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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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随分寒くなった鎌倉;夕陽の中央公園から大船へ

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                                   <夕陽を浴びる中央公園>

       随分寒くなった鎌倉;夕陽の中央公園から大船へ
           (元勤務先の方々と懇親会)

2014年12月5日(金)  晴

<なんだか多忙で…>

■今日も愚痴から始まるよ…
 “あっ”という間に月日が過ぎ去って,もう師走である.
 何時も暇な私も,先月末から今までは現役時代を彷彿とさせるほと,なんとも多忙で,正直なところブログ所ではなかった.
 その上に,このところ,パソコンの調子がどうも良くなくて,数秒黙り込んで動かなくなる現象が頻出するようになっている.パソコンも人間と同じで,使っている内に,中性脂肪のような芥(あくた)がパソコンの脳味噌の中に堪ってしまい,いくらデフラグを繰り返しても,中性脂肪を完全に取り除くことができない.
 “そろそろ,頭の中を全部ご破算にして,OSからアプリケーションまで全部入れ直そうかな…”
とも思うが,これまた大変な作業になってしまうし,全てを元通りに復元する自信もない.ようするにシンドイ.
 “そろそろ新機種を導入しようかな…”
とついつい虫の良い安易な結論を導き出してしまう.
 そういえば,今使っているパソコンは何時購入したんだっけ…正直,購入してから何年経過したかも分からないほど使い込んでいる.
 まあ…それはともかく,ジリジリしながらもパソコンのお尻を引っぱたきながら,日課業務をナントカ仕上げる.
 その後,今度は携帯電話のメールを使って,五十三次洛遊会の皆さんに,来春開催予定の善光寺西街道開催案内と,今月中旬に開催予定の鎌倉散策の案内を送信する.携帯電話への入力は,いちいちアイウエオ,カキクケオを繰り返すので,実に七面倒くさい.イライライラ…

■来年春の展覧会へ向けて
 イライライラ…でも,ナントカ,やりたいことを少しずつ進める.
 その間も私の腐った脳味噌は,来春の神奈美展にどんなテーマの絵を画こうかと迷い続ける.
 私はパソコンがグズグズ言っていて,バシバシと動かなくなると,パソコンには背を向けて,反対側に広げている画用紙を見つめる.
 “はてさて,何を画こうか…”
 私は,ここでも出口のない瞑想サブルーチンに迷い込んでしまう.もう,こんなことを1ヶ月近く続けている.こればかりはそう簡単に即断即決というわけにはいかない.
 そんなことを考えている内に,すぐに全く関係のない雑念が頭の中を過ぎる.ついこの間,提出してしまった研究計画書のことが気になって,あそこはこう書けば良かったなどと“後の祭”に気を取られる.“覆水盆に返らず”である.
 でも,午後になって,いろいろ思案した結果,来年,出展する絵の候補を3枚に絞り込む.
 さて,絞り込めは,一刻でも早く画き始めたくなる.でも,今日は夕方から元勤務先の方々3人と懇親会を開く予定である.今,絵を描き出したら,懇親会などすっぽかしてしまえ…という気分になるのは自明である.
 “早々に,散歩に出た方が,気分がスッキリして,良いだろう…!”

<鎌倉中央公園>

■公園を抜けて大船へ
 私は,もうあれこれ考えるのを止めて,懇親会に出席するために,少々早めに自宅を出発する.これから鎌倉中央公園を経由して,待ち合わせ場所の大船駅へ向かうつもりである.

 “下手な考え休むに似たり,
  三十六計逃げるにしかず,
  家を飛び出し,まっしぐら
  公園目指して駆け下る.
  トッテテ,トッテテ,トッテテトウ…”

  目指す公園来てみれば,
  あっちの木々は黄金色,
  こっちの木々は真っ赤か,
  枯れ葉が積もってフッカフカ”,

■夕日に映える紅葉
 12月中旬から下旬は,1年でもっとも夕方が早く訪れる時期である.
 私が鎌倉中央公園を横断している時間は,まだ15時を少し廻った頃である.それにもかかわらず,もう公園の谷筋は日陰になっている.
 池の畔に立って,谷の向かい側の斜面を見上げると,紅葉が夕陽の中で光っているように見える.素晴らしい風景だ!

<夕日に映える紅葉>


<夕日に映える紅葉>

<大船駅界隈>

■大船駅前をぶらぶら
 大船駅での待ち合わせ時間は17時15分.まだ,少し時間がある.私はそれまでの時間の過ごし方を考える.
 それにしても,待ち合わせ時間に15分という端数がついているところは,如何にも日本人らしいなと一人で苦笑する.
 まずは西友6階の本屋を一回りしよう.そして,待合せ時間の30分前には,待合せ場所の近くにあるBecker'sでコーヒーを賞味しよう.
 私は中央公園から山崎を通過,横須賀線の踏切を渡って,中通り商店街をブラブラ.何も買わないが,雑踏を彷徨くのも楽しい.
 中通りを抜けて,西友6階にある本屋に到着する.勿論,特に買いたい本はないが,マンガ以外の本棚を一通り見て回る.ついつい衝動買いしたくなる本もあるが,我慢,我慢.
 16時40分,大船駅構内のBecker'sに入る.例によりホットコーヒーを所望する.消費税が8パーセントになってから,何だかコーヒーがやけに高くなったような気がして,このところコーヒーを賞味する回数がかなり減っているなという実感がある.
 ”それにしても,随分とたくさんのお客が入っているな…”

<Becker'sでコーヒー>

■定刻に全員揃う
 定刻10分前にBecker'sを出る.
 すぐ目の前の大船駅改札口へ.大船駅は通勤客,生徒,学生,買い物客,待ち合わせをする人などで混雑している.サラリーマンを終えてからは,なるべく混雑する場所をさけるようにしている私は,雑踏の中で緊張してしまう.
 私とほぼ同じ時刻に今日の出席者のお一人が現れる.大船駅のコンコースは冷たい風が吹き抜けていてとにかく寒い.この所,なかなか多忙な日が続いていて,塔ノ岳詣でも何日かご無沙汰している.寒さに向かう時期に外で歩き回っておかないと,冬の寒さが身に堪えるようになるのは経験的に分かっている…が,今年は十分に山行ができていない.そのせいかやけに寒さが身に堪える.
 定刻に全員が揃う.今日の出席者は,幹事役のYKさん,OKさん,YDさん,それに私の4人である.めずらしく全員が男性.

<楽しく懇親会>

■ドイツビールで乾杯
 大船駅近くのビル地下1階にある某ドイツ料理店に入る.幹事役のYKさんが予約してくれたお店である.
 着席してすぐに4人の集合写真を撮る…が,ここでは非公開にしよう.
 まずはビールで乾杯.
 平素,アルコールは口にしない私も,こんなときは例外である.ただし,ごく少量.今日は当然ドイツビールを賞味する.
 "うん,こりゃ~まろやかな味だ…"
 下戸の私もビックリする味だ.

<まずはビールで乾杯>

■メニュー
 OKさんが音頭を取って,適当に調理を注文する.私はドイツに入ったことがない.登りたい山がないからだ.
 でも,ドイツ渡航歴のある方が選んだ料理は結構美味.
 "頼んだ料理を並べてみれば…
  そら出てた,こら出た,山海珍味
  これ何? と聞いてはみたが…
  聞いた途端にすぐ忘れ…
  結局,何だか分からない

  嗚呼情けなや,我が頭
  頭は重しじゃないんだよ
  伊達に付いているんじゃない
  もっとシッカリ鍛えなよ!
  ハイッ! ご尤も!
  ぼけないように気を付けよう”
 
 
 
<注文した料理の数々>

■飲むほどに酔うほどに…
 老人4人の男だけ,酒の話題に全く艶話は出てこない.世の中,紅葉の真っ盛りで色付いているのに,私達の話には色つやはなく,何だか堅い話ばかり.
 それでも,マリリンモンローだのゲリークパー,慕情がどうしたなどと古い話が飛び出る.これもまた温故知新.懐旧談も結構楽しい.
 その内に,若い女性ばかりの集団が店に入ってくる.途端に店内が喧噪の渦になる.男より1オクターブ高い声がビンビン木霊する.
 「年を取ると高い周波数の音は聞こえなくなるはず…」
とどなたかが言う.
 どうせお話しするならば,5000ヘルツ以上の高音域で話して貰えば,賑やかな話し声も聞こえずに済むのに…
 懇親会は1時間半ぐらいで終わる.
 次回は来年6月頃にしょうと決める.それまで元気に過ごせたらいいなと内心で思っている.

<今日も無事終わった…>

■夜の大船
 18時45分,懇親会はお開き.4人揃って大船駅へ向かう.大船駅前で解散.駅前は通勤客や買い物客でまだまだ賑わっている.
 ここ数年,暗くなる頃には自宅に籠もっている生活が続いている.久々にネオンが点る大船駅前を彷徨いている.寒い! 烏が啼いているわけではないが.早く家に帰りたい.ネオンなんか見たくない.

■無事帰宅
 19時丁度に大船駅を発車するバスがある.このバスに飛び乗る.
 19時12分に無事帰宅.家の中が温かいのが何よりだ.
 風呂に入ってから,少しばかり仕事をしようかと思う.そうしないと,明日,土曜日,塔ノ岳にいけないから…
 でも,途中で何もかもしたくなくなる.こうなると,もう,精神的にスタミナ切れ.
 私は仕方なく明日の塔ノ岳行は取りやめにして,なるべく早く就寝することに決める.
 …ま,それはともかく,今日は久々に旧交を温めることができた.
 だから"良かった! 良かった!"の一日だった.
                                  (おわり)

「鎌倉あれこれ」の前回の紅葉
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/383c22d3264a941db02c1ffcfe667bc9
「鎌倉あれこれ」の次回の記事
(なし)

 


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