<スカイウォークからの展望>
オーストリアの山旅:第4日目(3);シュラードミング(7);ケーブル山頂駅
レストランとスカイウォークを楽しむ
(アルパインツアー)
2014年6月26日(木)〜7月7日(日)
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第4日目;2014年6月29日(木) (つづき)
<パノラマレストランで昼食>
■屋根付きエスカレーター
6時53分にグッテンベルクハウス小屋を出発した私たちは,12時10分にケーブル山頂駅(グレティシェル駅;Gletscherbahn)に到着する.
入口は屋根付きのエスカレーター2基を乗り継いだところにある.長い登り坂を喘ぎながら登ってきたばかりなので,エスカレーターがあるのは実に嬉しい.エスカレーターに乗って運ばれている間に,実にホッとした気分になる.
<2基のエスカレーターを乗り継ぐ>
■まずはレストランへ
エスカレーターを降りたところに2階建ての建物がある.
入口に"Dachstein-Gletcherbahm Panoramaresutraunt"と書いた看板が取り付けられている.
とにかく外は寒いので,建物の中に入る.
<ケーブル山頂駅の建物;1階がレストラン>
■広々としたレストラン
1階(つまりグランドフロアー)がレストランである.店内は予想以上に広々としている.
山小屋程度の所かと思っていた私は,何でこんな辺鄙なところにこんな立派なレストランがあるのか面食らう.それに2日間のトレッキングの間に,全くといって良いほどトレッカーには合わなかったのに,このレストランには実に沢山の観光客が訪れている.
ちょっと考えれば当たり前なことだが,ここまでは,山麓のダハシュタインからロープウェーで簡単に来られるところである.
<広々としたレストラン>
■レストランの片隅に落ち着く
私たちは,現地ガイドのWGさんの指示に従って,レストランの一隅に陣取る.入口近くの何かと便利なところである.
さて,何を食べるかである.
メニューはドイツ語,それにどうやら数10種類(そんなに無いかな?)の定食から,まず自分の好みの物を選ぶ.さらに飲み物棚から好きな飲み物を取り出して,選んだ食事と一緒のお盆に載せる.そのお盆をキャッシャーの前に持って行く.キャッシャーはお盆に載っている品物を見て料金を計算するという仕組みである.ただし,今回の昼食代はツアー代金に含まれている
私が以前勤務していたところの学食でも,ここと全く同じ仕組みだったので,迷いはないが,どれを注文したら何が出てくるのかが殆ど分からない.私たちは一人ずつ,WGさんの援助を受けながら,メニュー選びから支払いまでを過ごす.全く一苦労である.
私が訳も分からずに適当に選んだ食事が下の写真である.選んだ当の私も,この料理の名前は分からない.ただ,薄い牛肉をフライにしたものである.脇に付いているジャガイモがさしずめご飯というところかな.
胡椒がピリリと利いている上に,軟らかな肉なので,とても美味しい.勿論,めずらしく完食する.飲み物はコーラ.こちらは日本で飲んでいるコーラと全く同じ味である.
<私の昼食>
■嬉しい差し入れ
WGさんが,小さなお菓子の包みを全員に配る.
「…キャッシャーの方が,皆さんが遠い日本からはるばる来られたのを歓迎しますということで,このお菓子貰いました…」
嬉しいことである.
外国で日本人の評判を落としたくないなと,ボンクラの私も思っている.
<お菓子の差し入れ>
■これから自由行動
13時30分頃,食事を終える.今度のケーブルの発車時刻は14時30分とのこと.約1時間の待ち時間がある.暫くの間雑談.その後,ツアーリーダーからそれまで自由行動との指示がある.WGさんから,
「荷物は,この辺りに置いておいても構いません」
<食堂で雑談>
■地図を購入
私は,最初に,レストラン内にある売店を覗いてみる.
すぐに目に止まったのが50,000分の1の地形図である.広げると全紙大の大きな地図で,私たちがここ2日間で歩いたところから,明日から歩く場所もすべてこの1枚の地図に収まっている.
地図が趣味の私は,即座に,
「よぉし〜っ…! 買った!」
実は,このブログで収録した地図の殆どは,この地図を叩き台にして作ったものである.
<購入した地図> <地図の中味(半分だけ写す)>
<スカイウォーク一周>
■まずはテラスへ
13時30分,まずはテラスに出てみる.
寒い! 雨具の上着を羽織っているが…
あいにく,雲が湧いていて,見晴は余り良くない.でも,まあ,折角だから,スカイウオークとやらを一回りしてみようと思う.
<まずはテラスへ>
■スカイウオークへ
雲が湧いているので,少々面倒かなと思ったが,折角だからスカイウオークを一回りしようと思う.
スカイウオークの入口の表示が英語で書いてある.おや! 変だな.なんでドイツ語じゃないんだろうと不思議に思うが,まあ,いいか.
<スカイウオーク入口> <スカイウオークは建物の周りを一回り>
■まるで飛行機から見下ろしているようだ
スカイウオークを歩き始めると,偶然,雲の切れ目が表れる.これから乗車するローウエーがビックリするほど近くに停まっている.
眼下の山谷がまるで飛行機に乗っているかのような錯覚に陥るほどの高さである.
<まるで飛行機に乗っているような風景である>
■身の毛のよだつような岩壁
スカイウオークを歩いていると偶然,眼下の視界が開ける.身の毛がよだつような谷間が,まるで引き込まれるような恐怖を感じる.
“凄いところだ…!!”
でも,良く見ると,この他の底を下る道のようなものが見えている.上部の断崖は急傾斜のトラバース道である.この道が谷底のジグザグ道に繋がっているようである.
<身の毛がよだつ谷底を覗く>
■雲間の断崖
雲が途切れる.
雲間から残雪がある厳しい断崖が見える.
“すげえ〜…所だな!”
私は至る所で見える厳しい風景に驚嘆しながらスカイウエーを歩き終える.
14時15分頃,レストランに戻る.
<厳しい断崖が見える>
(つづく)
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(編集中)
「オーストリア山岳トレッキング」の索引
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