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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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キナバル山登頂記:プロローグ(復刻版開始に当たって)

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[復刻版]  キナバル山登頂記:プロローグ(復刻版開始に当たって)
            (アトラストレック)
     2002年3月14日(木)〜3月20日(水)

前の記事 ↓
(なし)

復刻版開始について;
2014年4月14日(月)

 俗に“10年一昔”といわれているが,私がキナバル山に登ったのは,もう12年も昔のことになる.こんな茫々とした昔話を,今更,ブログに掲載して,一体何になるんだという思いは確かにある.でも,このキナバル山登山こそ,私のその後の海外登山の原点になっている.したがって,私にとっては,このキナバル山登山の記事こそ,是非,きちんと整理して形に残したいなと常日頃思っていた.とはいえ,新たにブログ記事の連載を続けるには多大な労力が必要なので,なかなか踏み切れないでいた.
 とはいえ,そろそろ人生の終焉期を迎えている自分自身の過去を一刻も早く整理したいという思いが沸々と体内から湧き上がってくる.その思いが,ここ2〜3日の間に,私の心の閾値を超えてしまった.そこで,意を決して,今回からキナバル山登頂記を纏めることにした.

  ******************************

 実は.私の手許には,キナバル山登頂に関連する詳細な記録が残っている.12年も前の記録だが,改めて目を通してみると,当時のことが細部まで沸々と思い出すことができる.
 キナバル山登頂中に書き留めたスケッチ画も22枚見つかった.これらのスケッチ画の中で,これは良いなと思えるもの数枚は,なるべく早い時期に水彩画に仕上げたいなと思っている.
 幸いなことに,毎日,沢山の方々に,私のブログへアクセスして頂いている.これらの方々に,今更12年も前の記録をご覧頂くのは誠に気が引けるが,これは最新の記事の合間を縫って書き続ける予定である.
 これも筆者の“わがまま”,ご容赦願えれば幸いである.
注;表紙はボールペンのスケッチ;グチンラグタンの山小屋からキナバル山を見上げる

[キナバル登頂のメモ帳]

 これから執筆する復刻版キナバル山登頂記は,旅行中に書き留めたメモ帳を見ながら書くつもりである.
 下の3枚の写真は今回引用するメモ帳である.
 旅行中にできるだけ沢山色々なことをランダムに,とにかく沢山書き留めるようにしている.結局.キナバル山へ旅行中に大学ノート数冊のメモを取った.

■メモ帳の外観
 数冊のメモ帳を1冊に纏めて,表裏の表紙をつけたものが下の写真である.


■メモ帳の内容(1)
 メモ帳の内容の一部.メモは専らボールペンで書き留める.
 現場で書いたスケッチ画は,山小屋に戻った後で,さらに加筆する.


■メモ帳の内容2
 行動中は何時もこのメモ帳を持ち歩いている.何かめぼしい事象があるとすぐにメモ帳に書き留める.さらに領収書の類は,できるだけメモ帳に貼り付けて整理している.


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2007年,amebloのブログに収録したプロローグ記事
 アパチャ山の報告が終わった後,私は,ここ数日,何をブログを通じて,山旅の仲間達にどんな情報を提供しようかと迷い続けていた. その間,2日間にわたる山旅スクールの日和田山+裏妙義ロッククライミングスクールに参加していた.私の苦手はロッククライミングである.まだ駆け出しだが,練習を重ねていると少しずつ上達しているのは分かるが,高所に立つとどうしても恐怖感が先に立ち,腰が引けてしまう.ここを何とかしなければと思うのだが,理屈では分かっているものの,なかなか体で覚えられない.
  2日間の練習の翌日,今日は身体の節々が痛い.普段余り使っていない筋肉を使っていたからであろう.終日,家で寝ころびながら,グダグダと無駄な時間を費やしていた.でも,夕方になると,さすがにゴロゴロしているのに飽きてくる.そして,このブログで新しい報告を始めようという気になる.
 報告したいことは多々ある. アラスカ,アイルランド,ポーランド,ネパール,オーストラリア,ベトナム,タイなどの訪問記も良いなと思う.でも,今回は少々古いが資料が揃っていて整理しやすいキナバル山登頂の体験談を取り上げることにしたい.
     ***********************************************************
 私は,5年前,つまり2002年3月14日から20日まで,アトラストレック社主催の「ゆったりキナバル山登頂7日間」に参加した.
 参加者は全部で8名.どうやら私が最年長者のようである.
 キナバル山は,私が,標高4000mを越える山に初めて登った思い出深い山である. 私の山仲間の中には,これからキナバル山へ登ろうと思っている方々も多数居られる.このブログの記事が,これらの方々の参考に供することができれば望外の幸いである.
                                        (つづく)

続きの記事  ↓
(編集中)
目次および索引  ↓
(編集中)


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