Quantcast
Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

初夏の鎌倉;仏行寺・夫婦池公園・広町緑地公園アジサイ散策

$
0
0

                                     <仏行寺>

   初夏の鎌倉;仏行寺・夫婦池公園・広町緑地公園アジサイ散策
             (単独散策)
       2015年6月15日(月) 晴

<ルート地図>

■散策ルート

←クリック拡大

■夫婦池公園
※案内板より引用

■広町緑地公園

※案内板より引用

<深沢から笛田川に沿って>

■鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す
 関東地方が梅雨入りして数日になるが,今日はこの時期にしては珍しく上天気である.ただ少々蒸し暑いが…
 ”よお~しっ! お散歩だ”
 私は,全てのお仕事を放っぽらかして,午後から,いそいそと散歩に出掛ける.例によって,どこを散歩するかは,そのときの成り行き任せである.
 今日のお散歩の出発点は,何時ものように鎌倉中央公園清水塚口である.
 私は,出発点の清水塚口で,いきなりどっちへ行こうか迷う.公園を抜けて大船駅方面に向かうのも良いし,源氏山を抜けて鎌倉駅方面に向かうのも楽しそうだ.あれこれ迷った末に,
 ”そうだ! 仏行寺のアジサイを見に行こう…!”
と閃くように行き先を決める.それというのも,前回,6月1日に仏行寺を訪れたときには,まだアジサイは殆ど咲いていなかったからである.
 12時30分,まずは深沢方面に向けて歩き出す.その後,どこへ行こうか迷いながら歩き続けた軌跡が上の地図の通りである.結局,散策時間は休憩時間込みで3時間11分,歩行距離は11.5キロメートル.歩数は2万歩余りであった.

■某氏宅のアジサイ
 まずは某氏宅のアジサイを覗いてみる.某氏宅の門扉に「どうぞご覧下さい」という主旨の案内が置かれているが,今回はそっと門の外から拝見するに留める.どうやら未だ見頃には少々早いようである.
 なお,迷惑をお掛けしないために,上記の地図には某氏宅の位置は伏せておこう.

<某氏宅のアジサイ>

■笛田川を遡る
 大慶寺,等覚寺の前を通過して深沢へ.
 湘南記念病院の前を通過して,トンネル手前で左折,笛田川右岸沿いの路地を南へ向かう.静かな散策路である.
 写真に男性の後ろ姿がたまたま写っているが全く無関係な方である.この路は少し先で二手に分岐する.この分岐を右に入ると,道路はますます狭くなる.道路沿いの民家の花がとても綺麗である.
 
<鎌倉山行の道路下のトンネル>                    <笛田川沿いの道>

■笛田の谷戸
 バス通りを酒ながら,笛田の谷戸の深部を通る砂利道を歩く.田植えが終わったばかりの水田に季節を感じる.
 藁葺きの民家を左手に眺めながら,笛田川右岸山裾を巻くようにして,谷戸の奥を目指す.

<笛田の谷戸の水田>

<仏行寺のアジサイ>

■仏行寺に到着
 13時29分,仏行寺に到着する.拝観料100円也.
 まずは本堂前で合掌.その後,本堂左手に鎮座しているお地蔵様の前を通り抜けて墓地の中の坂道を登る(冒頭の写真).高度が高まるにつれて,視界が広がって,鎌倉山方面の見通しが良くなる.

<仏行寺本堂>

■アジサイの階段道
 墓地の中の階段道を登り続ける.道の両側のアジサイがそろそろ見頃を迎えている.
 今日は良く晴れていて,アジサイには気の毒な感じもするが,暑さにめげずに勢いよく咲いている感じがする.
 階段道は結構長いが,もともと山登りが好きな私は一気に山頂まで登り詰める.

<アジサイの階段道>

■源太塚
 13時35分,裏山山頂にある源太塚に到着する.
 ”ヤブ蚊が居るかな…”
と気になるが,直射日光が強いためか,煩わしいヤブ蚊に悩まされることなしに,暫くの間,展望休憩を取る.

<源太塚>

■源太塚からの眺望
 源太塚からの眺望が素晴らしい.眼下に笛田の住宅地が見下ろせる.その先に鎌倉山の山稜が連なっている.
 源太塚といえば,しのぶ塚を連想する.しのぶ塚の位置はこの写真の左手辺りになるだろうか.風景を眺めながら,
 ”さて,これからどこへ行こうか…?”
と迷い続ける.そして,
 ”まあ,どっちにしろ,とにかく夫婦池公園まで行ってみよう…”
 …というのも,夫婦池公園のアジサイがどんな具合なのかを見たいからだ. 

<源太塚から鎌倉山方面を望む>

<夫婦池公園>

■三嶋神社経由で夫婦池へ
 13時43分,仏行寺を出発する.
 13時47分,三嶋神社に到着する.長い登り階段の先に社殿が見えているが,どうやらアジサイはなさそうだ.アジサイがないのに90段の石段を登るのも難儀なので,そのまま通過する.
 だらだらと続く坂道を登って,13時52分,夫婦池公園に到着する.
 
<三嶋神社>                               <夫婦池>

■パークセンターのアジサイ
 13時56分,パークセンターに立ち寄る.
 パークセンター付近のアジサイは,まだ咲き始めたばかりで,見頃になるのはもう少し先のようである.残念.

<パークセンター脇のアジサイ>

■優雅なアオダイショウ
 パークセンターから「森のさんぽみち」を経由して,鎌倉山碑のある所まで登ろうと思う.
 緑陰の「森のさんぽみち」を良い気分で歩いていると,目の前に木の枝のようなものが落ちているのに気がつく.一寸目に木の枝に見えたのは,長さ2メートルほどの立派なアオダイショウである.
 私は田舎育ちなので,蛇を見ても怖いとも思わないし,蛇は好きでも嫌いでもない.ただ目の前にいるアオダイショウは実に良い姿,形をしている.こちらからチョッカイしなければ,蛇の方から襲ってくることもないので,蛇が道路を横断するまで,ジックリと見ながら写真を何枚も撮る.
 身体の前の方が辿った軌跡を正確に辿りながらズルズルと移動していく姿に感動する. 

<優雅なアオダイショウ>

■鎌倉山口付近のアジサイ
 「森のさんぽみち」の突き当たりは,長い上りの急階段になる.この階段の両側に沢山のアジサイが植えられているが,どうやら見頃はもう少し先のようである.

<鎌倉山口付近のアジサイ>

<鎌倉山散策>

■鎌倉山碑から砂利道へ
 14時04分,鎌倉山碑前の休憩所に到着する.
 休憩所のベンチに,私とほぼ同年配と思われる男性が先客である.私は,この男性に軽く会釈をして,ベンチに座る.
 「こんにちは…今日は随分と蒸しますね…」
と挨拶する.これを切っ掛けに2~3分雑談.
 この男性は,夫婦池のすぐ下に住んでいるとのこと.私が鎌倉中高公園付近から歩いてきたと言うと,随分遠いですねと驚く.私は内心で,”そうかな…”と思っている.
 私は雑談をしながら,これからどちらへ行こうかなと迷っている.しのぶ塚を経由して深沢に戻るか…でも,ちょっと物足りないな.じゃあ,鎌倉山神社を経由して極楽寺方面へ行くか.でも,この間歩いたばかりだし人混みの中を歩くのもイヤだな…と決めかねている.
 ”ま,取りあえず,砂利道でも歩こう.どっちへ行くかは,成り行きに任せよう…”
 私は,男性に,
 「では,お先に失礼します,とりあえず砂利道に入ります…」
と挨拶する.男性は,
 「私,足が痛いので,これからユックリ自宅へ戻ります」
と言う.
 さくら通りの裏道になる砂利道をノンビリ歩く.ここは広大な敷地の豪邸ばかりで,私などのビンボー人とは隔絶したところである.敷地が余りに広大すぎて森の中の建屋は殆ど見えないから凄い.
 
<鎌倉山碑>                                <裏通りの砂利道>

■おや! こんなところにカフェが…
 行き先が決まらないまま,さくら通りに出てしまう.
 ”さて,どうしよう…”
 迷った揚げ句,
 ”そうだ…! 久々に広町緑地公園を横断してみよう”
 私は目の前の十字路を右折して,七里ヶ浜への抜け道に入る.急坂を登り切ると,三差路に突き当たる.大半の車はこの三差路を左折して七里ヶ浜に向かう.
 ここでも私は少々迷う.さて,ここから肉弾三勇士碑の脇を通って正福寺公園に出ようかな.確か,あの公園にはアジサイが沢山あったな.でも,やっぱり広町へ行こうか? と迷っている内に,頻繁に通過する自動車に跳ね返されたように右折してしまう.
 これで広町緑地を目指すことに決まった.
 静かな住宅地をブラブラ,進行方向左手には七里ヶ浜が見え隠れする.
 14時25分,"garden&cafe”という案内板が眼に入る.
 ”あれ,こんなところにカフェなどあったかな…”
 なるほど,奥まった小高い所にお店があるようだ.あそこならさぞかし見晴らしが良いだろうな.ただ,案内板を見ると,どうやら週末だけのopenのようである.
 
<garden&cafeの案内板>                                                         <garden&cafe>

■素晴らしい眺望
 14時26分,素晴らしい眺望が楽しめる場所に到着する.どうやら最近宅地開発されたところのようである.サンフランシスコ顔負けの超急傾斜の坂道の両側に宅地が並んでいる.
 目の前には七里ヶ浜住宅,その向こうに稲村ヶ崎,さらにその先に三浦半島が見えている.
 暫くの間,展望休憩.

<鎌倉山からの眺望>

<広町緑地公園>

■鎌倉山口から広町緑地公園へ
 14時35分,広町緑地鎌倉山入口に到着する.
 ついこの間までは,小さなハシゴが置いてあるだけの入口だったが,今は立派な案内杭が立っている.そして,立派な階段が作られている.
 "ありゃ~っ! 山道は無くなっちゃったのかな"
と心配になる.
 でも,この階段を過ぎると,これまで通りの山道になる.少し中に入ると山道はいくつかの枝道に分岐する.今回は時間が押しているので,最短距離で御所谷入口広場まで行きたいと思う.
 従来通りの緑地の風情を楽しめる場所を通過して,さらに先へ進むと,突然,長い階段が現れる.さらに先へ進むと木の根が縦横に走る急傾斜の下り坂が現れる.ここで今日初めてハイカーとすれ違う.
 
<鎌倉山入口>                               <心地よい緑地が続く>

■御所谷の蛙池と大エノキ
 距離は短いけど,やたらに急な坂を下って,14時44分,蛙池に到着する.ここからは御所谷の平坦地になる.
 14時49分,大エノキに立ち寄る.
 この辺りで草道から舗装道路に変わる.やがて田畑が広がり始める.
 
<蛙池>                                    <大エノキ>

■御所谷入口
 14時52分,前方に事務所が見え始める.
 14時55分,御所谷入口に到着する.ここで今日の広町緑地横断は終わりである.ここでまた,
 ”さて,これからどうしよう”
が始まる.
 
<公園事務所が見える>                          <御所谷入口>

<龍口明神社から青蓮寺へ>

■龍口明神社のアジサイ
 御所谷からどこへ行こうかと迷うが,折角,ここまで来たんだから,龍口明神社によろうと思う.住宅地の中の坂道を登らなければ成らないので少々難儀だが…こういうのを”乗りかかった船”という.
 住宅地内の坂道のノソノソと登って,15時08分に龍口明神社に到着する.
 丁度その頃,10名ほどの男性老人が拍子木を鳴らしながら,火の用心を触れ回っているのに出会う.これも生き甲斐の一つなんだろうなと思いながら,拍子木を見送る.
 龍口明神社のアジサイは,もうすぐ見頃を迎えそうである.

<龍口明神社のアジサイ>

■龍口明神社本殿と経六稲荷
 参道入口で有効明神社のアジサイをデジカメに収めたので,わざわざ本殿まで行かなくても良いなと思ったが折角なので,境内を少し散歩する.
 その後,龍口明神社の隣にある経六稲荷を訪れる.参道の入口右側に5基の石塔群が安置されている.これらは一体何だろう?
  
<龍口明神社>                                <経六稲荷>

■ずるずると鎌倉山駅を通過する
 坂道を下って,15時17分,信号神鎌倉山入口でバス通りに出る.
 "バスで大船まで出ようかな…"
と思ってモノレール鎌倉山駅近くのバス停に行ってみる.ここからは路線バス津村循環大船行あるはずである.この路線は京急バスなので,私の定期券でも乗車できる…が,運転本数が少なくて,次のバスまで20分ほど待たなければならない.案外短気な私は20分も待っていられない.
 私はもう一寸歩こうと思う.もう少し先のバス停ならば別の路線を走る大船駅行のバスがあるかもしれないからである.
 何だか猛烈に暑い,喉が渇いたので,途中でコンビニに立ち寄って,飲料水をラッパ飲みする.その後,モノレール線路の下に到着する.ここで,右折してモノレール線路下の上り坂を辿って再び鎌倉山に向かうか…とも思ったが,”待てよ…”ということで青蓮寺に向かうことにする.
 
<信号神鎌倉山入口>                           <コンビニでコーラ>

■青蓮寺
 15時44分,青蓮寺に到着する.
 大分時間が押しているが,折角だから少々時間を取って,境内を散策する.境内には人気が全くなく,静まり返っている,
 境内をユックリと散策する.

<青蓮寺>

<深沢から鎌倉中央公園清水塚口へ>

■残念な椿地蔵
 15時50分,青蓮寺から歩き出す.もうここまで来たらバスに乗ることなどやめて,出発点の鎌倉中央公園清水塚まで歩いてしまうことにする.
 青蓮寺近くの交差点を横切って裏通りを北へ向かう.序でに,久々に椿地蔵を拝みたいなと思う.少々回り道になるが…
 15時57分,椿地蔵の場所に到着する.ところが,何時の間にか椿地蔵はなくなり,中華料理店になってしまった.極めて残念,遺憾だが,これも世の常.仕方がないな.

■御霊神社(梶原)
 深沢交差点から深沢小学校沿いの道に入る.序でに少し寄り道をして梶原御霊神社を詣でる(16時18分).
 梶原の御霊神社にも,わずかながらアジサイが咲いている.
 社殿の前にある説明文によると,鎌倉権五郎景政は晩年を梶原で過ごしたようである.

<御霊神社(梶原)>

■裏路地に入る
 16時24分,アジサイの小径に入る.ここは近くの住民の生活道路なので,敢えて場所は空かさないことにする.
 
<閑静な小径に入る>                        <狭い階段道を進むと沢山のアジサイが見える>

■アジサイを眺めながら…
 小径の途中から小規模ながらアジサイ群を眺めながら散策を楽しむことができる.近くにある中学校の生徒が,体育の授業のためか,この坂道を走り下ってくる.
 ほんの数分で,大規模な住宅地の一角に飛び出るようにして到着する.

<アジサイ群>

■裏路地からの眺望
 アジサイ群の前から,先ほど歩き回った鎌倉山付近が良く見えている.素晴らしい眺望である.
 手前に深沢笛田付近の住宅地が見えている.

<路地からの眺望>

■大平山公園
 16時38分,バス停大平山公園に到着する.公園内を通過して,出発点の鎌倉中央公園清水塚口に向かう.
 大平山公園のアジサイの見頃ももう少し先のようである.
 16時41分,出発点に戻る.

<大平山公園のアジサイ>

■成り行き散歩が終わった
 こうして,一寸の散歩の積もりが,結局,11.5キロメートルのやや長い散策となってしまった.その間の累積登攀下降高度は293メートル.登山には到底及ばないが,散策としてはまあまあの距離を歩いたことになる.
 かなり長い間歩いても,治療中の右膝には全く影響がなかったのは言うまでもない.また少し復帰への自信が高まったと言えよう.

<ラップタイム>

12:30  清水塚歩き出し
13:29  仏行寺(13:43まで)
13:52  夫婦池公園
14:04  鎌倉山碑
14:35  広町緑地鎌倉山口
14:55     〃 御所谷口
15:08  龍口明神
15:44  青蓮寺(15:50まで)
16:18  御霊神社
16:38  大平山公園
16:41  清水塚口着  

[散策記録]

■水平歩行距離          11.5km

■累積登攀高度          293m

■累積下降高度          293m

■所要時間(休憩時間込み)
 鎌倉中央公園清水塚口発   12:30
       〃        着   15.41
 (所要時間)       3時間11分(3.18h)
  水平歩行速度    11.5km/3/18h=3.62km/h 
                                                                      (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/16ff68fdcb2847e83e1bf0b1a51caf4a
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2690

Trending Articles