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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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紅葉の軽井沢・小諸・浅間連峰周遊;第1日目(2);信濃自然遊歩道

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                               <白糸の滝>

  紅葉の軽井沢・小諸・浅間連峰周遊;第1日目(2);信濃自然遊歩道
           (塔ノ岳常連グループ・地元グループ)
            2014年10月8日(水)~11日(日)

<ルート地図>

■第1日目の全体図

                        ↓ 
■白糸の滝周辺の遊歩道      拡大図


<信濃路自然遊歩道を歩く>

■峰の茶屋を出発
 小浅間山登頂を終えた私達は往路を辿って.12時04分に峰の茶屋登山口に戻る.ここで小休止後,12時06分に信濃路自然歩道の案内杭の前から,白糸の滝を目指して歩き出す.
 私は,10年ほど前に,湘南カラビナ隊のメンバーと一緒に,この散策路を通ったことがあるが,それ以降は全くのご無沙汰である.10年も年月を置いてしまうと,記憶も余り定かではないが,まあ一本道なので迷うこともなかろう.
 先ほど歩いた小浅間山のガレ場道とは違って.こちらの遊歩道は,上り下りもなめらかで,全くの散策モードで歩ける道である. 

<自然歩道の入口> 

■クマの生息地
 遊歩道の入口に「野生動物(クマ)生息地域」という表題の大きな看板が立っている.
 そこには熊が音に敏感なので,携帯ラジオ,鈴,仲間との会話などで音を立てながら歩くようにと注意が書かれている.
 私は,内心で,
 “このグループにはお話し好きの方が何人か居られるので,熊対策は十分だな…”
と思っている.

<熊生息地の注意書き>

■穏やかな佇まいの遊歩道
 緩やかな起伏が連続する遊歩道が続く.遊歩道は自然林の中を西から東へ向けて続いている.一同,異口同音に,
 「気持ちが良いね…歩いていて…」
と言っている.

<静かな散策路>

■次第に急坂になる
 峰の茶屋から歩き出してから30分余り歩いた辺りから,道の起伏が次第に急勾配になる.辺りの風景もこれまでのように平ではなく,次第にうねりのある山地になる.
 12時40分頃,やや急な登り階段が現れる.
 「そろそろ白糸の滝の音が聞こえてこないですか…」
と耳を傾けるが,残念ながらまだ聞こえないようである.
 「後ろに居られる皆さんのお喋りの声で,滝の音が聞こえないンかもしれませんね…」
と,どなたかが,うがったことを言う.

<登り階段の道を進む>

■長い下り階段
 13時頃,遊歩道の最高地点を通過して,急な下り坂に差し掛かる.
 かなり急勾配の階段道である.道の両側に特に捉まるところもないので,結構緊張しながら慎重に下り続ける.
 階段を下っている内に,次第に滝の音が聞こえ始める.

<長い下り階段を下りる>

<白糸の滝>

■白糸の滝に到着
 長くて急な下り階段を下りきると,左方向にヘヤピンに曲がる.そして,進行方向左手に今下った階段道の直下の斜面に続くトラバース道を下る.道幅が少し狭く,多少高度感のある道である.
 13時02分,私達は無事に白糸の滝に到着する.
 峰の茶屋から白糸の滝に到着するまで,誰にも会わなかったが,白糸の滝には沢山の観光客が屯している.
 私達も,多数の観光客に混じって,白糸の滝でやや眺めの休憩を取ることにする. 

<白糸の滝に到着>

■白糸の滝を眺める
 白糸の滝をしげしげと眺める.なるほど穏やかで美しい滝である.岩の割れ目から適量の水が絶えず流下している.箱根にある千条の滝を少し大きくしたような滝である.
 滝の前に暫くただずむ.
 “この滝を眺めるのも久しぶりだな…”

<白糸の滝>

■観光客で賑わう白糸の滝
 13時16分,沢山の観光客に圧倒された私達は,白糸の滝からバス停白糸の滝に向けて歩き出す.
 ここからの道は,今までの山道とは比較にならないほど,良く整備されている.普通の服装と街歩きの靴の観光客に混じって,川沿いの道を下る.

<観光客で賑わう白糸の滝>

■路傍の美しい滝
 白糸の滝から,バス停白糸の滝までは,川沿いの散策路である.道幅もこれまでの山道とは違って,ぐっと広く,路面も歩き易いように良く整備されている.
 白糸の滝から歩き出してすぐの所に,規模こそ小さいが,なかなか見応えのある滝がある.どうやら名前は付いていないらしいが,素晴らしい滝である.

<路傍の美しい滝>

■バス停白糸の滝
 13時18分,バス停白糸の滝に到着する.
 一寸した食堂や土産店などが並んでいる.ここで数分のトイレ休憩を取る.

<バス停白糸の滝>

<竜返しの滝コース>

■急な登り階段
 13時22分,バス停白糸の滝を出発する.私達は,竜返しの滝コースを辿って,小瀬温泉に向かう予定である.
 まずは,トイレ脇の急な階段道をひたすら登る.結構シンドイ.
 階段道は100メートルほどで終わる.そこから先は,進行方向左手に自動車道を川を見下ろすトラバース道が続く.
 私たち以外に,この散策路を歩いている人は居ないようである.
 私には10年前に歩いたときのあやふやな記憶しかないので,この先,どんな道なのか良く分からないので,いささか不安である.

<急な階段道を登る>

■川を渡る
 地図を片手にひたすら歩き続ける.
 地図を見ると,もうすぐ所で,自動車道路を横断し,橋を渡って川を左岸沿いの道になるはずである.しかし,今歩いている散策路は,相変わらず川の右岸沿いに延々と続く.私はひょっとして道を間違えたのではないかと不安になる.でもどう考えても,この道で良いはずである.
 川を渡るのはまだか,まだかと思いながら,多少,不安な気持ちを持ったまま先へ進む.
 13時37分,前方にようやく橋が見え始める.私は内心で,
 “間違っていなくて良かった…ホッとした”
と思っている.
 13時39分,やっと自動車道路を横断して,小さな橋を渡る.

<自動車道と橋を渡る>

■まるで甲武信岳
 河の名前は良く分からないが,川の左岸沿いの心地よい散策路をひたすら下る.
 この道を歩いていると,甲武信岳の川沿いの道に良く似ているなと思う.素晴らしい散策路である.

<川沿いの道>

■また木橋を渡る
 緩やかな下り坂が連続する.雑木林の淡い緑が何とも心地よい.
 13時50分,再び木橋を渡って,左岸沿いの道を下る.

<時橋を渡って左岸へ>

■遠い小瀬温泉
 散策路をひたすら歩き続ける.正直なところ少々飽きてくるほどの単調な道である.とはいえ,落ち葉が絨毯のように降り積もった素晴らしい道である.
 私はそろそろ小瀬温泉発のバスの時刻が気になり始める.

<落ち葉が降り積もる散策路を下る>

■また橋を渡る
 14時05分,また橋を渡って,右岸沿いの道になる.私は地図で現在地を確認する.もうここまで来れば,小瀬温泉までも後僅かである.
 “少し急いで歩けば,小瀬温泉14時33分発のバスに間に合うかな…”
と思う.もし私一人で歩いているならば,多分,急ぎ足で歩き続けるかもしれないが,今日はグループでの山行である.安全第一で,あせらず急がずに,このまま歩き続けることにする.
 14時07分,自動車道を横断する.

<川を渡って岸沿いの道へ>

<竜返しの滝と小瀬温泉>

■竜返しの滝
 14時22分,またまた木橋に到着する.
 もう,小瀬温泉14時33分発のバスには間に合わないことが確実なので,橋の手前で左折して右岸川沿いの道を,ほんの3~4分遡って,14時30分に竜返しの滝に到着する.
 ほんの数分だけ見物の時間を取る.その間に,交代で滝の写真を撮る.
 すぐに往路を引き返して,14時33分,先ほどの橋の袂に戻る.橋を渡って川の左岸へ.

<竜返しの滝>

■水量豊かな川沿いの道
 橋を渡ると水量豊かな川に沿った道になる.この辺は道幅も広く良く整備されている.多分,沢山の観光客が訪れるところのようである.
 14時40分,道路の真ん中に杭が打ってある所を通過する.その先は駐車場になっている.観光客の方々は,この駐車場に自動車を止めて,竜返しの滝辺りまで散策するようである.
 駐車場近くで,数人の観光客とすれ違う.

<水量豊かな川>

■バス停小瀬温泉に到着
 14時48分にようやくバス停小瀬温泉に到着する.ここで,今日予定したハイキングは終わりである.
 “無事で良かった…”
 私は内心でホッとしているが,顔には出さないようにしている.
 軽井沢行のバスは15時00分発である.まだ,大分時間がある.この時間を利用して,私が音頭を取って,クールダウンストレッチを少々念入りに行う.
 その内に,15時00分発のバスが小瀬温泉に到着する.後は軽井沢経由で,しなの鉄道で小諸へ移動するだけである.
 “ヤッター…!”

<バス停小瀬温泉>
                                       (つづく)
続きの記事
  ↓
(編集中)

「上信越の山旅」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4d01673ed4b1632869092af40aae0ddf
「上信越の山旅」の次回の記事
(なし)






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