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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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アパチャ山登頂記;第2日目(2);キャメルロックマウンテン

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                                                   <キャメルロックマウンテン全景>

[復刻版]
  アパチャ山登頂記;第2日目(2);キャメルロックマウンテン
           (アルパインツアー)
      2004年8月10日(火)〜8月17日(火)

第2日目 8月11日(水);キャメルロックマウンテン登頂

前の記事 ↓
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a91b212c62e80bd53334842b0fac07bd


<ルート地図>

■アパチャ山周辺地図

                   ↓  
■サドルロックマウンテン登頂    拡大図

※これらの地図は見取図.縮尺は正確ではない.

<キャメルロックマウンテン往復>

■ガレ場と雪渓
 昼食後,15時40分頃,近くのキャメルロックマウンテン(らくだの背)という山まで足慣らしのトレッキングを開始する.
 冒頭の写真がキャメルロックマウンテンの全景である(翌,8月12日撮影).キャメルロックマウンテンは南峰,北峰からなる双耳峰の山である.写真の左側が南峰,右側が北峰である.
 あいにく天候は余り良くなく,辺り一面,深い霧に被われている.そのため見通しは殆ど利かない.
 遠くは良く見えないが広々としたガレ場の坂道を暫く登る.
 明日登る予定のアパチャ山山頂への登山道と分岐する辺りから,かなり大きな雪渓を横断する.勿論,この雪渓はアイゼンなしで登れる程度の登り坂である.
 雪渓を通過して,キャメルロックマウンテンの裏側に廻り込む.そして,急坂を登って,17時過ぎに南峰と北峰の間にある鞍部(1125m)に到着する.

<鞍部直前の急坂を登る>

■北峰で遊ぶ
 鞍部の両側には,ぎざぎざと切り立った岩稜が二峰がまるで「らくだの背」のように並んでいる.この地形がキャメルロックマウンテンの名前の由来になっている.
 鞍部で,暫くの間,休憩を取る.
 一同,休憩時間の間,鞍部から北峰の山麓辺りをブラブラと散歩する.
 もし,私が今通っている山旅スクールのツアーだったら,多分,この程度の岩山だったら山頂まで登ったろうな…などと余計なことを想像する.

<キャメルロック北峰>

■往路を辿って下山
 今日は全く見通しがないが,晴れていれば,ここからアパチャ山の勇姿が手に取るように見えるはずである.
  稜線は意外に寒い.
 「らくだの背」の西峰寄りの場所から,一瞬,雲間のアパチャ山が見える.
 アパチャ山の写真を撮りたかったが,撮る間もなく,またアパチャや山は雲に隠れてしまう.残念.
 17時31分,鞍部を出発して,往路を引き返す.
 雪渓を遊びながらノンビリと下る.同行者の中に,雪渓歩きが今回初めてという方も居るので.私のインフィリオリティコンプレックスもなくなる.
 18時24分,無事,蒲鉾方型の宿舎に戻る.

<雪渓で遊ぶ>

<夕食>

■遅い夕食
 キャメルロックマウンテン往復を終えて,一旦,蒲鉾形の宿舎に戻る.
 夕食が待ち遠しいが,なかなか夕食にならない.今はまだ夏,この辺りは高緯度なので.外はまだまだ明るい.あらかじめ何時から夕食と分かっていれば,外を散策したいが,何時夕食になるのか分からないので,外を出歩くこともできない.
 20時頃,漸く夕食になる.
 私たちはツアーリーダーの後に付いて,昼食を摂ったときと同じ食堂棟に移動する.そして,昼食のときとほぼ同じテーブルに纏まって座る.
 食堂棟内は相変わらず混雑している.

■ご飯の夕食
 夕食はご飯である.ラッキー.
 何だか子どもの給食用のようなプラスチックの皿にご飯とネーベンが盛りつけ等得ている.
 全て薄めの塩味が基本のようである.相変わらず化学調味料を一降りしたくなるような味付けだが,私には十分に美味しく感じる.
 “これならば,毎食,同じような食事が続いても,オレは大丈夫だな…”
と思う.

<メインディッシュ>

■ソーセージ類の盛り合わせ
 メインディッシュの他に.大きなお皿にハムやソーセージが盛りつけられている.3〜4人で一皿の割合である.これだけあればもう十分.
 これも美味しく頂く.

<ハムソーセージ類の盛り合わせ>

<夕暮れの外を散策>

■散策地図


■スケッチしながらのお散歩
 40分ほどで夕食を終える.
 まだ,まだ,外は明るい.このまま寝てしまうのも勿体ないので,私は一人でキャンプ地周辺を散策する.勿論,ツアーリーダーの了承を得た上で… 
 相変わらず雲が低く垂れ込めているが.ここが北極圏に近いことを連想させるような荒涼とした風景が広がっている.
 キャンプ地の直ぐ下に川が流れている.川の上流を眺めると,この川が雪渓を源流にしていることが良く分かる.なだらかなガレ道を川岸近くまで降りてみる.
 川の上流右手を見上げると,大きな山の山裾が雲間に見え隠れしている.この山裾は,明日登る予定のアパチャ山の裾野だろうと確信する.
 簡単なスケッチをしながら,小一時間,キャンプ場の周辺をウロウロする.

<キャンプ場周辺の景色>

■寝袋に入り込んで就寝
 21時30分頃,蒲鉾棟に戻る.
 同行の皆様は,三々五々,それぞれの余暇時間を過ごしている.もう寝袋に入って寝ている人,ヘッドランプを点して本を読んでいる人,雑談をしている方々,人それぞれである.
 私も,自分の寝袋にゴソゴソと入り込む.持参したマットレスを寝袋の下に敷いているが,床の冷気や堅さを十分に吸収できないので,少々居心地が悪いが,やむを得ない.また,床が入口の方に向かって下り傾斜になっているので,寝返りをする度に,下の方に向かって転がっていく感じがする.これは何とも気分が悪いが…まあ,どうせ2泊の予定だ…我慢,我慢.
 寝袋の中で日記の整理をしているうちに,やたらと眠くなる.
 …と言うわけで,22時頃,就寝.
 こうして,アパチャ山紀行2日目も無事終わった.

<ラップタイム>

10:06  エーデルワイズホテル出発 (6輪改造貸切バス)
10:17  スーパーに立ち寄り (10:40まで)
11:36  標高310地点(11:48まで小休止) 
12:27  ベースキャンプ到着(800m)
--------------------------------------------
15:40  歩き出し(800m)
16:20  945m地点(16:36まで小休止)
17:03  1075m地点(17:08まで小休止)
17:15  らくだの背北峰鞍部(1125m)(17:31まで休憩)
17:53  935m地点通過
18:24  ベースキャンプに帰着
---------------------------------------------
20:00  夕食食
22:00  就寝
                              (つづく)

続きの記事  ↓
(編集中)
目次と索引  ↓
(編集中)

 

 


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