<林の中のアジサイを見ながら御霊神社に入る>
鎌倉・藤沢一回り;御霊神社(藤沢)のアジサイを楽しむ
<<泉光院・天獄院・二伝寺一回り>>
(単独散策)
2015年6月17日(水) 曇
<ルート地図>
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<鎌倉上町屋>
■鎌倉中央公園清水塚口から湘南町屋駅へ
昨日(6月16日)は梅雨時に相応しく.終日愚図ついた天気だった.いくらお散歩が好きな私でもお天気が悪いときにわざわざ散歩をする気にもなれないので,お天気が悪いのを幸いに,ほぼ終日家に籠もって,貯まったままの雑務を幾つかこなした.それはそれで良かったものの,やっぱり「フラフラ出歩き病」に罹っている私には,終日家に籠もっていると,すぐにお散歩したいという禁断現象に襲われることになる.
幸いなことに,今日,6月17日は,曇り空ながら,日中は雨が落ちてくることもなさそうである.そこで,私は,昼食を早めに済ませて,午後一杯,「適当歩き」を楽しむ事にする.
適当歩きとは,大まかにどっちの方向へ歩き出すかを決めて,こまかいことは行き当たりバッタリで足の向くまま適当に歩くことである.そして16時から16時半の間に,しかるべきターミナルポイントに到着するのが私の流儀である.
12時30分頃,お散歩の始点,鎌倉中央公園清水塚口で,今日はどこへ行こうかと思案するが.
”そうだ!…久々に兜松経由で御霊神社(藤沢)に行ってみよう…!”
と閃く.
さっそく,カメラ片手にまずは湘南モノレール湘南町屋駅方面へ向かう.ここはダラダラと続く下り坂である.湘南町屋駅に近付く頃,進行方向左手の土手のアジサイが綺麗に咲いているので,思わず足を止める.
<湘南町屋駅付近のアジサイ>
■長島ふな公園
湘南モノレール町屋駅前に到着する.
丁度,湘南江の島行下り電車が到着したところである.近くにある大手電機会社に用事がある方がぞろぞろと工場の方に向かって歩いている.私も応分の歩行速度で歩いてはいるが,これらの若い人たちに次から次へと追い抜かれる.
”ま,仕方がないな…よぼよぼジジイが勝てるわけがない…”
と達観して,沢山の若者に追い抜かれる.
工場の少し手前から上町屋の集落に入る.
上町屋の中のややこしい小径を抜けて,13時丁度に長島ふな公園に到着する.この公園の1本ぐらいアジサイがあるかなと思ったが見当たらない.
花ヶ島ふな公園から,畑中の狭い草道を通って泉光院に向かい.途中,若いネコ,1匹にバッタリ.何はともあれこのネコの写真を撮る.
<長島ふな公園> <飼い猫とバッタリ>
■畑の向こうに泉光院墓地
一面の畠が広がっている.その向こうに泉光院裏山の墓地が見えている.山裾が無惨に削り取られ,無粋なコンクリート壁になっているのが残念である.
<一面に広がる畠>
■泉光院
13時03分,泉光院に到着する.ここは真言宗の寺.山号は天守山.鎌倉の年寄り学校で伺った話によると,州崎古戦場と関連がある寺のようである.
境内を通り抜けて,上町屋天満宮へ向かう.
<泉光院に到着> <泉光院本堂>
■上町屋天満宮
13時06分,上町屋天満宮に到着する.今日の主題はアジサイ.天満宮の境内にはアジサイが見当たらないので,そのまま通過する.
11時32分,長島付近でバス通りに突き当たる.ここを左折して神鋼橋方面に向かう.
<上町屋天満宮> <長島付近でバス通りへ>
■鎌倉山遠望
神鋼橋に向かう途中で,鎌倉山方面の山脈が良く見える場所を通過する.つい2日ほど前に散歩をした山脈が間近に見えている.
<藤沢へ>
■神鋼橋を渡って藤沢宮前川袋公園へ
13時17分,柏尾川に架かる神鋼橋を渡る.この橋を渡ると藤沢市である.
13時19分,藤沢市立宮前川袋公園に到着する.公園一面に夏草が生え繁っている.公園に人影は全くない.
<神鋼橋 左側;鎌倉,右側;藤沢> <宮前川袋公園>
■兜松と八ッ嶋
大手鉄鋼メーカーの敷地沿いの道を歩く.
13時20分,八幡太郎義家が兜を掛けたという伝説の松があった場所に到着する.残念ながら,ここは某鉄鋼大手メーカーの敷地内である.金網の目にデジカメのレンズを射し込んで,遺跡と思われる場所の写真を撮る.
<兜松と八ッ嶋>
■鎌倉古道から御霊神社裏参道へ
13時22分,鎌倉古道上の道に入る.小さな標識から先が古道の残滓である.ここからもう少し先で山道になる.
坂道を登り詰めたところに御霊神社裏参道の入口がある.
<鎌倉古道入口> <御霊神社裏参道>
■御霊神社
裏参道から御霊神社裏山に入る.
裏山の尾根に到着すると,その先は薄暗い杉林が広がっている.杉林の中の点々とアジサイが咲いているのが見える(冒頭の写真).
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※ここからは写真なし
残念ながら私のデジカメは,冒頭の写真を撮ったところで,電池切れのためか写らなくなる.私はカメラが写らなくなっているのを知らずに,これから先,大船駅までの風物にカメラを向けてシャッターを押し続けた.帰宅後,これ以降の写真が全く写っていないのを知って愕然とする.でも,今更仕方がない.
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昨年訪れたときに比較すると,杉林の中も手入れが行き届いている.
尾根伝いに左手の方へ登って見る.ここは旗立山ともいう.八幡太郎義家が後三年の役のときに,この山の上に旗を立てたとか.源氏山公園の旗立山と相通じるところがあって興味深い.
■弥勒寺
御霊神社の長い石段を下って,表参道から境内の外に出る.途中で写したつもりの写真がないのが残念なだけでなく,ラップタイムも分からなくなっているが,14時頃.東海道本線に架かる跨線橋を渡る.
丁度そのとき,東海道本線の上り電車と下り電車が跨線橋の下ですれ違う.素晴らしいシャッターチャンスだと思って,デジカメのシャッターを押したが、残念ながら写っていない.
跨線橋を渡って,線路沿いの道を歩いて,14時10分頃,弥勒寺を訪れる.
数年前,某グループの方々を案内したときに,どなたかが弥勒寺を「ヤカンジ」と読んだことを思い出して,笑いが込み上げてくる.
■天獄院
自動車の往来が激しい道路に沿って北に向かう坂道を登る.久々に天獄院を訪れて見たいと思ったからである.
途中,道路沿い右手にある神社に立ち寄って,写真を撮ったが,写っていないので,神社の名前も分からない.
歩くのが少々イヤになるほど歩く.多分14時30分頃だと思うが,天獄院に到着する.ここは,かなり以前に鎌っこ倉ぶの例会で訪れ,寺院内を見学したことがあった.そのときのことを懐かしく思い出す.
■渡内住宅地内で迷う
天獄院を出た私は,次に村岡城趾公園へ行きたいなと思う.今日は成り行きで藤沢まで来てしまったので,手許に地図を持っていない.まあ,多分,こっちの方だろうと見当を付けて,渡内の住宅地内に入る.
ところが,住宅地内の道路は必ずしも直線ではなく適当に曲がっている上に,結構,登り下りがある.2~3回,角を曲がっている内に,自分がどっちへ向かっているか分からなくなる.仕方がないので,遠くに見える山を目印にして,あれこれと迷いながら歩き続ける.
どなたかに道を尋ねればイイのだが,それでは男が廃る.なんとか自力で,村岡城趾と時伝寺だけは抑えたいと思う,また,自力で探さないと道は覚えられないもの事実である.
それにしても,一体私は何処を歩いているんだろう.
そう思っていると,200メートルほど先に自動車が頻繁に往復している道が見え始める.
"あそこまで行ってみよう…"
ということで,歩行速度を早める.
突き当たってみると,大船と藤沢を結ぶバス通りである.
■慈眼寺
左手を見ると,200メートルほど先に見覚えのある慈眼寺のコンクリート崖が見えている.
"なんだ,こんな所に出たのか…"
私は,住宅地内を右往左往しながら,結局は天獄院前の道とほぼ並行して北上していたことになる.
目の前に大船行きバス停が見えている.丁度,大船行のバスが来ている.でも,このバス,神奈中バスなので見送る.理由は簡単,私が持っている京急バスの定期券が使えないから.
”折角だから慈眼寺を御参りしよう…”
ということで,全く予期していなかった慈眼寺を詣でる.
急な階段を登って山門を潜る.目の前に数種類の木が合体して1本になっている珍しい木が生えている.まずは,その写真を撮る(…が撮れていない).
■またまた迷路へ
再び往路を少し戻って,天獄院に向かう道を100メートルほど下る.そこから,左折してまた迷路のような住宅地に入り込む.
目の前に何だか見たことのある石垣がある.先ほど通ったところである.先ほどは石垣の先で左折したので,今度は右折してみる.すると学校帰りの小学校の児童何人もとすれ違う.子供達が可愛い.
"とにかく小学校のある方へ行ってみよう…"
やがて下り坂になる,左手に公園があるので,釣られるようにして公園に入る.
公園の中の階段を下りて道路に突き当たる.見晴が良いところである.道路を左折して下校する子供達に混じって,下り坂を進む.
やがて目の前に,大手製薬会社の研究所の建物が見え始める.
私が下っている道路は三差路で直交する道路と突き当たる.右折すると柏尾川沿いに出られそうだが,それでは詰まらないので,左折して坂道を登り始める.
■長福寺から村岡城趾公園へ
途中,石塔群の写真を撮ったりしながら(勿論写っていない),15時頃,長福寺に到着する.この寺を訪れるのは,多分,2年ぶりぐらいかな.その間に境内が随分と整備されているのに驚く.
自然な形のままの石を積み重ねた石段を登る.綺麗に統一された墓石が並ぶ墓地を見学する.
長福寺から,村岡城趾公園に向かう.
村岡城趾公園内で,特段,何処を見たいという所もない.園内を軽く一回りして,公園を後にする.
■二伝寺
この辺りの道は私も良く覚えているので,もう迷うことはない.住宅地内を適当に歩いて,ほどなく二伝寺に到着する.
二伝寺山門付近のアジサイが丁度見頃を迎えている.写真が写っていないのが残念である.ここは隠れたアジサイの名所とも言えよう.
もう時間が押しているので,平良文他の墓を詣でる時間もないので,本堂前で軽く合掌しただけで退散する.
■裏道を通って大船駅へ
二伝寺から長くて急な階段を下って,久成寺近くの路地に到着する.ここから「ふわん坂」を登って七曲がりを経由して大船駅まで出たいところだが,今日は時間が押している.
やむなく裏道を経由して,コーナン,フラワーセンター大船付近を通って,16時25分頃,大船駅に到着する.
ここでタイムアップ.
大船駅からは路線バスを利用して帰宅する.
<ラップタイム>
12:30 鎌倉中央公園清水塚口歩きだし
12:40 湘南モノレール湘南町屋駅(コンビニで買い物)
13:00 長島ふな公園
13:03 泉光院
13:06 上町屋天満宮
13:17 神鋼橋
13:20 兜松
13:22 鎌倉古道上の道
13:24 御霊神社(藤沢)
(記録なし)弥勒寺
〃 天獄院
〃 慈眼寺
〃 二伝寺
〃 玉縄首塚
16:25 大船駅
[散策記録]
■水平歩行距離 10.7km
■累積登攀高度 147m
■累積下降高度 193m
■所要時間(休憩時間込み)
鎌倉中央公園清水塚口発 12:30
大船駅着 16:25
(所要時間) 3時間55分(3.92h)
水平歩行速度 10.7km/3.92h=2.73km/h
(おわり)
「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c935eddb4f3497be5339ee2b8bdd48f4
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/c2b2e07c4376ede63348857bf093f9df
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鎌倉・藤沢一回り;御霊神社(藤沢)のアジサイを楽しむ
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