<暮れも押し迫った鎌倉中央公園>
晦日に紅葉を愛でる;鎌倉中央公園(as of 30,Dec.)
2014年12月30日(火) 晴
■何かが私を追いかける
大晦日には13人の親族が我が家に集まるようである.
正直なところ,大変嬉しくもあり,またシンドイことでもある.数日前から老妻とともに,天気の良い日には,日当たりの良い2階のベランダに布団の日干しをしたり,どの家族を何処へ寝かせたら収容できるかなどない知恵を絞っている.まあ,有り体に言えば,連休中のどこかの山小屋のような過密状態になることは確かである.
迎える私達夫婦も,もうすっかり年老いたので,少し重いものを動かすのも大変.それに自動車の運転は早々と諦めているので,一寸したものの買い物はともかく,大量かちがさばって重いものの買い物には閉口する.
大晦日には13人分の食料を調達する.勿論,応分のものは,大船駅近くの量販店に配達を依頼するが,それでもなお私がリュックを背負って買い物に出掛ける羽目になる.
今日は布団などの上げ下ろしをしたあと,例によって空リュックを背負って,エッチラホッチラ大船まで出掛ける.こんなことをしているので,残念ながらとてもとても塔ノ岳に出掛けるなど到底ムリである.家内と相談して何を買ってくるかを決める.そして,私は何かに追いかけられているような気分で,午後から大船まで出掛ける.
■鎌倉中央公園の名残の紅葉
我が家から大船までの距離は2キロメートル余り.歩数にして片道約7000歩.家の近くにバス停があるので,バスを利用すれば10分足らずで大船まで出ることができる…が,忙中閑ありで,勿論,大船まで歩いて行くつもりである.
大船まで歩く途中で,何時ものように鎌倉中央公園を通り抜ける.もう会社務めの方々も年末年始の休暇に入っているためか,平日にもかかわらず,家族連れで公園はかなり賑わっている.
もう12月も終わりだというのに,公園内のあちこちにまだ紅葉が残っている.名残の紅葉を眺めながら,ユックリと公園を通過する.心が和む一時である.
<名残の紅葉>
<名残の紅葉>
<名残の紅葉>
<山崎口付近の広場>
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■重たい買い物
鎌倉中央公園を抜けて,山崎の集落に入る.
"さて,大船まで何処を通って行こうか…"
毎度のことながら,なるべく裏道,枝道をクネクネと曲がりながら,余計なところを通ってのブラブラ歩きである.これがまた楽しい.
途中,スーパーに立ち寄って,メモを見ながら,少々重たい買い物をする.レジのお姉さんから,
「重いので気を付けて…」
と言われてしまう.
「どうも,ありがとう…」
でも.心のどこかで,
"オレの姿がどこかヨボヨボしているように見えたんかな…"
と一寸ばかりひがんでいる.
細々とした買い物の中で,孫達のために買った大きなペットボトル入りのジュース類4本が重たい.でも,重たいと言ってもせいぜい4~5キログラムというところか.丹沢の塔ノ岳や北アルプス縦走のときに背負っていく荷物に比較すれば,重いといっても多寡が知れている.
私は買い物序でに,大船駅近くの商店街をウロウロする.買い物客で大混雑.私はこういう雑踏の中を彷徨くのが大好きである.
■仕上げはBecker's
まだ,やることが沢山残っている,あまり時間つぶしをしていると,自分の首を絞めることになるので,そろそろ帰宅しようと思う.
"そのまえに,ちょっとコーヒーブレークだ…これは自分へのご褒美だ…"
…ということで,大船駅構内のBscker'sに立ち寄る.
店内は年配の人,若い人,いろいろな方々で混雑している.
店に入った途端に小腹が空いているような気がする.間食をするのは良くないなと思いながら,150円也のオニポテ(オニオンとポテトのフライのこと)を注文してしまう.オニポテのカリカリとした食感が何とも言えない.
<コーヒーとオニポテ>
■尾根の瓦版など
帰宅後,塔ノ岳ご常連で編集長のYKさんからのリクエストにお応えして,湘南軽便鉄道跡を散策したときの記録を,メールで送信する.5月発刊の『尾根の瓦版』用の資料である.
来年のことを言うと,鬼に笑われそうだが,『尾根の瓦版』5月号が楽しみである.
"折角だから,もう少し秦野のことを調べてみるか…"
またまた,私の好奇心はあらぬ方向に向き始める.
”取りあえずは,1人で秦野七福神でも廻って見るか…それと源実朝の首塚がある金剛寺でも訪れてみるかな…”
実朝の首塚の五輪塔は,当初,木造だったという.その木造の五輪塔は鶴岡八幡宮境内にある国宝館に収納されている.私は,以前からこの木造の五輪塔を見る度に,いつかは実朝の首塚を訪れたいなと思い続けている.
■来年も山へ行けるだろうか
郵便受けにアルパインツアー社からのDMが入っている.DMを見ると”行ってみたいな”と意欲をそそられるコースが沢山掲載されている.
"先立つものが何とかなれば,それに健康が許すなら,是非,行ってみたいな…"
と夢は膨らむが,夢は荒れ野を駆け巡るようになるには一寸早いなと思っている.
自分が十分にロートルなのは分かっているのに,気分だけは若いままだから,実は困るんだ.
夕方,浜に住んでいる次女一家がヒョッコリ現れる.これから鎌倉市内にある実家へ行くとのこと.明日は我が家で1泊する予定とのこと.
台風前の静けさ…とでも言えるかな,今は…
明日の大晦日はどうなることやら,期待と不安がいっぱいである
(おわり)
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