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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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久々の東京;綺麗な紅葉;でもカメラ持参忘れた

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        久々の東京;綺麗な紅葉;でもカメラ持参忘れた

2014年12月4日(水) 晴

 今日は水曜日.しかも晴.
 余程大事な用事でない限り,私は水曜日と土曜日には予定を入れないことにしている.その理由は,毎週,水曜日と土曜日は,雨でない限り塔ノ岳に登ることにしているからである.
 ところが今日だけは例外…と,言うのも前々から元勤務先の懇親会が今日に予定されていたからである.この懇親会はほぼ年に1回開催されていて,私はほぼ毎回必ず出席している.
 今日の会合は,12時から,東京一橋にある学士会館である.
 いきなり余談になるが…
 学士会館は,私が50年余り昔,結婚式と披露宴を行った懐かしい場所でもある.
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 私は折角東京まで出掛けるんだから,皇居周辺を散策しようということで,ラッシュアワーが過ぎた時間を狙って自宅を出発する.電車には座れたが,東京まで随分と時間が掛かるのでウンザリする.昔,サラリーマン時代,丸の内まで通勤していた時期があったが,今考えると,よくもまあ,こんな遠方まで毎日通っていたものだと,ほとほと感心する.
 電車に座った途端に眠くなる.乗り物で眠くなるのは毎度のこと,眠くなるのは朗化現象なのかなと疑いたくなる.

 やっと東京駅に到着する.
 もちろん東京駅から神田一橋まで歩いて行くつもりである.
 今日から5日間,紅葉感傷のために皇居のナントカ門からナントカ門まで通り抜けできると聞いていたので,一寸だけ雰囲気を確かめようと思って,まずは駅からお堀端までブラブラ歩き.
 そのとき,私はカメラを持参するのをウッカリ忘れたことに気がつく.
 “しまった…!! でも,携帯で写真を撮ればイイカ…”
 私は携帯電話(ガラケイ)を取り出す…が,頼りの携帯も中に入れているマイクロSDカードが今日に限って不調で,写真が全く撮れない.私はこのSDカードを取り出して接触部分をハンカチで拭くなど色々試みてみたがダメ.写真は諦める.

 お堀端から東京駅に向かってたくさんの人々が群れるように歩いてくる.私は群衆とは反対方向に歩き続ける.お堀端付近にはたくさんの警官が出て交通整理をしている.
 “こりゃ~ぁ…,今から皇居見物は無理だな…”
 私はお堀端の木々の紅葉だけを見て満足ということにする.皇居の中の紅葉はどんな状態か分からないが,お堀端の紅葉は,見頃には一寸早いなという印象を持つ.

 あちこち散策して,定刻20分前頃,会場の学士会館に到着する.
 今日の参加者は20数名,年々参加人数が少なくなり,参加者の平均年令も徐々に高くなっている.60歳代が一番の若手になるのには参った.
 話題はもっぱら健康のこと.異口同音に,
 「歩くことが一番…」
という.
 そんな話を伺っている内に.数年前に参加者が少なくて中断してきた鎌倉散策を再開しようという気になる.まずは年明けぐらいに標高差のないところを1~2キロメートルぐらい歩く企画を立てようかと思い始める.
 会合の途中で,マナーモードにしていた携帯にメールが着信していることに気がつく.
 “なにごとだろう…”
 そっと,携帯を覗いてみる.どうやら私はダブルブッキングしていて,今日は13時からもう一つの会合に出席することになっていたようである.もっとも私のスケジュール表には,こちらの会合は明日(つまる12月4日)開催ということになっている.多分私が転記ミスをしているんだろう.それにしても,先週から今週に掛けての多忙さは,現役時代を彷彿させるほどである.こちらの方には,約束を違えたことを平謝りするしかない.
 それにしても,転記ミスをするなんて,何とも情けない…
 会合は12時に始まり,14時30分頃,お開きになる.
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 会合がお開きになってから,ふたたび東京駅まで歩くことにする.
 寒い!
 途中から冷たい風を避けるために地下街に入る.ところが私が丸の内に通勤していた時代とは様変わりしている.物珍しさも手伝って,あちらこちらを見て回っている内に,自分が一体何処を歩いているのか全く分からなくなる.
 地下街の天井のあちらこちらに取り付けられている案内板から,何時の間にか「東京駅」がなくなっている.自分の感覚では八重洲口方面に向かっているつもりだったが,どうも違うようである.
 小一時間,東京駅付近の地下街を彷徨いた後,地表に出れば場所も分かるだろう…と,近場にある階段を登ってみる.
 ナ,ナント…!!
 先ほど地下街に入った場所の隣,つまり東京駅前の広い通りを挟んだお堀端である.私は小一時間も彷徨いた末に,同じ交差点の反対側に出たというわけである.ガッカリする.
 今度は迷わないように地表の道を東京駅へ向かう.どうやら東京駅北口に向かっているようである.ところが,北口付近が工事中.ここで再び地下へ潜らないと東京駅に行けないようになっている.
 地下に潜る.するとJR東京駅のつもりが地下鉄の東京駅に出る.ここでまた少々迷う.私ごとき田舎者には,東京駅などに近付くのは禁物である.そういえはあちこちに設置されている地図と睨めっこしているおばちゃんグループを何組も見かけた.皆さん申し合わせたように小さなリュックを背負っている.
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 やっと東京駅地下改札口に到着する.横須賀線に近い改札口である.
 帰りは大船まで.本当は東海道本線の電車の方が速いが,もう駅の中を歩くのは面倒,成り行きで横須賀線電車に乗車する.帰りのラッシュ時間の少し前だったので,なんとか座れる.
 例によって座った途端に居眠り.大船に到着したときはもう外は真っ暗,まだ17時頃だというのに…もっとも今頃がもっとも日が暮れるのが早い時期である.
 大船駅が何となく騒然としている.どうやら人身事故とやらで東海道本線の電車は東京駅から熱海駅まで全線運転を取りやめているようである.そんなこと知らずに横須賀線の電車に乗車したのは結果的に正解だった.
 久々に,写真のないブログ記事を書いた.でも,予想に反して随分長い記事になってしまった.
 “そんな暇があるんなら「尾根の瓦版」の原稿を早く書いて下さい…”
と尾根の瓦版の編集長YKさんから叱られそうである.
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 夕方ハヤブサ2の打ち上げ成功のニュースを見る.
 “良かった!! 率直に嬉しい…!!”

                                    (おわり)

「閑話休題」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/915938bd34ff3fb503492c77164cfa82
「閑話休題」の次回の記事
(なし)




 


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