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Channel: 中高年の山旅三昧(その2)
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今日は定例の大腸検査;一応検査は済んだけど・・・ 

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         今日は定例の大腸検査;一応検査は済んだけど・・・
             (閑話休題・日々雑感)
          2020年11月2日(月) その2

 2年おきに受けている大腸検査と腹部のCT検査が終わった。体調検査前に薬を飲み始めてから、一連の検査が終わるまで、ほぼ1日掛かってしまった。
 掛かり付けの医師のところで、体調検査を受けるのは、今回で6回目。過去、5回受診した中で、小さなポリプが見つかってついでに切除したのが3回。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 昨日(11/1)、就寝前に「ピスコファート」とやらの下剤を飲む。飲んだ後、暫くの間は、別に堂と言うこともなかったが、やがて、猛烈な下痢が始まる。ちょっと尾籠な話だが、最初は心地よい軟便。そのうちにだんだんと水分が多くなりジャージャー便になる。我慢できなくなるほどの痛さではないが、腹痛が始まる。
 朝食は抜きで、2リットルの水に溶かしたオーベクとやらを、朝7時から飲み始める。最初の1杯目にはガスコンとかいう薬を2錠服用する。
 2時間以内に、2リットルの薬を全部飲み干せとの指示だが、これが大変。四苦八苦しながら、少しずつ飲み続ける。この薬が溶けた水、やたらに不味いわけではないが、ちょっと奇妙な味があり苦手。
 そのうちにとてつもなく強い便意を催しはじめる。トイレに駆け込む。腹がゴロゴロ言っている。やっと収まるのを待って、トイレから戻る。でも5分もしないうちに、またトイレに行きたくなる。こんなことを際限なく繰り返す。繰り返す内に便の色がだんだんと薄くなり、最後には少し黄ばんだ水になる。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 11時30分、指定の時間に掛かりつけの医院へ。
 病院入り口で、アルコールで手の消毒。看護師が私の体温を想定する。院内は鎌倉市の健康診断を受ける人で大分混雑している。
 「・・・最初にCT検査をします・・・」
ということで、それほどの待ち時間もなく、まずは腹部のCT検査を受ける。所要時間はせいぜい10分程度かな。
 続いて、胃と大腸の検査。
 手術室に案内される。
 「・・・着衣を全部脱いで、こちらに着替えてください・・・」
ということで、真っ白なアッパパーとお尻に穴の開いたパンツを渡される。
 着替え終えて手術台に座る。
 看護師が、
 「・・・上を向いて口を開けてください」
という。そして、霧吹きのような容器に入った薬を、私ののど元に吹き付ける。
 「2分間、我慢して薬を飲み込まないようにしてください・・・」
 薬は奇妙に喉にしみる。飲み込まないように心がけるが、ついつい飲み込みそうになる。
 2分経過!
 「ハイ・・では薬を全部飲み込んでください。もう1種類の薬を喉に吹き付けます・・・こちらは1分間、飲み込まないように我慢してください・・・」
 看護師が私に10~20枚ほどのちり紙を手渡す。
 「ハイ・・1分経ちました。薬はちり紙に吐き出してください」
 これで喉薬は終わり。
 「ではベッドに横になってください・・・」 
 私は看護師の指示で、新蔵側を下に真横の姿勢でベッドに横たわる。これで私は完全にまな板の鯉だ。
 「・・・点滴用の針を刺します・・・ちょっとチクリとします」
ということで、右手手首から少し上の静脈に点滴用の針を刺す。チクリとはするがなかなか上手だ。
 程なく執刀医のD先生が登場する。私は数年前にD先生の執刀で胆石を取って貰ったことがある。信頼している先生である。
 「FHさん・・・では始めましょう・・・」
 看護師が、点滴用の針を使って、麻酔薬を注入する。
 「麻酔薬になんか負けないぞ・・・おれはまだ意識があるぞ」
と自分に意識を確かめる・・・が、いつの間にか無意識になる。
 無意識になると、そこで時間の経過はストップ。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「FHさん、聞こえますか・・」
という呼びかけて意識が戻る。
 麻酔が掛かっている間の時間経過は感覚的に0秒。
 いつの間にか点滴が始まっている。それももう終わりに近い。
 「この点滴、何の点滴ですか?」
と看護師に伺う。麻酔から覚めさせつための点滴とのこと。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「では、麻酔が完全に覚めるまで休憩室で休んでいてください」
 今回もどこかポリープがあるかなと心配していたが、どうやら今回はポリープなしだったようだ。
 検査が終わって麻酔が完全になくなるまで、病院の静かな個室で昼寝、清潔な寝具。この昼寝が実に気分が良い。1時間ほどぐっすりと眠りこける。
 ”もう、そろそろ帰ろうかな・・・”
 D先生が現れる。
 「・・・ちょっと気になることがありますので、明後日、来てもらえませんか・・・」
とのこと。
 80歳の大台を超えると、体のそちこちに不具合が生じてくる。”今度は一体何だ”と少々気になるが、今日の所は何も考えないことにしよう。
 私は自分の着衣に着替えて、受付へ。
 看護師が、
 「・・・もう(麻酔が切れて)大丈夫ですか・・・」 
と念を押す。
 医院から自宅まで徒歩で6~7分。ちょっとした上り坂があるが・・・
 まずはともかく胃と腸の内視鏡の調査は終わった。
 そんなわけで、今日は自宅と医院の間を往復しただけでほとんど歩いて良い亡いが。なんだかやたらに疲れた。
 夕食までまだ間があるが、やたらにラーメンが食べたくなる。わざわざラーメンと食べに出掛けるのも面倒なので、まずは買い置きのインスタントラーメンを食べることにしよう。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 以上のような次第で、検査、検査の一日だった。
 検査は歩く以上に疲れるなという印象を持つ。
                                 (おわり)








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