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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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趣味三昧:神奈美展出品作品を振り返る;『岩稜を登る(北穂縦走)』

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                               第38階2015神奈美展出品作品『岩稜を登る』(20号)

   趣味三昧:神奈美展出品作品を振り返る;『岩稜を登る(北穂縦走)』
            (3作品中2枚目)  
         2015年4月14日(火) 曇

1枚目の記事
    ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/f2489aa3ab4d69127ad5eb9300089b28

 私がまだ山旅スクール5期在籍中に,北穂高岳から前穂高岳まで縦走したときにスケッチした原画から,20号の大きさの水彩画に仕上げたものである.
 この絵を画きながら,当時のことを沸々と思い出している.
 山旅スクールの同級生数名にこの絵を見て貰ったところ,全員が,
 「ああ,あの時の絵だ…」
と一発で分かってくれる.
 これがまた何とも嬉しい.
 この絵を切っ掛けにして,懐かしい山行の思い出に話が弾んだことは言うまでもない.
 私は自分の絵を眺めながら,
 ”やっぱり,長い間,同じ釜の飯を食べた仲間はいいな…”
とつくづく思う.

 この絵についても,いろいろな批評を伺った.
 その中の一つに,
 「一番上の人物は居ない方が良い…」
という指摘があった.
 つまり,一番上の人物が,上に向かおうとする絵の流れを阻害しているというのである,私も
 “なるほどな…”
と思う.
 つまり左下の絵に示す人物が不要だという指摘である.そこでPowerPointでイタズラして,一番上の人物を削除してみた.
 さて,どっちが良いんだろう.
 4人居た方が,
 “そう簡単には登れないぞ…”
という雰囲気が出て,やっぱりこの人物は残しておいた方が良いなとも思える.
 3人にすると,確かにスッキリ感はある…が,少々寂しいような気がする.
 なお,鉄ハシゴに居る誰か一人の足を,階段一つあげたところを画いた方が絵に動きがでるかもしれない.でも,そんなに簡単には岩稜は登れないぞという雰囲気が失われる.
 こんなことを考えていると,どうしたら一番良いかの答えがなかなか見つからない.そこが絵の面白さでもある.
 
                                   (2枚目終わり)
                                   (3枚目に続く)
3枚目につづく
   ↓
 (編集中)

「趣味三昧」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/092f6606473c750f417fbb846a613903
「趣味三昧」の次回の記事
(なし)


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