<長閑な稜線からの眺望>
[復刻版] 春の中央線沿線;秋山二十六夜山・赤鞍ヶ岳縦走
(山旅スクール8期)
2006年4月19日(水)
※過去の登山記録を「復刻版」として,少しずつ整理します.
アクセスして頂く方には申し訳ないが,一連の「復刻版」の記事は全く個人的なもの,
しかも古い記録です.でも参考にして頂ければ嬉しいです.
****取りあえずは写真中心で,説明文は概略だけ****
<ルート地図>
■秋山二十六夜山の位置
■ルート地図
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<プロフィールマップ>
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<行動概要>
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参加者十数名.山旅スクール8期の山行に飛び入りで参加.今回の目的は地図読みとルートファインディング演習である.
新横浜駅前から専用車で富士野SA経由で9時28分下尾崎(標高450m)に到着.ストレッチを済ませ演習開始.まずは,コンパスを使って地形図を正億し登山口が何処かを探す.
9時52分,下尾崎から歩き出す.登山口から暫くの間は小川の右岸沿いに,なだらかな農道を登る.沿道には民家が点在している.集落が終わったところで橋を渡るが,すぐ先でまた橋を渡り返す.この辺りから山道になる.山道に入ると傾斜がやや急な登り坂が続く.北東側から小さな尾根が2本交わるところで,谷をトラバースして反対側の尾根道沿いに登る.
やがて,進行方向左手からの尾根が合流して,尾根沿いの道を登る.ここで小さな窪みを通過して,いよいよ本格的な登り坂になる.尾根道を登り続けると,やがて東側から大きな尾根が合流する.ここからはなだらかな登り坂となる.すぐに北北西から大きな尾根が合流する.この合流点に二十六夜塔がある.残念ながら二十六夜塔は倒れている.
11時37分,二十六夜塔から少し南にある二十六夜山(標高971m)に到着する.山頂で小休止した後,再び二十六夜塔の前に戻り,先へ進む.その先で25,000分の1地形図に表記されているルートとは少し違う位置にある山道を南西に向かう.
その先は殆ど起伏のないのどかな尾根道が続く.なだらかな鞍部を過ぎると,南東から南西に向かう尾根との合流点にある標高944m峰に到着する.尾根を直進して,なだらかな下り坂を進んで三日月峠(別名三明峠)を通過する.ここから小さな山頂を越えると,尾根が東方向と南南西方向に分岐する.私達は東側の尾根を辿って,標高887m峰を通過する.
両側から幾つもの尾根が合流する尾根道を南南西の方向にひたすら歩く.13時20分,棚ノ入山(標高1117m)に到着する.ここで東からの尾根と,南西からの尾根が合流している.
棚ノ入山から西側の尾根を辿る.なだらかな眺望の良い尾根である.13時32分,サンショ平に到着する.サンショ平から南へ向かう尾根を辿る,なだらかな尾根道が続く.標高1140m峰の先にある鞍部を過ぎると急坂になる.この坂を登りきって,14時22分,赤倉山(別名朝日山;標高1299m)に到着する.
旭山山頂から西へ向かう尾根と南に向かう尾根に分かれる.私達は南へ向かう尾根を辿る.さらに進むと西へ向かう尾根を分岐する.ここから長くて急なジグザグの下り坂になる.ただ,土道なので歩行は容易である.入道山山頂を経由する尾根道を辿る.やがて飛び出るように林道に降り立つ.長閑な林道歩きを続けると,やがて竹之本の集落に到着する.
16時05分,道志村役場前の駐車場に到着.
クールダウンストレッチを済ませた後,専用車で「道志の湯」に立ち寄り入浴.再び専用車に乗り,19時39分,町田駅前で解散.
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<写真集>
■下尾崎から歩き出し
<下尾崎到着> <コンパスと地形図を使って登山口を探す>
■登山口から山道に入る
<4~5人/チームに小分けして,チーム単位で行動する>
■地図読み演習
ときどき立ち止まって,現在地を地図で確かめる.
■二十六夜山山頂
11時37分,二十六夜山山頂に到着する.雑木林に囲まれた静かなところである.
■心地よい尾根道が続く
■稜線からの眺望
■棚の入山山頂
13時20分,棚ノ入山山頂に到着.雑木林の中の閑静なところ.
■赤鞍ヶ岳山頂
14時22分,赤鞍ヶ岳山頂に到着する.ここも雑木林の中.
■実地訓練
途中で,山岳ガイドからトレーニングを受ける.歩き方,ルートファインディング,地図読み,グループ行動の注意点など.私は講義内容をノートにできるだけ詳細に記録するように努める.
■林道に下山.
15時45分,飛び出るようにして林道に到着する.
■眼下に竹之本
眼下に竹之本の集落が見える.桜が見頃を迎えている.実に長閑な風景である.
■”えっ…! 何? 何?”
竹之本の集落に入る.
突然,数名の女性が前方を指さしながら,ビックリしたような声を出す.山岳ガイドが,
「えっ…! 何? 何?…」
と駆け寄る.
指さす方を見ると満開の桜だった.
■「道志の湯」で入浴
道志村役場前の駐車場から専用車で「道志の湯」へ.
私個人は,風呂などに入らずにできるだけ早く帰宅したいが.団体行動なのでそうはいかない.入浴で1時間半のロスタイム.
とはいえ,入浴は気分が良い.
■ささやかな夕食
入浴時間を利用して,食堂で饂飩を賞味する.サッパリしていて美味.
<ラップタイム>
9:52 下尾崎(標高450m)歩き出し
10:25 標高570m地点(10:30まで衣服調整)
11:06 標高790m地点(11:08まで立ち休憩)
11:27 二十六夜塔
11:37 二十六夜山(標高935m)(11:47まで休憩)
11:53 分岐
12:17 三日月峠
12:29 標高887m地点(12:37まで講義・休憩)
13:20 棚ノ入山(標高1117m)
13:32 サンショ平(13:48まで講義・休憩)
14:22 赤鞍ヶ岳(標高1299m)(14:31まで休憩)
15:04 標高1010m地点(15:14まで立ち休憩)
15:45 林道に出る(標高730m)
16:05 道志村役場前駐車場
[山行記録]
■水平歩行距離 8.1km
■累積登攀高度 1,098m
■累積下降高度 959m
■所要時間
下尾崎発 9:52
道志村役場着 16:05
(所要時間) 6時間13分(6.22h)
歩行速度 8.1km/6.22h=1.30km/h
(おわり)
「中央線沿線の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/9b0c8636c7d1a66de376626dd800261e
「中央線沿線の山旅」の次回の記事
(なし)
[編集後記]
2015年3月13日(金) 快晴
先週木曜日の塔ノ岳の下山途中で,"ギクッ…"と来た右足膝のその後は順調に回復してはいるものの,塔ノ岳のように累積標高差が1200メートルもある山を往復するには,いささかの不安が残る.そこで,もう1週間ほど塔ノ岳はお休みにして,様子を見ることにする.それに展覧会出展間近の水彩画3枚も,もう少し手を加えたい.
"これも神様が与えてくれた貴重な休暇だな…"
と前向きに考えることにする.
とはいえ,午前中ぐらいは一生懸命に雑務やら水彩画の手直しやらに忙殺されるが,午後になると,
"散歩したいよ…”
と喚き散らす体内のウジ虫どもの駄々に負けて,ついついお散歩ということになる.
一旦外へ出てしまうと,お散歩を簡単に止められなくなる.揚げ句の果て,足の様子を見るといいながらも,ついつい10,000歩ほど歩いてしまう.そうこうしている内に,午後も瞬く間に過ぎ去ってしまう.
ここ1週間ほど,こんな毎日を繰り返している.毎日が短いこと,短いこと…
明日は,もう土曜日だ.
土曜日は,塔ノ岳に登る定例日だ.土曜日の塔ノ岳には沢山のご常連も顔を見せる.ご常連の皆様にお会いしたいが,私の体内に巣喰っているもう一人の私が,
”後,もう1週間,自粛した方が身のためだよ…”
と私を懸命に諭す.
正に「急がば回れ…」ということだろう.
私は,"土曜日は期限間近な水彩画の仕上げに専念しようと心に決める.もっとも実際にどうなるかは,軟弱者の私には良く分からない.
(愚痴おわり)