分,お開き.鎌倉駅でお別れ,
私は鎌倉市役所前16時10分発の路線バスに乗りたいと思う.ところがこのバス,待てど暮らせど来ない.結局,20分も遅れて,16時30分に漸く発車.
遅れたお陰でバスは超満員である.
途中混雑,16時55分,ようやき鎌倉中央公園入口に到着する.
こうして,貴重な今日一日が終わった.
<ラップタイム>
12:06 鎌倉駅発(路線バス)
12:17 バス停光明寺着(光明寺見学)
13:37 〃 発(路線バス)
13:42 鎌倉駅着
13:52 寿福寺着(寿福寺見学)
14:35 〃 発
14:37 旧古賀邸
14:52 解散
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15:02 小町通り「モア」
15:45 (解散)
[散策記録]
■水平歩行距離 2.0km
■累積登攀高度 52m
■累積下降高度 52m
[参考資料]
資料1;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E7%B1%B3%E7%8F%82
(おわり)
『鎌倉学』の次回の記事
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(7月5日実施予定)
『鎌倉学』の目次
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「閑話休題:日々雑感」の前回の記事
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「閑話休題・日々雑感」の次回のの記事
(なし)
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『鎌倉学』(第4回)フィールドワーク(鎌倉;光明寺・寿福寺)
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