<深沢の御霊神社>
鎌倉のアジサイ;もう一つの御霊神社
(深沢地区のアジサイ)
2013年6月15日(土) 雨後曇
昨夜ギリギリまで天気予報の推移を見ていたが,塔ノ岳は午前中8時頃と12時頃に雨という予報であった.私がいくら山好きでも,この年になると無理は利かない.“君子危うきに近寄らず”ということで,すんでのところで出掛けるのを諦める.
でも,日が昇る頃には,天気予報の雨など,“クソクラエ”というような勢いで,朝日が昇り始める.
“クソ〜ッ! こんな天気ならば,塔ノ岳に出掛ければ良かった!”
私は随分と悔しい思いをする.ソノバビッチ!天気予報め!
でも,毎度のことながら,こういうのを“後の祭り”という.
結局は,朝でそびれて,家で燻ることになる.
ただ,家に居ればいただけでいろいろな雑務が重なって,結局は午前中はアタフタと過ぎてしまう,
午後から散歩に出る.
でも,そう毎日,大船下(くんだ)りまで出掛けるのも飽きてしまう.
“さて,今日の気晴らしはどこにしようか…?”
またもや,何時ものフラフラパターンである.まあ,取りあえずは山を下って深沢方面にでも行ってみるか.
あまり遠くまで行くつもりもないので,ショートパンツに木綿のTシャツという実に好い加減な服装である.蚊やアブが居る草むらに入ったら,あちこち射されてボコボコになるに決まっているので,いくら足任せの散策だと言っても,おのずから歩くところは限られてしまう.
ところで…
来週,18日は五十三次洛遊会の皆様の鎌倉案内である.昨日は,ウンウン唸りながら,コースの詳細を吟味して,やっと,1枚の地図に仕上げた.念のため,カシミールを使って,懸案のルートを確かめると水平歩行距離13.0キロメートル,累積登攀高度404メートル,累積下降高度401メートルのルートに仕上がった.まあ,この程度のルートなら,このグループには丁度良いだろうと確信する.でも,途中の名刹で見学に予想以上の時間が掛かったら,終着点を適当に縮めれば済みそうである.
私は巨大プリントというソフトウエアを使って,A41枚の大きさの地図を,A3の大きさにプリントする(A4の用紙2枚に分けてプリントする).仕上がったプリントアウトを持って散歩に出発だ.どこかのコンビニに立ち寄って.20枚+αだけプリントするつもりである.
例によって,今日も鎌倉中央公園清水塚口を起点にして歩き出す.
まずは谷筋を下って深沢方面に出掛ける.
途中,I氏邸のアジサイを外から見学する.入口の門には「自由にご覧下さい」という趣旨の案内が出ている.山一面に実に見事なアジサイが咲いている,まさに,これからが見頃である.
私は,早速,愛用のバカカメラを取り出して写真を撮る…が,どういうわけか,帰宅してから再生してみると写っていない,
“やっぱり,オマエはバカか!”
私は自分の腕前が未熟なので,何か操作ミスを下に違いない,写っていないのはカメラのせいではない…そんなことは百も承知で,カメラに八つ当たりする.
でも写っていないものは,どうにもならない.また,2〜3日中に,I氏宅にお邪魔して写真を撮らせて貰えば済むことだ.
深沢に出る.
コンビニで,コピーの倍率を微調整しながら.20枚+αのコーピーを済ませる.これで18日の散策はあまり天気が悪くならないことを祈るだけである.
その足で,深沢地区をデタラメに歩き回る.途中,あだながタモリの喫茶店に立ち寄って400円也のコーヒーでも賞味しようかと思ったが,
”大船まで出れば200円で珈琲が飲めるじゃないか”
という天の声が聞こえるので,私は急にケチになる.
“だから年金暮らしはケチケチしていて嫌なんだ!”
でも,そんな愚痴をこぼしても,どうにもならないことは,当の本人が一番良く知っている.
さて,そろそろ家路に着くか…で,踵(きびす)を返して寺分の方へ向かう.
途中,気が少し変わって,久々に御霊神社でもお参りしようかという気になる.
御霊神社と言っても,長谷寺の近くにある御霊神社ではない.私が尋ねようとしているのは深沢の御霊神社である.不思議なことに,長谷寺近くの御霊神社は「ゴリョウジンジャ」と呼ぶが,深沢の御霊神社は何故か「ゴレイジンジャ」である.そう言えば藤沢の御霊神社も「ゴレイジンジャ」と呼ぶようである.
深沢の御霊神社でもアジサイが見事に咲いている.本数は少ないけど…
<深沢の御霊神社の拝殿とアジサイ>
境内には人の気配はなく静まり返っている.
拝殿の裏手に回ると,さらに長い階段があって,その上に神社が見えている.長い階段を登るのは面倒なので,階段は省略する.
<長い石段>
拝殿を一回りする.
拝殿横に崖沿いに,沢山の石塔が安置されている.私には,これらの石塔の由来は全く分からないが,何か古い時代を感じる.
<沢山の石塔が建ち並ぶ>
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深沢中学のグラウンド沿いの小径に入る.人だけが通れる狭い坂道である.ここは隠れたアジサイの名所だと私は思っている.
坂道を登るにつれて,眺望が良くなる.
やがて,畑の向こうに鎌倉山の山脈(やまなみ)が見え始める.
<アジサイの散策路>
<アジサイの向こうに鎌倉山が見える>
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また,また,文章が冗長になってしまった.
今日の散文は,この辺りで終わりにしよう.明日の日曜日は,どうやら天気も持ちそうである.
“久々に明日は塔ノ岳でも往復してこようか…”
…と,思っていたら,明日午前中の天気予報は雨に変わってしまった.
“ト,ホ,ホ,…”
日曜日も,家で燻っているとするか,
まあ,愚痴をグチグチと並べてしまったが,今日の何とか大過なく過ごすことができた.
感謝! 感謝!…である.
(おわり)
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(なし)
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